この度はご覧になってくださってありがとうございます。これと申します。
こちらのページは5月16日(日)、第三十二回文学フリマ東京@東京流通センター第一展示場にて頒布予定の『これ作品集 午前四時三〇分のモノローグ』収録の『柘榴と二本の電波塔』の試し読みサイトとなっております。
とある作家と編集者のお話です。今回は13p、およそ7000字分を無料公開いたします。
では、どうぞ。
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西から吹く微風が、若葉をさざめかせている。無情から切り離された暖かな情動が、頬に触れる。世界が一瞬で切り替わる心地がした。チャコールグレーのアスファルトも、黄緑がくすんだ雑草も、底の見通せない濁った川も、目に飛び込んでくる全ての事象が、今は愛おしい。
心の奥から爪の先まで、想像もできないほど充足していき、自立することができなくなる。日盛りの惜しみない太陽光に、溶かされていくアイスクリームみたいだ。静かに、着実に崩れ、原形を留めなくなっていく。蜃気楼に隠されていく。崩壊を食い止めるかのように、ヒロトは私の背中に大きな両手を回して、強く抱き寄せてくれた。
ヒロトのにべもない優しさに包まれると、呼吸をするという当たり前が、当たり前ではなくなる。頼りがいがあるとは言えない細やかな腕と、華奢な胸板が波打つのに呼応して、私の心臓も弛緩して、鼓動を緩める。粒子のようにひらりとした髪が、顔に当たってくすぐったい。吸い上げるように私の形は元に戻り、感情の結束はより確固たるものになった。
私は生まれ変わる。きっとこの先、ヒロトが抱擁してくれる度に。何度でも。
私たちは、唇を重ね合わせた。
*
天井にキーボードの音が、シャボン玉のように弾けて消える。入り口の隣にある本棚には、水色の背表紙が凸凹に浮き出ている。広い窓からは、プリズムに濾過された日光が、ふんだんに取り入れられていて、室内には空気清浄機が慎ましく稼働する。スーツはクリーニングから帰ってきたばかり。飄々とした開放感があり、私は自分の職場を、入社したときから、密かに気に入っていた。
タイムカードは、今日も一日を起動する。青い背もたれの椅子に座り、コンピューターを立ち上げる。メールソフトを起動すると、深夜三時に一件のメールが届いていた。添付されたファイルを開くと、画面に映し出されたのは、産声を上げたばかりの文字の羅列。作家が苦心して、眠気に負けそうになりながらも、何とか書き上げであろう原稿。目が潤う。一文字一文字に乗り移った作家の魂を、最良の状態で感じられるこの時間のために、会社に来ているようなものだ。
画面からいったん目を離して、紙パックのミルクティーを一口飲み、体に活力を巡らせる。一息つくと、図ったかのように低い声が、意識に割り込んできた。
顔を上げると、立っていたのは、一八〇センチはある長身に、たっぷりと蓄えられた口髭が威圧的な男。文芸雑誌『柘榴』の編集長、道岡大剛だ。その眼光の鋭さに、自分が何かしでかしてしまったのかと慄いてしまう。
「関、今話できるか」
「は、はい。大丈夫です」
編集長の畏怖的な雰囲気に圧されて、どうということはない口調も、怖く感じられてしまう。思わず立ち上がる。手を軽く机にぶつけてしまった。
「来月、中美が『ヤングペンギン』編集部に異動することになったのは知ってるな」
「もちろん、知っています。ムードメーカーの中美先輩がいなくなると、編集部も寂しくなっちゃいますよね」
せめてもの抵抗で、無理やりにでも笑顔を作ろうとする。しかし、表情筋が上手く動いてくれず、彫刻の失敗作のような顔になってしまう。編集長は当然のことながら笑っていない。緊張で私を支配しようとしている。
「それで、中美の担当の引き継ぎをしなければならないんだが、お前には三澤諒先生を担当してほしいんだ」
「三澤先生、ですか」
一瞬、信じることができなかった。三澤諒といえば、瑞々しい文体と感傷的なストーリーで、幅広い世代から人気を博している若手作家だ。年齢も私と一歳ぐらいしか、変わらないはず。同年代の人物の中で、最も尊敬している存在と言ってもいい。そんな三澤先生と一緒に仕事ができるなんて。
心の中で密かにガッツポーズを作った。だが、そのガッツポーズも、すぐに言いしれない不安に消されてしまう。私に三澤先生の担当が務まるのだろうか。しばし、視線が定まらなかった。少し落ち着いてから視線を戻すと、編集長は毅然とした態度で、腕を組んで立っていた。
「編集長……。ありがとうございます……」
意図しているわけではないだろうが、編集長の眼差しは、私を睨んでいるように感じられた。この緊張感では、浮いた言葉は許されないだろう。脳裏に浮かんだ言葉を、かき消し続ける。
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫だと思います。多分……」
流石の編集長もこれにはやや戸惑った様子で、私には見えない言葉を、一つ二つ吐き出していた。もしかしたら、なかったことにされるかもしれない。それはあまりに嫌なので、強圧な意思に逆らうように顔を上げて、編集長を見つめる。三秒も目を合わせることができない。
編集長は一つ頷いた。どうやら納得してくれたらしい。
「ただ、三澤先生はちょっと特殊でな。他の先生方とは、少し事情が異なっているんだ。初対面だとおそらく驚くと思うが、それでも大丈夫か」
「それは、会ってみないと、分からないです」
「それもそうだな。まあお前なら何とかなるだろ。期待してるぞ」
私にさりげなくプレッシャーをかけ、編集長は向こうへと声を飛ばした。低い声は墜落することなく、壁まで届いていく。
「おい、中美。三澤先生と連絡取れてるか」
「取れてますよー。ていうか先月伝えたじゃないですか。明後日の十四時だって」
ひどく軽薄な声だ。紙を捲る音の方が、まだ質量が感じられる。だけれど、中身先輩の竹を割ったような性格に、部内の危機が何度救われたか分からない。編集長の口角が、この日初めて緩んだのを、私は見逃さなかった。
「そういうことだから、よろしく頼むな」
「はい……頑張りたいと思います……」
絞り出した声のあまりの頼りなさに、不安が活発になる。覚悟を決めなければならない。今度の仕事は、私にとって大きなターニングポイントになる。なぜだか確信めいた予感がしていた。
窓枠の間に掲げられている時計を眺める。秒針の動きが、いつもより綽然と感じられた。
三澤先生の待つ部屋へは、エレベーターを二つ乗り継いで行かなければならなかった。エレベータから初めて目にした内廊下は、亜麻色のカーペットが敷かれていて、そこらのビジネスホテルよりも上等だった。不思議な浮遊感に戸惑いながらも、内廊下を奥に向かって歩いていく。照明もどことなく抑えられている気がする。中美先輩は地に足をつけて、ズンズン進んでいく。私があのように我が物顔で歩けるようになるには、きっと一年や二年では足りない。
ロビーで三澤先生の了承は得ていたので、中美先輩が木目調のドアの前に立つと、すぐにドアは開いた。横にスライドする自動ドアが、私たちに世界を広げる。こんなところにまでお金をかけるなんて、新築は違う。知らないうちに羨望の眼差しを向けていて、中美先輩にやんわりと注意される。
ドアが開くと、玄関には三澤先生が立っていた。
「こんにちは。中美さん。いつもご足労ありがとうございます」
「ういーす。三澤先生。今日もよろしくっす」
雑誌のインタビューでも、写真がページの四分の三ほどを占める三澤先生は、雑誌やテレビで見る以上に格好よかった。背は高いが優しい雰囲気を醸し出していて、圧迫感は感じない。足も長く、黄金比という言葉が脳裏に浮かぶ。スタイルがいいばかりか、鼻筋は高く通っているし、大きな目の主張は凄まじく、薄い唇の下にある泣き黒子がセクシーだ。爛々とした目で見つめる私にふっと笑いかける。笑顔も爽やかで、ファッション雑誌に写っていても、他のモデルと遜色はないだろう。
それを、この先輩は。百回頭を下げたい気分になる。
「よろしくおねがいします。あ、中美さん、もしかしてそちらの方が、先月おっしゃっていた新しい担当さんですか」
「そうそう、コイツがウチの関。まだ、三年目なんで色々教えてやってくださいや」
「よ、よろしくお願いしまっ」
緊張で語尾を言い終わる前に、舌を噛んでしまった。一瞬感じた羞恥を、床に押し付けるかのように頭を下げる。ファーストコンタクトに失敗し、心は喚きだしそうだった。
しかし、顔を上げると、三澤先生はもう一度、微笑んでくれていた。許されたという気持ちになったのと同時に、何かをそっと隠されたような感じもした。
「関さん、こちらこそよろしくお願いしますね。さあ、詳しい話は中でしましょう。どうぞ上がってください」
よかった。三澤先生は私の失態を、心配していないようだ。気を取り直して、よろしくお願いしますと言おうとしたが、今度は「が」のところで噛んでしまう。「さっきより早いとこで噛んでんじゃねーか」と、中美先輩が乾いた笑いを漏らしていた。
一歩部屋の中に入ると、まるで台本もなく舞台に放り出されてしまったみたいに、自分がひどく場違いに感じられた。どこもかしこも洒脱で、高級感が私の胸をチクチク刺す。リビングに置いてあるソファはシックなブラウンで、いかにも座り心地がよさそうだ。私はまだソファに選ばれていない。中美先輩は当然のように、三澤先生に案内される前に腰かけて、両手を組んでいたけれど。
「関さんも、どうぞおかけになってください」
包み込むような笑顔が、私の壁を取り払う。三澤先生に促されるがままゆっくりと座ってみると、ソファは私の体重の分だけ凹み、私の存在を許してくれた。少しごわごわとした布地が気持ちいい。
「今、お飲み物を用意しますね。中美さんはいつもの通りコーヒーでいいですか。関さんは……」
「あ、こいつはカレーでいいっすよ。この前も五日連続で食べたって言ってましたし」
「み、三澤先生、そんなわけないじゃないですか。あの、私もコーヒーでお願いします」
中美先輩の笑えない冗談に、体温が一度上がる。背中に汗が滲みだすように感じた。
三澤先生が大仰なコーヒーメーカーで淹れてくれたコーヒーは、苦すぎず、酸味がいいアクセントになっていて、美味しかった。喉から少しずつ緊張が和らいでいく。三人とも全く同じタイミングで、コーヒーカップから口を離したのが、妙に可笑しかった。
だけれど、三澤先生が持ってきてくれたトレーの上には、コーヒーカップが四つあった。そのうち一つはミルクを入れたのか、色が少し薄い。三澤先生は甘党なのかなと思ったけれど、三澤先生が飲んだのは、何も入れていない方のコーヒーだった。では、もう一杯のコーヒーは誰に?
そんな私の疑念をよそに、中美先輩は、自らが『ヤングペンギン』編集部に異動になることを、改めて三澤先生に伝える。三澤先生は気丈に振る舞っていたが、抑えきれない不安が、黒髪の上で渦を巻いていた。どうやら三澤先生にとっては、初めての担当交代らしい。私も心許ないし、三澤先生も心許ない。二人の心許なさが両輪となって、混乱の底なし沼に沈んでいかないように、気合いを入れ直さなければ。
三澤先生には他にも三社の担当がついていること、打ち合わせは、角を曲がったところにある喫茶店で行うことが多いこと、連絡は午後の方が繋がりやすいこと。一つの連絡事項も聞き逃すまいと、私は逐一メモを取った。三澤先生にも読めるように最低限の綺麗さで、けれど、なるべく素早く。
メモ帳の三ページ目を捲ろうとしたとき、背後からドアが開く音がした。裸足なのか張り付くような足音がする。
「おー、三澤おはよう」
「やっと起きたんですか、木立さん。今日の二時に中美さんが来るから、それまでには起きていてって言ったじゃないですか」
振り返って、声の主の全容を視野に入れる。木立と呼ばれたその人物は、鈍色のジャージを着ていて、背丈は三澤先生よりも一〇センチメートルほど低かった。目も鼻も口も、道行く百人の顔をコンピューターソフトで合成したら、こうなるのではないかというくらい平凡だ。それなのに、体つきは三澤先生よりもガッチリしていて、幾分横に長いので、その個性は埋没してはいなかった。アッシュブラウンに染められた髪の毛が、盛大に跳ねている。
「ああ、わりぃわりぃ。すっかり忘れてたわ。ごめんな。で、この中美さんの横に座ってるのが、新しい担当さん?女なんだ」
「そうですよ、こちらの関さんが新しい担当さんです」
〝木立さん〟なる人が何者なのか。三澤先生とはどういった関係なのか。事情が何一つ呑み込めなかったが、整頓されたリビングは、私に挨拶を強要している。慌ててバックから名刺ケースを取り出し、一枚抜き取った。
「はじめまして。陽燦社の関と申します。よろしくお願いいたします」
〝木立さん〟は、右手で私が差し出した名刺を、ポイントカードみたいにつまんだ。一見して名前を確認すると、名刺をズボンのポケットにしまい、私を観察する。黒猫のような鋭い眼で、顕微鏡でも覗くように。心の最深部まで見透かされていると、確かに感じた。
「ねぇ、アヤカちゃん。年いくつ?」
いきなり諸々を飛ばした「アヤカちゃん」呼びに、心身が動揺する。コーヒーを少し飲んでから答える。カップを持つ手はかすかに震えていた。
「二十五です」
「へぇ、二十五。若いね。リョウと一つしか違わない」
「ちょっと、木立さん。いきなり『アヤカちゃん』呼びは失礼じゃないんですか。関さん、驚いてるじゃないですか」
「いいじゃん別に。減るもんじゃあるまいし。文句あんの?」
「いや、特にないですけど……」
「まあまあ、皆一回座ろう。ほら、木立くんも。引き継ぎの続き、続き」
中美先輩が、そう場を宥めると〝木立さん〟は、三澤先生の横に座った。足を大っぴらに開けて座っているので、三澤先生が使えるスペースは狭くなり、窮屈そうだった。〝木立さん〟は、温くなったミルクコーヒーを口に運んで、満足そうな顔で小さく頷いた。私という人間の品定めはもう終わったのだろうか。
「関、改めて紹介するな。こちらが木立巧実くんだ」
「うっす。よろしく」
その挨拶に遠慮は感じられない。こちらに向けてはにかんできたけれど、平平凡凡たる笑顔だった。私の疑念はより密度を増し、胸の中で膨らんだ疑問が、吐き出される。
「あの、木立さんは三澤先生とどういった関係なんでしょうか。もしかしてお付き合いされてるんですか?」
「アヤカちゃん、何言ってんの。俺と三澤はそういう関係じゃないよ。大学からの友達」
〝木立さん〟が三澤先生に「な?」と同意を求める。三澤先生は糸で引っ張られたかのように頷き、切なく笑った。私はそれを、私だけに送られたメッセージとして受信する。
「木立さんは、僕の二つ上の先輩なんです。大学の頃から木立さんにはよくしてもらっていて」
三澤先生は、笑顔の仮面を崩さない。目の前の三澤先生と〝木立さん〟の関係は、単なる先輩後輩の関係ではないように感じた。主人と使用人に近いだろうか。三澤先生の命の綱は〝木立さん〟が握っている。直感よりも深い部分が、そう私に教えてくるのだ。
中美先輩が何の気なしに話を続ける。
「関、木立くんも小説を書いてるんだ。彼、結構上手いよ。大衆的なセンスがあって、それを過不足なく言葉にできる。『売れる』小説を書かせたら、彼に並ぶ人はあまりいないんじゃないかな」
「アヤカちゃんも、きっと俺の書いた小説、読んだことあると思うよ。だって、俺の書いた小説が好きそうな顔してるもん」
どんな顔だと感じながらも、思索を巡らせる。〝木立巧実〟という作家は、見たことも聞いたこともない。もしかしてペンネームを使っているのかもしれない。そうだとしたらお手上げだ。しかし、ふとジグザグした視線が、私に向けられていることに気づく。視線の発信源は他ならぬ三澤先生。
目が合う。縋るような瞳が寂しい。まさか。
「三澤先生は、書いていないんですか」
言葉が宙に浮く。誰かが強い力で、かき消してくれることを願う。
「そうだよ。〝三澤諒〟の正体は木立くんだ。木立くんが、三澤くん名義で小説を書いているんだ」
叶わなかった。
「三澤先生、本当なんですか。三澤先生が書いていない、なんてことないですよね」
「いや、関さん。申し訳ないけど本当です。〝三澤諒〟は僕じゃない。木立さんなんです」
三本の矢に、私の心臓は貫かれた。積み上げてきた虚像というレンガが、重機で容赦なく壊されていく。コーヒーの水面に、波紋が広がる。
「それって、つまりはゴーストライターってことですか」
「やだなー、アヤカちゃん、その言い方。『共著』って言ってくれよ。一応、リョウもアイデア出してくれるんだからさ。まあ、あんま参考にならないけど」
「今の僕があるのは、木立さんのお陰なんです。関さん、裏切ってすいません。でも、分かってください。これは、僕と木立さんに与えられた役目なんです。僕が望んでしていることなんです」
「いいか、関。編集を続けていれば、これからもこういった場面にぶち当たる。編集長はお前のことを見込んで、早いうちに慣れておいた方がいいと考えて、この二人の担当につかせたんだ。これはお前の将来のためなんだぞ」
そんなこと言われても、だ。世界が一瞬にして転覆し、本当は嘘で塗り替えられる。三人の言葉は耳朶を滑っていき、バクテリアに間もなく分解されてしまう。私が今まで読んできた言葉。何度も脳内で繰り返した表現。励まし。救い。そんなものは所詮、まやかしに過ぎなかった。感覚は夜に支配されていく。目の前のコーヒーを一気に飲み干す。神経は鈍麻していて、コーヒーの味は、殴りたくなるくらい透明だった。
窓の向こうにはタワーが二つ、背中を向けるように直立している。視界はぼやけ、景色はあやふやにしか見えない。だけれど、片方の電波塔だけははっきりと見えた。太陽の光を吸収して、自分より低いもの全てを優しく撫でる。
それは、相手が何を望んでも、決して有無を言わせない、不遜な姿だった。
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以上で試し読み分は終了となります。いかがでしたでしょうか。
『これ作品集 午前四時三〇分のモノローグ』は、『柘榴と二本の電波塔』他3編を収録し、計312ページ。A5判で1000円というお買い得価格で頒布しております。
さらに、他にも3冊を頒布予定ですので、もし気になったのであれば、エー17『胡麻ドレッシングは裏切らない』までお越しいただけると嬉しいです。
何卒よろしくお願いします。
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