こんばんは。これです。もう5月も終わりですね。平成もあと1年切りました。梅雨嫌ですね。そんなこの頃です。

さて、今日も映画観に行ってきました。今日観たのは「恋は雨上がりのように」です。人気漫画が実写化ということで意気揚々と観に行きましたが...。

拙い文章ではありますが今回もよろしくお願いいたします。ちょっと暗い内容かもしれないですけど。あ、それと原作漫画は未読です。大事なことなのでもう一回言います。原作漫画は未読です。ではどうぞ。





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※ここから先の内容は映画のネタバレを含みます。ご注意ください。














まあ何といっても主演の小松菜奈さんですよねこの映画は。原作よろしくクールな目つきがたまらないし、スラッとしていてかっこいい。本当に美人さんですよねこの人。モデルとしても活躍しているようにスタイルがすごくいいのでどんな格好でも似合っちゃう。陸上のユニフォームはエロいし、ワンピース姿はクラクラする。Tシャツにジーンズ(ではなかったと思うけど覚えてない)みたいなラフな格好でも似合っちゃうのはずる過ぎる。
でもってクールな中にたまに覗かせる無邪気な表情もいいですよね。引き出してくれた店長ありがとうございます。

次に相手役の大泉洋さん。まず父性がすごい。心に傷を負ったあきらに寄り添うあの感じ。超優しいですよね。確かに情けなくはあったんですけど、だんだん映画を観ているうちに素敵に見えてくる不思議。味がある。実際に娘さんいるんでしたっけ。それも今回影響してるのかもしれないですね。

それと個人的に気になったのが主人公・橘あきらの友人・喜屋武はるかを演じた清野菜名さん。仕草がいちいち可愛くて30年ぐらい前の榊原郁恵さんもしくはいとうまい子さんみたいだと感じました。いや私生まれてないんですけどね。正直小松さんよりも清野さんの方が個人的にタイプかもしれない。身近なところにいる感じがして。実際にはいないけど。



あと個人的には音楽がよかったかなあ。私ロキノン厨なので最初で一気に掴まれました。ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」が冒頭にかかるんですけど、東京事変を速くしたような感じでモロ好みでした。今度CD借りて聴いてみようかな。
さらに劇中音楽に「神聖かまってちゃん」のの子さんとmonoさん、「忘れらんねえよ」の柴田さん、「スカート」の澤部さん(「スカート」はロキノンとはちょっと違うところにいるけど)が参加してるのも10代~20代前半のロキノン厨としては見逃せない(いや聴き逃せないか)。エンディングも「神聖かまってちゃん」のカバーですしね。かっこよかったですよ。



そしてストーリー。穢れのないピュアな感じで眩しかったです。この映画って「恋愛」の他に「夢」っていうものもテーマになってるんですよね。あきらと店長の二人は夢を諦めたという点で共通していて、そんな二人が恋愛を通じてそれぞれに影響し合うことで、また夢に向かって歩き出すようになった。今現状が上手くいってなかったり、夢を諦めてしまった人には響く映画かもしれません。前向きな気持ちにたぶんなってると思います。「恋は雨上がりのように」は私たちの心の中を晴らして、立ち直させてくれる映画ですね。そう感じました。





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えーと、褒めるのはこのくらいでいいですかね。実は私ちょっと怒ってまして、少し言いたいことがあるんです。







※ここからマイナス寄りの内容になります。そして私は原作漫画は未読だということをここで改めて伝えておきます。

















今回この映画を観終わって思ったのが「すごい中途半端なところで終わった」ってことです。

映画のラストシーンは、あきらと店長が雲一つない青空の下で偶然出会って、あきらが店長に「私たち友達ですよね」「友達ならメールしましょう」って言って、それに店長が頷いて終わるんですよね。ここ、あきらが最初に店長には分からないような若者中心のSNSに誘ったところとの対比になっていて、あきらの店長に対する理解が深まっていることが示されているんですよね。また、雲一つない青空が二人の心の内を表現していて一見爽やかに終わったように見えます。



いいラストシーンだとは思うんですけど、でも何が不安かっていうと盛り上がりの最中で終わっちゃったことなんですよ。あきらは陸上部に戻り、店長は小説を再び書き始めた。そして、あきらは陸上のライバルとの決戦を迎える。さあここからだ、ここからが一番盛り上がるシーンだってところでぶつ切られてしまった。その前にファミレスの店員が「決着つけなよ」と言っていたのに、実際には何の決着もつかなかったんです。ここがかなりモヤモヤするところでして。別に全てを決着をつける必要はないですし、含みを残して終わる方がその後の想像もできていいんですけど、せめて最低限の決着はつけてくれよと。「DRAGON BALL」だったらギニュー隊長を、「北斗の拳」だったら聖帝サウザー、「ジョジョの奇妙な冒険」だったらヴァニラ・アイスを倒したところでいきなり終わるようなものなんです。「え!?終わり!?」って感じですよね。でも実際にこの映画ではそれが起こってしまったんです。



で、私がこの映画に求めていたラストシーンっていうのは

・大会であきらとライバルが対戦する。
・それをこっそり店長が見に来ている。
・レースを終えて勝ち負けとは別に晴れやかな表情のあきら。
・それを見た店長が一度頷き、会場をあとにする。
・笑顔のあきらのアップで映画は終わり。

っていう感じでした。ベタですよね。でもこれを期待してたんです。こうだったらモヤモヤした気持ちのまま映画館をあとにすることができたのになあ。



ここではっきりさせておきたいんですけど、上の私が空想したラストを見てもらえれば分かると思うとおり、私は別に結ばれなかったことに文句を言ってるわけじゃないんですよ。むしろ結ばれなくてもいいなって思ってましたし。それは何故かっていうと店長が常識のあるちゃんとした大人だったからなんですよね。45歳の自分と17歳のあきらが付き合っていたら不味いだろうっていう正常な感覚の持ち主だった。45歳でバツイチの男がなかなか取れる態度じゃないですよね。そういう店長に私は交換を抱いていたので、最後まで店長があきらとは男女の付き合いをしなかったことでその態度を通してくれたのはかっこよかったです。安易に店長が付き合っていたらこうはいかなかったでしょう。いやー店長が良識のある大人で本当に良かった。そうじゃなかったらもっとエロティックになってるところだった。危ない危ない。



あと映画の中で結ばれなくてよかったもう一つの理由として挙げたいのが、映画の「その人は、土砂降りの心に傘をくれた。」っていうキャッチコピー。あきらの心は陸上ができないと失望で土砂降りだった。店長がその心に傘をくれたんですけど、最後の方ではあきらの心の雨は止んでるんですよね。あきらの心に振っていたのは通り雨だった。よく使われる言い方ですけど、止まない雨はないんです。そうなると使わない傘をいつまでも持っていてもしょうがないですよね。あきらが晴れてるのにいつまでも傘を差している姿を見たらどう思います?「しまえよ」って思いますよね。傘を差したまま後ろ向きに店長への気持ちを引きずるよりも、あきらは傘を一回しまって前に進むことを選んだわけです。それは店長も同じ。二人が前に進むと決めた以上、お互いの傘はお互いの見えないところにしまわれるわけで、それは二人の互いに思う気持ちが見えなくなったということ。二人がそれぞれの道を前に進むと決めた以上、結ばれないのは当然の流れなんじゃないかなと感じました。分かり辛くてすみません。





それで話を嫌な方向に戻しますけど、中途半端に終わったのってやっぱり「連載中の漫画を実写映画化する難しさ」からくるものですよね。完結している漫画は映画もその通りのラストでいけますけど、連載中の場合は、漫画が描いていないラストを映画が描いてしまったら本末転倒なわけで、そうなると漫画の途中で終わらせるか、漫画とは別の着地点を見つけて終わらせるか、どうにせよ漫画とは違う終わらせ方になるわけです。



ここで私がイラっときてるのは原作が3月に終わってることなんですよ。「3月に終わった原作の単行本が5月に出るからその勢いで映画も公開しちゃおう」って算段だと思うんですけど、今回それが裏目に出てしまったんですよ。たぶん1年くらい前から映画の話は動いてたと思うんですけど、それもうちょっと待てなかったのかよって。あと1年、いや半年待っていればよかったのかもしれない。もう少し時期を遅らせていれば原作者から「こういう感じで終わりますよー」っていうのが聞けて、それが映画に反映されてたと思います。原作者がラストを伝えてくれるかどうかは分からないですけど、「暗殺教室」はそうやって原作と映画同時期に終わってたはずですし(観てない)、出来ないということはないはず。



さらに主演の小松菜奈さんも今旬の女優さんじゃないですか。事務所としては「勢いのあるこの機を逃さず売り出したい」っていう考えがあったんでしょう。そこで目をつけられてしまったのが話題の漫画「恋は雨上がりのように」でした。最終的にOKを出した原作者も原作者ですが、一番いけないのはこの時期尚早のタイミングでオファーを出した人ですよ。いったい誰が出したんだろう。ちょっと文句言いたいですね。

そしてこの早いタイミングで実写映画化したおかげで映画自体は結局中途半端なところで終わってしまった。観てる人にモヤモヤを残したまま終わると映画の評価は下がってしまうじゃないですか。それってつまり小松さんや大泉さんをはじめとした役者陣やスタッフ、果てはこの映画に関わった全ての人たちの評価を落としてしまうんですよね。もうちょっと後にやってたらまた違う映画になって評価もより良いものになっていたかもしれないと思うと悔しいですね。本当得する人が少ない映画でした。映画もラストまでは良かっただけにとても悲しいです。これはちょっと胸を張って観てほしいとは言えないかもしれないです。個人的には。ああ悲しい。でもって腹立つ。時間かけてればもっと良くなったのになあ。
 

























以上になります。こんな愚痴みたいな文章にお付き合いいただき本当にありがとうございます。もっとよくなるのにっていう映画を観るのはキツイですね。でも心は洗われますし、見て損はしないと思います。評判もなかなかいいみたいですし。

改めてお読みいただきありがとうございました。また近いうちにお会いしましょう。それでは。



おしまい