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今回は夏の移籍期間最後のブログになります。何卒よろしくお願いいたします。






松本山雅FC

・アンダース・アプリン選手がゲイラン・インターナショナルFC(シンガポール)から期限付き移籍で加入


アンダース・アプリン選手 ゲイラン・インターナショナルFCより期限付移籍加入のお知らせ(松本公式)



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ゲイラン・インターナショナル公式Facebook

たぶんこんなんじゃないかという訳:

GIFCは我々のキャプテン、アンダース・アプリンが松本山雅に期限付き移籍したことを発表できて嬉しく思います。彼は山雅でプレーする資格があり、Jリーグ初のシンガポール人選手になりました。
アンダースは11月17日までのJ2の残りのシーズン、山雅の一員となります。山雅はJ2で首位で、2019年により競争が激しいJ1で戦うため昇格を目指しています。そこで、アンダースはより高いレベルでのフットボールを経験するでしょう。
アンダースには、シンガポール2部のSingapore Recreation Clubから2015年に戻ってきてから、3年間のプロ選手としての経験があります。
アンダースはNTUの経済学科を卒業してから、同級生のように事務職を探すのではなく、サッカーで生きていこうと決めました。
2016年にGIFCとの契約にサインしたのが彼のプロ生活の始まりで、アンダースは2018年にGIFCのキャプテンになり、3月にはシンガポール代表に初選出されました。
GIFCの監督である臼井弘貴はこの移籍に太鼓判を押しており、アンダースがよりよいプレイヤーとなってシンガポールに戻ってくることを望んでいます。
「アンダースはハードワークをし続けられる選手であり、この移籍は願い続け、努力し続ければ夢は叶うということを証明している」
我々はアンダースが日本でベストを尽くしてくれることを願っている。






報道自体は前からあったものの加入自体は移籍期限ギリギリとなったアプリン選手。ビザの発給に時間がかかったんですかね。いずれにせよ、Jリーグ初のシンガポール人選手がここに誕生しました。


この移籍には伏線と呼べるようなものがありまして。山雅とゲイラン・インターナショナルFCは2年前に業務提携契約を結んでいたんですね。そしてそのときのリリースには


「松本山雅FCとしては、アカデミーの選手やチームの交流、指導者の派遣、そして、プロ選手の移籍や練習生の受け入れなどのチーム間の交流と共に、私たちのホームタウンである「長野県・松本」のシティープロモーションの一環として、シンガポールと松本をより多くの人々に知っていただく機会として活用していきたいと考えています。」


とありました。その言葉通りに山雅はユース生を何人かゲイラン・インターナショナルFCの練習に参加させたり、逆にゲイラン・インターナショナルのユース生を受け入れたりしてました。そして、「指導者の派遣」の言葉通りに、臼井弘貴アカデミーアドバイザーをゲイラン・インターナショナルFCの監督に派遣させていました。ゲイラン・インターナショナルFC側のリリースにも名前が登場していますね。そして、最後の「プロ選手の移籍や練習生の受け入れ」が今回になって実現した、という運びとなっています。


アプリン選手はCBの選手で、身長は180㎝とCBの選手としてはそれほど高くないですが、山雅の選手と一緒に行った持久力を測るYo-Yoテストでもトップの数値を叩き出すなどスタミナに特徴がある選手のようです。また、ゲイラン・インターナショナルFCではFWとしても試されているようですが、山雅ではおそらく本職のCBの起用が主になるでしょう。先日加入した今井選手も反さんはCBとしての起用を考えているみたいで、薄目だったCBの選手層が一気に厚くなりましたね。


そして、これでシンガポール国内でも山雅の注目度は高まることでしょう。公式のリリースが日本語英語両方あるのもシンガポールの人たちのためですからね。その注目に応えるためにも、アプリン選手には言葉や戦術理解という壁はありますが、レギュラー争いに絡むところまではいってほしいです。もしアプリン選手が成功したら、Jリーグに他のシンガポール人選手が移籍してくることも考えられ、シンガポール国内でのJリーグの注目度アップにも繋がるので、そういった意味でもアプリン選手には期待が懸かりますね。









松本山雅FC夏の移籍まとめ

IN
今井智基(←柏/期限付き移籍
アンダース・アプリン(ゲイラン・インターナショナルFC(シンガポール)/期限付き移籍

OUT
工藤浩平(→千葉/完全移籍
前田直輝(→名古屋/完全移籍



おしまい