前節Y.S.C.C.横浜に0-3の大敗を喫してしまったAC長野パルセイロ。3勝4分6敗の勝ち点13で最下位に沈みます。いやー辛いですね。下位チームには勝たなければ、の下位チームになっちゃってますからね。今まで上の方にいた時間が長かった分余計に辛いです。
再起を期したいパルセイロの今節の相手はガンバ大阪U-23。5勝4分4敗の勝ち点19で9位につけています。3連敗を避けるためにも勝たなければなりませんね。
では、観戦記を始めます。よろしくお願いします。
数日前の雨予報とは打って変わって、日差しが差し、うだるような暑さとなった6月の最終日。15時ごろにシャトルバスでUスタに到着しました。バスの中めっちゃ暑かったなぁ。冷房が入ってからは涼しくなったけど。
Uスタ上空にも梅雨の晴れ間が覗きます。
この日から最後尾の看板に、イベント情報を載せるようにしたんですね。とてもいい試みだと思います。
一般入場するとキャラクターたちがお迎えしてくれました。こちらは山ノ内町のおこみんです。モチーフはおそらくオコジョ。初めて見たけれど可愛いですね。
この日のライオーは招き猫ポーズでお出迎えをしてくれました。いやーあざとい。新たな魅力発見です。
なんとこの日は、長野キャラクター界の首領・アルクマさんも来場されていました。さすがの存在感と奥深さです。
さらに、この日もキリンビール一番搾りの試飲が供されていました。夏はずっとやるんですかね。私もビールが好きなので有難いです。
この日のゴール裏入り口には、でかでかと手書きの横断幕が掲出されていました。熱いですが、切羽詰まったものを感じます。
この日のピッチも状態はよさげでした。
さらに、この日は配布物も盛りだくさん。
毎節恒例のマッチデープログラム。この日は#13山口選手のインタビューに、ホームタウンページは山ノ内町です。
この日は明治安田生命長野支社サンクスマッチ。それにちなんでクリアファイルがプレゼントされました。この中の冊子には、いくつかエンブレムが印刷されており、引き当てると選手と触れ合うことができたそうです。3000分の20と倍率はかなり低めでしたが。
反対側はレディースチームでした。
さらに、健康づくり県民運動・信州ACEプロジェクトのお知らせも配布されました。アルクマさんが表紙のノートは方眼紙で使い勝手がよさそうです。
山ノ内町からは除菌用ウェットティッシュが配布されました。応援した汗でべとついた顔を拭くのに使用できそうですね。
スタジアムから外に出ようとすると、ちょうど選手バスが到着していました。今節は入り待ちは行われなかったようですね。応援団体も変わりましたからね。
この日のラインナップ。夏の始めらしく、向日葵が咲いています。
この日のコンコースもまあまあの賑わい。前日に松本でトップチームの試合があったためか、この日はガンバ大阪のサポーターも多く来場していました。たくさんいらしてくれて有難い限りです。
手招きをするライオー。
アテンドのお姉さんと熱い抱擁を交わしていました。目尻が超イケメンです。
試合前事前番組パルナンデスはとうに始まっています。このシーンはグッズ紹介ですね。ユニフォームを着たミニチュアのテディベアを紹介していました。
一回1000円とはなかなかの値段です。
その横にはMyメガホン作りのコーナーがありました。メガホンにメッセージを書くことができるようです。のちに選手も登場していたらしいですね。
また、その隣では横断幕の作成も。メッセージの上に手形を残すスタイルのようです。
私も書かせていただきました。悔いがないのが一番です。
また、七夕が近いこともあって短冊がこの日はお目見え。サポーターがそれぞれに思いを書き連ねていました。選手の願い事もありましたよ。
さらにさらに、この日は山ノ内町のブースも出店。
100円のりんごジュースには、その値段の安さからかチームを問わず多くのサポーターが群がっていました。私も飲んだんですけど、すっきりとした味わいで美味しかったです。
おこみんの横顔。スターの対応。
パルナンデスでは、ガンバ大阪サポーターが楽しく談笑していました。
たまたま寄ったグッズ売り場の中にはライオーがいてくれたり。ここにいるのは珍しい。
#17明神選手のJリーグ通算550試合出場記念グッズもまだまだ販売中です。
選手への質問を募集するホワイトボード。#29山田選手が出ていないのは本当に謎ですね。怪我でしょうか。誰かが復帰したら誰かが怪我して。なかなか上手くいきませんね。
富士見チーズ工房さんのチーズドッグをいただきながら(小さかったので100円返金してもらえた)、スタジアム外でダラダラと過ごします。
すると、パルナンデスでは先日、7月限りでの退団を発表した#6國澤選手が登場しました。退団間近のスペシャルゲストです。
アメリカには気づいたらいたことや、今後のことはまだ何にも決まっていないことなどを話す#6國澤選手。口下手な印象もあり、穏やかに進行していきます。
やり残したことを聞かれると、最初は「ない」と答えていましたが、考え直して「まだホームで勝てていないのでホームで勝つこと」と答えを変更。将来パルセイロレディースに帰ってくる確率は「100%」とのことです。あ、これ別に選手としてじゃなくスタッフや、もっと言えばファンとしてというのも込みでの100%だそうです。いつか帰ってくることを期待しつつ、海外でも頑張ってください。応援しています。
アルクマさんは長い時間コンコースにいてくださいました。頭が下がる思いです。
ゴール裏売店にあるウィンナー盛り(600円)をいただきながら待っていると、GKが入場してきました。
続いてフィールドプレイヤーの登場。ですが、この日はゴール裏で新団体「Frente de Nagano」の立ち上げということもあり、心機一転。ゴール裏で肩を組んで選手を迎えようという試みがなされました。フィールドプレイヤーが入場してくると、肩を組むサポーター。肩に手を回されると、ほんの少しだけだけど心強かったです。選手チャントもその場で歌っていましたね。
では、ここで本日のスタメンです。
パルセイロは前節からメンバーを5人変更。#5池田選手や#30浦上選手、#8堂安選手に#27竹下選手と若手選手が出場機会を掴んでいます。フォーメーションも一新して4‐4‐2。#30浦上選手がボランチに入るのが驚きですね。
一方のガンバ大阪U-23は前節からメンバーを3人変更。#35山口竜選手、#28高選手、#37白井選手がスタメンとなっています。前節ハットトリックを決めた#49塚本選手はメンバー外となっていますね。フォーメーションは4‐1‐4‐1です。
この日のリスペクト宣言は要約すると「本場のたこ焼きが食べたい」とのことでした。絶対絶対負けへんでと関西弁も使っています。
キックオフ前には明治安田生命長野支社長の竹林氏の挨拶がありました。「近年まれにみる苦境ですが、ともに勝ち上がっていきましょう」という内容だったと思います。いや本当に勝ちたいっす。
明治安田生命様のキャラクター、うさりんとライト君も来場しています。
選手紹介も済んで16時50分過ぎ、選手の入場が始まります。
この日のパルセイロゴール裏。新体制一発目ということで、いつもより気合の入った声援を送っていました。弾幕も新しくなっていますね。2階席の弾幕が好きです。
一方のガンバ大阪U-23ゴール裏。前日の影響もあり、過去最大規模のサポーターが来場していました。U-23でこれだけはいるのは珍しい。
試合前にはまず、#9津田選手のJリーグ通算300試合出場達成のセレモニーがありました。プレゼンターは両親とお子さんです。
花束を貰って嬉しそうな#9津田選手。この日もベンチから出場機会をうかがいます。
さらに、この日は冠スポンサーである明治安田生命長野支社の竹林氏によるキックインセレモニーがありました。写真はすみません、撮れませんでした。
ゴール裏に戻っている間に円陣も組み終わり、選手がピッチに散らばって...
前半キックオフ!
前半はガンバ大阪U-23ペースで進んでいきます。パルセイロが5バックから4バックにして、一人当たりが守る範囲が広くなったのを利用し、CBとSBの間にSHやIHが走らせるという攻撃を繰り返し、ゴールに迫ります。
この斜めの動きにパルセイロはボランチを落とすわけでもなく、まだ慣れていなかったのか対応できず、裏でボールを受けられピンチを招き、自陣に釘付け。かといってパルセイロのSBが絞ると今度は外のスペースをガンバ大阪U-23のSBが使ってくるので、悩ましかったですね。4-4-2に不慣れな感じが出ていました。
しかし、パルセイロはなんとか失点することなく立ち上がりの15分を終えます。しかし、前半20分。#21立川選手が#5池田選手にパスを出しましたが、これが合わず#26奥野選手に奪われてしまいます。#26奥野選手は中にクロスを入れますが、これがカットしようとした#5池田選手の足に当たってコースが変わりゴールイン。パルセイロは一番やってはいけない形で失点を喫してしまいました。うーん、これは次戦は#21立川選手はスタメンを外れるかもしれませんね。
さらに悪い流れは続き、前半23分。CBとSBの間を突かれて#47川崎選手に抜けだされ、クロスを上げられてしまいます。このクロスがスライディングをした#18内田選手の手に当たり、パルセイロはPKを献上。まあゴール裏から見ても明らかに手に当たっていたのでしょうがないですね。故意ではないと判断されることを期待したんですけど、そうはいきませんでした。
キッカーは#18高木選手。パルセイロサポーターは守る#21立川選手に大きな声援を送ります。そのおかげもあってか、#18高木選手が蹴ったボールはゴールの右に外れて、パルセイロは2失点目を回避することができました。危なかった。
ここから反撃に出たいパルセイロでしたが、なかなかゴールに近づくことができません。サイドをワンツーで抜け出そうという意識が強すぎて、相手に読まれてしまっていた部分もあったと思います。人数をかけても動き出しが少なく、攻撃に勢いもなかなか生まれませんでしたしね。
ただ、それでも前半42分。#8堂安選手が左サイドでボールを受けると、中央の#22国領選手に戻します。ここで#8堂安選手の中に入る動きにガンバ大阪U-23のDF二人が釣られ、サイドで#13山口選手がフリーに。すかさず#22国領選手はその#13山口選手にパスを出し、#13山口選手は落ち着いてクロス。これに#19三上選手が頭で合わせ、パルセイロが同点に追いつきました。前節は追いつけずにずるずると行ってしまったので大きな改善です。
そして、そのまま1-1で前半終了。4-4-2にまだ慣れていない感が辛かった前半でした。それでも前節よりはいいんですけけど。
ハーフタイムには明治安田生命様の抽選会があったり、
Jリーグみんなの健活体操があったりしました。
うさりんもゴール裏で健気に体操に励んでいます。
この健活体操思っていたよりも長くて、13番まであったんですよね。あまりに長すぎてガンバ大阪U-23の選手がピッチに出てきても続いてましたもん。和ませて戦意を削ぐ作戦だったのか...?狡猾ー。
後半開始に当たってパルセイロは選手交代。#30浦上選手に替えて復帰戦となる#24新井選手を投入します。#30浦上選手はちょっと配球の面で物足りなかったかな...。しばらくボランチ起用はないと思います。#24新井選手は実に1年半以上ぶりの復帰ですね。おかえりなさい。
後半キックオフ!
#24新井選手が入るとパルセイロは見違えたように安定感を取り戻します。#24新井選手は長らく試合から離れていたとは思えない予測の良さで、インターセプトをしたり、パスコースを塞いだりと大活躍。さらに、ボールを散らすのも上手く、パルセイロのビルドアップはスムーズになっていきます。
加えて、パルセイロは後半開始から勢いを持って入っており、前線からプレスに行ったり、攻→守の切り替えのスピードを早めたりと、よく走っていました。高い位置でボールを奪えるシーンもあり、ゴールに徐々に近づいていきます。
#8堂安選手に替えて#7妹尾選手を、#27竹下選手に替えて#9津田選手を投入し、逆転を狙うパルセイロ。しかし、後半32分。左サイドから#18高木選手がボールを受けるとターン。#4内野選手を躱してシュートをゴールに流し込み、ガンバ大阪U-23が2点目を奪取します。マークが少しあいまいになっていたのかな。後半はパルセイロが押していただけに痛い失点でした。
ただ、それからもパルセイロが押す時間帯が続きます。サイドチェンジを多用し、ボールを前へと運ぶ手立てを見せ、人数でサイドを崩してからのクロス。惜しくもゴールには結びつかなったものの、クロスすら上げられなかった前節と比べると格段の進歩です。#13山口選手が果敢に攻め上がっていたのが印象的でした。
この日の入場者数は3,573人。正直思ったよりも来ているなと感じました。ガンバ大阪U-23サポーター+明治安田生命長野支社の方々の動員が大きいですね。ちなみにボランティア参加人数は60人でした。こちらもいつもより多め。ありがとうございます。
後半アディショナルタイム3分にもスコアは動くことなく試合終了。後半は盛り返したものの及ばずパルセイロは3連敗を喫してしまいました。順位も依然として最下位のままで、J2昇格にはかなり厳しい状況が続きます。
〈ハイライト動画〉
依然として最下位に沈むパルセイロの次節の相手は、ここまで8勝4分2敗の勝ち点28で2位につけるギラヴァンツ北九州。パルセイロとは対照的に好調で、しかもアウェイ戦ということもあり厳しい試合が予想されますが、何とか勝利を掴んでほしいところです。
そして、次のホーム戦は7月14日。17:00~ガイナーレ鳥取との対戦です。鳥取はここまで5勝3分6敗の勝ち点18で11位につけていますね。しばらく勝てていないホームで、久しぶりにラインダンスを踊りたい。よろしければUスタへとお越しください。
頑張れ!AC長野パルセイロ!!
おしまい
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