前編はこちら


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前半キックオフ!



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試合開始直後から金沢の狙いは明確でした。山雅の左サイドを執拗に狙ってくるんです。左WBの#20石原選手は元々攻撃的な選手で、左CBの#5岩間選手も本職ではないので、慣れてない2人の間にできるギャップを突こうとしてました。あと単純に#20石原選手#5岩間選手もそこまで身長高くないですし、空中戦で優位に立ちたかったんですかね。とにかく誰が見ても金沢が山雅の左サイドをターゲットにしてるのは明らかでした。



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それと金沢の2トップの#19垣田選手#29マラニョン選手が結構サイドに流れてくるんですよね。トップの選手がWBとCBの間を狙って飛び出して裏で受けてそこからクロスっていうのが昨日の金沢の一番の攻撃パターンでした。で実際上手くいってた。#19垣田選手#29マラニョン選手もサイズがあるわりに結構スピード、機動力があるんですよね。特に#29マラニョン選手は怖かったなあ。体もゴツくていかにもゴールを決めそうだというオーラがあった。今日はゴールしなかったけど、再来年にはJ1にいそうなスケールの片鱗を感じさせました。怖かった。



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さらにはこの2トップ守備も献身的にこなすんですよね。昨日の金沢はこの2人を中心にハイプレスをかけてきました。出足も鋭かったし、前半の序盤は金沢の積極的なプレスによって山雅はなかなか有効な攻撃をさせてもらえませんでした。特に#29マラニョン選手は守備しそうな見た目じゃないのに#1守田選手までちょくちょく行くことがあってビビった。それで#1守田選手のゴールキックが外に出ることも何度かありましたし。ハイプレスが効いて前半は概ね金沢ペースで進んでいきましたね。



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対する山雅も昨日は左サイドを中心に攻撃します。ショートパスとロングボールを使い分け金沢ゴールに向かいますが、ショートパスは相手に引っ掛けられ、ロングボールは#3作田選手#39庄司選手に跳ね返され、最初のうちはなかなか攻撃に向かうことができません。



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しかし、少しずつ金沢の出足も鈍り始め、山雅も盛り返してきた前半26分でした。左サイドでボールを受けた#20石原選手は中央の#9高崎選手にパス。#9高崎選手はボールを持って前を向くと少しキープしたのち、右サイドの#47岩上選手にパス。#47岩上選手はボールを持って持ち上がり、#10宮崎選手が付いているなかでクロスを上げます。このクロスが遠いサイドのゴールポストに当たり、ボールはゴールの中へ。山雅が半ばラッキーな形で先制に成功します。#47岩上選手も一瞬「え、入ったの?」という戸惑いの表情を見せていましたけどゴールはゴールです。押され気味の中先制点を取れたのは本当に大きかった。#47岩上選手はこれで今シーズン3点目です。いつの間にそんな取ってたんでしょうか。


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ここは金沢の左サイド狙いが裏目に出ましたよね。左サイドに人数が集中していたので、右サイドにサイドチェンジされると反応が遅れるんですよね。ピッチを広く使った山雅の方が一枚上手でした。あとは#10宮崎選手。せっかくちゃんと付いてたのにあそこで簡単にクロスを上げさせてちゃいけないでしょう。ここも#47岩上選手の方が上手でしたね。



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先制したあたりから徐々に山雅の攻撃は噛み合い始めます。#7前田大然選手#8セルジーニョ選手#9高崎選手の1トップ2シャドーの裏抜けという攻撃の形ができてきたんですね。まずWBの選手とボランチもしくは近いシャドーの選手でパスを交換し、攻撃のチャンスを伺います。そこでタイミングよく#9高崎選手か2シャドーのどちらかの選手が相手のSBの後ろのスペースを狙って走り出し、そこに主にボランチもしくはシャドーの選手がパスを出す。そのまま相手を置き去りにできればクロスやシュートに持ち込む。もし相手が付いてくればボールキープに切り替え。相手のサイド深くの位置でボールをキープしていれば相手のSBとCBが挟んで奪いに来ます。となると必然的にそのサイドのWBは空くわけです。WBの選手がオーバーラップをして相手のSHの反応が遅れたところをボールをキープしていた選手が横パス。相手は中と縦を切っているので外へのパスには対応できませんし、WBの選手はスピードを持って上がってきているので、なかなか追いつくことができません。そして相手が追いついてこないうちにフリーでクロスを上げることができるわけです。プレッシャーの少ない状態で上げられたクロスは当然精度もよく得点につながりやすくなってきます。昨日はクロスからの得点っていうのはなかったんですけどこういった山雅のサイド攻撃は間違いなく金沢の脅威になっていました。



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山雅は先制はされたもののへこたれない金沢に惜しいシーンを作られますが、同点弾は許しません。逆に前半32分に山雅は追加点を奪います。



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#20石原選手が素早いトランジションからボールを奪い返し、#4飯田選手#7前田大然選手#9高崎選手とバイタルエリアでパスを繋ぎ、#9高崎選手は再び右サイドに高い位置を取っていた#47岩上選手にパス。#47岩上選手の低い弾道のクロスは一度は相手に跳ね返されますが、運良く#8セルジーニョ選手の元にボールが溢れます。外をオーバーラップする#20石原選手をよそに#8セルジーニョ選手はペナルティエリア前左45度から巻いたシュートを放ちます。そのシュートは今度は右のポストを叩きゴールに吸い込まれました。コースが凄すぎる。これはキーパーの#1白井選手もノーチャンスです。今節のJ2ベスト5ゴールいけるんじゃないか。そして#8セルジーニョ選手はこのゴールで今シーズン5点目。チーム内トップの得点数を更に伸ばしました。頼もしい限りです。


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ここで注目したいのは#20石原選手の素早いネガティヴトランジション、つまり攻→守への切り替えです。#31橋内選手がボールを奪われてすぐに猛然とダッシュし、スライディングでファウルなしでボールを奪い切りました。こういうプレーはチームの大きな助けになるのでとてもいいです。高い位置でボールを奪えば奪うほどゴールに近づきますもんね。練習から徹底的に植えつけられているんでしょう。じゃなきゃ本番の試合じゃとてもできないですよ。山雅加入当初は守備の問題でなかなか試合に出ることのできなかった#20石原選手の成長が窺えたシーンでした。


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今シーズンの金沢って若い選手が多いんですよね。昨日のスタメンでも#6大橋選手は21歳、#10宮崎選手は20歳、#16毛利選手は23歳、#19垣田選手は20歳、#26藤村選手は24歳、#39庄司選手は20歳と6人もの若手がスタメンに名を連ねています。ベテランもいるんですけど金沢は全体的に若いチームということができますね。で、若いチームっていうのは一度勢いに乗ることができれば一気にガーッていけるんですが、逆に崩れる時も一気にズサーッて崩れてしまうものなんです。ズバリ諸刃の剣。今日はその若さが悪い方に出てしまいました。2点目の6分後の前半38分、山雅は3点目を奪います。

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CKを獲得した山雅。#47岩上選手の入れたボールは一旦は跳ね返されますが#5岩間選手が再び頭でゴール前に入れます。そのボールを受けた#9高崎選手は相手にボールを奪われず、なおかつ反転できるようにボールを持ちますが反転できないと見ると中に選手がいる予感を感じたのかオサレヒールパス。これに反応した#23岡本選手が体を反転させてワンタッチでシュート。ボールは#1白井選手の脇をすり抜け、ゴールに突き刺さりました。#23岡本選手は今シーズン初出場で初ゴール。見事抜擢された試合で結果を残しました。去年期待されて加入していながら怪我もありなかなかボランチでのポジション争いに参加できず、果てには専門外の右WBでプレーしていた#23岡本選手。この1年半決して腐らず努力を積み重ねてきたことが報われましたね。嬉しくて泣きそうになりました。正直金沢の攻撃に怖さがあったので2点じゃ全然安心できない。できれば前半のうちに3点目ほしいなーと思ってたところでのゴールはとても大きいものでした。
それと#9高崎選手の閃きですね。あそこでヒールパスを使うという意外性で金沢の選手たちの足が一瞬止まりましたからね。それが#23岡本選手のゴールに繋がったので、このゴールは半分はアシストした#9高崎選手の得点だと思います。


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前半の残り時間は一進一退の攻防が繰り広げられ、金沢は前半40分#6大橋選手#33梅鉢選手を交代し、早くも動いてきましたがこれ以上スコアが動くことはなく、3-0、山雅の3点リードで前半は終了しました。前半は山雅が3点リードという望外の結果でしたけど、両チームに3点差ほどの大きな差はなくてどっちがリードしててもおかしくない試合でした。事実CKは金沢の方が多かったですしね。



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両チームとも選手交代はなく後半キックオフ!



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後半に入っても3点取られても心が折れない金沢がまず1点返そうと果敢に攻撃を仕掛けます。ボールを奪ったらすぐ前へという縦に速い攻撃で山雅の守備陣を崩そうとしますが、山雅は集中してこれに対応。選手同士の距離感を広がりすぎないように保ち、ボールホルダーにしつこく寄せ、最後のところではしっかり体を張ることで得点を許しません。先に書いたように金沢は1点取ると勢いに乗って2点3点と行く可能性が高いので無失点というのは何よりも大事でした。



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山雅の守備はこの日も前からプレスをかけていきます。前も書いた通り#7前田大然選手と#8セルジーニョ選手の2シャドーは山雅で最も機動力のある組み合わせなので、この二人の前プレスが今日も効いていました。特に#7前田大然選手のスピードは相手にとって相変わらず脅威でしたね。相手選手がプレスを避けようとボールを蹴ってきても空中戦に強い#4飯田選手#31橋内選手が跳ね返してくれますし。相手にロングボールを蹴らせることができれば山雅のモンです。セカンドボールを拾えることが前提ですけどね。



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点を取ろうとラインを上げて前のめりになってきた金沢に対して、山雅はカウンターで対抗します。ここで前半のようにショートパスを繋げて攻撃ができればよかったんですけど、後半最初のうちは山雅は金沢に対抗してロングボールを蹴ってきちゃったんですよね。ロングボールっていうのはやっぱりショートパスに比べて精度は下がるので、#7前田大然選手#8セルジーニョ選手のスピードをもってしても追いつけないボールが多くなかなかチャンスにつながりませんでした。



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攻めるも得点を奪えない金沢は早めに交代のカードを切ります。後半14分には#19垣田選手に代えてストライカー#9佐藤選手を、後半19分には#10宮崎選手に代えてドリブラー#17加藤選手を投入し局面の打開を図ります。あと25分以上残していながら早くも金沢は交代カードを使い切りました。


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2選手の投入によりさらに攻勢を強める金沢。後半24分には#29マラニョン選手にシュートを打たれ、ゴールネットを揺らされますが、これは直前に触った#9佐藤選手がオフサイドポジションにいたとしてノーゴールとなりました。



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どうなんでしょうねこれ。この角度から見ると#5岩間選手の方がわずかに外にいるように見えますけど微妙ですよね。こういう微妙な判定でも審判は毅然と判断しなければならないことを考えるとほんと審判って大変な職業だなと思います。もっと審判に対して優しくなりましょうよみんな。



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そして金沢に攻められ、カウンターもそこまで機能しない状況を変えようと反町監督が動きます。後半27分ゴールも決めた#23岡本選手に代えて#33安川選手を投入。#33安川選手はこれが今シーズン初出場です。#33安川選手は左CBに入り、左CBにいた#5岩間選手が本職であるボランチに入りました。#23岡本選手は今シーズン初出場で初ゴールを決めたんですけど、まだ試合勘が戻り切っていない部分があって後半ばててきてたので(ボールホルダーに対するプレスも少し緩くなってその分相手に少し自由を与えてしまっていたところがあった)、これ以上そこを金沢に使われないよう早めに交代したのかもしれないですね。あと試合中にちょっと痛めてたとか。でも次の試合に出れなくなるほどではないでしょうし、#14パウリーニョ選手が戻ってくる次節もスタメンで出るんじゃないですかね。#6藤田選手との関係もお互いどっちがが行ったらそのカバーをするっていう基本的なことが概ねできていたのでよかったと思います。



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攻める金沢とカウンターでやり返す山雅という構図のまま進んだ後半30分でした。右サイドでボールを受けた#7前田大然選手がゴール前まで持ち上がります。対面についている#39庄司選手を切り返しで翻弄しシュートコースを開け、シュートを打ちます。これを体で止めようとした#39庄司選手。しかし、シュートボールが手に当たってしまい、山雅がPKを獲得します。



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この角度からだと一目瞭然ですね。ハンドしてます。


そして今回PKを蹴るのは#8セルジーニョ選手。いつもPKを蹴ってる#9高崎選手はこの前の山形戦で外してしまいましたもんね。というか#8セルジーニョ選手がボールを離さなかっただけなんですが。



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対するキーパーは古巣対戦となった#1白井選手#1白井選手#8セルジーニョ選手が蹴るよりも先に左に跳んでしまい、#8セルジーニョ選手はその逆を突いて右にシュート。ボールはまたもポストを叩きゴールに吸い込まれていきました。見事PK成功。この試合2得点目を挙げた#8セルジーニョ選手はこれで今シーズン6点目です。


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山雅の勢いは止まりません。と、ここで問題のシーンです。後半32分#8セルジーニョ選手のパスを受けた#5岩間選手#7前田大然選手にパス。このパスは奥の#20石原選手まで流れ、#20石原選手は腿トラップからシュート。これがゴールに突き刺さります。#20石原選手はこれで今シーズン2ゴール目です。で、このゴールの何が問題かっていうと「#20石原選手オフサイドじゃない?」ってことなんです。副審は早い段階からフラッグを挙げてましたし、私も最初はオフサイドだなって思いました。でも村上主審がゴールを認めたんですよね。そしてこれに金沢の選手は当然ながら猛抗議。しかし判定は覆らず#20石原選手のゴールは認められました。


ここでちょっと確認してみたいと思います。まずはこちら。

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この時点では完全に#20石原選手はオフサイドポジションにいます。
でも次のシーンで

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ボールは#45沼田選手に当たってるんですよね。


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この角度から見ると触ってますね。ここで競技規則を見てみましょう。


第11条「オフサイド」

2.オフサイドの反則

ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せられる:

(中略)

・  その位置にいることによって、次の場合にボールをプレーして利益を得る、または、相手競技者を妨害する:

・  ボールが、ゴールポスト、クロスバー、審判員または相手競技者からはね返った、 あるいは、それらに当たって方向が変わってきた。
・  ボールが相手競技者によって意図的にセーブされた。

オフサイドポジションにいる競技者が相手競技者からボールを受けたとき、その相手競技者が意図的にボールをプレーした場合(相手競技者が意図的にセーブした場合を除いて)、利益を得ているとはみなされない。

「セーブ」とは、ゴールに入りそうな、または、ゴールに近づいたボールを、競技者(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーの場合を除く)が手または腕以外の体のいずれかの部分を用いて止める、あるいは、止めようとすることである。
(サッカー競技規則2017/18より)


今回のケースでは#45沼田選手がボールを「意図的にプレー」しているが「意図的にセーブ」していないとみなされたんでしょう。#5岩間選手が出したボールはゴール方向に向かっています。でもゴールに入りそうなボールではないです。ここでボールが#45沼田選手の足に当たった。これを村上主審はゴールに入りそうな、またはゴールに近づいたボールを競技者が体のいずれかの部分を用いて止めようとする」状況には該当しないと捉えたんですね。なぜならそれは#5岩間選手のパスがゴールに入りそうなボールではなかったから。大事なのはボールがどこに向かったかです。ここに意図的かどうかは関係がありません。

でも「#5岩間選手のパスはゴールに近づいたボールじゃないの」って疑問は浮かんできますよね。ここで重要なのは#45沼田選手がどういう思惑で足を出したのかどうか。シュートを止めるために足を出したわけではないですよね。パスをカットしてマイボールにするために足を出したと村上主審は判断したんでしょう。「セーブ」というものはもっと決定的にゴールに関わるプレーなんです。例えばGKがインスイングでGKに向かってくるボールをパンチングしたらこれは間違いなく「セーブ」です。でもGKがアウトスイングでGKから逃げていくボールをパンチングしたらどうでしょう。これはどちらかというと「セーブ」よりも「クリア」と言えるのではないでしょうか。違いはゴールに決定的・直接的に関わっているかどうかです。そして今回の#45沼田選手のプレーはゴールに決定的に関わっていない。だから「セーブ」には該当しないんです。

そしてこの場合、オフサイドポジションにいた#20石原選手は利益を得ているとはみなされない、つまりオフサイドにならないということです。とてもややこしいですね。「意図的」という言葉の持つ曖昧さが事態をよりややこしくしています。「意図的」かどうかは本人にしか分からない主観的なものですし、それを他人が判断するのは難しいです。あからさまな場合を除いて。

このややこしい状況を一瞬のうちに判断しなければならない審判という職業はやっぱり大変です。こういう審判の大変さを知ったら安易に審判に対するブーイングはできないですよね。



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この#20石原選手の得点で揉めてる隙に山雅は#7前田大然選手に代えて古巣対戦の#13中美選手を投入します。#13中美選手は昨日もシュート打ったのかな。古巣相手ということで気合入ってましたけど今シーズン初ゴールとは行きませんでした。次回に期待です。



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本日の入場者数は11,333人。田植えの影響か平均よりは少ないですが、それでもJ2では多い方であることには変わりありません。



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そして後半39分にはGWの連戦でも出ずっぱりだった#6藤田選手に代えて今シーズン初出場の#32安東AKIRA選手を投入します。#6藤田選手は今日も素早いプレスでピンチの芽を摘んでましたね。また前見た時よりも攻撃に出てくシーンが昨日は多かった。この辺はコンビの相方が#23岡本選手#14パウリーニョ選手かの違いなんですかね。#14パウリーニョ選手結構前に出ていきますから、その分#6藤田選手は後ろでバランスを取る役割を担いますよね。でも昨日は#6藤田選手#23岡本選手のどちらもが同じくらいの割合で前に出ていってましたね。
そして交代で入った#32安東AKIRA選手もかつて金沢に所属していたことがあり、こちらも古巣対戦となります。金沢に得点を許すことなく無失点で終えられたので#32安東AKIRA選手にとってもちょっとアピールになったのではないでしょうか。



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5点差がついても選手もサポーターもまだまだ諦めない金沢は1点でも返そうと必死の攻撃を仕掛けてきますが、山雅はすんでのところでその攻撃を跳ね返し続けます。そして確実に無失点で試合を終わらせるために山雅はボールを奪ってのカウンターでもシュートまではいかずコーナーフラッグ付近で時間を使います。これをJリーグ界隈では俗に”鹿島る”という。

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そして3分というアディショナルタイムも乗り切り試合終了。5‐0で山雅が勝利を手にしました。金沢の攻撃の機会も多かったので5得点よりも0で抑えられたのが個人的には嬉しいですね。









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勝った後は恒例”勝利の街”の大合唱です。

からの..."アルプス一万尺"!山雅の勢い止められない!!

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その後は勝利監督である反さんのインタビュー。
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「ゴールポストが味方してくれました」

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確かに昨日の5点中3点はゴールポストに当たって入ったものですもんね。いつもはゴールポストに跳ね返されることが多いんですが、今日は入れてくれた。もしかしたらヤッさんのおかげかもしれない。「憎きツエーゲン金沢を叩きのめすため今日は松本山雅に手を貸そう」(参照:【ご加護】2018明治安田生命J2リーグ第14節 松本山雅FC vs ツエーゲン金沢【マスコット編】)て言ってたので、ポストに金沢のサポータを絶望の淵に叩き落したいヤッさんの魂が乗り移ったのかも。そんなヤッさんのご加護もあって今日のゴールラッシュが生まれたのかもしれないですね。まあ5点取られても金沢サポは絶望しなかったんですけど。最後まで応援を続けてましたし。そういった愚直な姿勢は心に訴えかけてくるものがありますよね。昨日はありがとうございました。



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続いて本日のヒーローインタビューは2得点の#8セルジーニョ選手。なんか前来た山形戦もヒロインは#8セルジーニョ選手だったよなあ。



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昨日はお子さんの誕生日だったそうで。そしてブラジルでも日本と同じ日が母の日になっているそうで。「子供と全ての母親にこのゴールを捧げたい」と語っていました。
また次節の抱負については「まずは明日子供の誕生日パーティがあるのでそこは楽しんで(笑)、その翌日からはまた切り替えていい準備をして臨みたいと思います」とのこと。子供思いのいいお父さんですね。

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また、#8セルジーニョ選手は再び今節のMVPにも選出。

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ステーキとお米を貰って...

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最後にはカメラへのサインで締めました。また次節からもよろしくお願いします。

そして敢闘賞は#1守田選手が受賞しました。今日はファインセーブというのは少なかったですけど(ないとは言ってない)、無失点で終えた以上GKにはそれなりの評価が与えられてしかるべきなのかなって。個人的には#9高崎選手でもよかったような気もしますが。

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そして一昨年まで山雅に在籍してくれた#1白井選手が挨拶に来てくれました。


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ガンズくんとハイタッチ。





<ハイライト動画>




監督コメント(Jリーグ公式)

選手コメント(Jリーグ公式)

2018 明治安田生命J2リーグ 第14節 松本山雅FC vs ツエーゲン金沢戦の結果(松本公式)

試合速報(金沢公式)

【J2第14節 松本×金沢】松本が5得点のゴールラッシュで大勝!金沢を下しホーム3連勝(ドメサカブログ)

松本山雅、5―0大勝 7位に浮上(信濃毎日新聞)







最後は和むヤサガラスでお別れです。

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お疲れ様でした!!
これからもがんばれ松本山雅FC!!!!




おしまい


サッカー競技規則〈2015/2016〉
日本サッカー協会審判委員会
日本サッカー協会
2015-10-01