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ものすごく薄くて、ありえないほど浅いブログ。 Twitter → @Ritalin_203

タグ:松本山雅FC



こんにちは。これです。今日はJリーグマッチデーですね。パルセイロは14:00~岩手と、山雅は19:00~神戸と。どちらもホームですし、今シーズンなかなか勝てていないので、勝って浮上のきっかけとしてほしいところです。


そして話はその前日。山雅の方に動きがありました。なので今回のブログは移籍ブログです。山雅の方は久しぶりですね。何卒よろしくお願いいたします。







―今回のラインナップ―

・三ッ田啓希選手が中央大学から来季新加入内定&特別指定選手登録
・宮地元貴選手がチャタヌーガFC(アメリカ)に完全移籍











松本山雅FC


・三ッ田啓希選手が中央大学から来季新加入内定&特別指定選手登録


三ツ田 啓希選手(中央大学)2020シーズン新加入内定 及び「JFA・Jリーグ特別指定選手」承認のお知らせ(松本公式)


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[U-18注目選手] DF 三ツ田 啓希(西武文理高校 )[38人目](クラブユース、埼玉高校サッカー情報局)




2019シーズンを戦っている山雅。今日はリーグ戦神戸戦を控えていますが、その前日に来シーズンの新加入第1号が発表されました。三ッ田啓希選手が中央大学から新加入内定です。


三ッ田選手は埼玉県出身。西武学園文理高校時代はCBとして活躍し、2015年にはチーム初のインターハイ出場に貢献しています。そして中央大学に進学。中央大学は昨シーズン関東大学2部で優勝していて、今シーズンからは関東大学1部で戦うようですが、Soccer.D.B.の出場記録には三ッ田選手の名前がないんですよね。Bチームでプレーしていたのかな。関東2部のBチームから新加入内定とは大した抜擢です。将来性を見据えての獲得ですかね。ポテンシャルのある新卒選手を最近の山雅は多く獲得出来ていて、チームの若返りを図るという面でとてもいいですね。ちなみに中央大学卒だと山雅では今井選手が該当しているので、これで2人目になります。


そんな三ッ田選手の特徴はまず何といっても189㎝という恵まれたサイズ。今山雅に所属する選手の中でも、フィールドプレイヤーでは190㎝のレアンドロ・ペレイラ選手、189㎝のジョ・ジヌ選手に次ぐ長身で、中央大学サッカー部のホームページでも、「【セールスポイント】ヘディング・対人】」と書かれています。また、左利きという点も魅力。左CBに左利きを置くとビルドアップの面で有利で(詳しくはこちら)、山雅も今左CBを務めているエドゥアルド選手は左利きです。長身で左利きという希少価値の高い2要素が揃った三ッ田選手にも期待がかかりますね。まずは今日開幕の関東大学1部で試合に出場して、多くの経験を得てほしいところです。来シーズン、楽しみにしています。



















・宮地元貴選手がチャタヌーガFC(アメリカ)に完全移籍

宮地元貴選手 チャタヌーガFC(アメリカ)に完全移籍のお知らせ(松本公式)

宮地元貴選手 移籍先決定のお知らせ(沼津公式)


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2017シーズン途中に、ルーキーイヤーながらも名古屋から半年で山雅に完全移籍してきた宮地選手。半年間の在籍中に出場機会を得られず、昨シーズンは沼津に期限付き移籍。しかし、沼津でも出場は1試合にとどまってしまいました。それもあってかオフシーズンにはどちらのクラブからも音沙汰なし。沼津の公式サイトにも名前が載っておらず、昨シーズン背負っていた背番号4も他の選手がつけていたので、退団は決定的になっていましたが、相変わらず山雅からの情報はなし。そして何もないままJリーグの移籍期間も終了し、これは浪人かと心配していましたが、今回無事に決まってよかったです。


さて、移籍先のチャタヌーガFCですが、テネシー州チャタヌーガを本拠地とするチームでナショナルプレミア・サッカーリーグ(アメリカ4部相当)に所属。HPには選手が11人しか載っておらず(うちGKが2人)、宮地選手が入ったことでようやく試合ができるようになりますね。まあ6月開幕みたいなのでこれから選手もどんどん増えていくとは思いますけど。


いずれにせよ、言葉も文化も違う中での宮地選手の新しいチャレンジを応援したいと思います。コメントでも強い気持ちが伝わってきますしね。持ち前の対人の強さと熱いプレーで心機一転頑張ってください。またいつか会いましょう。



















2019松本山雅FC(4月5日現在)


監督:反町康治
コーチ:石丸清隆
コーチ:長島裕明
コーチ:増本浩平
コーチ:今崎晴也
GKコーチ:中川雄二
フィジカルコーチ:古邊考功



GK 守田達弥
GK 村山智彦
GK 田中謙吾

GK ゴ・ドンミン
DF 浦田延尚
DF 田中隼磨
DF 飯田真輝
DF 今井智基
DF エドゥアルド
DF 當間建文

DF 那須川将大
DF 溝渕雄志
DF 橋内優也
DF 大野佑哉
DF ジョ・ジヌ
DF 三ッ田啓希(←中央大学/特別指定選手登録 ←New!!
DF 高橋諒
DF 服部康平
MF 藤田息吹

MF セルジーニョ
MF 中美慶哉
MF パウリーニョ
MF 塚川孝輝
MF 杉本太郎
MF 米原秀亮
MF 町田也真人
MF 山本龍平

MF 安東輝
MF 宮阪政樹
MF 岩上祐三
FW 前田大然
FW 高崎寛之
FW レアンドロ・ペレイラ
FW 永井龍
FW 山本大貴
FW 榎本樹

GK:4人 DF:14人 MF :12人 FW:6人 計:36人



期限付き移籍中


GK 永井堅梧(→徳島

DF 下川陽太(→愛媛
DF 森本大貴(→相模原

MF 山田満夫(→沼津
FW 岡佳樹(→沼津
FW 小松蓮(→金沢

FW ハン・ヨンテ(←朝鮮大学
           →鹿児島ユナイテッドFC


OUT

DF 宮地元貴(→チャタヌーガFC(アメリカ)/完全移籍 ←New!!

DF 安川有(→未定
FW ジネイ(→未定











お読みいただきありがとうございました。



おしまい





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前編はこちら

中編はこちら



スタメンをもう一度確認して

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前半キックオフ!


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山雅は立ち上がりから前線のプレスに出ます。いつものように近いボランチへのパスコースを切りながら寄せる3人のFW。川崎はプレスを受けているときは4バックで、4対3の数的優位を作りボールを回そうとしますが、立ち上がりは山雅のプレスの勢いが勝り、前半7分など高い位置でボールを奪うシーンが複数回見られました。

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山雅はボールを持ったらサイドに展開することを目指します。右WBの#3田中隼選手は連携を駆使して、左WBの#44高橋選手は自ら縦に仕掛け、タイプの異なる攻撃でサイドを崩そうとします。しかし、川崎は守備時にSBがサイドに釣られた時に、CBが出ていくのではなく、ボランチが中央とサイドの間のハーフスペースを埋めるという約束事があるようです。5バック気味にして、ハーフスペースに侵入しようとする山雅の選手の動きを阻害するともに、中に人数を固めてクロスを跳ね返そうとしてきました。


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川崎のビルドアップですが、前述の通り川崎は必ず数的優位を作ってビルドアップをしようとします。まず、山雅が前線からプレスに来た場合。川崎は4枚で回します。SBが下がってボールを受けようとするのですが、このとき川崎のSBには山雅のWBがついていきます。山雅はSHをCBの両サイド、CFの#20知念選手#31橋内選手がマンマークでマーク。SBにWBを上げるというプランで臨んでいたようですが、ここでWBの選手が釣りだされるとCBとの距離が空いてしまうんですよね。川崎はそこでSHにボールを受けさせて、サイド攻撃を始めようとしていたように見えました。開始位置が山雅よりも断然高いです。


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ただ、前線からプレスに行ってる間はあまり川崎にボールを出させていなかったので、まあ走らされてよくはないんですが、何とか機能していたように見受けられます。しかし、問題は前線からプレスに行かない時です。


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山雅は前線では#7前田選手#10レアンドロ・ペレイラ選手が中央に縦パスを通させないようポジションを取っています。このとき川崎はボランチの片方を下げ、3バックのような形でビルドアップをしてきます。このとき両SBが高く上がるのですが、これが山雅の守備を混乱に陥らせていました。


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山雅は守備時にはWBを下げた5-3-2のブロックを敷いて守ります。5バックはペナルティエリアの幅をカバーしているんですが、このときサイドがぽっかり空いてしまっているんですよね。中を固めて失点を防ぐというコンセプトなのですが、これを利用して川崎はSHが中に入り、SBを外に高く張り出します。ここで中に入ってきた川崎のSHは山雅のWBが見るので、外に開いたSBを見る選手が誰もいません。なので川崎は空いたSBにボールを入れてサイド攻撃を始めます。


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山雅のWBを釣りだせればCBとの距離が空きます。いわばハーフスペースが空くわけですが、川崎がボランチを下げて埋めてきたのに対し、山雅はCBが寄っていくものの中央を守る意識が強く、ハーフスペースをケアしきれていません。中央にいるSHやFWに斜めに動き出され、ハーフスペースを使われるシーンも試合を通じて多く見られ、山雅は川崎に多くチャンスを作られてしまっていました。


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さらに、この日の川崎は右サイドから攻めることが多かったのですが、川崎の右SB#27鈴木選手はもともとFWの選手。高い位置を取るのに慣れていて、ボールを引き出すのも上手く、山雅は対応に大分手を焼いていました。それに#27鈴木選手は中に入っていくこともあるのですが、その時には中の#14中村選手やボランチがサイドに出ていくんですよね。たぶんこれも川崎の約束事にあり、整備された流動的な動きと言えそうです。山雅はこちらもなかなか捕まえ切れていませんでした。


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これを防ぐためには前線からプレスに行って川崎のSBを下げるという手段が最も有効ですが、ただずっと行ってると疲れてしまうんですよね。90分持つようにペース配分をしなければいけないですし、行けない時間帯だって当然ある。でも、行かないとなると川崎の狙い通りにやられてしまいますし、山雅は試合を通してこの難しい問題に明確な解決策を掲示できていなかった印象です。


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また、山雅を悩ませていたもう一つの問題が#14中村選手です。この日#14中村選手は1.5列目にポジションを取っていました。山雅は守備時に川崎のFWとSHの3人を5人で見ていることが多く、#14中村選手が浮いてしまっています。また、#14中村選手は山雅のボランチとCBをはじめとした四角形の中央に入る動きが上手く、山雅は#14中村選手を捕まえ切れていませんでした。


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これを解決するにはアンカーを置く3-3-2-2みたいなフォーメーションにして、#14中村選手にアンカーの選手をマークさせるという案がありますが、でもこれを実行したら今度はアンカーの脇を突かれそうですよね。で、最終的には変わらず5-3-2になる。難しい問題です。


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この日初スタメンを飾った#10レアンドロ・ペレイラ選手。山雅の攻撃はこの選手にロングボールを当ててからの展開を目指していました。#10レアンドロ・ペレイラ選手は193㎝の長身を生かして#3奈良選手#5谷口選手にも競り勝っていましたが、その後が続きません。後ろにすらして#7前田選手が裏に走り込むという形が理想形なんでしょうが、川崎もカバーリングをしっかりしており、チャンスはなかなか生まれてくれません。また、川崎に押し下げられているため、ボールが入っても周囲との距離が遠くパスが繋がりません。#10レアンドロ・ペレイラ選手自体は決して悪いパフォーマンスではなかったと思いますが、周囲との連携はまだまだこれからですね。


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川崎の最大の特徴なんですが、攻→守への切り替えが速いんですよ。ボールを奪われたら近くの選手がすぐ守備に行って遅らせ、もう一人が寄せて奪う。また、パスコースの限定も絶妙で、山雅の選手に特定の方向にパスを出させて奪う。予測も正確ですし、山雅はなかなかペナルティエリアまでボールを運べません。守備の上手い#8阿部選手のスタメンも効いていましたね。


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また、山雅はビルドアップ時に3バックでボールを回すんですけど、川崎はこれにぴったり3人当ててくるんですよね。寄せも速くてタイトですし、山雅のCBは余裕をもってボールを扱うということができません。その結果蹴るのはアバウトなボールになり、川崎に拾われてカウンターを受けてしまうというシーンが多く見られました。ビルドアップでミスが多発してしまったのはこの日の課題の一つですね。


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川崎に一方的に押されながらも、山雅もなんとか耐えます。しかし、迎えた前半44分。#41家長選手が左サイド高い位置でボールを持ちます。事前のプレーでカードを1枚もらっていた#15エドゥアルド選手は強く寄せることができず、クロスを上げられてしまいます。このクロスは流れていきますが、逆サイドで拾ったのは#2登里選手#2登里選手の縦への突破を#3田中隼選手は防ぐことができず、クロスを上げられてしまいます。


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このとき#20知念選手が少し引いた位置にポジションを取っています。#31橋内選手はニアサイドの#14中村選手を見ていて、#15エドゥアルド選手はボールを見ていて#20知念選手がフリーになっていました。そして、#2登里選手のクロスを#20知念選手に合わせられて山雅は失点。#20知念選手のポジショニングが光った得点でしたが、前半を0-0で折り返したかった山雅にとってはこの上なく痛い時間帯での失点となってしまいました。





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そしてそのまま0-1で前半は終了。途中雪も降りだすなど寒かった前半。山雅としては攻撃の形を作れず、川崎にハーフスペースをいいように使われ劣勢に陥ってしまった45分でした。ちょっと形を変えていかないと後半も厳しいのではないかと思ってしまいます。なんとか跳ね返してほしいです。














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ハーフタイムにはガンズくん、ふろん太、カブレラがピッチを一周していました。かすかな癒しのひとときです。





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両チーム選手交代のないまま後半キックオフ!


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前半はほとんど攻め手のなかった山雅。後半が始まると#7前田選手#8セルジーニョ選手の左右を入れ替えてきました。川崎の#27鈴木選手が高めの位置を取っているので、その裏を#7前田選手のスピードでつきたいという考えでしょうか。


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この日の山雅のシャドーはピッチの縦半分をそれぞれ分担していて、反対のサイドに入ることはあまりありませんでした。ただ、川崎の素早い帰陣の前にサイドは数的不利になっていましたし、FWとシャドーの2人ともう一人のシャドー1人との距離が遠く、コンビネーションが発揮できません。時間が経つにつれて少しずつ逆サイドへの進出も増えていましたが、もっと自由に動けるように設計しても面白いのではないかと思います。


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#8セルジーニョ選手は下がり目の位置でボールを捌こうとします。2列目と中盤の間に入ってボールを受けようとしますが、#8阿部選手のプレスバックにより、なかなか前を向けません。ただでさえこの日のセルジーニョ選手は判断があまり速くなかったのですが、#8阿部選手ともう1人の2人に挟まれることで、ボールを奪われてしまっていました。


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後半19分。山雅は右サイドで前線からのプレスに出ます。しかし、プレスのかかりが遅く#3田中隼選手が上が手出来たスペースに、ボールを出されてしまいます。これを#20知念選手が受け、中に侵入。サポートに来た#41家長選手にボールを落とします。ここで#6守田英選手がペナルティエリアへ斜めに走ることで#35宮阪選手を連れ出し、バイタルエリアを開け、そこに#8阿部選手が侵入。#41家長選手はそこにパスを出し、#8阿部選手はペナルティアークからミドルシュート。これがバーを叩いてゴールインし、川崎が2点目を奪いました。#8阿部選手のシュート技術の高さはもちろん、山雅のプレスの穴を突く川崎の戦術と#6守田英選手のフリーランが決め手になった得点です。後半にかけて少しずつ攻める機会が増えてきていた山雅にとっては勢いをそがれる痛い失点ですね。





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後半22分。川崎が最初の選手交代を行います。#3奈良選手に替えて#7車屋選手を投入。CBの交代は少し不自然に感じたのですが、どうやら#3奈良選手の体調不良だったようですね。#7車屋選手はそのままCBに入りました。

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その直後には山雅も選手交代。#10レアンドロ・ペレイラ選手に替えて#17塚川選手を、#8セルジーニョ選手に替えて#20杉本選手を投入します。#17塚川選手はこれがJ1初出場になりますね。これにより前線の構成は#7前田選手のワントップに、#17塚川選手#20杉本選手の2シャドー。#17塚川選手には潰し屋ボランチとしてのイメージがあったのでやや意外でしたが、思えば岡山での1年目はシャドーでもよくプレーしていましたね。


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この二人の投入により山雅は守備時には5-4-1の陣形になりますが、それでも川崎の攻撃を止めることはできません。#41家長選手はキープ力がありますし、#14中村選手は相変わらず選手の間に入っていくのが上手く、#20知念選手は背後を取る動きが絶妙です。また、川崎は常にボールホルダーに対して二人以上がパスコースを作れるようにポジションを取っていて、山雅はカバーしきれずボールを回されてしまいます。山雅のディフェンスラインはどんどん下がっていってしまい、CBとボランチの間にスペースが生まれてしまっていました。ボールを奪う位置が低く前にボールを出そうとしても、川崎の適切なポジショニングの前にカットされてしまい、前線にボールが入らず1点も遠い状況です。


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この嫌な流れを断ち切るために後半30分。山雅は最後の選手交代を行います。#7前田選手に替えて#9高崎選手を投入。前線に再びポイントを復活させ、アバウトなロングボールでも収めようとしてきます。


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この日の入場者数は18,563人。ホーム開幕戦の18,922人よりはやや少ないですが、それでも満員に近い数字です。


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前線をフレッシュにしたことで山雅のプレスの勢いは復活し、敵陣でボールを奪う回数も増え、高い位置でプレーできるようにもなってきましたが、それでもゴールをこじ開けることはできません。川崎は後半43分に#14中村選手に替えて#11小林選手を、後半アディショナルタイム2分には#25田中碧選手に替えて、この日がJリーグ初出場の#44カイオ・セザール選手を投入し、試合を終えようとします。

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しかし、後半アディショナルタイムに入ると山雅は#15エドゥアルド選手を上げてパワープレーを敢行。CBとSBの間に入ってボールを受けたり、裏に抜け出したりとチャンスを二度ほど迎えます。しかし、そのどちらも決めることはできずに試合終了。川崎が2-0で勝利を収めました。山雅はこれでリーグ戦3連敗。しかもそのいずれにおいても得点を挙げられていません。J1の厳しさを痛感する結果です。


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この試合においては川崎のワイドに開く攻撃と、素早い攻→への切り替えが機能し、山雅はチャンスを作ることができませんでした。しかし、前線からのプレスで何度かボールを奪える機会もあったので、次はそのボールを確実につなぐことが課題になってきますね。ビルドアップも改善したいところです。


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完敗もサポーターは拍手で選手を迎え入れます。次は勝ってほしいという願望の表れですね。選手は力の差を感じたと思いますが、くじけずに練習を重ねていってほしいと思います。




















<ハイライト動画>








監督コメント(Jリーグ公式)

選手コメント(Jリーグ公式)

J1順位表(Jリーグ公式)

2019 明治安田生命 J1リーグ 第5節|試合結果(松本公式)

(ホームゲームイベント)2019明治安田生命 J1リーグ 第5節 松本山雅FC vs 川崎フロンターレ|フォトギャラリー(松本公式)

2019明治安田生命 J1リーグ 第5節 松本山雅FC 0-2 川崎フロンターレ|フォトギャラリー(松本公式)

2019/J1リーグ 第5節 vs.松本山雅FC|ゲーム記録(川崎公式)

封じられた山雅、3連敗 川崎に0―2(信濃毎日新聞)

【J1第5節 松本×川崎F】川崎がリーグ5戦目で待望の今季初勝利!知念・阿部のゴールと開幕戦以来の無失点で松本下す(ドメサカブログ)

【J1採点&寸評】松本0-2川崎|圧倒的な力量差。2得点に絡んだ川崎のCFは「7」(サッカーダイジェストWeb)


【松本】3戦連続無得点で痛恨の3連敗……FW前田大然が考える3つの改善案(サッカーダイジェストWeb)























この結果を受けて山雅は1勝1分3敗の14位に順位を落としてしまいました。次節負ければ高各県に転落してしまう可能性があるので、なんとしてでも勝たなければいけません。そんな次節は再びホームゲーム。4月6日(土)19:00からサンプロアルウィンでヴィッセル神戸との対戦です。イニエスタ選手やビジャ選手など世界的スターを擁する神戸はここまで3勝1分1敗の勝ち点10で4位と好調。山雅にとってはまた格上の相手ですが、4年前の初J1では神戸戦で降格が決まってしまったのでそのリベンジを果たしたいところ。チケットは完売しているので、行けない方はDAZNでの観戦をよければお願いします。


頑張れ!松本山雅FC!!



おしまい





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前編はこちら

後編はこちら





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山雅の車から覗くふろん太の目。いよいよこの日のメインイベントが始まります。


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一人ずつ下りてくるマスコット。


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カブレラは頭に川崎のマフラーを巻いていますね。


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ふろん太はお客さんに深々とお辞儀をしていて礼儀がいいです。


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そして車から降りてまずは3ショット。ここの「あそこ行こう」って指差しているガンズくんかっこいいですよね。


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まず3人は足湯コーナーへ。靴を履いているので当然足湯には入れませんが、足湯にいるお客さんにも挨拶です。タオルを貰うガンズくん。


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3ショットその②。ガンズくんとふろん太に挟まれたカブレラという凸凹さがいいです。


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ここからは3人とも別々にファンパークを一周して回ります。誰にもお客さんが殺到していましたね。2ショット写真を撮ったり、ハイタッチしてもらったり。凄い人気ぶりでした。


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遠くから撮るとこんな感じです。


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ご機嫌なカブレラ。


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風呂桶を鼻の上にのせてドヤるふろん太。口の下に手を当てる仕草が母性本能をくすぐります。


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ガンズくんは持っている風呂桶にプレゼントを貰っていました。


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カブレラをアップで。


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歩き方かわいい。


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風呂桶をアピールするガンズくん。貰ったプレゼントはアテンドの方に預けていました。


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手を振るふろん太。この日も肩の盛り上がりが絶好調ですね。


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この写真がこの日のベストショットだなって思うんですけど、小さい女の子から渡された似顔絵を見て涙組んでるんですよね。ガンズくん。色鉛筆で書かれたいて暖かみを感じますし、これはグッとくるなあ。尊い。


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風呂桶にボールを入れるフットパックというゲームに挑戦するガンズくん。入念にウォーミングアップをして、想像以上に小さいボールを蹴ります。ちょこんとインステップに当てましたが、残念ながら3球中1球も入りませんでした。惜しいところまではいったんですけどね。


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フットパックのブースにふろん太もやってきて2ショット写真を撮ります。タオルマフラーは4年前の初対戦時の物ですね。まだ残っていたとは。


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ガンズくんを抱き寄せるふろん太。2人は仲良し。


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安曇野のパネルから顔を出すふろん太。いじらしいですね。


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スマイル山雅農業プロジェクト(前編参照)のブースにやってきたカブレラ。癒されます。


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ガンズくんは川崎サポの男性にクッキーを買わせていました。なんて有能な営業マンなんでしょう。


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ふろん太もやってきて三度3ショット写真を撮ります。ガンズくんが二人の後ろに手を回しているのがいいですね。


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この日新発売の山雅チップスをオススメするふろん太とカブレラ。カブレラのちょっと傾いている体が絶妙です。


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ここでアテンドの方がそろそろ帰る時間だよと3人を促します。


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ガンズくんがサインをするところ。



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ふろん太からこの日発売のおそばを貰うガンズくん。美しい風景ですね。


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Jリーグ公式カメラに向けてポーズを取ります。


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楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、お別れの時間は近づいてきます。まず最初に車に戻ったのはふろん太。

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グラビアアイドルさながらのセクシーポーズを披露して照れます。


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なかなかやってこない二人が気になるふろん太。


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カブレラも戻ってきました。

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再びセクシーポーズを取るふろん太を隠すように立つカブレラ。周囲からも笑みがこぼれます。


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ガンズくんも戻ってきました。


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カブレラに手を差し伸べるガンズくん。この構図最高です。


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そして無事3人は車に乗り込み、私たちの前から去っていきました。小さくなっていくその姿を噛みしめるかのように立ちすくむ。30分以上の長い時間にわたるふれあい、お疲れ様でした。ありがとうございました。ふろん太とカブレラには、よければ来シーズンもアルウィンに来てもらいたいです。












マスコットとのふれあいも終わり時刻は13時10分。そろそろ選手のアップが始まる時間です。急いで、それでも走らないようアルウィンに戻ります。再び席に着くとピッチではボールパーソンや担架隊の紹介が行われていました。


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この日のマッチデ―プログラムは川崎から移籍してきた#15エドゥアルド選手。この日の意気込みを語っています。多くの選手が「山雅は守備の約束事が多い」というのは口にしていますが、#15エドゥアルド選手もそう感じたようでした。





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ピッチではGKがアップを始めています。


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川崎サポの数も多くなってきました。300人ほどはいるでしょうか。ブラジルの国旗が多いですね。9つプリントされた旗を見て、国旗がちょっと目玉っぽく見えてしまい少し不気味に感じてしまいました。


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ふろん太とカブレラもピッチにやってきています。






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山雅の選手たちもピッチに登場してアップを開始します。「今日こそは勝ってほしい」とサポーターの応援も試合前から熱がこもっていました。


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慣れない新加入選手のチャントに戸惑いながらも試合前の応援は一通り終了。スタメン発表まではまだ時間があり、小腹も少し空いてきたので、スタグルをもう一品いただくことにしました。席を離れ、足早にメインスタンド裏へと向かいます。


試合開始も迫っており迷っている時間はあまりありません。直感でsorayaさんの列に並びます。山雅の試合に出店し始めて今年で10年になる老舗のsorayaさんに。

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頼んだのは山賊黒酢バーガー(600円)。深みのある黒酢のタレが染み込んだ山賊焼きが美味しく、野菜の量も絶妙でした。焼きナスが黒酢によく合っていましたね。その場で立ったままいただいて、急いで席に戻ります。






では、ここで両チームのスタメンです。


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2連敗中という嫌なムードを断ち切りたい山雅は前節からスタメン4人を入れ替え。#3田中隼選手#5今井選手#10レアンドロ・ペレイラ選手#35宮阪選手が今シーズン初のスタメンです。注目は腰痛で出遅れていた#10レアンドロ・ペレイラ選手。2試合連続で無得点と苦しむ山雅を救うことはできるでしょうか。フォーメーションは変わらず3-4-2-1です。


一方の川崎は前節からスタメン3人を入れ替え。#2登里選手#8阿部選手が今シーズン初スタメンを果たし、怪我で日本代表を辞退した#6守田英選手もスタメン入りです。注目は昨シーズンJリーグMVPの#41家長選手。まだここまでノーゴールということで、今シーズン初ゴールを狙います。フォーメーションは4-2-3-1です。











時刻は13時50分。アルウィンでも選手紹介が始まりました。


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今年の選手紹介は去年よりも色味を押さえてシックなテイスト。そして、ユニフォーム柄であるボーダーを強調。コンクリート調の壁に入ったヒビがかっこいいです。去年の松本市の夜景を使った選手紹介もよかったですけど、こちらも静かに気分が高ぶっていっていいですね。


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メインスタンドにもバックスタンドにもこの日はお客さんがいっぱいです。入ったなぁ。


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山雅サポーターはタオルマフラーを掲げて選手を迎え入れます。


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一方の川崎ゴール裏は水色の旗で覆いつくされています。風の吹くアルウィンになびくその様子はまるで旗の海のよう。相手ながら思わず息を飲んでしまうほどの美しさでした。


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選手入場。ふろん太は川崎の選手の後ろに混ざり、山雅の選手とハイタッチをしていました。さらに、この後集合写真を撮ったのですが、アウェイでふろん太とカブレラがどちらとも写真に収まるのは実は珍しいことだったようです。


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円陣を組んで、

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解いて、


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前半キックオフ!




後編に続く


キング・オブ・エンブレム Vol.1
enem
ワンディエゴ丸出版社
2019-02-27



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2週間の中断を経て再開されたJ1リーグ。今シーズンJ2から昇格した松本山雅FCはここまで1勝1分2敗の勝ち点4で12位につけています。そして今節の相手は川崎フロンターレ。2連覇中の王者もここまでは3分1敗の勝ち点3で13位と苦しんでいます。両者浮上のきっかけをつかむためにもこの試合は落とせません。チケットも完売したこの一戦で山雅は2勝目を目指します。


では、観戦記を始めます。何卒よろしくお願いいたします。




中編はこちら

後編はこちら













さて、個人的にこの日が今シーズンのアルウィン初日でした。同県内なのになぜか前泊して、9時にシャトルバスに乗り込みます。バスの中ではずっと寝ていて、気がついた時にはアルウィンに到着していました。

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9時45分ごろ。今シーズン初アルウィンに到着です。芝生にも緑がちらほら見えてきて、春の訪れを感じさせますが、吹く風は冷たく、羽織るものが必要な天気でした。


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ファンパークもキックオフ4時間前とあって、まだ人はまばらです。ファンパークではこの日は”やまが温泉郷"と題して数々のイベントが開催されていました。対戦相手の川崎は"フロ"で有名なので、それにちなんでですかね。


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この日はアルウィンに足湯が登場。この写真は開始前。11時からのスタートでした。


時刻は10時を回ります。ここでファンパークに出店していたお店が一斉に販売を開始しました。早くついても正直特にやることがなかったので、まずは一通りどんなお店があるかをチェック。そのなかで気になったのが...


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CAFE caboさんの「スティックアップルパイ」(500円)です。信州産リンゴを100%使用したというこの一品。明らかに美味しそうなオーラを放っていますよね。即決で購入です。


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こちらのスティックアップルパイ。何層にも重ねられたパイ生地がサクサクしていますし、リンゴはしっとりとした甘さ。さらに目の前でメープルシロップと粉砂糖をかけてくれるのも嬉しいですね。ボリュームにも満足で、美味しくいただきました。


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その横にはガンズくんの絵が2枚。山雅はのんびり村DEスマイル山雅農業プロジェクト」という題で、青大豆を栽培しているらしく、こちらではそれを使ってゲームを楽しむことができました。青大豆を5粒貰って投げて、かごに入れるというゲームです。真ん中の小さいかごは相当広いので、誰でもクリアできる親切設計ですね。私は右上の小さいかごに投げ込んでやりましたけど。ゲームが終わるとスタッフの人から「育ててみてください」と青大豆が貰いました。



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松本周辺の温泉マップ。長野県は温泉地の数が全国2位とだけあって、中信エリアにも温泉地たくさんありますね。


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パンフレットも多数取り揃えられていました。


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さらに、フリスビーでビンゴをそろえるゲームや、


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卓球台も用意されています。温泉地の定番のイメージがある卓球。でも、屋外での卓球って風の影響をモロに受けるんですよね。球が軽いですし、弱く打った球が戻されるなんてこともありました。


あとは旅館とかによくある小規模なゲームコーナーもあれば完璧でしたね。UFOキャッチャーやルーレットで5を出すと景品がもらえるやつ(確率機というらしい)や、ワニワニパニック辺りがあればより温泉っぽい感じが出ていたと思います。あ、ワニワニパニックは製造している会社が倒産したみたいなんで、今あるのが壊れたらおしまいらしいですよ。







ファンパークを一通り見て回ってみても、時刻はまだ10時30分ぐらい。足湯の開始までにはまだ時間があります。なので、列に並ぶつもりはないけれど、一回アルウィンの方に行ってみることにしました。


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第4ゲートからサウスガーデンエリアに向かう途中に張られている幕も2019年仕様にリニューアルされていました。


そして、入場前ですが早くもスタグル二品目。今回チョイスしたのはサウスガーデンエリアに出店している



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タイ料理アーロイアロイさんの


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トムヤムラーメン(800円)です。タイの名物料理トムヤムクンに麺を突っ込んだメニューですが、一口目を口に瞬間にタイ!って感じがダイレクトに伝わってくるんですよ。辛さと酸っぱさ。エキゾチックな風味。いなばのタイカレーを思い浮かべてもらえると分かりやすいかと思います。で、見た目通り結構辛いですしね。美味しかったんですけど、人を選ぶ味だなーと思います。私もパクチー載せられてたらヤバかったかもしれないです。私パクチー食べられない畑の人間なので。






と、ここまで来て時刻は11時を回りました。足湯のお時間です。ファンパークに戻り、スタッフの方からタオルを受け取り、靴と靴下を脱いで足湯につかります。


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この日の足湯は穂高温泉郷から提供されたもの。リンゴを浮かべて長野っぽい雰囲気を醸し出してますね。効能はよく知りません。


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山雅のエンブレムがプリントされたアヒルも浮かんでいますね。私が入ったのは温泉の流入口に近いところだったので、時おり熱さの波がやってきて温まることができました。それでも手前と奥で8℃くらい差があるようでしたね。














足湯から出てホーム入場口第1ゲートに向かいます。


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時計の横には「SUNPRO ALWIN」のでかでかとした看板が出ています。


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第1ゲートの待機列。先行入場が間もなく始まります。さらに、このとき予告通りガンズくんが顔を出してくれました。


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ゲート内にいるガンズくんをゲートの外側から撮ります。川崎サポの方もいましたね。今日のガンズくんは甚平に風呂桶、頭にはタオルと風呂上がりのスタイル。隙があってゆるくてたいへんよろしいですね。手にはTEAM AS ONEの募金箱を持っています。


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と、ここでガンズくんが写真を撮っている私たちに近づいて来てくれました。



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サムズアップがかわいい。


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川崎サポに向かって風呂桶をアピールしています。ここの口の開き方絶妙じゃないですか?


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11時30分、先行入場が開始される前になると私たちから離れ、ふれあいに戻るガンズくん。


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入ってきた人にハイタッチをするなどしっかりマスコットとしての役割を果たしていました。


ガンズくんの写真を撮った後、私は一般入場の待機列に並ばずにアウェイ側。第2ゲートに行ってみることにしました。ふろん太やカブレラに会いたいと思ったので。


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川崎サポも長蛇の列をなしています。300人くらいはいたでしょうか。


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アウェイ側からだと風にたなびく旗を撮ることができますね。これは新しい発見でした。一番左にホームタウンの市章や村章が並んでいるのがいいです。


なお、ここではふろん太とカブレラに会うことはできませんでした。階段を上がったら会えるかもしれなかったけど、警備の人がいて上がる勇気がなかったのだ。






12時になって一般入場も開始され、私がアルウィンに入場したのはそれよりも10分遅れたぐらい。ゴール裏に向かいますが、椅子のある席はもう全部荷物が置かれていて、後ろの立見席にするしかありませんでした。後ろの立見席はテープで一人分が区切られていますけど、こちらもかなり埋まっていたんですよね。手すりにタオルマフラーが巻かれていて空いている場所を探すだけで一苦労です。それでもなんとか席を確保し、まずはメインスタンド側へ向かいました。


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川崎のバスを見つけたり、


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アウェイ側のコンコースに歓迎のじゅうたんが敷いてあるのを確認したりしました。あ、ちゃんと山雅のグッズは外していってますよ。


ただ、ここでもふろん太とカブレラには会えず。ゴール裏へ戻る途中にコンコースの下にカメラを向けている人が多くいましたけど、あれ下に2人がいたからなんですよね。選手が入って来るのを撮っているのかと思いました。








そして、ゴール裏に戻ったのも束の間。すぐアルウィンの外へと出ます。今一度ファンパークに到着。スマートフォンを手に今か今かとその瞬間を待ち構えていたところ、12時30分。とある車がファンパークに登場しました。


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車窓から覗くふろん太の目。そうです。マスコットとの触れ合いがファンパークで開催されたのです。個人的にこの日一番楽しみにしていたといっても過言ではないイベント。その模様は...


中編に続く





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前節大分相手に1-0で、今シーズン初勝利を収めた山雅。ホーム開幕戦である今節は浦和レッズとの対戦です。浦和はここまで1分け1敗の16位と苦しんでいますが、リーグを代表する強豪に違いなく、山雅にとってはJ1初挑戦の2015年には2試合戦って2敗した苦手な相手。ACLで3-0で勝利するなど徐々に調子を上げつつある浦和相手に山雅はどう戦ったのでしょうか。





【松本 vs 浦和】 ウォーミングアップコラム:「ここにいるぞ」と、パウリーニョは叫ぶ(J's GOAL)









では、両チームのスタメンです。

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山雅は3試合連続で同じスタメンで臨みます。フォーメーションは3-4-2-1。


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一方の浦和は前節札幌戦からスタメンを4人入れ替え。#19アンドリュー・ナバウト選手#27橋岡選手#29柴戸選手#46森脇選手が今シーズン初スタメンを果たしました。フォーメーションは3-3-2-2です。




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前半キックオフ!



この日、浦和は前線に#14杉本選手ではなく、#19アンドリュー・ナバウト選手を起用してきました。前節までの浦和は、#14杉本選手が中央にとどまってボールを収めることを攻撃の手段にしていましたが、#19アンドリュー・ナバウト選手は、サイドに流れてボールを受けるタイプのFWです。#19アンドリュー・ナバウト選手がサイドやハーフスペースに流れることで、中央に生まれるスペースを活用して崩していこうというのが、この試合の浦和の主な攻撃手段でした。


#19アンドリュー・ナバウト選手は中央からハーフスペースに流れて、WBやシャドーと近い関係を作って崩すという攻撃が浦和には多く見られます。しかし、山雅はあらかじめ#15エドゥアルド選手#44服部選手といった当該サイドのCBが、しっかりとついていき#19アンドリュー・ナバウト選手にフリーでのボールタッチを許しません。そして、#19アンドリュー・ナバウト選手がいたスペースには#31橋内選手や逆サイドのCB、WBが素早くスライドして蓋をします。


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また、#19アンドリュー・ナバウト選手#30興梠選手は、下がってボールも受ける動きも織り交ぜてきます。山雅のディフェンスは基本的にはマンツーマンですが、浦和のFWの選手が下がったときにCBはついていきすぎず、ボランチにマークを受け渡していました。ボランチが見ている#10柏木選手#7長澤選手といったシャドーはFWが下がったときには前線に出ていきますし、マークを交換するような感じです。


それに、浦和は基本的に前線に2枚残していので、山雅は3バックでパニックに陥ることなく対応しています。#44服部選手#15エドゥアルド選手が前線の2枚につき、#31橋内選手はカバーに専念するという役割分担が試合を通して遂行出来ており、浦和に決定機を許していませんでしたね。









浦和はビルドアップ時に3バックが広がりボールを回します。WBをピッチ目いっぱいに開かせ、シャドーの位置ほどまで上げることで山雅の陣形を横に間延びさせ、スペースを作ろうと目論んできます。このとき山雅の前線は3トップになり、浦和の3バックに同数で当たってきます。#11永井選手#7前田選手の2トップに近かった大分戦とは異なるアプローチを採用してきました。


これはなぜかというと浦和の中盤が#29柴戸選手1枚しかいないからなんですね。大分は2ボランチだったので#8セルジーニョ選手を残して中盤で数的優位を作る必要があったんですが、浦和は1ボランチを採用しているので、#8セルジーニョ選手も思い切って前に出てきています。


で、このとき#29柴戸選手を誰が見ているかというと、実は誰も見ていないんですね。3対3の数的同数のようで、山雅側から見ると3対4の数的不利に陥っているんです。ただ、これも山雅側からすれば織り込み済みで、前線の3選手は#29柴戸選手へのパスコースを切りながらプレスに行くことで、実質的に#29柴戸選手を消すことに成功していました。


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さらに、山雅の3トップはタイトに寄せることで浦和のDFを慌てさせロングボールを蹴らせることで、自らが強みを持つ空中戦に相手を引きずり込んでいました。実際#15エドゥアルド選手#44服部選手は多くの場面で#19アンドリュー・ナバウト選手#30興梠選手との空中戦に勝利していたのではないでしょうか。中盤でテクニックを持つ#10柏木選手#7長澤選手にボールを触らせないという戦術です。


浦和は3バックでうまくビルドアップができないと見るや、#29柴戸選手をディフェンスラインに下げて4バックでビルドアップという手段に出ます。このとき浦和の中盤はスカスカになり、山雅は浦和の前線とディフェンスラインの分断することができていました。これを解決するために浦和は前線の選手が下がってボールを受けようとするんですけど、下がった選手には山雅のボランチがしっかりついていきますし、前線が手薄になって浦和の攻撃の威力を減じるということも実現していました。試合は山雅ペースで進んでいたといえます。


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守備は機能していた山雅。となれば攻撃に出ていきたいところでしたが、浦和の赤い壁が立ちはだかります。浦和は守備時に5-3-2のようなシステムになっており、山雅が使いたい1ボランチの#29柴戸選手の脇のスペースを、#10柏木選手#7長澤選手が素早く下りて消してきます。浦和はボールを奪われたときに主にリトリートを採用し、WBとシャドーが下がって守備陣形を整えることを優先。そのスピードはゼロックスのときよりも、札幌戦のときよりも速くなっていました。


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さらに、浦和は守備時にかなり横圧縮をしていきます。ディフェンスラインを5枚をペナルティエリアの幅に収めるように設計し、サイドにボールがあるときには逆サイドのWBがハーフスペースのカバーを放棄して中央近くまで来ていることもしばしばです。これにより浦和は密集を実現し、ボールホルダーに複数人でいっても穴が出ないような守備を実践していました。これを打破するためにはサイドチェンジを増やしても面白かったと思うのですが、強風吹きすさぶこの日のコンディションでは難しかったのかな。


ディフェンスラインと中盤の距離も近いので、浦和の守備にはなかなかスペースが生まれません。山雅は裏のスペースを狙ったり、中盤でボールを回して相手を食いつかせスペースを作るなどいくつかの方法を試していましたが、どれも決定機にまでは至りません。ここで、攻撃が上手くいかない山雅はトランジション(切り替え)に活路を生み出します。






この試合もそうですが、山雅はネガティブトランジション(攻→守への切り替え)が速い。ボールを奪われたときに、奪われた選手がすぐにプレッシャーをかけにいきます。さらに、前線の選手のプレスバックは日常茶飯事。中盤の選手とボールホルダーを挟んでボールを奪ったシーンも一度や二度ではありませんでした。


そして、ボールを奪った後のポジティブトランジション(守→攻への切り替え)も山雅は素早く行います。ボールを奪ったらまず縦にボールを入れることを強く意識しています。近くの選手にパスすることもありますが、3手以内には前線へとボールを送っているシーンが多くみられました。要するにカウンター攻撃を強く志向しているということです。


このとき山雅が狙っていたのは#29柴戸選手の脇のスペースと、浦和のWBが戻り切れていないサイド深くのスペースです。浦和の帰陣が追い付かないうちに、これらの狙いどころにボールを入れます。ただ、浦和のCBは個人能力が高いので中央のスペースにボールを入れても潰されることが多く、自然とボールはサイドに集まっていきます。


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#11永井選手
#7前田選手がサイドに流れてボールを受け、WBの選手と二人でサイドを突破することを目指していますが、ここで問題なのが中に選手が少ないこと。せっかくボールを入れても、仲が手薄でフィニッシュにまでつながらないシーンがあったので、ここは改善ポイントかと。ただ、多く攻撃に人数をかけても、今度は逆にカウンターを受ける危険性もあるので難しいんですけどね。





山雅は守備時に5-4-1で守ります。中央はもちろん両シャドーがハーフスペースを消すように立ち、浦和の攻撃をサイドに追いやります。浦和はサイドをワンツーやダイアゴナルランなどを使い崩そうとしますが、山雅のWBは適切な距離を取って守備をしクロスを上げさせません。先ほど#19アンドリュー・ナバウト選手がサイドに流れることが多いと書いたんですが、敵陣深くにボールがあるときにはサイドに流れずに中でボールを待つんですよね。


他の選手にもハーフスペースを使って崩そうという意識が浦和にはあまり見られず(山雅のCBがハーフスペースを締めていたのもある)、山雅にとってはクロス対応に気を付けていればよいといった感じで、集中してクロスを跳ね返し浦和の攻撃をシャットアウトしていました。


さらに光っていたのが山雅のラインコントロール。#30興梠選手#19アンドリュー・ナバウト選手は何度か裏への抜けだしを見せて、山雅のディフェンスラインを押し下げようとしていましたが、#31橋内選手をリーダーとするディフェンスラインは統率がとれており、むやみに下がることなくオフサイドを多くとっていました。このおかげで山雅の陣形がコンパクトに保たれ、浦和の攻撃を防いでいたという側面もあります。








そしてアディショナルタイムの1分が過ぎ、前半は0-0で終了。両チームともに守備が機能していて、シュートの本数は少なかった前半でした。山雅としては浦和が引いた時にどう崩すか、浦和としては山雅の前線からのプレスをどう躱すかがキーポイントとなります。また、この日は風が強く吹いており、前半は浦和が風上で山雅が風下でしたが、後半はこれが入れ替わるので、山雅としては風上というアドバンテージを生かして攻撃を展開したいところです。





両チーム選手交代はないまま後半キックオフ!


後半開始から浦和は前線からのプレスをかけてきます。FWが中央へのパスコースを限定しながらプレッシャーをかけ、シャドーが山雅のCBとWBの間に入ってボールを奪おうとしてきます。山雅のCBはプレッシャーをかけられたことで、焦りが生まれロングボールを蹴る回数が前半よりも増えていました。ターゲットである#11永井選手には主に#31岩波選手がついていて、自由にプレーすることを許しません。また、#29柴戸選手とCBの距離感もより近くに改善されて、浦和がセカンドボールを拾えるようになっていきます。


さらに、浦和は山雅の縦志向にも対策を敷いてきました。#11永井選手#31岩波選手をマンツーマンでつかせ、#5槙野選手#46森脇選手の片方をカバーに、もう片方を斜め前に出します。この前に出たCBがボールホルダーと#11永井選手の間に立ち、#11永井選手への縦パスをカットする仕組みを後半から作ってきました。これにより#11永井選手が孤立してしまい、山雅は攻撃の起点を下げざるを得ず、ゴールから遠ざかってしまいました。


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浦和の5-3のブロックに阻まれなかなかシュートが打てない山雅。J2時代から強みにしているセットプレーに活路を見出そうとしますが、この日は山雅のセットプレーはあまり機能しませんでした。その理由の一つがこの日吹いていた風。前半は向かい風で後半は追い風。この状況にキッカーである#47岩上選手はあまりアジャストできていなかった印象です。特に後半は弱めに蹴ることが多く、ストーンの選手を越えられずに跳ね返されてしまうというシーンが散見されました。


また、山雅はセットプレー時に#44服部選手をターゲットにしてきます。#44服部選手にニアですらさせ中で勝負するというパターンが多いのですが、浦和は後半ここにも対策を打ってきました。#5槙野選手#30興梠選手#44服部選手を挟み、着実に一人は体を当てられるようにし、制空権を奪ってきました。これにより#44服部選手が競り勝てない場面も増え、浦和にクリアされるシーンが続きます。


ただ、これはターゲットが#44服部選手の1枚しかいないことに起因しているので、#9高崎選手やそれこそ#10レアンドロ・ペレイラ選手が出場してくるとターゲットが増え、また変わって来るのではないかと思います。今はセットプレーと前線からの守備を天秤にかけて、前線からの守備を重視し、#11永井選手を起用していますし、実際に機能しているのでしょうがない部分も少しありますね。改善の余地はありますが。




後半になって山雅の選手たちにも徐々に疲れが見え始めます。前半、風を受けて走っていたのでその分体力の消耗も大きく、前線からの守備も回数が減り、連携もなかなかできなくなってきていました。浦和のWBにボールが入る回数も増え、山雅の守備組織は徐々に間延びさせられていきます。


後半31分。センターサークル付近で#6藤田選手#30興梠選手のプレスバックを受けてボールを失ってしまいます。ここから浦和はショートカウンターを開始。最終的にハーフスペースに入った#10柏木選手を誰も見ていなかったのが致命傷となり、#10柏木選手のクロスが#31橋内選手の手にあたり、浦和がPKを獲得。#31橋内選手のハンドは体勢上仕方がなかったものでしたが、山雅がハーフスペースを空けた瞬間を上手く使われてしまったシーンでした。#6藤田選手のボールロストが悔やまれますね。


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キッカーは#30興梠選手#30興梠選手#1守田選手が右に飛んだのを見てから落ち着いて左に流し込み、浦和が先制しました。浦和は今シーズンリーグ戦初ゴールです。










先制点を奪われた直後、反町監督が動きます。後半35分、#11永井選手#7前田選手に替えて#9高崎選手#25町田選手を投入。水曜日のルヴァンカップでゴールを決めた両選手に同点、逆転への望みを託します。


1点を追う山雅。攻勢に出たいところでしたが、やはり疲労からか選手間の距離が間延びしてしまっています。浦和は山雅が風下であることも計算に入れて、近くのパスコースを着実に消し、山雅にロングボールを蹴るよう誘導。#9高崎選手も前線で起点になることはなかなかできません。さらに、常時5バックにし、ラインも下げることで裏のスペースを消して山雅の選手が足元でボールを受けるように仕向け、そこを狙って奪うという守備で山雅のボールを刈り取っていきます。山雅はシュートはおろか、ペナルティエリア内にすらあまり入れないという苦しい時間帯が続きます。


後半40分ごろから浦和は立て続けに交代のカードを切ってきました。#7長澤選手に替えて#22阿部選手を、#46森脇選手に替えて#4鈴木選手を、#10柏木選手に替えて#11マルティノス選手を投入し、守備固めを図ります。一方の山雅も最後の交代で#6藤田選手に替えて#32安東選手を投入。#14パウリーニョ選手を気持ち前目に置き、最後までゴールを目指します。


ただ、スコアは動かず後半アディショナルタイムに突入。山雅は#44服部選手を前線に挙げてのパワープレーを敢行しますが、これも奏功せず。0-1で試合終了。浦和は今シーズンリーグ戦初の勝利を手にし、山雅は今シーズンリーグ戦初の敗北を喫しました。浦和はまだまだ本調子ではないものの勝利というきっかけを得たことでここから浮上してくるのではないでしょうか。山雅にとっては相手がまだチームができていない今のうちに勝ち点を奪いたかったところです。


それでも、前線からのプレスなど築いてきたものがJ1で通じるという手ごたえを選手たちは得たことでしょう。負けたとはいえ浦和相手に決定機をあまり作らせないなど、内容は決して悪くなかっただけにこの戦い方を継続してくるのではないでしょうか。


とはいえ、最後の精度や崩しのアイディア不足という課題をこの試合でも露呈してしまったのも事実。次の試合までに攻守のバランスの落としどころや効果的な攻撃パターンを見つけてほしいですね。一朝一夕にできるものではないので少しずつ練習から積み重ねていってもらえればと思います。









<ハイライト動画>











監督コメント(Jリーグ公式)

選手コメント(Jリーグ公式)

J1順位表(Jリーグ公式)

2019 明治安田生命 J1リーグ 第3節(松本公式)

第3節 vs松本「興梠がPKを決めて1-0で勝利」(浦和公式)

オズワルド オリヴェイラ監督 松本戦試合後会見(浦和公式)

J1松本山雅、ホーム開幕戦は浦和に0―1(信濃毎日新聞)

浦和、今季リーグ初白星 松本に1-0、PKの1点を守り抜く 興梠、守備でも「チームを勇気づける」(埼玉新聞)

【J1第3節 松本×浦和】エース興梠の今シーズン初ゴールが決勝点!勝負強さ光った浦和が今シーズン初勝利(ドメサカブログ)

【J1採点&寸評】松本0-1浦和|決勝点の興梠はセットプレーの守備でも貢献!松本の攻撃は最後の精度を欠いた(サッカーダイジェストWeb)

【松本×浦和】オリヴェイラ監督が語った反町監督との友情(サカノワ)












この結果を受けて順位を9日時点で8位に落としてしまった山雅。しかし、まだ戦いは始まったばかりです。次節は3月17日(日)15:00~。今節半年ぶりの勝利を掴んだサンフレッチェ広島とアウェイ・エディオンスタジアムでの対戦です。そして、その次節はホーム・サンプロアルウィンで昨シーズンのJリーグ覇者川崎フロンターレとの対戦です。3月31日(日)14:00キックオフのこの試合。私も観戦する予定です。今シーズン初アルウィンが今から楽しみです。相手は強敵ですが、山雅らしい戦いを貫いて勝利を掴んでほしいですね。


頑張れ!松本山雅FC!!


お読みいただきありがとうございました。


おしまい



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