前節のアルビレックス新潟レディース戦も0‐3で落とし、不振のパルセイロレディース。ここ2試合で9失点と守備が崩れていて、現時点で2勝2敗の勝ち点6であるとはいえ、これ以上勝ち点を落とすとグループリーグ突破が厳しくなってしまいます。何としても勝ちたいパルセイロレディースが迎えたのは日テレ・ベレーザ。代表戦で主力9人を欠くとはいえ、去年のリーグ得点王の#9田中選手や、元代表の#22岩清水選手らは健在。3‐0で勝った前回対戦のようにはいかないことは容易に想像がつきます。


では、ここから観戦記を始めたいと思います。なお今回は事情により普段よりも短めになっていますが、何卒ご了承ください。よろしくお願いします。

















この日はどうしても外せない用事があったので、Uスタ到着は16時過ぎ。空は灰色の雲が立ち込めていて、今にも振り出しそうな空気でした。梅雨ですね。


IMG_1611


IMG_1612


第2ゲートをくぐると可愛らしいテープのアートがお出迎えです。小さくWINと書かれているのがいいですね。


IMG_1613


この日のスタジアムの各所には「パルワード」と題して、クロスワードの問題が各所に張り出されていました。バックスタンドにもありましたが、時間の都合で今回は断念です。


DSCN2092


それとこれは帰るときに気が付いたのですが、いつの間にか手作り感満載のスタメン表が張り出されていましたね。試合展開によって随時更新されていたみたいです。


IMG_E1614

IMG_E1616


この日のマッチデープログラム。インタビューは#16山岸選手です。高校と撫子リーグのレベルの違いを痛感しながら頑張っているようです。また、ホームタウンページは小川村の紹介がされていました。地図でいうと長野市の西にあるくぼみにすっぽりと収まっているのが小川村のようです。


IMG_1617

IMG_1618

IMG_1619


グッズ売り場やいつものパルガチャは今日も出店。かのスヌーピーとのコラボグッズが販売されていたようです。

IMG_1615

ピッチでは既にGKがウォーミングアップを始めていました。


DSCN2054


そしてフィールドプレイヤーが登場しますが、このときがこの日の雨のピークで大粒の雨が叩きつけていました。ゴール裏でも多くの人が合羽やポンチョを着用していました。


DSCN2055


雨の中の円陣。


DSCN2057

DSCN2058

DSCN2060


この日のアップはシュートが比較的よく決まっていた印象があり、試合への期待感も膨らんでいきます。試合の方はあまり攻撃機会が多くなかったんですけど…。


DSCN2063


選手のアップが終わると大型ビジョンには父の日間近ということで、来場された方から父親へのメッセージが流れていました。よく塩尻から呼び込めましたね。


では、ここで両チームのスタメンです。






002


パルセイロレディースは前節からスタメン2人を変更。#3五嶋選手がスタメンに復帰し、#30風間選手が加入後初出場を飾りました。また、22歳の#3五嶋選手がキャプテンマークを巻いていることから分かる通り、20歳以下の選手が6人スタメンに名を連ねるなど、ベレーザに負けず若いメンバーです。フォーメーションは4-4-2。


一方のベレーザは最後に試合のあった前々節からスタメン・ベンチともに変更はなし。下部組織であるメニーナの選手も3人出場しています。こちらは4‐3‐3のフォーメーションです。




DSCN2067

DSCN2068

DSCN2070

DSCN2072


スタメン発表が終わり16時50分。選手が入場します。



IMG_1620


この日のパルセイロレディースのゴール裏は雨の当たらない後方に人が集中しています。前方にいるのは20人ほどでしょうか。とりわけ熱心です。


IMG_1621


一方のベレーザゴール裏はややゲート寄りに15人ほど。この日は全力さんはいませんでした。ヴェルディの試合があったからね。しょうがないね。


IMG_1626


この日は父の日が間近ということで、公募されたお父さんとその息子さんがエスコートキッズ(?)で選手と一緒に入場していました。


IMG_1625

IMG_1627


選手の登場に両チームのサポーターのテンションも上がります。


IMG_1629

IMG_1631

DSCN2074















DSCN2077


前半キックオフ!


立ち上がりからベレーザはピッチを幅広く使って攻撃します。パルセイロレディースが守備時にピッチの半分ほどに圧縮して守るのに対し、ベレーザはその外にWGを置きます。これによりパルセイロレディースの陣形は横に広げられ、スペースを生み出してしまっていました。


さらに、ベレーザは攻撃時にはSBも幅を取ります。この日のパルセイロレディースはカウンターに備えて、SHの戻りがやや遅く、ボランチも中央を開けるわけにはいかないのでなかなかプレスに行けず、サイドで1対2の状況を多く作られていました。


また、SHがSBを見たとしても、ベレーザは今度はIHを使ってきます。SBやWGが中に入り、パルセイロレディースの選手を引き付けておいて、1人になったサイドにIHを斜めの動きで飛び出させておけば、ベレーザは簡単に1対2を作ることができます。このポジションチェンジにパルセイロレディースの守備陣は対応できておらず、サイドを深くえぐられてシュートに繋げられるシーンが何度もありました。


ベレーザのワンサイドゲームで進んでいた前半17分。パルセイロレディースはCBの#4土光選手がドリブルで持ち上がりを許してしまいます。#4土光選手は右サイド奥のスペースにスルーパス。これに#6有吉選手が抜け出し、クロスを上げて中で#9田中選手がしっかり合わせて、ベレーザが先制に成功します。




この日のパルセイロレディースは積極的に前からプレスに行く姿勢を見せます。しかし、これを無力化するために、ベレーザは#32大山選手を落として3バック化するビルドアップを見せています。パルセイロレディースはここに数的同数の3枚を当ててしまっていました。2トップとSHがプレスに行けば、空いたSBを使われ、ボランチがポジションを上げてプレスに行けば、中央の危険なスペースを開けてしまい、IHに降りて使われるなど完全にベレーザの術中にはまっていたように感じます。ベレーザの選手はディフェンダーでも技術力が高くなかなかボールを奪えないですしね。


前半25分。ベレーザが右サイドでボールを持ち、パルセイロレディースの選手を自陣深い位置に釘付けにします。#15宮澤選手がボールを下げると#4土光選手は完全フリーになっており、簡単になかにボールを入れられてしまいます。これにまたも#9田中選手が頭で合わせゴール。DFに任せるのか#30風間選手が飛び出してクリアするのかという判断がはっきりしなかったこともありますが、ベレーザが前半のうちに2点目を奪いました。




パルセイロレディースは多くの時間守備に追われ、ディフェンスラインが下がってしまっています。コンパクトに保つために、2トップの位置も下げざるを得ず、かなり低い位置でのポストプレーを主に#9鈴木陽選手は強いられていました。決して負けてはいませんでしたが、その後のパスを高い位置で奪われ、ショートカウンターを受けてしまっていたので、もっと高い位置でポストプレーをさせてあげたかったところです。


しかし、前半35分のことでした。ベレーザがGKの#16西村選手にまでボールを戻すと、#16西村選手#4土光選手にパスを出そうとします。ですが、これを#9鈴木陽選手がインターセプト。#16西村選手と1対1になり、ループで落ち着いて決め、パルセイロレディースが1点を返しました。相手のミスからでややラッキーなゴールですが、それでも1点は1点です。


ここからパルセイロレディースは勢いづき、カウンターでベレーザゴール前まで迫る回数が増えていきます。しかし、追いつくことはできずに前半は終了。パルセイロレディースはベレーザの攻撃に対応できず、ずっと攻められていましたが、それでも2失点に抑えたこと、8本あったCKから失点を喫しなかったことは好印象でした。後半は何とかして追いつけるのではないかという雰囲気さえありました。


IMG_1632




両チーム選手交代のないまま後半キックオフ!


DSCN2083




後半に入ってもベレーザペースは変わりません。前半と同じような攻撃でパルセイロレディースの守備を破壊しにかかります。パルセイロレディースもしばらくは耐えていましたが、後半18分。左サイドのペナルティエリア角付近で#15宮澤選手がボールを持ちます。ここで#17菅野選手が外側を回ったときに、パルセイロレディースの守備の意識はそちらの方に向いてしまい、#15宮澤選手へのプレッシャーが弱くなってしまっていました。それを見逃さず#15宮澤選手はミドルシュートを突き刺し、ベレーザが3点目を上げます。




さらに、その直後の後半19分。パルセイロレディースは再び#4土光選手の持ちあがりを許してしまいます。#4土光選手からの縦パスはカットしましたが、クリアしたボールが不運にも#4土光選手に当たって跳ね返り、#15宮澤選手のもとに。ここでパルセイロレディースは裏を取られ、対応が追い付きません。#15宮澤選手は中の#17菅野選手にパスを出し、これを#17菅野選手が落ち着いて沈め、ベレーザが4点目を奪いました。




ここで、パルセイロレディースは選手交代。後半22分に#15原選手に替えて#2野口選手を投入し、失点の起点となっていた右サイドをケアします。また、後半25分には#13中村選手に替えてホーム初出場となる#23川船選手も投入。1点でも取ろうという姿勢を見せます。


しかし、その姿勢は焦りとなって裏目に出てしまいます。パルセイロレディースは前線からのプレスを続けていますが、ディフェンスラインとの連携が合わず、中央に広大なスペースを開けてしまい、ベレーザにボールを持たれてしまいます。また、攻撃でもゴールを奪いたいという気持ちが出すぎて我慢しきれずに、オフサイドを連発してしまい、ゴール前まで迫ることができません。


その一方で、後半31分。またしても右サイドで#15宮澤選手に裏を取られてしまいます。#15宮澤選手はサイドをえぐりDFを引き付けておいたところで、中でフリーになっていた#9田中選手にパス。これを#9田中選手#30風間選手を躱しながら浮かせて決めて、ベレーザがダメ押しの5点目をマークしました。#9田中選手はこれでハットトリックを達成。どうしてW杯のメンバーに選ばれなかったのかが不思議です。




その後はパルセイロレディースの反攻も実らず、ベレーザにボールを回されながら時間を使われてタイムアップ。パルセイロレディースは1‐5という大敗を喫してしまいました。3試合14失点と守備の改善はできず、#30風間選手にとってはほろ苦いデビューとなってしまいましたね。なお、この試合の入場者数は1,212人。ボランティア参加人数は29人でした。





IMG_1633

DSCN2087

DSCN2090

DSCN2091


選手の表情にも悔しさが滲みます。早く勝って浮上のきっかけをつかみたいですね。失いかけている自信を回復するためにも。


IMG_1634


お疲れ様でした!





〈フルマッチ動画〉






公式記録
(なでしこリーグ)

順位表(なでしこリーグ)

2019プレナスなでしこリーグカップ1部 第6節 vs 日テレ・ベレーザ|試合結果
(長野公式)

2019プレナスなでしこリーグ1部 第9節 - AC長野パルセイロ・レディース vs 日テレ・ベレーザ(日テレ公式)


AC長野レディース 今季初の3連敗(信濃毎日新聞)





















この結果を受けてパルセイロレディースは2勝3敗の勝ち点6で4位に後退。グループリーグ突破はますます遠ざかってしまいました。次節は試合はなく、パルセイロレディースの次戦は再来週。6月29日(土)の17:00~、ホーム長野Uスタジアムで日体大FILEDS横浜と対戦です。ここで負けてしまうとグループリーグ敗退が決まってしまう可能性があるので、希望を繋ぐためには勝利が必須となりますね。梅雨も明けているでしょうし、ぜひUスタにお越しいただければ。


また、今日はこの後17:00~、トップチームが長野Uスタジアムでザスパクサツ群馬と対戦します。こちらも合わせてよろしくお願いします。


頑張れ!AC長野パルセイロレディース!!



お読みいただきありがとうございました。


おしまい





☆よろしければフォロー&読者登録をお願いします☆