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ものすごく薄くて、ありえないほど浅いブログ。 Twitter → @Ritalin_203

2018年07月



こんばんは。これです。今回はAC長野パルセイロファン感謝イベント「パル感!」2018とAC長野パルセイロバドミントンクラブのチャレンジマッチvs丸杉バドミントンチーム(岐阜)のレポート的なブログです。よろしくお願いいたします。














去年までシーズン終わりに開催されていたファン感謝イベント「パル感!」。今年はシーズン途中の夏の中断期間での開催でした。


昨日のフジロック疲れで重い頭と体を引きずりながら、雨が降り出した10時10分ごろに長野Uスタジアムに到着。スタジアム内に入ると既にパルセイロファン感謝イベント「パル感!2018」は開始されていました。

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スタジアム内に入場してまず私は選手とのサッカー対決に向かいました。

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最初はレディースチームとの対決。待機列には20人ほどが並んでいて、5分ほど待った後に呼ばれました。レディースチームとの対決は各チームに選手二人ずつが入っての7対7。#16内田選手#22古舘選手と一緒のチームだったのかな。試合時間は3分。特にポジションは考えず、守備にも攻撃にも参加しましたが、やっぱりサッカーは難しい。プレッシャーをかけられたら前に出せずに後ろに戻してしまうばかりで、ドリブルで抜ける選手はすごいなと感じました。それと裏抜けを狙ったり遠いサイドでボールを呼んだりしてたんですけど、視野が広くない素人サッカーじゃそれはあまり効果なかったかなって反省。試合はコーナーキックから得点を決められ、0-1で敗れました。



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レディースチームとのサッカーが終わった後はすぐさまトップチームに移動。まってる間に体力も回復。いざ、トップチームの選手とのサッカー対決に臨みます。



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トップチームとのサッカー対決は選手5人に対し、お客さん約20人という大ハンデマッチ。相手は#4内野選手、#6岩沼選手、#8河合選手、#19三上選手、#22國領選手の5人です。

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今度も私は攻撃にも守備にも参加し動き回りました。サポーターチームの中で多分1番動いてたんじゃなかろうか。後ろにたくさん人数がいるおかげで、躊躇なく前からプレッシャーをかけることができ、インターセプトからシュートを打ったりもしました。で、そのシュートのこぼれ球をお母さんが詰めて先制。さらに私自身も右サイドで選手のパスを選手の前で触りワンタッチでシュート。インサイドでゴールを狙ったシュートは、そのままゴールに吸い込まれ追加点をあげました。ナイスシュートの掛け声が嬉しかったです。気分が乗ってきた私は守備でも横にいたお父さんに「上げて」とディフェンスラインを上げてオフサイドを取ろうとしましたが、これは聞いてもらえず。試合の方はサポーターチームがもう1点を追加し、3-0で勝利。数の暴力で勝てて楽しかったです。



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少し休んでからホームゴール裏に移動。


オーロラビジョンでは選手がかわるがわるトークしていました。#15西川選手によると「パルセイロのファン感はトップチームとレディース一緒にやるのがいい」とのこと。前所属の仙台では別々に行われていたそうです。


そして、ホームゴール裏ではスタジアムラリー企画「謎解きはランチのまえに」の受付が行われていました。
 

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#14滝川選手から参加用紙と下敷きを受け取ってスタジアム全体を回ります。



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選手が見守る中での射的(300円)。



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謎解きはランチの前に一問目。GKだから#1田中選手というのは安直でしょうか。



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スタジアムを回っているとライオーを発見。



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カメラに近づいて勝ち点3のスリーピースをしてくれました。イカしてます。


ホームゴール裏を通り過ぎてバックスタンドにやってきました。

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パルセイロ応援メニューを出すお店で食事をして、ホームゲームで配られたチラシにハンコか何かを貰うことで選手と話したりサインをもらうことができるというパルセイロ応援メニュー企画。私が来たときは#15西口選手#17明神選手が座っていました。



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まるでハローワークの職員であるかのように面談をする#17明神選手



また、ホームゴール裏の飲食店にも各選手がいました。

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JAグリーン長野さんの前でソーセージの宣伝をする#1田中選手。「ソーセージただ今半額でーす。いかがですかー」。



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小林食品さんの前での#16阿部選手。写真はありませんが自らのチャントに合わせて大旗を振ったり、かき氷を作ったりしていたようです。「11時、小腹が空いてくる時間ですよね」



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軽食にと#1田中選手が宣伝していたソーセージを買っちゃいました。パリッとした食感と溢れ出る肉汁が美味しかったです。これで100円はお得。



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喉が渇いていたのでJAグリーン長野さんのりんごジュースも同時購入です。こちらも100円。甘くて飲みやすい味でした。



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「謎解きはランチのまえに」3問目。シンプルに#9中野選手でええんかな。


それと参加しませんでしたけど、バックスタンドではHINCHADA NAGANOさんによる大旗と太鼓の体験が行われていました。大旗は重くて動かすのが大変そうでした。太鼓は割とみんな楽しんで叩いてました。#20都並選手も太鼓を叩いていたみたいです。


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バックスタンドからアウェイゴール裏にかけては「謎解きはランチのまえに」が4問立て続けに置かれていました。

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#31望月選手だけがGKですけどたぶんそういうことじゃない。



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振り向いて強調してるってことは背番号に関係あるんでしょう。たぶん。



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いろいろ考えたけど#23鈴木陽選手で行き詰まる。



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答えは4桁の中途半端な数字でした。


ここでアナウンス。「11:15で選手との玉入れは受付終了となります」

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選手との玉入れもやりたかったんですけどねー。いかんせん時間がなかった。もっと早く来ていれば。#17明神選手がバスケのダンクばりに玉を入れていました。


オーロラビジョンでは#10宇野沢選手が登場。かつて背番号10だった(映画「クラシコ」参照)大橋営業担当から#10宇野沢選手に背番後10が変わったときの裏話がされていました。大橋さん曰く、当時の監督から「お前、背番号10って選手じゃないだろ」と言われたのが背番号を変えたきっかけだそうな。


さて、スタジアム1周の最後はメインスタンド側マルチボックスでのパルセイロ文化祭です。

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グッズで販売すれば売れると思う。



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#11齋藤選手の笑顔が眩しいです。



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このちびキャラみたいなの癒されます。



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雄々しい。


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そういえばホーム開幕戦は雪が降ってとにかく寒かったですよね。



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クリエイターさんたちの作品。パルセイロとは直接関係のない方からのイラストもあります。



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こういう写真撮るためにはちゃんとしたカメラ買わないといけないよなあ。



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絵もいいけど文がいいです。



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このほかにもパルセイロ文化祭では写真が数点と、アウェイサポーターの声が展示されていました。ほとんど全員がオーロラビジョンが見えないことに不満だった様子。そりゃそうだ。



そしてその外、デッキ席ではライオーの生みの親であるアニメ監督・宮尾佳知さんが書いた選手の似顔絵が数点展示されていました。ホームゲームのマッチデ―プログラムにも最近では使われていますね。タッチがややリアルです。


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11時30分を回ってそろそろ「パル感!2018」もお開き。最後にスタジアム入り口で渡された抽選券での抽選会が行われました。景品は選手全員のサイン入り公式試合球です。

あ、結局「謎解きはランチのまえに」はクリアできませんでした。

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選手も全員勢揃いです。始まったごろに降った雨はいつの間にか止んでいました。



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スマートフォンのアプリを使って行われた抽選。大橋さんは最先端のといってましたけど別にそんな最先端じゃないと思う。

抽選がスタート。見事、トップチーム全員のサイン入り公式球を手に入れたのは二人の男の子でした。



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キャプテンの#17明神選手から景品が手渡されます。元日本代表からボールを貰えるなんて羨ましい。


続いてレディースの抽選に。しかし、一回目の抽選でも2回目の抽選でも当選者は現れません。

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そして3回目の抽選に。番号は「123」。ここでようやく当選者が現れ、ピッチに降りてきたのは妙齢のお父さんでした。#7坂本選手からボールを手渡されたお父さんは若干照れ笑いを浮かべていました。



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その後は#20都並選手#1池ヶ谷選手#2野口選手が後半戦への意気込みを語り、

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ゴール裏から発せられたAC長野コールが会場全体を巻き込み、後半戦に臨む選手たちを鼓舞します。そして「千尋の谷」チャントをみんなで歌って「パル感!2018」は終了。とても楽しい時間を過ごすことができました。選手・スタッフの皆さんどうもありがとうございます。



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お疲れ様でした!!



おまけ:

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ピッチ上ではかつてパルセイロに所属した濱垣香菜選手も交えての記念撮影がなされていました。



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誰の赤ちゃんかは分かりません。すみません。



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こんな写真も撮られていました。何だこのポーズ。でもこういう明るさがレディースチームの魅力ですね。

















さて、パル感!2018を終えた私はその足でUスタに隣接する体育館へと向かいます。これは、AC長野パルセイロバドミントンクラブと丸杉バドミントンチームのチャレンジマッチを見るためで、同じパルセイロの名を冠するAC長野パルセイロバドミントンクラブがどういった活動をしているのかに興味があったためでもあります。






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入場口ではこの日限りのうちわが配布されていました。

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花火を意識した夏っぽいデザインですね。



体育館の中に入るとそこにはなんと...

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アルクマがいました。まったく知らされていなかったのでちょっとしたサプライズ気分です。



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バドミントンをするアルクマという貴重なショット。ああ可愛い。




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そして、アルクマがバドミントン体験を終えるとピッチ上には二玉のスイカが。謎のスイカ当てチャレンジが行われていたのでした。なかなか割れませんねって言ってたけどそりゃ割れるわけないやろ。あの柔いシャトルで。



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当たる前の瞬間が撮れました。


アルクマは疲れたのかパイプ椅子に座ります。この日の体育館内はもわっとした熱気が充満していて暑かったですからね。

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このあと子供たちがアルクマの前に集まってきたんですけど、叩かれてたりもして可哀想でした。

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出番を終えたアルクマはバックステージに帰ります。心なしかどこか機嫌が悪そう。



そして、体育館では両チームの選手がアップを開始しました。

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入場する選手をスクールや地元の子どもたちが迎えます。

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試合はシングルス3試合、ダブルス3試合の計6試合。いずれの試合も2セットで、勝敗は獲得したポイントの合計で争われます。両チームのオーダーが発表され、いよいよ試合が始まります。


ここでアナウンスが。

「是非とも皆さん下に降りて近くでバドミントンの迫力を確かめてみてください」

若干ためらいながらも私は言われた通り階段を下りていきました。



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円陣を組んで...

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試合開始!



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ピットレベルで見たバドミントンは確かに迫力がありました。スマッシュはすごい速いし、それに反応できる選手の反射神経も特筆すべきものです。

ただ、昨日フジロックに行った疲れとパル感でサッカーをした疲れとが重なり、眠気が一気に襲ってきてしまいウトウトしながら見ててしまっていました。ほんとうにごめんなさい。



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このダブルスは1-1の引き分けで終了。両チームのポイントは忘れました。





体育館内があまりにも暑く、また眠気も限界まで襲ってきていたため、「このままじゃヤバい。倒れてしまう」と思った私は一回涼しい外へ。といっても体育館内ですけど。


そこで眠気覚ましとクーリングのために自販機のアイスを食し、再びむしっとした試合会場へ。シングルスの試合がすでに始まっていました。

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シングルスってダブルスよりも選手がカバーする範囲が広いじゃないですか。コートの半面を一人でカバーしなければならず、右に振られて左に振られて運動量が多く、よくできるなって感じました。



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この写真は上手く撮れたと思うんですけどどうでしょう。

この試合も1-1で終了。そして隣のコートでまだ試合が行われていたのでそちらの方に移動です。

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コート中央ではさっきのスイカが切られて並んでいました。でもこのスイカ冷えてないよなあ。冷えてないスイカなんてスイカじゃないじゃないですか(そんなことはない)。冷えてないスイカを我々はスイカと呼べるでしょうか(呼べるよ)



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デュースにまでもつれ込んだこの試合。最後には24-22で丸杉の選手が制していました。これにて全試合が終了。いよいよ結果発表です。



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結果は231-228で僅差で丸杉バドミントンチームの勝利。暑さにも負けない熱戦を見せてくれた両チームの選手に感謝です。お疲れ様でした。

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最後は両チームの選手が子供たちと記念撮影。この後、サイン会が開かれていて、その様子を見ながら私は南長野を後にしたのでした。












パル感2018|フォトギャラリー(長野公式)

AC長野パルセイロがファン感謝のイベント(SBC信越放送-Yahoo! ニュース)


おしまい



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右腕に巻かれたリストバンドが、まだその感触を伝えている。今日一日の出来事が確かな現実であったことを示しているかのように。私はベッドの上でそれを丁寧に外す。これで本当に終わったのだ。二度と訪れることのない2018年7月28日が。



















午前4時45分。起床を告げるスマートフォンのアラームが鳴った。夏とはいえ、この時間帯はまだ太陽も目を覚ましていない。私は重たい頭をなんとか上げて、出かける準備をした。チケット。財布。雨合羽。それらをボロボロで、見てくれの悪いリュックに詰め込む。そして私はAC長野パルセイロのユニフォームに袖を通し、駅に向けて自転車を漕ぎだした。空には明るくなっていた。


ーJリーグ苗場支部。

それは10年ほど前からフジロックで行われている集会だ。Jリーグクラブのサポーターと呼ばれるファンが、それぞれのユニフォームを着て、会場である苗場スキー場に集まる。そしてそこでビールを片手に交流をしたり、全員で集合写真を撮ったりするというのが通例となっている。


私は前々からそのJリーグ苗場支部に興味を持っていた。行ってみたいと思っていた。だが、夏フェスと呼ばれるものに行ったことのない私にとって、目の前に立ちはだかるハードルは、めっきり姿を見かけなくなった電話ボックスほどに高かった。


そんな私のもとに木曜日、つまりはフジロックの前夜祭の日、その楽しそうな様子がツイッターのタイムラインを通して流れてきた。行ってこの盛り上がりを体験してみたいと思った。そのとき、私の心の中に階段が築かれ、今まで越えられなかった電話ボックスを越える大きな助けになってくれた。その翌日、私はコンビニでチケットを買った。自分でも驚くほど何も考えずに買うことができた。

















空が完全に明るくなり、一日を迎える準備が整った午前6時頃。私は駅に到着した。フジロックのチケット代は2万円と高い。だから私は少しでも節約するために、行きは鈍行で行こうと考えたのだ。今考えると、その判断は誤りだった。だが、そのときの私はそんなことなど露知らず、走ってローカル線に飛び乗った。


車窓から見えるのは田畑の緑や林の緑。人間に整備されているのといないのとでは、同じ緑でも微妙に色合いが違う。後はトンネルの灰色。しかし私はそういった車窓からの風景には目もくれず、睡眠に集中していた。電車には私と同じくフジロックに行くと思しき高校生の二人組しか乗っていなかった。目を覚ましたときには幾分増えていたが。


乗り継ぎを2回して、目的地である苗場スキー場へのシャトルバスの発着点・越後湯沢駅に到着した。家を出発してから、4時間ほどが経ってのことだった。電車が止まった瞬間に一斉に立ち上がる乗客がなんだか可笑しかった。「ああこの人たちもフジロックに行くんだな」と一方的に仲間意識を感じてしまったりもした。


駅から一歩外に出ると、そこには100人ほどの人々が、投げられた餌に集る鯉のように、いた。そこで手渡されたのは手書きの会場案内図。地元である湯沢の人が書いたそうで、温かみが伝わってくる。また、その裏面は駅前の地図になっていた。この地図を提示すると、いくつかの店でサービスが受けられるというものだった。私はその地図を参照し、各ステージの位置関係を頭に入れてバスに乗り込んだ。


シャトルバスは山道を行く。スマホを弄るのにも飽きた私は、再び寝ることを試みた。しかしバスは上下左右に揺れる。寝ることなどできなかった。なんとなく外を眺めていたところに目に入った弾幕。


「フジロックまであと15km!スピードは控えめに」


「マジかよ」と思った。そんなにあるのかと鬱蒼とした気持ちになりかけた。私は音楽プレイヤーで、この日出演するThe Birthdayの曲を聴きながら、なんとかバス移動をやり過ごした。途中、まるで進むことを忘れてしまったような渋滞にも巻き込まれたときには「これじゃ十一時からのJリーグ苗場支部に間に合わない」と焦ったが、諦めずバスが進むのを待った。越後湯沢駅を出発してから約一時間。バスは会場の苗場スキー場に到着した。Jリーグ苗場支部の開始時間である11時まで後5分もなかった。








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バスは苗場スキー場に到着した。リストバンド引換券を手に、ゆったりと歩く人たちの隙間を縫って先を急ぐ。気分は「アイシールド21」の小早川瀬那だ。待ち遠しい気分だと時間が過ぎるのが遅くなるという相対性理論的な思いをしながら、リストバンド引換所に到着した。引換券を差し出し、水色の今日一日限定のリストバンドを手に入れる。私はその2万円を早速、腕に巻いた。私が四日働いて得られる賃金と同等のそれは、実際の重さよりも重く感じられた。


ゲート前で撮影する人たちに倣って、私もゲートの写真を撮る。自分は見てて気持ち悪いから入れない。リストバンドに埋め込まれたICチップを、専用のリーダーに読み込ませて入場が完了した。このとき11時15分。Jリーグ苗場支部の開始時間11時からだから完全に遅刻である。同じくユニフォームを着ていた何人かの人を追い越しながら、オアシスエリアの櫓に辿り着く。するとそこには様々なチームのユニフォームを着たサポーターたちが櫓を取り囲むようにして、いた。赤も青も黄色も緑も紫も。まるで文房具屋に並べられている色鉛筆のようだった。GREEN STAGEからeastern youthが聞こえていた。



司会の人が言っている。


「続いてはJ219位、カマタマーレ讃岐。カマタマーレ讃岐サポーターの方いらっしゃいませんか」


事前のツイートでは、まずビールで乾杯を行い、それから、J3の下位チームから自己紹介をするという手筈だったはずだ。それがJ2の19位から始まっている。ということは、J3で12位につける長野の順番はもう終わってしまったということなのか。


辺りを見回してみると、2人の長野サポーターの姿を視界に捉えることができた。近づいてみると、2人は一瞬驚いたような顔をしたが、その顔はすぐに笑顔に変わった。


「こんにちは」
「あっ、こんにちは」
「あの、長野の順番ってもう終わったんですか」
「うん、うちらこの順位だから一番最初に呼ばれたんですよ」

やはり長野の順番は終わっていた。各チームサポータの紹介は、まず挨拶、そしてそのチームのチャントと呼ばれる応援歌を歌うという流れで構成されていた。となれば、この2人は70人ほどのサポーターの前で一体どんなチャントを歌ったのだろう。


会話は続く。

「お二人はこちらに来られて長いんですか?」
「そうですね。今年で7年目くらいですかね。JFLの頃から」
「私は今年初めて来たんですよ」
「そうなんですか!?よく来ましたね!」
「あの、興味があったんで」
「なるほど。いつもこの2人なんで嬉しいです」


そうして3人で写真を撮った。他のサポータに撮影をお願いしてもらい3人でタオルマフラーを掲げている写真を撮った。


また、見ると一人の方の手には八幡屋磯五郎の七味の子袋があった。聞くとこれを各チームのサポーターに配るのだという。そういえばJリーグ苗場支部のツイートにもお土産歓迎と書いてあり、実際にアルビレックス新潟サポーターは挨拶の後に、フィクションのなかで手配書を配る軍隊のごとく、ハッピーターンをばら撒いていた。どうやらこのハッピーターンばら撒きはJリーグ苗場支部でも恒例行事となっているらしく、名古屋グランパスのサポーターや北海道コンサドーレ札幌のサポーターも地元の銘菓をばら撒いていた。私のところには一つも来ることはなかったが、貰って喜んでいるサポーターは多かった。


挨拶は延々と続く。私はその割と早い段階、J2の15位か16位くらいに、お昼ご飯を買いに行った。数多くある店の中で私が選択したのはインドカレー屋さんだった。Jリーグでもインドカレーを提供しているスタジアムは数多くある。中でもその代表格と言えるのがジェフユナイテッド市原・千葉のサマナラカレーだ。いつか食べたそのサマナラカレーの美味しさが私の中で思い出され、気づいたら出店の前に立って注文をしていた。注文したのはバターチキンカレー。甘口で子供にも食べやすいとの触れ込みだ。ナンorライス?という質問にはナンと答えた。


カレーは美味しかった。確かに甘かったがスパイスもちゃんと効いていた。ナンも素朴な味わいで美味い。いくらでも食べられる味だと感じた。私はJ2チームのサポーターの挨拶を聞きながらそのカレーを貪り食べた。ファジアーノ岡山サポーターが名物の桃太郎チャントを歌っていた。


J2チームのサポーターの挨拶が終わるとインターミッションとして、野球チームのユニフォームを着たファンが挨拶をした。横浜DeNAベイスターズや埼玉西武ライオンズのユニフォームが多かったように思う。前に出て喋っていた人も西武ユニだった。「今年は西武が(日本シリーズ)獲りますんで」という意気込みの後に、西武のチャンステーマが歌われた。続いてBリーグチームのユニフォームを着た人が3人前に出てきた。「BリーグとJリーグはシーズン被ってないんで、Bリーグもよろしくお願いします」ということだった。私は毎年Bリーグを観に行っているし、来シーズンも観に行きたいと考えた。新しく建設された千曲市のアリーナで。


時計は12時を回った。J1チームのサポーターの挨拶だ。名古屋グランパスのサポーターが「あなたのチームでベンチを温めている選手はいらっしゃいませんか」と呼びかける。柏レイソルのサポーターが仙台さんごめんなさいと、退団したハモン・ロペス選手のチャントを歌えば、鹿島アントラーズのサポーターが移籍した金崎選手のユニフォームを持ってきて「鳥栖サポはいませんか」と声をかける。浦和レッズのサポーターの挨拶時には愛のあるブーイングが流れ、FC東京のサポーターがフジロックのおすすめグルメを周囲のサポーターに尋ねる。挨拶時にもサポーター同士が思い思いに話している。普段のスタジアムではなかなか見ることができない光景がそこにはあった。大迫半端ないってゲーフラを掲げる鹿島サポーターの写真を撮ろうとする他サポーターの姿が印象的だった。


J1で首位に立つサンフレッチェ広島のサポーターの挨拶が終わると、全員で写真撮影という流れになった。左にポジションを取り、タオルマフラーを掲げる長野サポーター3人。とられた写真には1人しか写っていなかったが、長野サポーターは毎年来ている2人と私、ちゃんと3人いたのだ。


「来年は3人で挨拶しましょう」
「はい、ぜひよろしくお願いします」


一言二言交わして、途中松本山雅のサポーターと写真を取ったり、「全然バチバチしてない笑」と言われながら、私はJリーグ苗場支部を離れた。初めてのJリーグ苗場支部は思っていたのの半分ぐらいしか楽しむことができなかった。それは私が最初の乾杯から参加しなかったからで、アルコールが入っていればまた何か違ったのかな、と感じた。










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私の他に2人来ていた長野サポーターのそのうちの一人についていく。目指すはフジロック最大4万人の収容人数を誇るGREEN STAGEだ。曇り空の下を歩く。そしてGREEN STAGE前に辿り着いた。立ち見エリアのちょうど真ん中あたりに立った私の左斜め前にはFC東京のサポーターがいた。いや、それだけではない。他に確認できただけでも清水エスパルス、横浜F・マリノス、そしてAC長野パルセイロのサポーターの姿を確認することができた。12時50分、GREEN STAGEにSEが響く。The Birthdayの登場だ。


ステージにクハラさん、フジイさん、ヒライさんが登場し、その度に歓声が上がる。そして、最後にチバさんが登場すると、一際大きな歓声が上がった。SEが止まる。会場内が一瞬静まり返る。


とんでもない歌が 鳴り響く予感がする そんな朝が来て 俺


気づくと口が開いていた。歌っていた。私の好きな「くそったれの世界」だ。そしてそれは周りもそうだった。チバさんが一言目を発した瞬間、幾多の手が振り上げられ、声にならない声が飛んだ。「そーれーだーけーで」「どーこーとーなーく」の大合唱。みんなこの曲が好きなんだなと感じた。


「くそったれの世界」で観客の心を一気に掴んだThe Birthdayはそのまま「LOVE GOD HAND」「FULLBODYのBLOOD」へと流れ込む。観客は早くもヒートアップし、一応は禁止されているはずのモッシュを前方で繰り広げている。何人かが担がれてそのまま前に運ばれて行く。それを、屈強が服を着たような外国人スタッフが押し返す。初めて見たその様子がなぜか可笑しかった。


「晴れバンド The Birthdayです」とクハラさんが曲の合間に声を上げた。山とあって天候が変わりやすい苗場スキー場の空は雨こそ降っていなかったものの、このときは曇っていた。日照時間が短い地域の人は空が雲に覆われていても雨さえ降っていなければ晴れと言うが、それと同じ感じだろうか。それともフジロックの特殊な全能感ある雰囲気がそうさせたのか。


「カレンダーガール」の後、チバさんによる短いMCが挟まれた。

今日は晴れてるな。うん?曇りか。まあいいか。

そして演奏されたのは「24時」。ヒライさんの妖しいベースが印象的な曲だ。会場にその重低音がクハラさんのドラムと合わさって、これでもかというぐらい響く。ドシンとくるという言葉がぴったり当てはまるようだった。


「Red Eye」では間奏でチバさんがハーモニカ―を吹いていた。武骨な外見とは正反対のハーモニカの音色がとても綺麗だった。


そして新曲の「THE ANSWER」を会場に浴びせかける。クールな曲だが観客のテンションは鎮まること様子など魅せずどんどんヒートアップしている。


MCを挟んで披露されたのは「COME TOGETHER」。フジイさんのギターのリバーブが会場に響く。そして「Get up, COME TOGETHER」 の大合唱。会場は確実に一つにまとめられていた。


チバさんがギターのフレーズを弾いた時にまた歓声が上がった。「電話 探した あの子に 聞かなくちゃ 俺 今どこ」。


俺とお前のフジロックだ!!


チバさんのこの一言で堰が切られた。観客が横から後ろから飛び出してくる。まるで強力な磁石に引き付けられるクリップのように。標的をロックオンした蜂のように、前列ではより激しいモッシュが形成された。私は巻き込まれまいと必死にこらえた。前にやたらかわいい女性が出てきてドキッとした。口を精一杯開けて「涙がこぼれそう」と歌った。本当に涙がこぼれそうだった。


その勢いのままThe Birthdayは「なぜか今日は」と畳みかけてきた。サングラスを外したチバさんの視線にドキリとした。顎ひげを蓄えたその姿が何もかも吹き飛ばしてしまうぐらい格好よかった。


最後に「1977」を演奏し、観客のテンションを天井を突き破るほどに上げたまま帰っていったThe Birthday。4人ともがすごくセクシーで、大人の色気に溢れていて格好よく、こんな年の取り方をしたいと感じた。これだけでもフジロックに来てよかったと、そう思えた初めてのThe Birthdayのライブだった。




















The Birthdayのライブを終え、観客がぞろぞろと動き始めた。オアシスエリアに向かいたいが、牛の歩みのごとく、なかなか前に進まない。それでもオアシスエリアに到着すると、人の流れは幾分か解消された。私はオアシスエリアを右に曲がり、ドラゴンドラと呼ばれる山頂へのゴンドラへと歩みを進めた。木陰で人々が椅子に座って涼をとっていた。


屋根付きステージRED MARQUEEのそばの券売所で乗車券を買う。料金は1500円。サービスデーなら映画が1本観られる料金だ。正直お高い。フジロックは全体的に何でもお高かった。大人一枚分の乗車券を購入し、私がさらに右へと歩き始めた。


ゴンドラに着くまでは軽い登山ともいえる登り坂を上った。階段があるところはまだよかったが、ドラゴンドラ直前の坂はきつかった。20度くらいの傾斜があるうえ、石がごろごろしている。少しでも油断したら足を取られて転びそうで、しかし私はずんずんと前を歩く人を何人か抜かしながら歩き、ドラゴンドラ乗り場に辿り着いた。


やってきたドラゴンドラは全面が青く塗られていた。その青に大きな窓がはめ込まれている。空の青よりも数段青いそれに乗って山頂への旅が始まった。ドラゴンドラの情報には少し隙間が空いていて、そこから風が入ってきていたが、特に涼しいということはなかった。うちわが置いてあったのが助かった。


太いワイヤーにつるされたドラゴンドラは山道を登っていく。中継地点は35あるようだ。右側にはフジロックを楽しむ人たちが豆粒のように見える。その姿はすぐに見えなくなり自然の風景となる。夏の深緑が私の目に飛び込んできた。木々は下から見上げるときは、太陽の影になって黒みがかって見えるが、遠くから眺めてみると、完全な緑になっている。絵具を水で溶かずにそのまま塗ったような景色だった。


ゴンドラは順調に山を登っていく。しかし、登ってばかりかと思いきや下る時間もあった。一つ山を越えると谷が来た。ワイヤーはピンと下に向かって伸びている。安全だと頭では分かっていてもやはり怖い。まるでジェットコースタのよう、というよりジェットコースターそのものだった。同乗者もざわついている。それをよそにゴンドラは一気に急降下し、渓流が私たちを迎える。流れる水が透き通っていて、思わず私はスマートフォンを構えた。ドラゴンドラは落ちることなくまた山を登り始めた。その当たり前のことが嬉しかった。


麓では25分程度とアナウンスされていたのに、ドラゴンドラはそれよりもずっと短く、15分ほどで私たちを山頂に連れて行ってくれた。おぼつかない足取りでドラゴンドラを降りて、外に出る。標高一三四六米と書かれた木の棒が地面に刺さっている。高いは高いとは思うが随一の山岳県・長野に住んでいる私にはそれほど高く感じなかった。


山頂にあったのは山小屋レストランと軽食を販売している売店が一軒ずつ。同じくドラゴンドラで登ってきた人が芝生の上に座って思い思いの時間を過ごしている。子供の遊び場もあり、その近くではDJによるクールなプレイがなされていた。張られた屋根の下で、それに合わせて踊る人たちの中に、26番をつけたアルビレックス新潟のサポーターもいた。私はそれを傍目に隣にある高台に上った。高台からは雄大な苗場の自然を眺めることができた。雲の隙間に時折り覗く青空。草の若緑と木々の深緑。遠くに見える湖はターコイズブルー。そこだけ時の流れが止まったかのように綺麗な風景だった。


朝早くからの活動で疲れた私は山小屋で休もうと考えた。そこではソフトクリームが売られていた。ソフトクリームは山の上で食べるのが一番美味しい。500円という高めの値段はそういった状況が込みの値段なのだ。トイレを済ませて券売機の列に並ぶ。いざ順番が来たと思ったら、ソフトクリームのボタンには赤いバツ印が灯っていた。代わりに私はポカリスエットのボタンを押した。


注文口でポカリスエットを受け取り、木でできた椅子に座り、乾いた体にポカリスエットを流し込む。その冷たさが心地よくて一気に半分以上を飲んだ。細胞が潤うのを感じた。


5分ほどそのままで座り、そろそろ下山しようと席を立つ。山小屋レストランを出ると、トラとカラスの着ぐるみが前を横切った。ひどくくたびれた着ぐるみだった。年代物なのだろう。その2匹についたお姉さんが、これからライブをしますと呼びかけている。10人ほどの子供たちが前に座り、2匹と1人は何かを始めた。私はそれを横目で見ながらドラゴンドラ乗り場に吸い込まれていった。行きは景色が見えにくい側の席に座ってしまい、帰りは見えやすい位置に座ろうと考えていたのに、また景色が見えにくい席に座ってしまった。


ドラゴンドラは山を下っていく。すれ違った家族は手を振っていた。後ろを振り返り、降りていく様を眺める。ふと空に目をやると、一目見てヤバいと分かるぐらいの灰色の雲が空を覆っていた。ただならぬ様子の苗場の空は、これから一雨降らせてやるぞと意気込んでいた。










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ドラゴンドラを降りて、転びそうになりながら坂道を下り、再びオアシスエリアに戻ってきた。何かを口に入れたかった私は、飲食店を見渡した。白いご飯や焼き色のついたお肉、黄金色に輝くビールが私に手を差し伸べてくる。そのなかで私はラーメン店の手を取った。頼んだのは、にんにく醤油まぜそば720円。容器の熱さに耐えながら適当な日陰でしゃがむ。橋を割って麺を混ぜると茶色のスープが顔を出した。十分に冷ましてから口に入れる。強烈な濃い味付けが舌に刺激をもたらし、それが脳に届く。正直そこまで好きではない味だった。100円でプラスできる温玉があればもう少しマイルドな味わいになったのかもしれない。こんなににんにくの入ったまぜそばを食べたら、ライブのとき隣の人に迷惑だろうなとは、食べ始めてから気がついた。


なんとかまぜそばを平らげ、私はそばのRED MARQUEEに向かった。15時50分からここでライブを行うのはSuperorganism。「インターネットを介してイギリス、オーストラリア、ニュージーランドそして18歳の日本人Oronoが集結した8人組多国籍ポップカルチャー・ジャンキー集団」と公式サイトで説明されている彼ら彼女らを私が知ったのは、テレビ番組「関ジャム 完全燃SHOW」がきっかけだった。音楽プロデューサーのmabanuaさんが上半期楽曲ベスト5として、Superorganismの「Everybody Wants to be Famous」を紹介していたのだ。簡単な私はそれで彼ら彼女らに関心を持ってしまい、今回ライブを見ることにした、という運びである。


開演10分前にRED MARQUEEに入ると、既に9割が埋められていた。彼ら彼女らに対する注目度の高さが覗われる。普段はイギリスで活動しているだけあって外国の人も多かった。メンバーが多国籍だとファンも多国籍になるのかな、と感じた。私は前列30列目ぐらい、PA卓の近くにポジションを取った、いや、取らされた。メンバーの姿は当然見えそうにない。周囲から上がる歓声でメンバーが登場したのを知った。


ライブが始まった。スローテンポ、もしくはミドルテンポで展開される曲は、心地よかったが、どこか不穏なものを感じさせた。「It's so Good」というシンプルなフレーズがダウナーに繰り返される。それは大いなる中毒性を孕んでいた。スクリーンでは彼ら彼女らのMVが流れている。様々な動物が口をパクパクさせる映像がサイケだった。カバが多く登場したのが強く印象に残った。


RED MARQUEEはフジロック唯一の屋根付きステージだ。直射日光が当たらない代わりに、観客から放たれる体熱は上へと昇る。外に出ることもできずに残った熱は下の涼しい空気を制圧する。会場内はまさに蒸し蒸しとしたサウナだった。誰だか分からなかったがメンバーの一人も片言で「アツイ、メチャアツイ」と言っていたくらい。


その暑さに耐えきれず、会場の外に出る観客も相当数いた。会場の一人が出ると、その空いたスペースに後ろの人が入る。それを繰り返して少しずつ前に進んでいくのかと思いきや、そんなことはあまりなかった。そのスペースには後ろから別の観客が割り込んでくることも多々あり、前に進む進まないを繰り返して、それでも私は少しずつステージに近づいていった。


だが、相変わらずメンバーの姿はほとんど見えない。たまに人と人との合間からコーラスの3人がちょっと見えるくらいだった。一応は禁止されているはずの出演者の撮影。掲げられたスマートフォン越しにしかメンバーの姿が見えなかったのは、皮肉なものだった。


そんななかでも、ライブは続く。ゲーム音楽をふんだんに取り入れた遊び心溢れる曲や、セルフタイトルと思しき曲が演奏される。前の人に倣って手拍子をしてみたり、手を上げたりしているうちに少しずつ私は彼ら彼女らの作り出す独特な世界観にはまっていった。


そして、最後の曲として「Everybody Wants to be Famous」が披露され、ライブは幕を閉じた。少しずつハマりかけていたところだった私は「え?もう終わり?」と感じた。ここからが見所というところで、急にチャンネルを変えられた気分だった。後ろの人が「いや、最高」と感慨深げに呟いた。私は今回のライブでそこまでは達することができなかった。おそらく私には少し早かったんだと思う。ポップなのにも拘らず、「よく分からない」という感想が一番に出てきたのだから。でも、今まであまり聴いてこなかった音楽を知れてよかった、とも思った。











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そのまま、うまく働いてくれない頭をぶら下げながら、しばらく歩いた。GREEN STAGEは次に登場するバンドの準備をしていた。KIDS LANDでは大小さまざまな遊具で、子供たちが無邪気に遊んでいた。気にぶら下がっているイカのような謎のオブジェにぎょっとした。WHITE STAGEでは海外のバンドがロックンロールで大きな波を起こしていた。それらの一つ一つに視線を向け、少ししたらまた逸らして、私は歩いた。


どれくらい歩いただろうか。歩いても歩いても目的地に辿り着かない。何度も立ち止まっては、駅で貰った地図で自分が向かっている方向を確認した。途中自分が知らない国に来てしまったのではないかと思って不安になった。それでも、人の流れに流されながらも一歩一歩歩いていった結果、目的地に辿り着くことができた。RED MARQUEEから歩いて15分弱。FIELD OF HEAVENに到着した。ここで17時10分からハンバートハンバートがライブを行うのだ。


私がハンバートハンバートを知ったのは3年くらい前。大学の文化祭でバンドサークルの先輩がコピーしているのを見たのがきっかけだった。その時はいいなと思うに留まっていたが、今回フジロックに行くにあたってタイムテーブルを見ると、2人が出演するではないか。見に行こうと決めることに大した時間はかからなかった。


サウナのようなRED MARQUEEにいて、しばらく歩いて、私の喉はカラカラだった。ポカリスエットを売っている店を探したが、なかなか他のステージにある青い看板が見当たらない。やっとの思いで売っている店を見つけて、列に並んだ時には開演3分前だった。早くしないとライブが始まってしまう。私の心は逸った。


あと3人というところまで順番が回ってきたころ、ステージにドラゴンドラに負けない鮮やかな青い服を着た佐野さんと、水面のような模様がプリントされたシャツを着た佐藤さんが登場した。2人はすぐに演奏を始めるのではなく、MCから入った。台風とそれを心配する佐野さんお母さんみたいな話だったと思う。私は店員さんからポカリスエットを受け取り、ステージに急いだ。中央やや右のポジションが空いているのを見つけ、そこに入り込んだ。前にはガンバ大阪のユニフォームを着たサポータが立っていた。


大したオチもないまま、ライブはいきなり始まった。佐藤さんがギターを優しく鳴らす。佐野さんが会場を包み込むように歌う。


いついつまでも 暮らす家 探しに出かけましょう ミサワホーム


「ミサワホームかいっ」と、私は心の中でずっこけた。同時にこの歌を歌ってるのってこの人たちだったんだと初めて知った。


前半は佐野さんと佐藤さんの二人でのステージだった。「結婚しようよ」や「小さな恋のうた」など、多くの人が知る曲のカバーを中心にライブは進んでいく。二人の歌声のハーモニーが聴いていて気持ちよくて、豆犬と触れ合っているときのように、心の中が浄化されていく感じがした。私がよく知る「小さな恋の歌」も2人によるアコースティックなカバーだと、また違った味わいがあった。白いご飯のような安心感だった。シャボン玉がステージ左下から上がっていた。


何曲か演奏した後にまたMCが入る。佐野さんがしたのは電車で寄りかかって寝てくる人の話について、佐藤さんがしたのはラーメン屋さんで見たおじさんの話について。話を始めて間もないころから佐野さんは堪えきれず笑っていた。それにつられるように観客も笑う。とても和やかな空間だった。


そのMCの後に披露されたのは、歌による二人の掛け合いが印象的な「おなじ話」。二人の歌声。佐野さんのハーモニカ、佐藤さんのギターの音色、全てが美しく会場はすっかり聴き入っていた。


そして、二人は「ぼくのお日さま」「虎」と曲を重ねていく。どちらも私には思うところが多い曲だった。


「ぼくのお日さま」は、言葉に詰まる吃音持ちの子の気持ちを歌った曲で、私は吃音を持ってはいないが、言いたいことが上手く言えないのは同じで、「家に帰ると ロックが僕を 待っていてくれる」も、まさに高校時代の自分そのものだった。そういえばあの先輩も文化祭でこの曲をコピーしていたなあと思い出し、胸のなかのダムが水位を上げた。


「虎」だってそうだ。私にだってブログを書いていて、誰かの胸に届く言葉が書けたならと思うときがないとは言い切れない。今までそれは力不足で一回もできたことはなく、いつも書いた後「こんなんじゃダメだな」と思うことの繰り返しだ。だが、この曲はそんな気持ちもあっていいと教えてくれる、そんな曲だった。二人の伸びやかな歌声が会場全体を包む。ダムは決壊寸前だった。


「虎」のあと、再びMCがあった。それは感動的なMCではなく、アルバムの宣伝だった。結成20周年を記念して、二人きりの弾き語りアルバム「FOLK 2」が発売されたという宣伝だった。また、曲一切なしのMCのみを集めた70分のCDも存在しているらしい。そんな、さだまさしさんみたいな。


後半はサポートメンバーを招いてのバンド形態でライブは進んだ。その一発目の曲は、かの有名な、たまの「さよなら人類」。「今日人類がはじめて木星に着いたよ」が、観客席に横揺れが起こした。私も手を左右に振った。まさに「さよなら」という趣だった。


「がんばれ兄ちゃん」「国語」と曲が披露されていく。そのころ、灰色の雲にも持ち堪えていた苗場の空が、もう限界と雨を降らせた。しとしと降り始めた雨は少しずつ勢いを増し、雨合羽を着る人も出始めた。私も持参したパルセイロオレンジの雨合羽を着る。それは、無色透明の雨合羽のなかで、ひとつだけの暖色だった。


雨の中ライブは続く。テンションの上がった佐藤さんが「楽しいんで、もうちょっとやってもいいですか」と発し、演奏されたのは「おいらの船」。楽しい歌謡曲に観客も手拍子で合わせる。すると、いきなり佐藤さんが聞き覚えのあるギターリフを弾き始めた。ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」だ。私は思わず手を叩いて喜んだ。周りも同じように盛り上がっている。昔話のなかの人たちも、振られた打ち出の小槌から小判が出てきたときに、同じように盛り上がったのだろうか。サビの「Hello, Hello, Hello, So long」を、佐野さんは「太郎、次郎、三郎、四郎」と変えて歌っていた。そして、いきなり歌謡曲に戻る。その落差に私は再び心に中でズッコケた。


そして、最後は佐藤さんがギターをバイオリンに持ち替えて、披露されたのは「ホンマツテントウ虫」。ハンバートハンバートのフジロックでのライブは最後まで楽しいままで幕を閉じた。


初めて見たハンバートハンバートのライブは前半は癒され、後半は楽しく、とても素敵なものだった。このライブで私は一気にハンバートハンバートが好きになった。機会があればCDも買ってみたいなと思う。それと、私にハンバートハンバートを教えた二人の先輩にも感謝しながら、私はFILED OF HEAVENを後にした。










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急いで向かうはWHITE STAGE。時刻は18時10分。ユニコーンのライブ開演時間はとっくに過ぎている。空は暮れ始め、私は歩みを強めた。しかし、そこに立ちはだかるは「入場規制」の4文字。私達は迂回路を行くことを余儀なくされた。ゆっくりゆっくりカタツムリのようにWHITE STAGEを目指す。進まない列に気持ちは逸るばかりだ。そんななかWHITE STAGEに近づくに連れて、ユニコーンの演奏が聴こえてくる。それに勇気づけられながら、歩みを止めることなく進み続ける。


そして、WHITE STAGEに到着すると、そこには人がごった返していた。いや、ごった返すなんて言葉じゃ足りない。殺人的に思えるほど多くの人々がユニコーンのライブに駆けつけていた。1万5000人収容のWHITE STAGEのキャパシティギリギリに近いほどの人々が、民生さん、手島さん、EBIさん、ABEDONさん、川西さん5人が織りなすロックンロール・マジックに聴き入っていた。


たぶん「ペケペケ」が演奏されていたくらいだと思う。私はわずかな隙間を縫って観客の間に侵入していき、後ろから数えて3列目くらいに立っていた。5人の姿はテントに遮られて、全く見えない。上で5人の姿を映すスクリーンが頼りだった。


私は恥ずかしながらこのライブまでユニコーンのことをほとんど知らなかった。知っていたのは「大迷惑」と、宇宙兄弟の曲ぐらいだった。ただ、途中からでも、メンバーの姿が見えなくても、曲を全然知らなくても、ユニコーンのライブは感動できるものだった。


5人はそれぞれ胸にある熱い思いを楽器にぶつけていた。その演奏は熱く、どこか抜けていて、そして何より楽しいものだった。5人は本当に楽しそうに演奏するのだ。その熱や楽しさといったものが、観客にも伝播していき、最後列まで届く。そこには大きな一体感が生まれていた。「WAO!」のときに、最後列に近いところにいた私でさえ、自然に手を振って横に揺れることができた。それもユニコーンの作り出す一体感あってのものだった。


後列にいる観客でさえ否応なく巻き込み、ユニコーンのライブは進んでいく。「デジタルスープ」でゆっくりその演奏を聴かせたかと思えば、グランジ感のある「TEPPAN KING」で、雨のWHITE STAGEに大合唱を響かせる。その合唱がまるで空にまで届いたかのように雨は少しずつ弱まっていった。


感動したことがもう一つある。ユニコーンがライブをしている、その左側の空が夕焼け色に染まっていたことだ。そのオレンジ色は強烈で、どこにいても必ずといっていいほど目に入った。暖色であるオレンジ色は人の気分を上げる効果がある。夕焼けが観客のギアをさらにもう一段階あげ、それに呼応するようにメンバーの演奏もより一層熱を帯びる。異様とも言ってもいい空間が、WHITE STAGEでは形成されていた。


ABEDONさんが「まだまだいくぜー!!」と観客を煽る。そして、コールされたのは「大迷惑」。手島さんのギターがかき鳴らされる。ここで、会場のテンションは一気に爆発した。間違いなくこのライブ一番の盛り上がりだった。民生さんはステージを右に左に動き回り、観客を煽りまくる。観客もそれに応え、前列も後列も声を張り上げる。このまま大気圏を突き抜けて宇宙にまで行ってしまいそうな勢いがそこにはあった。


そして、ライブは最後の曲「OH! MY RADIO!」に突入した。名残を惜しむかのように、歌い続ける観客のおかげで、この曲の持つ希望がより浮かび上がっていた。大きな大きな希望が会場を包んでいく様に、私はとてもとても感動したのだ。初めて見るユニコーンのライブはフェスという特殊な環境が生み出す、エモーショナルな一体感によって、私にとても印象深いものになった。改めてフジロックに来てよかったと感じた。


















すっかり満足した私は、このユニコーンのライブを後に苗場を去ることにした。終電の時間が気になったというのもあるけれど。


いざ帰ろうとしても、列はやっぱりなかなか進まない。正規の道ではなく、BOARD WALKによる迂回路を通って帰ったが、その迂回路もなかなか進まない。ただ、それにももう慣れてしまっている私がいた。幸いゆっくりとはいえ止まることはなかったので、比較的スムーズにボードの上を進むことができた。


通りがかったGREEN STAGEでは、私の知らないケンドリック・ラマ―というラッパーが2万人ほどが集まった会場を熱狂の渦に巻き込んでいた。正直そこに入っていきたい気持ちもなくはなかったが、最後まで見ていたら終電に間に合わないなと思い直し、後ろ髪を引かれる思いでGREEN STAGEを通り過ぎた。


ライトアップされたゲートを通る。最初通った時には明るかったのに、帰るときにはもうすっかり暗くなってしまっていて時間の過ぎる速さを感じた。「また、来年ここに来よう」とはっきりと思った。目の前ではサーチライトが空に向けて光の筋を放っていた。照らされた雨が幻想的だった。










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バスに乗って少しスマートフォンを見たあと、すぐに眠った。行きとは違って新幹線で素早く帰った。かかった時間は行きの半分以下だった。そして、The Birthdayを歌いながら家に帰った。シャワーを浴びて、ベッドに横たわる。リストバンドはハサミを使って切った。切りながら「来年は行きも新幹線を使っていこう」と、そう思った。


私は横になった。明日もきっといい日になるよと、枕の隣のリストバンドが語りかけてきた。私は頷き、目を瞑った。いつもよりいい夢を見られるような気がした。







FUJI ROCK FESTIVAL'18 オフィシャル・パンフレット
SMASH CORPORATION
リットーミュージック
2018-07-26




こんばんは。これです。明日Jリーグ苗場支部に行きます。






AC長野パルセイロレディース




・林崎萌維選手がスペイン女子2部リーグClub Esportiu Europaに移籍

林﨑 萌維選手 移籍先決定のお知らせ(長野公式)

El Femení A fitxa la portera japonesa Mei(CEエウロパ公式)


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去シーズン限りでパルセイロレディースを退団した林崎選手。その後はヨーロッパに渡り、1月にはスペイン女子1部リーグのRCDエスパニョールに練習参加をしているという情報はありましたが、その後は音沙汰無し。あまりにも何もないのでエスパニョールの方は流れたのかなと思ってました。ただ林崎選手はその後も粘り強く、他クラブの練習にも参加(していたかどうかは分からない)。今回2部リーグですがCEエウロパとの契約をつかみ取りました。これで昨年パルセイロレディースに在籍した全選手の去就が決まりましたね。


そして加入するCEエウロパ。去年の成績がスペイン女子2部グループ3(7グループもある)で14チーム中6位と2部リーグのなかでも中堅と言える立ち位置にありそうです。男子チームはリーガエスパニョーラ開設時のオリジナル10のうちの1チームで歴史あるクラブのようです。


そんなCEエウロパ側で林崎選手が出したコメントをネットに頼りきって訳してみると

「CEエウロパは2018/19シーズン、日本人GKのハヤシザキメイと入団契約を結びました。昨シーズンの終わりにパルセイロを退団しスペイン女子リーグに渡ったメイは日本のU-23代表にも選ばれたことのある才能あるプレイヤーです。メイはこのチームでプレーする3人目の日本人選手です。かつてサクラバヤシアサコとコザカイメグがこのチームでプレーしました。彼女は8月6日から行われる私たちのキャンプから合流します」

といった感じでしょうか。過去に2人日本人選手が在籍していたみたいですね。


また、スペイン女子2部には昨年浦和レッズを退団した後藤未知選手を筆頭に少なくない数の日本人選手がいる模様。CEエウロパが在籍するグループ3の他チームに日本人選手がいるかどうかは不明ですが、同胞がいるというのは心の支えになりそう。是非ともスペイン女子2部で地元スペイン人選手らと切磋琢磨して、なでしこジャパン選出を目指して頑張ってください。日本からも応援しています。



AC長野L退団のGK林崎 移籍先決定(信濃毎日新聞)



お読みいただきありがとうございました。



おしまい






こんばんは。今週末の台風が心配なこれです。どうか雨風酷くなりませんように。

さて、今回は前半千18節を消化し約1ヶ月の中断期間に入ったこのタイミングで、J3順位予想中間結果発表を行いたいと思います。

より目も当てられない結果になっていますが、何卒よろしくお願いいたします。















まずシーズン前に立てた順位予想がこちら。


1位:アスルクラロ沼津

2位:AC長野パルセイロ

3位:ブラウブリッツ秋田

4位:ザスパクサツ群馬

5位:ギラヴァンツ北九州

6位:カターレ富山

7位:鹿児島ユナイテッドFC

8位:藤枝MYFC

9位:福島ユナイテッドFC

10位:FC琉球

11位:SC相模原

12位:FC東京U-23

13位:グルージャ盛岡

14位:Y.S.C.C.横浜

15位:セレッソ大阪U-23

16位:ガイナーレ鳥取

17位:ガンバ大阪U-23




参考:
Jリーグ順位予想⑭
Jリーグ順位予想⑮
Jリーグ順位予想⑯

Jリーグ順位予想⑰

Jリーグ順位予想⑱
Jリーグ順位予想⑲













次に、現在の順位がこちら

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そして予想と実際の比較を表にするとこう


列1 予想 実際
沼津 1 2 -1
長野 2 12 -10
秋田 3 7 -4
群馬 4 13 -9
北九州 5 17 -12
富山 6 15 -9
鹿児島 7 3 4
藤枝 8 14 -6
福島 9 4 5
琉球 10 1 9
相模原 11 9 2
FC東京U-23 12 16 -4
盛岡 13 11 2
YS横浜 14 8 6
C大阪U-23 15 6 9
鳥取 16 5 11
G大阪U-23 17 10 7



順位的中チーム:0

17チームの予想と実際の順位差の合計:110

各チーム当たり順位差平均:6.5




※ちなみにJ1は
順位的中チーム:0
18チームの予想と実際の順位差の合計:96
各チーム当たり順位差平均:5.3

J2は
順位的中チーム:4
22チームの予想と実際の順位差の合計:126
各チーム当たり順位差平均:5.7
という結果でした。カテゴリーが下がるほど酷くなってる。








さらに気になったので実際の順位を逆にして算出してみました。


列1 予想 実際
沼津 1 16 -15
長野 2 6 -4
秋田 3 11 -8
群馬 4 5 -1
北九州 5 1 4
富山 6 3 3
鹿児島 7 15 -8
藤枝 8 4 4
福島 9 14 -5
琉球 10 17 -7
相模原 11 9 2
FC東京U-23 12 2 10
盛岡 13 7 6
YS横浜 14 10 4
C大阪U-23 15 12 3
鳥取 16 13 3
G大阪U-23 17 8 9


順位的中チーム:0

17チームの予想と実際の順位差の合計:96

各チーム当たり順位差平均:5.6


という結果に。こっちのほうが近いじゃん。お恥ずかしい。











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全体として今シーズン私が順位を上の方に予想したチームは低迷していて、下の方に予想したチームが上にいるという結果になってしまいました。J2ライセンスを持たないクラブが多く上位にいて”元J2”という看板は何の役にも立たなくなってきています。J3は降格のないリーグですし、割り切って自分たちのサッカーを突き詰めているクラブが上に来ていますね。


反対に低迷している元J2クラブなどは昇格という目標が大きすぎて、昇格のために毎年異なる継続性の低いサッカーを行っているチームが多く、その行き当たりばったりではJ3で通用しなくなっている、J3のレベルが上がってきているという証拠になっています。J3では「一番の近道は遠回り」なのかもしれないですね。



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では、ここから各チームについて軽く触れたいと思います。


沼津はゴールの多かった去年とは違って今年は失点数が少ないですよね。去年も27失点で1試合1失点以下だったんですけど、今年はさらに固く、ここまでの失点が9でリーグで唯一の一桁失点です。キャプテンの尾崎選手も復帰してここからさらに調子を上げてきそうですね。


パルセイロは期待も込めて2位予想にしたんですけど、ちょっと低迷してますね。得点力は去年の1試合あたり1.06よりは、今年は1.26で増加してるんですけど、失点がそれ以上に0.78→1.26に増えてしまっていて。J2昇格圏内との勝ち点差も10にまで開いて、今年のJ2昇格は厳しいと言わざるを得ません。


去年のJ3チャンピォン秋田も苦戦してますよね。順位予想で「今年は秋田包囲網が敷かれるだろう」って書いたんですけど、まさにその通りになって。主な原因は得点力不足なんですけど、それも改善の兆しを見せてきていますし、後半戦は間瀬監督のもと巻き返してきそうです。


J3というのはJ2以上に降格チームが苦戦しやすいリーグなんですけど、今年の群馬も苦しんでますね。「もう少し下の順位に予想することもできるけど、それは群馬を舐め過ぎだろう」ってことで4位に予想したんですけど、ちょっとJ3の現実が見えてなかったのかなと、私が。現在13位ですけど布監督はこのまま続投するんでしょうか。


北九州が最下位に沈むとは思ってなかった。J3初代優勝監督の森下仁之監督が就任して上がってくるだろうとは思ってましたけど、よく考えたら森下監督の初年度は金沢はJFLで9位だったわけで、そこまでいい成績じゃなかった。得点力がJ3最少の13と課題ですね。ダヴィ選手とか池元選手とかいるのに。


富山も浮氣監督は去年から怪しかったんですけど、続投になって。そしたら案の定勝てなくて。今思うと去年の後半戦全然勝てていなかったのに何で去年より上の順位に予想したのか。言われてるけどもとJ2クラブだしっていうことなんですけど。私が今年のキーマンと予想した苔口選手と遠藤選手の二人もそれほど活躍してないですし、来年もJ3が濃厚でしょうか。


鹿児島は今シーズンは好調で一時は首位に立ったこともありました。今年は守備が1試合平均1点と安定してきており、守備の安定がJ3で2年連続得点王の藤本選手が抜けた穴を補ってますね。ただFWは固定できておらず、また実はここ最近は4戦勝ちなしなので夏に補強があると思われます。その補強次第ではJ2昇格も十分狙える位置につけています。



藤枝は今シーズンは13位と調子が上がらず、先日大石監督の退任が発表されました。パルセイロに開幕戦勝った時は上いくなと思ったんですけど、ただの相性の問題だったんでしょうか。去年抜群の強さをほかったホーム戦の成績がここまで3勝3分け3敗で、ホームでなかなか勝てなくなったことが今の順位に影響していますね。新しい監督は誰になるのか。


福島は田坂監督2年目の継続性が予想よりもいい方向に出ていますね。負けない粘り強い戦い方ができており、ここまでの2敗はJ3では最少です。ただ6戦連続ドローを含む10引き分けもリーグ1ですが。勝ち切る試合さえできればより上位も見えてきますね。現時点でJ2ライセンスがなく、2以内に入ってもJ2昇格できないのが残念です。


琉球さんへ。10位に予想してごめんなさい。田辺選手や藤澤選手などの主力が抜かれてちょっときついかなって思ってしまったんです。本当にすいませんでした。点の取り合いを制した試合も多く、”3-1で勝つサッカー”が実現できてますね(実は今シーズン、3-1で勝った試合はまだないけど)。J2ライセンスもありますし、現時点でJ2昇格最有力候補です。



相模原は今年はジョン・ガブリエル選手が爆発しています。13得点で得点ランキング首位を爆走中。順位予想ではそのジョン・ガブリエル選手を予想スタメンに入れないという不始末。懸念していた夏場でも失速するどころかここ最近は3試合負けなし。トロ選手の3度目の加入により後半戦の台風の目になるチームかも知れません。


FC東京U-23は去年とは反対にU-23チームの中では一番下の順位に位置しています。ここ最近は8戦勝ちなしで今のJ3で一番調子の悪いチームです。ですが、久保選手や岡崎選手などトップチームに絡む選手も増えてきて、育成としては成功してると言えるのではないでしょうか。


盛岡は4連敗の後、3連勝となかなか波のあるシーズンになってますね。パルセイロが0-3で負けたときはなかなかの絶望感を味わいました。私の予想以上に勝てていて、若い選手が経験を積んできた後半戦はもっと上に来るかもしれないです。リーグワースト2位の30失点という守備をどう改善するかが鍵。


YS横浜さんへ。完全に舐めてました。すみません。樋口監督の目指す攻撃サッカーが熟成してきて、6節からは3連勝を記録。現在首位の琉球にも勝っています。ただここ最近は5戦勝ちなしとややスランプ気味。YS横浜は走るサッカーなので暑い夏場は運動量が落ちてきついんでしょう。でも逆に考えれば、涼しくなってくればまた元通りになるはずで。となるとクラブ初の一桁順位フィニッシュも現実味を帯びてきましたね。


C大阪U-23は完全に今年のサプライズ枠です。3節から9節まで怒涛の7戦負けなしを記録すると順位も2位まで浮上。しかし、10節からは8戦勝ちなし。苦しみましたが粘り強く戦い何とか6位で踏み止まっています。ほとんど毎試合で失点を喫しているので、後半戦に向けて守備の安定を図りたいところ。あと米澤選手は上のカテゴリーに早く引き抜かれてください。お願いします。


鳥取さんもブービーに予想してごめんなさい。外国人選手3人があんなにハマるとは思わなかったんです。レオナルド選手が得点ランキング2位の10ゴールと爆発。フェルナンジーニョ選手も12位の5ゴールとまだまだ健在で、この2人だけで総得点23のおよそ3分の2を上げています。後半戦もこの二人は猛威を振るいそう。監督交代してからの成績も4勝2敗と悪くなく、念願のJ2復帰も視野に入れています。


G大阪U-23は序盤戦は調子がよかったんですけど、少しずつ調子が落ちてきてここ5試合は1勝2分2敗と苦しんでいます。そしてここにきて宮本監督がトップチームの監督に就任してU-23チームを離れ、U-18の監督だった實好さんが監督に就任しました。これからはU-18の選手たちがより多くなりそうです。それと今シーズン限りでの退会を検討っていう話、あれ本当?















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まとめ


前半戦のJ3はJ2ライセンスを持たないクラブや初のJ2昇格を目指すクラブが躍進し、J2昇格を至上命題とする元J2クラブが低迷するという結果になりました。ただ、このまま低迷している元J2クラブが黙っているとは思えません。夏の移籍市場もまだまだ空いており、低迷しているクラブは巻き返しのために補強をしてくるでしょう。初のJ2昇格を目指すクラブ。上位をキープして地域にアピールしたいクラブ。今は下位にいるけどJ2昇格のために巻き返したいクラブ。将来のトップチームのために若手を勝たせることで育てたいクラブ。様々な思惑が入り混じったJ3リーグの後半戦はより熾烈な戦いが展開されることが予想されます。J1、J2サポーターの皆さんもよかったらJ3にも注目してみてください。あなたが思っているよりJ3面白いですよ。


では、また12月の最終結果発表でお会いしましょう。その時までどうかお元気で。


お読みいただきありがとうございました。


おしまい







富山戦、群馬戦と苦しい試合をモノにしての2連勝で少しずつ波に乗り始めてきたAC長野パルセイロ。勝7分け5敗の勝ち点22で順位も10位まで上げてきました。そんなパルセイロの今節の対戦相手はブラウブリッツ秋田。去年のチャンピォンチームも前節までは6勝3分け8敗の勝ち点21で11位と苦しんでいますが手強い相手には変わりありません。前半戦の対戦ではパルセイロが2-1で勝利しており、J2昇格争いに生き残るためにも、パルセイロには今回も勝ちが求められます。


また、この日は「1万人チャレンジデー」と題し、小中高生は無料招待、様々なイベントも解され、選手が駅前で告知活動をするなど集客に力が入っていた日でもありました。パルセイロはこの勝負の日に勝てたのか、そして長野Uスタジアムに1万人は集まったのか。


では、観戦記スタートです。よろしくお願いいたします。



観戦記後編はこちら













日中の気温が35度に迫ろうとする暑い日の中、私は14:30頃に長野Uスタジアムに到着しました。


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【1万人チャレンジデーイベント①】

はたらくクルマ大集合!







この日はビクトリーロード下に多くの”はたらくクルマが展示されていました。

展示されていたのは…

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パトカーや消防車、救急車といった緊急時に活躍する車や、(救急車や消防車は中にも入れた)



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ショベルカーやカニクレーンといった工事用の車両。(カニクレーン高ぇ)



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JAグリーン長野さんから農機の展示もあったり、



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スポンサーの長野トヨタUグループから高級感あふれるボディにスムーズな加速が評判のトヨタクラウン(上)と、驚きの低燃費を実現しコンパクトな乗り心地の新型カローラスポーツ(下)が展示されていました。どちらもかっこいいっす。



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飯綱高原フォレストアドベンチャーのブースも前節に引き続き展開。






【1万人チャレンジデーイベント②】

パルセイロ古着市

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毎年恒例の選手が着用したユニフォームや練習着などが安く購入できるパルセイロ古着市が今年も開催されました。

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こんな感じでやってました。通常価格からすると3割引きぐらいになってるのかな。売り上げがどうだったかはよく分かりません。





【1万人チャレンジデーイベント③】

づなっちのふわふわ遊具


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飯綱高原キャラクターのづなっちの、中に入って遊べる巨大ふわふわ遊具が今年も登場です。200円の入場料が必要でしたが、絶えず子どもたちが入って遊んでいました。





【1万人チャレンジデーイベント④】

パルセイロ縁日






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前節、好評を博した(と願いたい)パルセイロ縁日が今節も登場です。


わたあめや馴染みの薄いコインおとし、スーパーボールすくい、輪投げなどの屋台があり、どれも300円の料金が必要でしたが、5枚つづりで1200円の回数券も販売されていました。あと一つは射的ね。グッズ売り場の横でやってました。見た感じじゃ輪投げとわたあめが人気だったかな。





【1万人チャレンジデーイベント⑤】

ホームタウンストリート

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この日はホームタウンストリートと称してパルセイロのホームタウン、信州新町からはジンギスカンが、千曲市からは杏が、長野市からは長野ヤキメンが、という風に各市町村から名物・名産品が出展されており、賑わいを見せていました。



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休憩場も完備。



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長野ヤキメン。長野市の名物を目指しているもののやや伸び悩んでいる印象がある。あまり食べたことはないけど食べたら味噌味でおいしいと思います。たぶん。



そんなホームタウンストリートのなかで私がチョイスしたのは…

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長野市松代は杏っ子の里ハーモアグリさんの

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AC長野パルセイロイエロースムージー(500円)!

松代杏っ子の里さんのワッサーと杏をベースにヨーグルトをプラスした一品で、暑いので冷たいものをと選んだ形です。ヨーグルトが混ざっているとだけあってまろやかでマイルドな味でした。でも500円はちょっと高かったかな。





【1万人チャレンジデーイベント⑥】

パルナンデス拡大版SP


この日の事前番組パルナンデスは1万人チャレンジデー拡大版SPとして、3組のバンド・ユニットがライブパフォーマンスを行っていました。



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剥がれかかっていたタイムテーブル。



まず一組目は長野南高校の高校生ガールズバンド、Jelly fishです。

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SHISHAMO等のコピーを演奏していました。高校生らしくとても初々しくてよかったです。お客さんも結構足を止めて聴いていましたしね。

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熱中症対策で屋根が付いたパルナンデスMC席。



続いての二組目は2度目の登場。ハヤト with Abbey Road。パルセイロサポーターの4人のおっさんによるバンドです。

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そのパワフルな演奏でパルセイロ応援オリジナルソングや斉藤和義のコピーなどを演奏していました。お客さんも入り待ちを終えたおっさんが多く、むさくるしい雰囲気が出ていました。モッシュみたいなことしてた人いたな。


そして、最後の三組目は大阪出身の男性二人組ユニット・秋休さんです。

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ギターボーカルの河本知樹さんとボーカルの平松契帥さんの歌声によるハーモニーはとても爽やかで、先ほどとは違いステージ前には女性のお客さんが聴き入ってました。ただ最初の方に秋田の入り待ちと被ってしまったのは申し訳ない。すいませんでした。



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秋田入り待ち。銀牙のゲーフラが目に付きます。


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秋休みさんはステージ後宣伝をしてました。8月19日(日)16:00~から長野CLUB JUNK BOXでライブがある模様。アニメイトがあるビルの一番上のとこですね。パルセイロの試合もないですし、行きやすくはある。





何か外にいるのも暑くなってきたので、14:45ごろにスタジアム内に入場。

するとそこでは何やら試合が行われていました。


【1万人チャレンジデーイベント⑦】

前座試合:AC長野パルセイロU-18 vs 長野日大高校サッカー部




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北信高校チャンピォンの長野日大高校サッカー部とパルセイロU-18の30分2本勝負。暑い中高校生たちは必死にプレーしていました。パルセイロのユニフォームを着て試合するU-18の選手のことを羨ましくも思ったり。試合はパルセイロが先制して、日大が逆転して、またパルセイロが追い付いての2-2のスコアレスドローで終わったらしい。最後まで見れなかったのは選手入り待ちに行ったからです。

2018明治安田生命J3リーグ 第19節 AC長野パルセイロ vs ブラウブリッツ秋田 カーテンレイザーマッチ(前座試合) 結果





この日のお弁当プロデュースは#15西口選手#23堂安選手でした。

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#15西口選手のロコモコ弁当はちょっと食べたかったかも。




時刻は15:00。アウェイゲート下の選手バス入り待ちの開始です。

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3連勝を目指して入り待ちにも熱が入ります。



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選手バスが到着しました。



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出てくる選手に、



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入り待ちのテンションも上がります。(写真のチョイスが悪いけど上がってるんです。信じてください)






選手たちに私たちサポーターの熱気を伝えて、上に上がると

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ライオーが帰るところでした。この日はあまり絡めなかったなあ。残念。





入り待ちを終えてスタジアムに戻ります。15:30を過ぎて客入りが本格化してきたUスタ内はいつもより人が多く、特に小中高生がチーム単位で来場しているのが印象的でした。情けない試合魅せちゃってごめん。そして、日大とパルセイロU-18の前座試合を終えたピッチ上では、事前番組パルセイロTVが始まりました。


この日の冠スポンサーであるJAグリーン長野様の組合長(だったと思う)の挨拶を経て始まったのは、長野西高校書道班(長野では部活動のことを班活動という高校もある)の書道パフォーマンスです。私がスタジアムで書道パフォーマンスを見るのは6月のアルウィンでの松本蟻ケ崎高校以来2回目ですね。



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力強い動きで着々と幕に文字が書かれていきます。

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そして完成しました。素晴らしい出来、と言いたいところでしたがゴール裏2階からはなんて書いてあるのかいまいち分かりません。アルウィンでの蟻ケ崎高校みたいにおっ立ててくれればよかったのに。

と思ったら試合中には2階席、ゴール裏とメインスタンドの缶正体に作品が飾られていたみたいですね。写真はございませんのであしからず。ハーフタイムに見に行けばよかった...。






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スタジアム外、思い出広場には今日も子供たちがいっぱいです。





さて、この日は西日本豪雨災害の復興支援活動として、選手たちが募金箱をもって募金活動を行っていました。

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左から#25有永選手#16阿部選手#20都並選手。募金をする人たちでスタジアム入り口はさらにごった返していました。私もささやかながらの募金をさせていただきました。あと、こういう場でサインを求めるのは正直どうかと思います。



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髪を切った#26遠藤選手と横を向く#11岡本選手





☆今日のスタグル☆

この日のスタグルは冠スポンサーであるJAグリーン長野様から...

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長野市内の菓子店「りんごの木」とのコラボレーションスイーツ第三弾"ももこる"と

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夏らしく、焼きとうもろこしです。

ももこるは今までのあんこるやりんこると比べて酸味は控えめで、いい感じに甘く仕上がってました。
焼きとうもろこしはその日の朝採っただけあってシャキシャキして美味しかったです。





スタグルを食べ終えて間もない16:10。ピッチ内で選手のアップが始まりました。




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私はいつものように選手がアップをするなか、スタジアムの外へ。

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パルナンデスはまだ続いており、この日の選手トークショーゲストは試合日の7月22日に29歳の誕生日を迎えた#24新井選手です。須坂市には行ったことがないらしい。




また、その近くの特設ブースでは浴衣を着た#27竹下選手#29前田選手が同じく浴衣を着た女性とチェキ写真を撮っていました。写真はこちらもありません。なんかせっかく浴衣着てきた人に申し訳ないと思ったので。



そしてこの日のグッズ売り場には、

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人気イラストレーターりおたさんイラストのポストカードが新発売されてました。
せっかくなので買おうと思ったら~、財布には250円しかありませんでした~。










チクショー!!



















気を取り直してスタジアム内の写真です。

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16:30頃のお客さんの入り。収容率としては40%というところでしょうか。今シーズンでは一番多いですが、目標の1万人にはもっと欲しいですね。





リスペクト宣言。

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なまはげがどうこう、悪い子はいねぇが~どうこうという内容だったと思います。すいません。そんな覚えてません。





【1万人チャレンジデーイベント⑧】

加藤長野市長とライオーのPK対決


この二人は今シーズン2回対戦しており、戦績は1勝1敗と5分です。

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加藤市長が蹴ったボールはライオーの正面。これをライオーが忖度しボールはライオーの手をはじき見事ゴール!加藤市長が前回の対戦で大外ししてしまったリベンジを果たしました。




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秋田の名物弾幕チャント。パルセイロサポーターもこれには思わず顔を綻ばせます。



さて、和んだところで両チームのスタメンです。



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パルセイロは前節からスタメン一人を入れ替え。#8河合選手が4試合ぶりの出場を果たしました。また#21小澤選手にとっては去年在籍した古巣との対戦になります。フォーメーションは変わらず4-4-2。




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一方の秋田も秋田も前節からスタメンを1人入れ替え。#13平石選手が右WBに入りました。フォーメーションは3-4-2-1で間瀬新監督に初勝利をプレゼントしようと意気込みます。





15:55。選手入場。両チームサポーターのテンションも上がります。

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パルセイロはこの日のためにユニフォーム型ビックフラッグを新しく用意してきました。番号はサポーターナンバーの12番です。



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また開幕戦で掲示した2枚のビックフラッグもこの日は再登場。迫力あるゴール裏で選手を迎え入れます。



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この日の試合前には先日の群馬戦でJリーグ通算200試合出場を達成した#14東選手の記念セレモニーが行われました。奥さんが登場して花束を渡していたんですけど、その奥さんが美人さんでした。



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さらには、この日の冠スポンサーであるJAグリーン長野様より両チームに長野県産の桃の贈呈が行われました。私にも一つでいいから分けてくれ。



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円陣を解いて…



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前半キックオフ!


後編に続く



ラブコール
秋休
ニューセンチュリーレコード
2004-07-21

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