Subhuman

ものすごく薄くて、ありえないほど浅いブログ。 Twitter → @Ritalin_203

2019年07月



こんにちは。これです。


夏に突入したとは思えない涼しい日々が続いていますね。ただ、そんな中でも夏の到来を告げるのはポケモン映画。というわけで観てきました。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』。説明不要、色褪せ無用の名作『ミュウツーの逆襲』を21年ぶりにリメイクした映画です。


私は『ミュウツーの逆襲』をリアルタイムで見ていたわけではないので、これが映画館での初めての鑑賞になります。まあ大筋は知ってるんですけど、シリーズ初の3DCGということで新しいものが観れるかもしれないという期待を抱いて観に行きました。


では、感想を始めたいのですが、その前に一つ。『ミュウツーの逆襲』には劇場公開版、完全版、正規完全版の3バージョンが存在していますが、この感想では特に断りがない場合、『ミュウツーの逆襲』もしくはオリジナル版という言葉は、完全版を指すものとします(この3バージョンの違いについては後ほど説明します)。それだけ踏まえて読んでいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。




cwa





―目次―

・変わらない物語と3DCG
・ところどころ変化してるけどほとんど同じ
・劇場公開版のリメイクだったのが不満
・テンポの良さが失われてしまったのが痛い





―あらすじ―

「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」その二つを持つ冒険者の前にだけ姿を現すという幻のポケモン・ミュウ。全てのポケモンの"はじまり"と言われ、世界中のポケモン研究者が行方を追うなか、ついに一人の科学者がミュウの化石を発見し、それを元に神をも恐れぬ禁断の行為に手を染めてしまう。

「ここはどこだ…。私は誰だ…。」

最強のポケモンをつくりたいという人間のエゴによって、この世に生み落とされた伝説のポケモン。その名もミュウツー。存在する理由も分からないまま、最強の兵器としての実験を繰り返されるミュウツーは、その心の中に、自分を生み出した人間に対する憎悪の念を増していく――。

「これは、わたしを生み出した人類への、逆襲だ!」

(映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』公式サイトより引用)




映画情報は公式サイトをご覧ください。




関連記事:













・変わらない物語と3DCG




思えば『ミュウツーの逆襲』が、3DCGでリメイクされると知ったのはちょうど一年前。『みんなの物語』の終了後でした。初めて知ったときにはテンションは上がったんですけど、少し落胆もしたんですよね。『ポケモンもリメイクに走るのか』と。懐古主義かよ。新作やってよみたいな。で、その8ヶ月後ぐらいですかね。予告編を見たのは。





ここで目についたのが、脚本:首藤剛志というところです。というのも、オリジナルの『ミュウツーの逆襲』の脚本を書いた首藤さんはもう亡くなられているんですよね。首藤さんがいないのにストーリーはどうなるんだろうというのは結構気になっていたところなんですけど、このクレジットを見て察しました。あ、ストーリー同じなんだなって。


リメイクでシーンが追加され、新たな解釈が生まれるかと思いきやそうでもない。3DCGとはいうものの同じ内容を二度やるかねみたいに考えてしまって、観る前から割と億劫になってしまって。内容100点、企画0点で評価に困りそうだなーってためらっていたんですけど、いい映画なことは保証されているので、観に行ってきました。




で、観に行ってみると私って単純なもんで、3Dで描かれたポケモンにあっさり感動してしまったんですよ。毛並みの質感もあるし、何より奥行きが段違い。本当にポケモンが生きている感じがしたんですよね。この映画のテーマの一つでもある「生きる」「命」といったものがより主張されていて、この意味では3D化は正解だと感じました。人物も最初の方は慣れなかったんですけど、次第に慣れてきましたしね。クオリティそのものもちゃんと高いですし、これだけで1,800円のうちの1,000円くらいの価値はあるかと思います。そして、私は普段映画を1000円で観ているので、この時点でもう十分満足でした。


でも、今回の3D化には弊害もありまして。それはいい意味でのドライ感みたいなものが失われていること。『ミュウツーの逆襲』は手書きのドライ感みたいなものがあり、それが却って想像力を喚起させ、より胸に迫るみたいな効果があったように感じたんですけど、3Dだと良くも悪くもリアルになってしまうんですよね。リアルにすることで、想像の余地が少なくなってしまったのは、個人的にはマイナスかなと。全体の収支で見れば、十分プラスなんですけどね。



cwb















・ところどころ変化してるけどほとんど同じ



さて、今回の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、子供の他にもリアルタイムでオリジナル版を観ていた大人もターゲットに含まれていると考えられます。かつての子供も今は大人になり、自分の子を持ち、親子二代で観に来る人もいるでしょう。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』はそのどちらに向けても配慮がなされていました。


まず大人。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は始まり方から、まるっきり『ミュウツーの逆襲』と同じです。葉っぱに空いた穴からミュウが覗くっていう。シンクロ率100%で思わず笑ってしまうほどです。その後も基本的にはオリジナル版と同じ展開で物語は進んでいき、内容を忘れかけている人にもすぐついていけるような親切設計です。


しかし、オリジナル版と全く同じではなく、ところどころアップデートされています。まずミュウの壁画が違いますし、ロケット団が用意した船も、ラプラスを模した立派な足漕ぎボートにグレードアップ。ミュウツー城も桟橋や照明などなど随所に進化したところが見られます。バトルフィールドの位置がまるっきり反対になっていたのは地味に驚きました。


その中でも個人的にツボだったのはオープニング。海賊風のトレーナーのあの「ヘイ、ユーガバジハコゲットシタ、マサラタウッノサトシ、ソノヒトネ?」「ポケモンバトォデッキルッカナー」みたいな口調が再現されたのには謎の感動を覚えましたし、繰り出してくるポケモンもゴローニャからスリープに変更になっているんですよ。オリジナル版のオープニングで、でんきタイプの技が効かないはずのゴローニャが、なぜかビリビリして倒れている。ここは全員のツッコミどころですよね。作ってる側も流石にそれは分かっていたのか、スリープに替えられていて、なんだか嬉しくなってしまいました。


一方、子供に向けての配慮としては、オープニングに入るまでの描写を短くしたこと。子供って集中力があまり続かないですし、パッとオープニングに入るのは正しいことだとは思うんですけど、実はこれがとても不満でした




cwe















※ここからの内容は映画のネタバレを含みます。ご注意ください。








・劇場公開版のリメイクだったのが不満


最初に触れたとおり、オリジナルの『ミュウツーの逆襲』というのは3バージョンが存在しています。まずは75分の劇場公開版。劇場公開版にミュウツーが誕生して間もないころを描いたラジオドラマ『ミュウツーの誕生』を元にしたストーリーを加えた85分の完全版。さらに、正規版にサトシとピカチュウの出会いから旅立ちまでのストーリーを再編集して加えた正規完全版の3つです。


私は、『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』を見るにあたって、完全版のDVDを借りて見返してみたんですけど、その時の感想が「記憶していた以上にミュウツーの誕生をじっくり描いてるな」だったんですよね。想像の3倍くらい長かったです。


簡単にストーリーを説明すると、ミュウツー開発チームのリーダー・フジ博士にはかつて、アイという娘がいました。でも、アイは既に亡くなってしまっていて、フジ博士はアイのコピー・アイツ―を作り出します。そのアイツ―と生み出されたばかりのまだ幼いミュウツーが意識レベルで会話する。そこにはそれぞれコピーポケモン、フシギダネツー、ヒトカゲツー、ゼニガメツーもいます。


しかし、研究は上手くいかず、コピーポケモンたちは消滅し、アイツ―もまた消滅してしまいますただ一人取り残されたミュウツーは「私は誰だ」と自己の存在を問い続けるというストーリーが完全版にはあるんですよ。ここで不満なのが『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』では、このストーリーがまるっとカットされていて、アイツ―の存在がなかったことにされていることです



cwf
アイツ―


どうして不満かというと、ミュウツーとアイツ―の別れのシーンで、ミュウツーは涙を流すんですね。「これは何?」と聞くミュウツー。アイツ―は「涙。生き物は体が痛いとき以外、涙を流さないんだって。悲しみで涙を流すのは人間だけだって」と答えます。アイツ―が消えた後のミュウツーの「アイ、止まらないよ涙。どうしたらいいんだ」という独白まで含めて大好きなシーンなんですけど、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』にはこのシーンがないんです。


すると、どうなるか。映画終盤でミュウとミュウツーの攻撃を受けたサトシは、石になりますよね。サトシが復活するように電撃を浴びせ続けるピカチュウ。しかし、一向にサトシは動かない。ピカチュウは涙を流し、周りのポケモン、オリジナルコピー問わず、も涙を流す。その涙で奇跡が起こり、サトシが復活する。『ミュウツーの逆襲』のハイライトともいえるシーンです。


ここで、アイツ―のあのセリフが効いてくるわけですよ。オリジナルとコピーという垣根だけでなく、人間とポケモンの垣根も超越して、涙を流す。「人間もポケモンも、オリジナルもコピーも同じ生き物である」というメッセージが胸に刺さって、いつ見ても泣いてしまいます。


ただ、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』にはアイツ―のセリフがない。となると、あの涙はオリジナルとコピーという意味だけに限定されてしまって、ポケモンと人間という意味を内包していない。単一的な意味しかなく、まあ感動はするんですけど、完全版を知っている身からすれば、泣くことは残念ながらできないです。


もしかしたら、これは私が事前に予習復習兼ねて完全版を見たのがいけなかったのかもしれませんね。あやふやな記憶のままで行っていたらもっと感動していたかもしれない。でも、『ミュウツーの逆襲』が公開されたのって、もう21年前ですよ。興収76億円とは言ったって、たぶんリアルタイムで観ていた人よりも、20年間でDVD等で見た人の方が多いと思うんです。


で、その人たちは完全版ないし、正規完全版を見ている。私のようにリメイクが決まって見返した人もいるでしょう。そうなると『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』にアイツ―とのシーンを期待するのは自然です。だって劇場公開版知らないんだから。完全版しか知らないんだから。で、期待していたのと違うと。期待を裏切ることは低評価に繋がりやすいですし、せっかくリメイクするんだったら完全版をリメイクしてほしかったというのは正直なところです。


cwc














・テンポの良さが失われてしまったのが痛い


でも、完全版って映画の始まりから、タイトルが出てオープニングが流れるまで20分以上あるんですよ。これだけ長いと子供は集中できないだろうと。だからカットするのも理屈では分かるんですけど、さらなる問題はアイツ―のシーンをカットしたにもかかわらず、映画自体が完全版よりも10分以上長くなってしまっていることなんですよね。


アイツ―のシーンをカットした分の尺を埋めようと、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』では、様々な工夫がなされていました。ロケット団になんか歌わせてみたり、タケシに口説かせてみたり、フシギバナ同士のバトルを長くしてみたり、ミュウツーのアクションシーンを増やしてみたり。またシーンの一つ一つもオリジナル版と比べると長いという傾向がありました。一つ一つは小さなことなんですけど、それが積もり積もって気づけば、オリジナル版を超過してしまっているんですよね。


これも私がオリジナル版を観て感じたことなんですけど、テンポが超良いんですよ『ミュウツーの逆襲』って。スピーディにストーリーが進んでいって、観ていて飽きないんですよね。ただ、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は一つ一つのシーンが冗長になっていて、テンポの良さはだいぶ失われてしまっています。これでは子供の集中を持続させるのは難しいのではないでしょうか。実際、私の後ろにいた子供は映画の後半で喋ってしまっていましたし。しかも、「何食べるー?」とか映画に関係ないことを。なので、子供に観させることを意識するなら、もっとテンポをよくすべきだったと感じました。


あと、ぶっちゃけ大人向けとしてもどこか中途半端だなと思います。終盤のいかにも泣いてくださいみたいな大げさな音楽もあまり好きじゃないですし、個人的にハマらなかったのが、オープニングの後にミュウツーがサトシの元に招待状を送るシーン。ここオリジナル版では正体が伏せられているんですけど、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』では、ジョーイさんがもうミュウツー様って言っちゃってるんですよね。ミュウツーの顔も出てますし。この「もうみんな知っとるから別に隠さんでもええやろ」感。いや、そこは分かっていたとしても正体を隠して、ワクワク感を醸成するところでしょう。この開き直りにも似た姿勢が地味に嫌でしたね。




もうこんなこと言いたくないんですけど、まとめると『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、3DCGを用いたアニメーションはいいものの、肝心の内容は大人と子供のどっちつかずになってしまったという印象がありました。なので内容的には65点くらい。でも、映画館の大スクリーンで『ミュウツーの逆襲』を観られたのは嬉しかったので、企画は0点から加点して25点。合計で90点です。あれ?観る前より下回ってる…。


いや、本当に観てほしいんですけどね。これで興収が芳しくないとポケモン映画自体終わってしまう可能性だってなくはないので。だから、こんな感想なんて気にせずに、まだ観に行っていない方は是非とも映画館に足を運んでみてください。今のうちがチャンスですよ。



cwd
















以上で感想は終了となります。こんな面倒くさいファンの感想にお付き合いいただきありがとうございました。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』、オリジナル版を観た人も観ていない人にも多くの人に観てほしい映画です。本当によろしくお願いします。こんな感想書いておいて何ですが。


最後にもう一度。お読みいただきありがとうございました。




参考:

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』公式サイト
https://www.pokemon-movie.jp/


劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 -Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/劇場版ポケットモンスター_ミュウツーの逆襲




おしまい





☆よろしければフォロー&読者登録をお願いします☆







こんにちは。これです。


とうとうJリーグ夏の移籍期間が始まりましたね。他クラブでも補強のリリースがちらほら出ている今日のこの頃。山雅の方に動きがありました。17位と降格圏にいる以上、補強はするだろうと思っていたのですが、発表されたのは選手の放出。A契約枠が25人全員埋まっているので、新しく選手を獲得するならだれかを放出しなければならない。それは分かっていましたが、いざ発表されると来るものがありますね。


でも、そんな寂しい気持ちにも負けず、ブログを書きたいと思います。拙い文章ですが、よろしくお願いいたします。







―今回のラインナップ―


・塚川孝輝選手がFC岐阜に期限付き移籍(山雅)










松本山雅FC


・塚川孝輝選手がFC岐阜に期限付き移籍


face_2019_171


塚川孝輝選手 FC岐阜へ期限付き移籍のお知らせ(松本公式)

塚川孝輝選手、松本山雅FC(J1)より期限付き移籍加入のお知らせ
(岐阜公式)


対人守備での強さやボール奪取能力に閃きを見せるボランチだが、CBやシャドーなど複数ポジションを任されたことで選手としての幅も広がった

(エル・ゴラッソJリーグ選手名鑑2019より引用)


中盤とセンターバックでプレー可能な選手。

ボール奪取に長け、切り替えが速く、攻守において起点となる。


(FC岐阜公式より引用)






今シーズン岡山から加入した塚川選手。「とにかく頑張ります!」という意気込み、184cmという恵まれた体格、高いボール奪取能力でボランチでの活躍が期待されました。しかし、シーズンが始まると山雅のボランチは藤田選手とパウリーニョ選手が固定。シーズン途中からは宮阪選手がレギュラーを掴んでいますが、塚川選手の出場機会はなし。同タイプの安東選手にも押し出され、ベンチにも入れない日々が続きました。


ボランチが本職の選手ですが、山雅ではその攻撃センスを買われ、けが人が多いというチーム事情もあり、シャドーでの起用。ルヴァンカップではグループリーグ全6試合に出場。リーグ戦でもベンチ入りの機会が増えます。そして途中出場での起用も3試合。出場時間の割にはシュートに絡む場面が多かった印象がありました。ただ、山雅はルヴァンカップは既に敗退。さらに、ここからセルジーニョ選手や町田選手も復帰してくるであろうことを考えると塚川選手の立場はますます微妙に。なので出場機会を求めて移籍を決断したのでしょう。もうすぐ25歳と決して若くないですし、選手は試合に出ることが一番ですからね。


さて、移籍先のFC岐阜ですが、第21節を消化して現在4勝3分14敗の勝ち点15でJ2の最下位。大木監督から北野監督に代わったものの、J2残留に向けて依然として厳しい状況が続いています。塚川選手はJ2で実績があることを考えると残留のキーマンとなりそうですね。というかなってくれないと困る。競争相手はボランチだと、中島選手、三島選手、宮本選手。CBだと阿部選手、甲斐選手、竹田選手あたりがライバルでしょうか。できれば、ボランチで活躍してほしいですけど、どのポジションでも試合に出て経験を積んで、岐阜をJ2に残留させるという結果も残して、山雅に帰ってきてほしいところです。「結果を出して帰ってきます!」という言葉信じてますからね。頑張ってきてください。












2019松本山雅FC(7月10日現在)


監督:反町康治
コーチ:石丸清隆
コーチ:長島裕明
コーチ:増本浩平
コーチ:今崎晴也
GKコーチ:中川雄二
フィジカルコーチ:古邊考功



GK 守田達弥
GK 村山智彦
GK 田中謙吾

GK ゴ・ドンミン
DF 浦田延尚
DF 田中隼磨
DF 飯田真輝
DF 今井智基
DF エドゥアルド
DF 當間建文

DF 那須川将大
DF 溝渕雄志
DF 橋内優也
DF 大野佑哉
DF ジョ・ジヌ
DF 三ッ田啓希(特別指定選手登録)
DF 高橋諒
DF 服部康平
MF 藤田息吹

MF セルジーニョ
MF 中美慶哉
MF パウリーニョ
MF 杉本太郎
MF 米原秀亮
MF 町田也真人
MF 山本龍平

MF 安東輝
MF 宮阪政樹
MF 岩上祐三
FW 前田大然
FW 高崎寛之
FW レアンドロ・ペレイラ
FW 永井龍
FW 山本大貴
FW 榎本樹

GK:4人 DF:14人 MF :11人 FW:6人 計:35人



期限付き移籍中


GK 永井堅梧(→徳島

DF 下川陽太(→愛媛
DF 森本大貴(→相模原

MF 山田満夫(→沼津
MF 塚川孝輝(→岐阜 ←New!!
FW 岡佳樹(→沼津
FW 小松蓮(→金沢

FW ハン・ヨンテ(←朝鮮大学
           →鹿児島ユナイテッドFC


OUT

DF 安川有(→未定
FW ジネイ(→未定


来季加入内定

DF 三ッ田啓希(←中央大学
MF 村越凱光(←飯塚高校






お読みいただきありがとうございました。


おしまい









☆よろしければフォロー&読者登録をお願いします☆






前節、日体大FILEDS横浜に0-1で敗れてしまい、Plenusなでしこリーグカップの予選敗退が決定してしまったAC長野パルセイロレディース。ただそれでも、今シーズンまだ勝てていないホームで、浮上のきっかけをつかむ初勝利を手にしたいところです。


そんなパルセイロレディースの今節の対戦相手は、アルビレックス新潟レディース。今シーズンはここまで2回対戦し、いずれも敗れているという強敵です。リーグ戦に繋げるためにも勝ち星のほしいパルセイロレディース、その結果はいかに…?


では、観戦記を始めます。今回もよろしくお願いします。










まだまだ梅雨の続く曇り空のこの日。自転車をこいで15時過ぎにUスタに到着しました。駐車場にはかなり空きがありましたね。


IMG_2050


IMG_2051

風もあり、選手の幟も大いに揺れています。


IMG_2053

この日も入り口を入ると、テープのアートがお出迎えしてくれました。


IMG_2052

その後ろには七夕も近いということで、イベントの一環として願い事を募集していました。7月13日のノジマステラ神奈川相模原戦で叶えてくれるようですね。お金が欲しいとかでもいいのかしら。それとも、審判にクソっていうような人がスタジアムに来なくなりますように、にしようかな。


IMG_2055

ホームゴール裏入り口には大橋営業担当の予想スタメンや


IMG_2056

クロスワード(パルワード)の問題が貼られていました。用紙は先程のホーム入場ゲート横にあるようです。他にはバックスタンドにも同様の問題がありましたね。


IMG_2061

ピッチの上では子供たちが歩いて行うサッカー、ウォーキングサッカーを繰り広げています。当日募集で誰でも参加OKでしたね。もう着いた頃には募集終わってましたけど。楽しそうでした。


IMG_2058

IMG_2059

本日のマッチデープログラムは選手インタビューはなく、ホームタウンページのみ。木島平村のお米は、お米のオリンピックでかなり高い評価を受けているようです。


IMG_2062

IMG_2069

グッズ売り場にはキャラクターとのコラボグッズを始め、豊富な種類のグッズが並んでいます。でも新発売の靴紐1000円はちょっとお高いかな...。


IMG_2064

ガチャガチャもいつも通り設置されています。セキュリティ緩いなー。


IMG_2065


また、この日は新たな試みとして、座席のブロックごとに番号が振られていました。目印になって分かりやすいですね。これはバックスタンドのものですが、ホームゴール裏はリンゴ、メインスタンドにはブドウが貼られていました。


IMG_2066

バックスタンドに出店している橙宴さんにも、この日は新メニューがお披露目。カレーソースのメンチ勝マフィン(500円)です。早速買ってみました。


IMG_2067

こちらカレーソースといっても、メンチカツ自体に味がついているわけではなく、下の玉ねぎをカレーソースで炒めているという仕様になっています。メンチカツが肉厚で美味しかったです。


IMG_2070

IMG_2071

IMG_2072

ゴール裏で時間を潰していると、ライオーが来てくれました。入場の時に会えないから今日はもう会えないかと思ってた。よかった。


IMG_2073

この日のカウントダウンNPは旗手運営担当が北九州に言ってしまったので、大橋営業担当とスタッフの満田さんの2人での進行です。


IMG_2075

IMG_2077

IMG_2078

ムービー付きで#5大河内選手の紹介をしたり、湘南乃風の「我楽多」を流していたりしました。


IMG_2079

また、7月限りでパルセイロレディースを退団する#6國澤選手も一緒に紹介。


IMG_2081

こちらもムービー付きでした。また、#6國澤選手が選んだ曲は映画「グレイテスト・ショーマン」から「The Greatest Show」。この曲前も誰かが流した気がしたんですけど、誰だったっけな。忘れました。




そこからはなにがあるというわけでもなく、ひたすらに空き時間。ツイッターを見たりしながら、過ごしていたら12時10分。GKがアップを開始しました。


IMG_2082

今日も#1池ヶ谷選手#30風間選手の2名です。そういえば今年からゴール裏に選手が来なくなったんですけど、なんでなんですかね?単純に人数が少ない?それとも私みたいに勝手に写真を撮る人がいるから嫌になった?もしそうだとしたら本当にごめんなさい。


IMG_2084

ピッチにフィールドプレイヤーも登場。その前には、この日もスタジアムにはエルレが流れていましたけど、スタッフに好きな人いるのかな。


IMG_2086

IMG_2090

では、ここで両チームのスタメンです。


002

パルセイロレディースは前節からスタメンを2人変更。W杯から戻ってきた#10横山選手が2トップの一角に入り、#5大河内選手がCBに入ります。フォーメーションは4-4-2。


一方の新潟レディースも直近の試合から二人スタメンを変更。#10上尾野辺選手#20山谷選手がスタメンを飾ります。フォーメーションは4‐4‐2ないし、#10上尾野辺選手をセカンドトップに据えた4‐4‐1‐1です。














選手紹介も済み、12時50分選手の入場です。

IMG_2092

この日のパルセイロレディースのサポーターは100人ほど。勝てていないのにもかかわらず、応援を続けていて頭が下がる思いです。


IMG_2093

一方の新潟レディースのサポーターは20人ほど。同日にトップチームの試合もあるのでやや少なめですね。しょうがない。


IMG_2097

選手入場が終わるとW杯の奮闘をたたえて、#10横山選手に花束が贈呈されました。


IMG_2099

プレゼンターは#10横山選手が"長野のオヤジ"と慕う井原運営部長です。


IMG_2100

#10横山選手もこの嬉しそうな表情。ただ、今回のW杯でゴールを決めることはできなかったので、東京五輪、ひいては次回のW杯に期待したいですね。


IMG_2102


円陣を組んで…


IMG_2103

前半キックオフ!


立ち上がりから新潟レディースがペースを握ります。この日の新潟レディースはサイドに人数を集め、数的優位を作って突破。中にクロスを上げるという方法を選択していました。しかし、パルセイロレディースも#3五嶋選手#5大河内選手のカバーリングが機能し、新潟レディースの攻撃を水際で防ぎます。


しかし、前半37分。左サイドでボールを拾った#18松原選手#14滝川選手が倒してしまったとして、新潟レディースにPKが与えられます。#18松原選手が突っかかってきたように見えましたけど、厳しい判定ですね。このPKを#10上尾野辺選手が確実に決め、新潟レディースが先制に成功します。


ただ、ここで嫌だったのが審判に向けて「ちゃんと見ろー」とか「クソ審判ー」とヤジを飛ばしていた人がいたこと。審判に文句言うからにはあなたは2019年の競技規則改正を全部言えるんですよね?DAZNでやっているJリーグジャッジリプレイは当然見てますよね?ルールを十分理解したうえで文句を言っているんですよね?私は理解してないから文句は言えません。もっと審判に対してリスペクトが必要だと思います。空気も悪くなりますし、次からは来ないでほしいとさえ思いますね。うん、こんなところで言ってないで、直接言えよ。


失点したパルセイロレディースですが、このままでは終わりません。前半44分に敵陣ゴール前中央でFKを獲得します。キッカーの#10横山選手は、#21高橋選手の逆を突いてゴール右にキック。これが見事決まり、パルセイロレディースが前半のうちに追いつきます。#10横山選手は流石代表選手といった活躍ですね。


IMG_2105


そして、このまま前半は1‐1で終了。両チームともに選手交代のないまま後半を迎えます。



IMG_2107


後半キックオフ!


後半になっても新潟レディースのペースは変わりません。それどころかさらにワンサイドゲームの様相を呈してきて、パルセイロレディースはシュートの雨を浴びます。しかし、この日は#1池ヶ谷選手が当たっていて、ファインセーブを連発。終盤の至近距離でのシュートも防いでいましたし、#10横山選手と並んでこの試合のMVPだと思います。


しかし、耐え続けていた後半30分。新潟レディースが左からのCKを獲得します。#10上尾野辺選手のボールに左足で合わせたのは#3中村選手#20大久保選手のマークを外し、フリーになっていました。そして、これが決まり新潟レディースが再び勝ち越します。ゴール前で頭ではなく足で合わせられるのはなかなかしんどいものがありますね。セットプレーの守備はこの日の反省点ですね。


それでもパルセイロレディースは諦めません。その直後の後半31分。敵陣中央で相手がクリアしたボールを#17瀧澤千選手が頭でつなぎます。これに反応したのが#10横山選手。ワンタッチで#21高橋選手の頭を越すループシュートを決め、この日2点目を決めました。一瞬のスキを逃さない#10横山選手の技術の高さが光りましたね。


その後はパルセイロレディースは#10横山選手の裏抜けに活路を見出し、前線にロングボールを送ります。実際あわやハットトリックかというシーンもあり、この攻撃は一定の効果を生んでいました。しかしゴールは奪えず、試合は終盤へ。#14滝川選手の負傷交代はありましたが、パルセイロレディースは新潟レディースの攻撃を最後まで耐え、2‐2で試合終了。ホーム初勝利こそ奪えなかったものの、復調の気配が感じられるドローとなりました。


IMG_2109


IMG_2108

この日の入場者数は1,157人、ボランティア参加者は22名でした。もうちょっとお客さんが欲しいですね。


IMG_2110

IMG_2111

IMG_2113

IMG_2115

試合後には#1池ヶ谷選手#5大河内選手がハイタッチを行っていました。引き分けでもやってくれるんですね。皆嬉しそうでした。













公式記録(なでしこリーグ)

順位表(なでしこリーグ)

2019プレナスなでしこリーグカップ1部 第9節 vs アルビレックス新潟レディース|試合結果(長野公式)

2019プレナスなでしこリーグカップ1部 第9節 vs アルビレックス新潟レディース|フォトギャラリー(長野公式)

7月6日AC長野戦|試合結果(新潟公式)

AC長野L 新潟とドロー(信濃毎日新聞)

















もうグループリーグ突破はなくなってしまったパルセイロレディースでしたが、まだカップ戦は1試合残っています。次節は7月13日17:00~。ホーム長野Uスタジアムでノジマステラ神奈川相模原との対戦です。ノジマはグループリーグ突破の可能性を残しており、高いモチベーションで臨むことが予想されますが、パルセイロレディースもホーム初勝利のために負けられません。また、#6國澤選手のラストマッチでもあるので、勝って送り出したいところですね。ぜひともUスタで応援のほどをよろしくお願いします。


頑張れ!AC長野パルセイロレディース!!


お読みいただきありがとうございました。


おしまい


我楽多
134RECORDINGS/TOY'S FACTORY
2018-06-13



☆よろしければフォロー&読者登録をお願いします☆







こんにちは。これです。最近は夜中あまり寝れなくて、昼間眠くて仕方ない日がたまにあるのですが、今日がまさにそうでした。頭痛くて何もやる気起きなくて、本当に何もしなくて。これじゃダメだなって、なんとか自分を奮わせて映画を観に行きました。


今回観た映画は『劇場版 FINAL FANTASY ⅩⅣ 光のお父さん』。FFもやったことなければ、原作も未読、ドラマも未見と本当に何もない状態だったのですが、評判がやたらよかったので観に行きました。で、観たところ泣いてしまったんですよね…。心を温かくするハートフルコメディーでした。


では、感想を始めます。拙い文章ですが、何卒よろしくお願いします。





cva





―目次―

・はじめに
・笑えるし、FFを知らなくても大丈夫だった
・たかがゲーム、されどゲーム
・自分も肯定されたような気がした





―あらすじ―


「この人が死んだ時、僕は泣いたりするんだろうか」 ── 父親の背中を見ながら、心の中で呟くアキオ(坂口健太郎)。広告代理店に 勤めるアキオは、ずっと単身赴任中だった父の暁(吉田鋼太郎)のことを何も知らない。そもそもアキオが子供の頃から、典型的な仕事人間の父はいつも出張ばかりだった。たまに家にいる時も、ムスッと押し黙ってテレビを睨んでいる。そんな父が、突然会社を辞めて、家へ戻って来た。何があったのか一切語らない父に、母の由紀子(財前直見)も妹の美樹(山本舞香)も困惑するばかり。
父のことが知りたい、そう思ったアキオは、ある計画を閃く。すっかり忘れていたが、父と遊んだ思い出が一つだけあった。かつてゲーム「ファイナルファンタジーIII」で一緒に戦ったのだ。アキオは今自分がプレイしているオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」に 父を誘い、正体を隠して共に冒険へ出ようと考える。アキオは顔も本名も知らないからこそ、本音で語り合えるゲーム仲間たちに協力を依頼する。
さっそく、退職祝いの名目で、父にゲームソフトをプレゼントするアキオ。父は自分の“光の戦士”に、“インディ・ジョーンズ”と名付けてゲームを始める。父に気付かれないように、自室のパソコンから参加するアキオの名前は“マイディー”だ。数日後、思い切って“インディ”にフレンド申請してからは、父のもう一つの顔に驚くばかりのアキオだった。最初こそ、言葉づかいも 硬かったが、仲間と共に戦ううちに、「一人で冒険するより皆さんと一緒の方がずっと楽しいです! 」と、オンラインゲームの素晴らしさに目覚めたのだ。
そんな中、先輩の吉井(佐藤隆太)と重大なコンペに参加することになり、アキオを慕う同僚の里美(佐久間由衣)が心配するほど、 急に仕事が忙しくなるアキオ。ある夜、久々にログインすると、父はすっかりこの世界を楽しみ、アキオが「これ、本当に父さんだよな?」 と呆然とするほどはしゃいでいた。協力して強敵を倒し、また一歩心の距離が縮まった“インディ”に、“マイディー”は仕事で悩んでいることを打ち明ける。すると“インディ”は、自分の経験から的確なアドバイスをくれる。その言葉を活かしたアキオは、見事仕事を 獲得するのだった。
仲間たちと、さらに胸躍る冒険へと突き進む父とアキオ。「もっと、感動したいです」とコメントする“インディ”に、“マイディー”は 最強の敵への挑戦を持ちかける。アキオはこの勝負に勝ったら、自分の正体を明かすと決めていた。だが、約束の金曜日の21時、思いもかけない出来事が二人を待ち受けていた──。


(映画『劇場版 FINAL FANTASY ⅩⅣ 光のお父さん』公式サイトより引用)




映画情報は公式サイトをご覧ください。











※ここからの内容は映画のネタバレを含みます。ご注意ください。








・はじめに



最近、考えるんですよね。「救い」って何なんだろうって。何が人を救うんだろうって。前までは「自分の足を前に動かすことができるのは自分だけ。だから自分を救えるのは自分だけ」みたいに考えていたんですけど、最近になっていや、それは違うなって思うようになったんですよ。


だって、自分ではこれ以上ないくらい頑張っているのに、どうしようもない人っているじゃないですか。例えば依存症の人ね。依存症の人って自分ではやめようと思っているのに、結局やめられなくて。あれ、脳にそういう欲しがる回路が出来ちゃっていて、意志の力では抗えないんですって。だから病気と捉えて、適切な治療プログラムを受けさせなければないそうなんです。


で、そういった依存症の人に、やめられないのはお前が頑張ってないからだみたいな自己責任論を押し付けても、どうにもならないわけですよ。頑張りで解決できるならとっくにやめてるよって。依存症から回復させるには適切な治療プログラムと周囲の理解や支援、つまりは他者の力が必要で、他の人に自分を救ってもらうということになるんですよね。自分を救えるのは自分だけではないと。何でこういう話をしたかというと、私はこの映画を「救い」の映画だと感じたからです。




cvd


















・笑えるし、FFを知らなくても大丈夫だった


アキオは広告代理店に勤める一介のサラリーマン。父と母と妹といわゆる普通に暮らしています。坂口健太郎さんの「普通」を感じさせる飾らない演技がよかったですね。ただ、父のは仕事一筋の仕事人間。会社内でも専務になろうとするほど一定の地位を築いています。吉田鋼太郎さんは近寄りがたい雰囲気で貫禄の演技でした。あと、母親役の財前直見さんは健康用具を使っているのがツボでしたし、妹役の山本舞香さんはかなり砕けた演技をしてましたね。


ただ、そんなある日、暁は突然仕事を辞めてしまいます。単身赴任から戻ってきても、アキオとはあまり会話を交わすことはありません。暁のことを知りたいと考えたアキオが思い出したのは、かつての暁との思い出。かつて一緒に遊んでいたファイナルファンタジー(以下FF)を浮かべ、唯一の父親との思い出であるゲームという手段を通じて、暁とコミュニケーションを図る。暁をゲームの世界に招待しようと考えます。


アキオから贈られたFF14をプレイし始める暁。この映画は現実世界とゲーム世界が交互に繰り返されるという構成なのですが、びっくりしたのがゲームの画面がスクリーンに映っても何ら安っぽく感じないことなんですよね。グラフィックは壮大で美しく、また細部まで作りこまれており、大スクリーン用に引き伸ばされても何ら問題のない強度。自分がゲームの世界に入り込んだようとまでは言いませんが、家でゲームをしているような気分を映画館で味わえるとは思ってもみませんでした。映画のHPにもあった「ゲームには視聴するという楽しみ方が増えた」というコメントもうなずけます。CGも使っていないみたいですし、素晴らしいですね。


また、この映画の特徴として、笑えるポイントも結構多かったということがあります。正体を隠してのオンライン上でのやり取りは、一種のすれ違いコントのようなものですし、暁のゲーム初心者ならではの慣れていない挙動がいちいち笑いを誘う。喋れないので辺りをぐるぐる回ってみたり、変なポーズを決めてみたり。ゲーム初心者あるあるで笑い、慣れてのめり込んでからのハイテンション、はっちゃける吉田鋼太郎さんでまた笑う。劇中のコントも個人的には面白かったですし、今年で一番笑った映画かもしれないです。


それと、私ってFFをやったことはなくて、ドラマも見たことないんですけど、それでも特に引っかからずについていくことができました。RPGという枠組みを知っていれば、何が起こっているかは大体理解できますし、オンラインゲームってSNSの原型じゃないですか。私は普段からオンラインゲームと同じ匿名性のあるツイッターをよく見ているので、特に疑問を持つこともなく見れました。今の十代はSNSネイティブですし、そういった層にも問題なく受け入れられそうですね。




cvb

















・たかがゲーム、されどゲーム


さて、この映画で重要なのが、たかがゲームごときでという視点だと思います。もう言ってしまえばゲームなんてなくても人は生きていけるんですよ。映画だって音楽だって、スポーツだってギャンブルだって、あまねく趣味は別に生きていくだけなら必要ないんですよね。


また、オンラインゲームの世界はバーチャル世界です。バーチャルな世界をいくら大切にしていても、私たちが生きているのは現実世界。バーチャル世界で生きていこうとしても、結局は現実世界でしか生きられないんです。


でも、人生に必要のないモノやバーチャル世界によって救われている人も確実にいるんですよ。「たかが」ゲームでも、その人にとっては「されど」ゲーム。他の人にとっては大したことがないことでも、その人にとっては人生に不可欠なものなんです。それに、バーチャルに居場所がある人だっているんですよ。現実世界に居場所がないように思えていても、バーチャルに居場所を見つけて、それを支えに生きながらえているとすれば。リアルが大事なんて分かってんだよ。生きているんだからそれでいいじゃないかよって思うんですよね。


で、この映画の最大の特徴って、こういった生きていくうえで直接的に必要のないゲームや、リアルとは違うバーチャル世界を否定しないことなんですよね。アキオと暁はゲームで会話できたからこそ、互いを分かりえたわけですし、アキオの同僚の里美はアキオに近づくことができたわけですし。離れているけどゲームの中で会えるというラストは、バーチャルでの繋がりも無下にすることはできないと思わせます。


それに、バーチャル世界での会話が、現実に影響していくというのもこの映画の特徴でして。というかバーチャルの世界を扱った物語って大体現実とリンクするんですけど、この映画はそれがとってもハートフル。暁のアドバイスのおかけで、アキオはコンペに合格することができますし、逆にアキオのアドバイスのおかげで、暁はアキオの妹との関係を修復することができています。バーチャルの力を現実世界に可視化して見せたこの展開は個人的にはかなり好みでした




cvc
















・自分も肯定されたような気がした



そして、「救い」。実は、暁は病気を抱えていて手術が必要な状況に陥っていました。ただ、手術に踏み切る勇気のなかった暁。縋るようにゲームの世界にログインします。そして、強敵ツインタニアとの最終決戦。ツインタニアは今までとは比べ物にならないほどの強敵でしたが、チームワークを駆使して打ち倒すことに成功します。


重要なのはこの後なんですが、暁は仕事一筋だった自分が仕事を辞めて、生きている意味が分からなくなったと語っているんですよ。でも、オンラインゲームというバーチャル世界に居場所ができて、生きる意味ができたと。そして、みんなでツインタニアを倒したことで勇気が出て、手術に臨むことにした。これが「救い」じゃなくて何なんですか。ゲームやバーチャル世界という生きる上で必要のないものが、一人の人間を救ったんですよ。こんなのあまねく趣味の全肯定ですよ。映画も含めて。ああ自分は映画が好きでいいんだなって、自分までも肯定されたようで気づいたら泣いていました。ズルい。


それに、最後にはアキオも救われるんですよね。暁に正体を明かした後の反応が、これまた泣けて。過去の自分の暁にかまってもらえなかった苦い思い出が一気に清算されていって。でもそれを為せたのはゲームやバーチャル世界のおかげ。フィクションが現実を救ったんですよ。人を救うのは必ずしも人じゃなくていい。フィクションやバーチャルにだって人は救われることができる。私もかつてはゲームをやっていて、そのおかげで人と話せたこともありますし、今でもフィクションである映画は好きですし。「救い」は自分にも与えられたような気がこの映画を観てしました。


なので、この映画は何か趣味を持つ人にはぜひ見てほしい映画ですね。ゲームという生きていくうえで必要のない趣味が肯定されるんですから、あなたの趣味も肯定されて、生きる糧になるはずです。大げさじゃなく、この映画を観ることで救われる人もいるのではないかと。評判もいいですし、FFをやっていなくても楽しめるので、気になっているならばぜひ観ることをオススメします。




cve


















以上で感想は終了となります。『劇場版 FINAL FANTASY ⅩⅣ 光のお父さん』、笑えてほっこりとするいい映画だと思います。ぜひご覧ください。FFを知らなくても全然大丈夫ですよ。


お読みいただきありがとうございました。

おしまい






☆よろしければフォロー&読者登録をお願いします☆







こんにちは。これです。もう、今年も半分終わってしまいましたね。早いしかいうことがないです。早い。


そんな中、私は先週末所用で観れていなかった映画を観ようと、映画館にイン。今回観た映画は『ホットギミック ガールミーツボーイ』。『溺れるナイフ』『21世紀の女の子』の山戸結希監督の最新作です。『21世紀の女の子』面白かったですし、私のパーソナリティー的にもこの映画は必見かなーと思い、原作は未読にもかかわらず意を決して観に行きました。


で、観たんですけど想像以上にすさまじかったですね。上半期に観ていたらベスト1を獲得していたかもしれないと思うくらいです。いや、本当山戸監督凄いわ。砕け散りましたよ。木っ端微塵に。私がですけど。


では、感想を始めたいと思います。拙い文章ですがよろしくお願いいたします。




cua




―あらすじ―

都内のマンションに住む女子高生・成田初は、優しい兄・凌、元気な妹・茜と両親と、ごく普通の家庭で暮らしていた。ある日、茜に頼まれて内緒で購入した妊娠検査薬を、同じマンションに住む橘亮輝に知られてしまう。バラされたくなければ"奴隷"になれ、という条件を突き付けられ、その日を境に初は亮輝の無茶な命令に振り回されるようになる。そんな時、小学校の時に突然転校してしまった幼馴染・小田切梓がマンションに帰ってくる。今や人気雑誌モデルとして第一線で活躍する梓が、昔と変わらず自分を守ろうとしてくれるその姿に初は自然と心惹かれ、2人は遂に付き合うことに。幸福感に溶けてゆく初だったが、ある夜、彼の本当の目的を知ってしまう。動揺し、深く傷ついている初を心配し、常に寄り添い愛情を注いでくれたのは兄の凌だ。昔から兄としての優しさも絶やさず、しかし凌も知られざる秘密を抱えていた。3人の男性との恋に揺れ動きながら、少しずつ自分の中に芽生える本当の気持ち。初は悩みながらも1つの答えに辿り着く。喜び、痛み、迷いの先にある、物語の最後に彼女が見出した、その想いとは―――。

(映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』より引用)




映画情報は公式サイトをご覧ください。







※ここからの内容は映画のネタバレを少々含みます。ご注意ください。










凄かったです。とにかく凄かったです。「この映画面白い?」って聞かれたら、「うん、凄いよ」って答えると思います。それくらい凄い。ディスってんの?褒めてるんだよ。もちろん面白いんですけど、それ以上に凄すぎるなーって、ずっとバカみたいに口開けたまま観てました。


まず、カット割りというんですか、カメラワークというんですか、が異質なわけですよ。カットがバンバン入れ替わるんですよね。顔のパーツをアップにしてみたり、マンションを遠景で撮ってみたり。いくつもの視点から撮ることで、多角的で重層的になっているんですよね。マンションの直線的な無機質さと、顔の曲線的な有機質さのコントラストが映えていたのとても好き。


さらに、人物を撮るときには微妙に揺れてみたり、近づいてみたり安定していなかったのもポイント高いです。思春期特有の危うさや揺らぎ、迷いみたいなものを感じました。この辺りは山戸監督だけじゃなく、撮影の今村圭佑さんの貢献も大きいんでしょうね。米津玄師さんの「Lemon」のMVを撮られていた方だそうです。特にパーティーの時のブレブレなカメラワークが好きでした。ああいう怪しいのに弱いんだ私。


加えて、カットが目まぐるしく入れ替わってスピード感があります。ブレーキを踏まずにずっとアクセルだけ踏んでいる感じ。人物を映して、風景を映して、意味ありげなイメージも映して。カット数が単純に多く、複数の映画を凝縮したような情報量。理解するには頭をフル回転させないと追いつきません。今回、編集を手掛けたのは平井健一さんという方。山戸監督とは『21世紀の女の子』の『離ればなれの花々へ』でもご一緒されていたようですね。カットが尋常じゃないくらい多いこの映画の編集は、大変だっただろうなぁ。日本アカデミー賞の編集賞でも受賞して、ぜひ報われてほしいところです。


そして、山戸監督自身の演出も冴えに冴え渡っているんですよ。オープニングから静止画を多用するのは、いかにも山戸監督って感じでしたし、画面を二分割して青と赤のライトを当てるのは斬新でした。変幻自在のカメラワークにも山戸監督の指示はきっと入っていて、混沌としているようで、スッキリとしているという訳わかんない二律背反が成立していました。手数もめっちゃ多いし、あの手この手で攻め立てて。感情を引き立てたりなんかして。最後もかっこよく決まってましたし、演出力の高さにただただ圧倒されるばかりです。


cuc












その山戸監督の演出の中でも、個人的に一番凄いと思ったのが台詞回しでして。テンポやリズムが抜群にいいんですよね。特にリズム。体言止めを多用して、韻なんて踏んじゃってさ。この映画の特徴って、かなりの時間で音楽が流れていることにあると思うんですけど、その音楽に合わせて台詞が歌っているように聞こえるんですよね。喋っているんじゃなくて歌っているんです。こんなに台詞が歌っている映画、今まで観たことないですよ。


で、より凄いのが音楽が流れていないシーンでも台詞が歌っているように聞こえることなんですよね。頭の中で勝手に音楽が流れて、キャラクターの台詞が歌になって。山戸監督の演技指導のおかげかどうかは知りませんが、もうトランス状態ですよ。ドントストップザミュージックですよ。しかも、それが2時間ずっと続くというね。おかしいですよ。『21世紀の女の子』や、この映画のメッセージもそうですけど、山戸監督の言語センス高すぎる。電子辞書みたいに膨大な語彙を脳に記録していて、瞬時に引き出せる。映画全体が一つの歌になって、巨大なオペラを鑑賞している気分でした。


加えて、音楽自体もいいからもう手が付けられない。基本的には落ち着いた感じで脇役に徹しているんですが、それが却って感情を爆発させる。『きらきら星』だったり、ベートーヴェンの『悲愴』(ボートレースのCMで流れている曲)だったり、聞き覚えのあるメロディで物語の邪魔をしません。特に『エリーゼのために』がよかったですね。梓のシーンでよく流れていたんですが、あるシーンで橘にも使われるんですよ。インパクトあります。


もう本当に、撮影や台詞や音楽等々といった演出力があまりにも高すぎて、実は映画の中盤で一回泣いてしまったんですよ。梓と初のデートシーンで、泣くようなところじゃないのに、嗚咽を噛み殺して泣いてしまって。もしかしたら、あまりの情報量の多さに頭がパンクしたのかもしれないんですけど、そのくらい素晴らしかったんですよね。おかしいですかね?笑ってくれてもいいんですよ。



cud




もちろん、俳優さんもよくって。特に成田初役で主演した堀未央奈さんは、正直存じ上げておらず、またアイドルだからとどこか軽く見ていた部分もあったんですけど、想像以上の存在感でした。何がいいかって、映画初主演でまだ慣れていなかったところ。いい意味でまだ中身がなくて、これから何でも入れられるという伸びしろの大きさ。でも、演技はちゃんと上手くて、うつろ気な雰囲気で初の迷いに説得力を持たせていたんですよね。何というか、スタートラインが他の人よりも前にあるみたいな感じで、このまま突っ走っていけば、他を置き去りにしてポールポジションを取り続けることができるんじゃないかなーとか、そんなことを思いました。


次に、橘亮輝を演じた清水尋也さん。成績優秀で恋愛は苦手で、初に高圧的な態度を取るという役柄でしたけど、Sっ気を感じさせる突き放すような口調がクールでした。背も高く、目も鋭いですしね。最初はロボットのように口調も平坦だったのですが、物語が進むにつれて感情を露わにしていく。終盤の長回しのシーンなんて、初と感情をぶつけ合っていて、物語の最高潮ともいうべき盛り上がりを見せていました。


また、小田切梓を演じた板垣瑞生さん。梓はモデルをするほどのイケメンで、俗に言う俺様男子。撮影所でキスをするシーンは、赤い照明も合わさって色気が凄かった。ただ、性格はメイン4人の中で一番クズ。目的があったとはいえ、初の裸を要求してそれを動画に残すような男ですからね。捕まればいいのにって思います。でも、板垣さんはそう思わせるほどの軽薄さの一方で、実直さも兼ね備えていて、どこか嫌いになれない。最後の一言もグッときましたし、板垣さんが一番好きっていう人も結構いそうですね。


そして、成田凌(これで「しのぐ」って読むんですって。ややこしい)を演じたのが、間宮祥太朗さん。初の兄という役柄でしたが、二人の俺様系男子と違い、こちらは穏やかな雰囲気。初のことなら全て受け入れるみたいなスタンスでした。包容力の奥に切なさを隠し持っていましたね。でも、それが初には気に入らなかったんだろうなぁ。思えば思うほど離れていくみたいな辛さを、間宮さんは上手く醸し出しています。




で、この映画って胸キュンシーンも並の恋愛映画より多いんですよ。壁ドンしたり、キスしたり。Facetime的な何かで初と梓がビデオ通話をするシーンは、その画素数の低さも相まってめちゃくちゃエロかった。というかこの映画全体的にプラトニックなエロさがある。イケメン3人が1人の少女に恋をするという構造もあり、女子高生あたりにものすごくウケそうな予感がします。というかウケろ。


だって、私が観たときは映画館に私一人しかいなかったんだからな。一人だからうわーうわーってめっちゃリアクション取りながら観ていたんだからな。それはよかったんですけど、やっぱり映画館に一人っていうのは寂しいですよね。心情的にも興収的にも。




cue













ストーリー的には橘、梓、凌の3人の間で、初が二転三転するというものですが、初の心の揺れ動きがダイレクトに伝わってきて辛かったです。初は自分に自信がないキャラクターですし、突然3人に好意を伝えられたらね。そりゃ動揺しますよ。


3人の間で揺れ動く初ですが、さらにここに自らの出生の問題まで関わってくる。ただでさえ、自分が自分であることを認識しにくい高校時代に、存在の土台から揺るがされるような事態になって。自分は何者なのか、誰のものなのか。今だ私も答えを見つけられていない問いを突き付けられて、胸の奥がずきずきと痛みます。


これはここだけの話なんですが、この映画を観ている途中、実はずっと逃げ出したかったんですよ。それは退屈だからとかつまらないからとかではなく、演出の雨あられが刺激的過ぎて、自分が侵食されていくような感覚に陥って。俳優さんたちの演技もあり、自分が背を向けてきたまま大人になってしまった、青春時代に解決すべきアイデンティティの確立を突き付けられ、心が音を立てて壊れてしまいそうで。今観ているのは映画なのか。目の前のとてつもない才能に押しつぶされてしまわないか、不安で不安で。


それに、演出に翻弄されて、音楽に耳を立てて、俳優さんたちの演技もチェックしつつ、湯水のようなセリフを浴び、さらにストーリーも追わなければならない…。いや、追い切れるか!!常人の脳みそじゃ無理だわ!!観ていて疲れて、観るのをやめたら楽になれんのかなーみたいなことも頭をよぎりました。


だから、尻尾を巻いて逃げ出したかったんですけど、でも、画面の中毒性だったり、結末を知りたいという気持ち、あと自分と向き合う作業もせねばならないという思いで、何とか席に座り続けることができたんですよね。映画館という場の特性もあったのかな。家だったら居ても立っても居られず、あちこち動き回りながら見ていた気がします。



cug




そして、物語は進み、終盤の初と橘の長回しのシーンに移ります。この辺りでエモさが最高潮になって。「分からない」とか「誰のもの」とか台詞の回収が凄いですし、二人が感情をぶつけることで生まれるエネルギーは、今年観た邦画の中でも一番かもしれないです。初が自分を認識して、受け入れるんですよね。「分からなくてもいいじゃんか」「バカでもいいじゃんか」「それもひっくるめて私だ」みたいな。ちゃんと成長していて、ポイントが高いです。


ここで怖いなーと思ったのが、山戸監督はこれを感覚じゃなくて、ちゃんと理論立ててやっていそうなところなんですよね。感情を理論でコントロールする術を知っているといいますか、全部計算してエモさを出していそう。


そう、所詮は私たち、山戸監督の手の平の上で踊らされているだけなんだ。でも、楽しかったな。また踊りたいな、みたいな感触に観た後はなったので、山戸監督の次回作を早く観たい気持ちで今はいっぱいです。いや、その前に『ホットギミック ガールミーツボーイ』もう一度観に行こうかな。同じ映画を短い間隔で二回観るなんて私もバカだな。まあいいか、なんて。


『ホットギミック ガールミーツボーイ』、ぜひ観てみてください。超超超オススメです。


cub




















以上で感想は終了となります。『ホットギミック ガールミーツボーイ』、これからの日本映画界をけん引していくであろう山戸結希監督の作品を観ない手はありません。観逃してしまうと、きっといつか後悔すると思います。ぜひ、映画館でご覧ください。


おしまい




☆よろしければフォロー&読者登録をお願いします☆






このページのトップヘ