こんにちは。これです。今回のブログも映画の感想になります。


今回観た映画は『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』。週刊少年ジャンプで大人気連載中の『僕のヒーローアカデミア』の映画二作目です。私はヒロアカをジャンプで一話から毎週読んでいますし、前作『2人の英雄』が熱く面白かったので、今作も観に行くことにしました。観たのは金曜の夜だったんですけど、学生と思しき若い男女を中心に、映画館が満杯に埋まっていたのは嬉しかったですね。


ちなみに前作の感想はこちら↓



そして、観たところ前作に勝るとも劣らない良い映画でした。まさかあんな熱い展開があるとは……。観てよかったです。


では、感想を始めたいと思います。拙い文章ですがよろしくお願いします。




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―目次―

・映画二作目はヒロアカオールスター
・今回の敵は自然災害だと感じた
・ラストは自分の目で確かめて






―あらすじ―

雄英高校1年A組全員集結。
最凶の敵、《ナイン》に立ち向かえ――。


雪が降り続く冬のある夜。
ヒーロー社会を壊そうと目論む敵〈ヴィラン〉・死柄木弔たちが、密かに【何か】を運ぼうとしていた。
彼らの動きを事前にキャッチしたプロヒーローたちが現場に駆け付け、激しい戦いを繰り広げる。
その戦いの中、その【何か】は、仲間たちとともに去って行った。
「実験は、成功した―。」という言葉を残して。


ちょうどその頃、緑谷出久たち雄英高校ヒーロー科一年A組の面々は、引退したNo.1ヒーロー・オールマイトの後を継ぐ"次世代のヒーロー育成プロジェクト"の一環として、クラス全員で期間限定の校外ヒーロー活動のために、日本のはるか南にある離島・那歩島(なぶとう)を訪れていた。
ここしばらく大きな事件が全く起きていない平和な島で、駐在ヒーローとして島の人々の生活を助けながら、忙しく、それでいてのんびりとした時間を過ごす中、出久たちは真幌(まほろ)と活真(かつま)という二人の姉弟と出会う。
ヒーローに憧れる活真と早速打ち解ける出久だったが、なぜか真幌は、かたくなに活真を出久たちから遠ざけるのだった。


そんな中、突如謎の敵〈ヴィラン〉たちが那歩島に襲来、次々と島の施設を破壊していく。それを指揮するのは「ナイン」。
出久、爆豪たちは力を合わせて敵〈ヴィラン〉に立ち向かうが、ナインの圧倒的な"個性"と力は、想像を遥かに超えるものだった。
なぜ、ナインたちは那歩島を襲撃したのか?
そして、出久たち1年A組の"ニューヒーロー"たちは、果たして最凶の敵〈ヴィラン〉から活真と真幌、そして島の人々を守ることができるのかー!?

(映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE HEROES:RISING』公式サイトより引用)




映画情報は公式サイトをご覧ください。










・映画二作目はヒロアカオールスター


まず、この映画の一番の長所といえば、なんといっても1年A組のほとんど全員が活躍していることでしょう。思えば前作では、主要メンバーのがデク、爆豪、轟、飯田、お茶子のメイン5人に加えて、耳郎、八百万、峰田、上鳴、切島の10人に絞られていて、他のメンバーは蚊帳の外でした。さらにその中でも、大きな活躍を見せたのは上記のメイン5人+耳郎で、主要メンバーの中でも活躍に格差が生まれてしまっていました。これはこれでよかったんですけど、第二弾があった際には他のメンバーの活躍も観たいなと思ったのは正直なところでもあったんですよね。


ただ、この映画ではデクと爆豪以外のほとんど全員が同じくらいの活躍を見せているんですよね。映画が始まって嬉しかったのが、タイトルが出た後の那歩島でのシーン。ここで、前作では活躍できなかったメンバーが個性を使ってヒーロー活動をしている様子が映されるんです。峰田は個性でナンパを阻止して、蛙吹と砂藤が溺れる子供を助け、芦戸と青山が落石でふさがった道を通れるようにしています。前作で気がかりだったところをいきなり見せてくれて、ジャンプで毎週ヒロアカを1話から欠かさず読んでいる身としては、思わず破顔してしまうほど嬉しかったです。


ただ、このシーンは同時に悪寒も感じてしまって。後半のバトルで活躍しない面々の個性をここで出しておこうみたいな感じもしたんですよね。でも、この心配も杞憂でした。後半のバトルになってもほとんど全員が活躍しているんです。瀬呂はセロテープの機動力を生かして、何度も味方のピンチを救っていますし、障子はテンダコルを生かしてナインの攻撃から真幌と活真を守るファインプレー。常闇の暴走モードも見ることができます。


その中でも個人的に印象に残ったのが青山ですね。レーザーを発射して敵の分断に成功していますし、プルスウルトラでありったけのレーザーを発射するシーンなんて不覚にもかっこいいと思ってしまいました。こんなこと思ったの初めてですよ。普段はギャグキャラなのに。


さらに、この映画の良いところは戦闘向きでないメンバーにもちゃんと活躍の場が与えられていることなんですよね。八百万と上鳴は避難所で、住民の役に立てるように個性を使っていますし、口田の個性も一旦退却するのに役立っています。耳郎も敵の位置を探る安定の活躍を見せていますし、尾白も敵の足止めを頑張っていました。単純に個性を使用する機会も前作より多く、この点において満足度は高いですね。ただ、この映画でもあまり活躍できなかった生徒が約2名いまして……。この2人には今後活躍の場は訪れるのでしょうか。心配です。




それに、この映画に登場したのは1年A組だけではありません。死柄木、荼毘、トガ、コンプレス、トゥワイス、スピナーといった敵連合の面々もこの映画では総登場。さらに、ヒーローサイドもエンデヴァーやホークスといったトップヒーローが惜しみなく登場。ホークスは流石人気キャラということで多くの台詞を与えられていました。個人的に嬉しかったのはちらっとウワバミさんが映ったところですね。堀越先生の前々作『逢魔ヶ時動物園』のキャラクターの。


というわけで、この映画はまさにヒロアカオールスターと呼ぶにふさわしい映画でした。キャラの個性も良くいかされていましたし、ヒロアカファンの方にはぜひとも観てほしい映画です。




その一方で、ヒロアカをあまり知らない方への配慮も、前作に引き続ききちんとなされています。超常社会という背景や、デクがオールマイトからワンフォーオールを譲渡されたという設定も、コナン映画よろしくしっかり説明。さらに、この映画の設定は多分TVアニメで言うと第3期と第4期の間らしく、その間のストーリー展開、オールマイトがワンフォーオールを失ったことも当該シーンを挿入することで提示。さらに、ところどころでTVアニメの画も挟み、タイミングよく補足することで、物語をより盛り上げていました。


また、入場者特典の冊子でおおまかな設定を補足するのも前作と同じ親切設計。この冊子のおかげで説明が理解できる最小限に抑えられ、テンポが良くなっていたので、好印象でした。ヒロアカを初めて見る人も問題なく誘うことができますね。とても好ましいことだと思います。




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※ここからの内容は映画のネタバレを多少含みます。ご注意ください。






・今回の敵は自然災害だと感じた



映画の舞台は本州から遠く離れた離島・那歩島。ヒーロー活動推進プロジェクトの一環として、1年A組はこの島で一定期間ヒーロー活動をすることになります。そこは敵のいない平和な島。ヒーロー活動といってもバイクを直したり、迷子を捜したりと住民の手助けばかり。お礼に住民の方からはご飯をご馳走になっていますし、極めて良い関係を築くことができているようです。ここ、本当にのどかで好きでした。


そこに暮らす真幌と活真の姉弟。活真は自分を探し出しに来てくれたデクに憧れを抱きますが、真幌はヒーローが気に入っていない様子でした。でも、真幌の幻を出せる個性は結構強力だと感じました。


一方、九州某所。真幌と活真の父親が車を運転しています。そこに現れたのが今回の敵であるナイン。ナインは個性を奪うことができる存在でした。奪った個性は9つまでストックして操ることができるから、名前はまんまナインです。安直。まあこのナイン、映画の中では4つくらいしか個性を使っていませんでしたけどね。やっぱり9つもの個性を物語でフルに生かすのは無理があったのでしょうか(そういう意味では今後のヒロアカの展開も少し心配ではあります)。




ナインには複数の個性を使い続けると、体に支障をきたし、個性を使えなくなるという代償があります。そのためには回復の個性が必要で、そこで、姉弟の父親の細胞活性化という個性に目がつけられたわけですね。ただ、血液型?がどうも違うらしく、父親の個性は合わなかった。でも、息子である活真の個性はナインと血液型?がぴったり合致するらしく、ナインは活真の個性を奪うために、那歩等を襲撃しました


ナイン(とその一味)の攻撃は島全体を襲うとても大規模なものでした。もう最初のフェリーで港に激突するところから、島のことなんて知ったこっちゃないという感じです。通信は途絶え、島の人々は避難を余儀なくされます。


この映画が前作と比べて大きく違うところというのは、一般人が多く登場していることなんですよね。前作では、一般人は人質としてしか描かれていませんが、この映画ではちゃんと動いて避難するところが描かれている。これが何を意味するかですよね。私は、この映画では先の台風や東日本大震災といった自然災害が描かれているのかなと感じました。


ナインは複数の個性を操ることができるのは、災害が地震や台風、津波など様々な形を持っていることに似ていますし、那歩島の被害はそれこそ災害級。避難所で1年A組が炊き出しをするシーンは避難所を思い出させます。


それに、この映画でナインは倒すことよりも、消耗させることにデクたちは主眼を置いていましたし、これも倒すことができず耐えるしかない自然災害を思い起こさせます。さらに、ナインは力こそ正義(バーン様かよ)という理想を掲げていましたし、これも防災の手立てがない原初の世界に通じるものがあると思います。こういった点で、私は今回の敵であるナインを自然災害として見ていたんですよね。




なので、自然災害は倒すことができず、防災をして減災をするか、被害に遭った人を助けることしかできない。ここヒロアカのヒーロー像とも似通ったものがあると私は感じたんですよ。ヒロアカのヒーロー像の肝っておそらく「敵を倒す」ことよりも「人を助ける」ことだと思います


だって、原作の一話でオールマイトは、敵に捉われている爆豪を無謀にも助けようとするデクに、心動かされたわけですし。予告でも「勝って助ける」「助けて勝つ」という台詞がありましたよね。ここの台詞もヒロアカの精神性を象徴しているなと思うんですよ。まあ別にこれはヒロアカに限ったことじゃなく、多くのジャンプ漫画にみられる特徴ですけど。やっぱり人のために動いた方が共感しやすい。


この映画の前半の和やかなパートを私が気に入っている理由もそれでして。1年A組が人を助けている様子がアップチューンな音楽とともに流れるのがとても気持ちよかったんですよね。なんかずっと見ていられるなという感じさえしました。


そして、映画後半も避難という減災や、助けるための戦いを繰り広げている。災害は日本で暮らす私たちにとって、とても身近なものですし、私はこの点で前作よりも共感して観ることができたんですよね。1年A組が自衛隊みたいに見えたんですよ。後日談の復興のシーンなんてまさにそれですし。もしかしたらこの映画は、ヒーローはもっと身近なところにいるということを描きたかったのかもしれませんね。あくまで私はそう感じました。




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・ラストは自分の目で確かめて


さて、映画は進んで、1年A組がそれぞれの個性を発揮しつつ、遂にはvsナインとのラストバトルへ。ぶっちゃけここはあまりネタバレしたくないんですよね。私がこの映画で一番感動したのがここからで、それは初日のネタバレが少ない状態で観ることができたというのが大きいですし。なので、ここではラストバトルのネタバレはいたしません


ただ、画はめちゃくちゃ動きます。前作に匹敵するレベルです。観ていていい感じに酔うことができます。さらに、これに輪をかけて良かったのが演出ですね。前作とはまた違ったある演出がなされていて、それがとても感動しました。あれってコナンでもしんちゃんでもやってましたし、今年の流行なんですかね?何遍観てもいいものです。このラストバトルだけで既にもう一回は観たい。


また、このラストの展開にはヒロアカが持つあるテーマが盛り込まれているんですよね。前作のデクとオールマイトの共闘にも匹敵する熱い展開。堀越先生が「原作の最終決戦でやりたかった」というのも頷ける展開です。いや、これ本当に最後まで取っておくべき展開でしょう。それを惜しみなく使っていて、この映画に対する気合の掛けっぷりが見て取れます。原作どうするんだろうと心配になるほどの熱い展開を映画館でぜひ。




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以上で感想は終了となります。映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE HEROES:RISING』。画はガンガン動きますし、ストーリーもヒロアカの大切なテーマをしっかり反映していて、何よりキャラの活躍が楽しい。ヒロアカをご存知の方も、そうでない方も、この冬休みにぜひ、映画館でご覧ください。オススメです。


お読みいただきありがとうございました。


おしまい





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