Subhuman

ものすごく薄くて、ありえないほど浅いブログ。 Twitter → @Ritalin_203

2018年12月



年の瀬にこんばんは。これです。もう2018年も終わりますね。皆さんは今年一年どんな年だったでしょうか。


私はというと、この一年は毎週のサッカー観戦に加えて、映画館にも多く行きました。このブログを始めるにあたって「なに書こっかなー。あそっか。観た映画の感想を書けばいいのか」と考え、映画を観る本数も去年に比べて大幅に増加。メインの長野グランドシネマズには仕事が終わった後もたまに足を運び、ミニシアターの長野千石劇場や長野相生座・ロキシーも行くように。映画に少しずつはまっていった一年でした。


そうして今年映画館で観た映画は52本。実に週一回のペースで映画館に行ったことになります。映画の感想ブログを書いている人からすると、そんなに多くないかもしれませんが、別にいいのだ。そんな収入あるわけじゃないし、サッカーも観に行きたいし。それに週一本観てたら、日本人の上位1%には確実に入るでしょう。会社の同僚に「今年は映画50本観たんですよー」って言ったら「そんなに?」って驚かれたし、一般の認識なんてそんなものです。だからいいのだ。




そして、年末といえば一年の振り返り。なのでこのブログでもそれに倣って、今年の映画個人的ベスト10を決めたいと思います。決めるにあたってルールは二つ。


・今年映画館で観たこと
・個人の独断と偏見を最優先にすること



です。長野みたいな地方だとミニシアター系の映画って2,3か月遅れて公開されるのも当たり前なんですよね。なので話題になっている映画を観られなくて歯がゆい思いをしたり、待ち遠しい気持ちになったりしました。実際に今回選んだベスト10にも去年公開の映画がランクインしてますし。


そして、もう一つは個人の独断と偏見を最優先にすること。だってそうしなきゃ面白くないでしょう。映画ベスト10には選んだ人の主観がバリバリ入っていて、その人の好みやどんな人間かが透けて見えるからこそ面白いわけで。機械じゃなくて人間が選んでいる以上、自分の好みを反映させた方が彩のあるものになるじゃないですか。だから今回は完全なる主観で10本選んでみました。どの映画も自信を持ってオススメできる映画ですので、機会があれば見てみてください。






参考:
今年の鑑賞作品一覧(観た順)


・IT/それが見えたら、終わり
・嘘を愛する女
・勝手にふるえてろ
・シェイプ・オブ・ウォーター
・最低。
・映画ドラえもん のび太の宝島
・ちはやふる―結び―
・パーティで女の子に話しかけるには
・映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~
・パシフィック・リム:アップライジング
・レディ・プレイヤー1
・blank13
・アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
・孤狼の血
・恋は雨上がりのように
・万引き家族
・タクシー運転手 約束は海を越えて
・ベルリン・シンドローム
・羊と鋼の森
・レディ・バード
・劇場版ポケットモンスター みんなの物語
・君の名前で僕を呼んで
・未来のミライ
・家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています
・僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ―2人の英雄―
・オーシャンズ8
・カメラを止めるな!
・こんぷれっくす×コンプレックス
・銀魂2 掟は破るためにある
・ペンギン・ハイウェイ
・ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間
・インサイド
・劇場版フリクリ オルタナ
・犬ヶ島
・累
・志乃ちゃんは自分の名前が言えない
・純平、考え直せ
・劇場版フリクリ プログレ
・寝ても覚めても
・クワイエット・プレイス
・音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!
・判決、ふたつの希望
・旅猫リポート
・日日是好日
・ボヘミアン・ラプソディ
・愛しのアイリーン
・500ページの夢の束
・くるみ割り人形と秘密の王国
・来る
・シュガーラッシュ:オンライン
・アリー/スター誕生


計52本




さてさて。長ったらしい前置きもこのくらいにしていよいよベスト10を発表したいと思います。まずは10位~4位から。ではどうぞ!








第10位

レディ・バード



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―あらすじ―

2002年、カリフォルニア州サクラメント。
閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校から、
大都会ニューヨークへの大学進学を夢見るクリスティン(自称“レディ・バード”)。
高校生活最後の1年、友達や彼氏や家族について、
そして自分の将来について、悩める17歳の少女の揺れ動く心情を
瑞々しくユーモアたっぷりに描いた超話題作!

(映画「レディ・バード」公式サイトより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『レディ・バード』感想【これはまさしく"あなた"の物語】






小規模公開から口コミで徐々に広がっていったこの映画。一人の少女が大人になっていく様子を描いています。「何かを成し遂げたい」という漠然とした思いを持ち、自らのことを「レディ・バード」と称して見栄を張るクリスティンをシアーシャ・ローナンが好演。反抗し迷いながらも自分を見つめていき、自分であることを認める。誰もが通ってきた、これから通るであろう青年期のことがキュートに少しの痛みを持って描かれていて、胸がスッとなりました。他にもベスト10入りの候補作はあったんですが、自分の好みと照らし合わせた上でランクインとなりました。




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第9位


ボヘミアン・ラプソディ



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―あらすじ―

ワンフレーズを耳にすれば心が躍りだす名曲で、世界中を魅了する伝説のバンド〈クイーン〉。
そのリード・ヴォーカルにして、史上最高のエンターテイナーと讃えられたフレディ・マーキュリーの生き様を映し出すミュージック・エンターテイメントが誕生!

世間の常識を打ち破る革新的な音楽を次々生み出し、スターダムを一気に駆け上がったフレディと仲間たち。
今なお語り継がれる劇的なパフォーマンスを披露した彼らの華やかな活躍の裏には、誰も知らないストーリーがあった......。

「これは伝記映画ではなく、硬い岩から掘り出されたような純粋なアートだ。家族や人間関係、希望に夢、悲嘆や失望、そして最後には勝利と達成感が、誰にでも共感できるような物語として描かれている」と語るのは、クイーンの現メンバーで、本作の音楽プロデューサーを務めるブライアン・メイ。
同じくメンバーのロジャー・テイラーもプロデューサーを務め、劇中では、フレディ自身の歌声を使用した28もの不朽の名曲が鮮やかによみがえる。

崩壊寸前だったバンドが挑む20世紀最大の音楽イベント”ライヴ・エイド”。
永遠に語り継がれるラスト21分のパフォーマンスに込められたフレディとメンバーの想いと秘められた真実が
観る者の魂を熱く震わせる――。

(映画「ボヘミアン・ラプソディ」公式サイトより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『ボヘミアン・ラプソディ』感想【114分の話もしようぜ】






今年の下半期の映画シーンを代表する音楽映画。私はクイーンをそこまでよく知っているわけではないのですが、知らない人向けに分かりやすくアレンジされていた印象でした。史実そもそも知らないし。それにラミ・マレック演じるフレディ・マーキュリーやグリヴィム・リー演じるブライアン・メイのシンクロ度は思わず笑ってしまうほどのクオリティです。少し退屈な部分も正直ありましたが、それでも最後のライヴ・エイドのパフォーマンスはまさに最高。映画の、フレディーのストーリーの集大成に思わず涙してしまいました。まだまだ全国の映画館で絶賛上映中です。




















第8位

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル



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―あらすじ―

貧しい家庭で、幼いころから暴力と罵倒の中で育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴッド・ロビー)。天性の才能と努力でアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、92年アルベールビル、94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手となった。

しかし、彼女の夫だったジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、スケート人生は一変。転落が始まる。

一度は栄光を掴み、アメリカ中から大きな期待を寄せられたトーニャ・ハーディングだったが、その後、彼女を待ち受けていたのは・・・・・・。

フィギュアスケート史上最大といわれる衝撃的な事件の意外な真相と、彼女の波乱万丈な半生の物語。

(映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」公式サイトより引用)






1994年に実際に起こったフィギュアスケート界の大事件、ナンシー・ケリガン襲撃事件をモチーフにしたこの映画。トーニャやその夫、トーニャの鬼母、ピザデブなど事件にかかわったさまざまな人物の証言を重ねていく構成で、映画に多層性を生んでいました。事実は一つだけど真実は人によって異なる。誰が本当のことを言っているのか分からないという面白さ。マーゴット・ロビーの演技も鳥肌ものの素晴らしさだったんですけど、それ以上に凄かったのがアリソン・ジャネイ。管をつながれながらもタバコを吸う姿に戦慄しました。心に強烈な印象を残した一本です。





感想はこちら↓



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第7位

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ー2人の英雄ー



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―あらすじ―

白熱の期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校メンバー。

デクとオールマイトは、ある人物からの招待を受け
海外に浮かぶ巨大人工移動都市≪I・アイランド≫を訪れていた。

世界中の科学研究者たちの英知がつまったまさにサイエンスハリウッドのような島で
個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した≪I・エキスポ≫が開催される中
デクは”無個性”の少女・メリッサと出会う。
メリッサに、かつて無個性だった自分を重ねあわせるデク。

その時、突如
鉄壁のセキュリティを誇るアイランドの警備システムが敵にハッキングされ、
島内全ての人間が人質に獲られてしまう!

いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない【ある事件】が発動する――!

その鍵を握るは、平和の象徴・オールマイト。

(映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ―2人の英雄―」公式サイトより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-』感想【夏休みにぴったりのド王道映画】






週刊少年ジャンプで好評連載中の原作を映画化した今作。何が凄いかってまず激しく動く作画。特に終盤のバトルシーンの動き、カメラワークなどは特筆すべきもので、圧倒的なクオリティを誇っています。ストーリー自体もさっぱりとした王道で気持ちがいい。原作ではもう見ることができないデクとオールマイトの共闘を見ることができたのもファンにはたまりません。さらに私がヒロアカで一番好きなキャラである耳郎が活躍したのもプラス。映画館も小学生から高校生までとターゲット層の子どもが多く、心象的にもよかったです。














 






第6位

万引き家族


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―あらすじ―

街角のスーパーで、鮮やかな連係プレーで万引きをする、父の治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)。肉屋でコロッケを買って、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えている。母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は、高層マンションの谷間にポツンと取り残された平屋に女の子を連れて帰る。母の初枝(樹木希林)の家で、妻の信代(安藤サクラ)、彼女の妹の亜紀(松岡茉優)も一緒に暮らしている。信代は「もう少し金の匂いのするもん拾ってきなよ」とボヤきながらも、温かいうどんを出してやり名前を聞く。「ゆり」と答える女の子の腕のやけどに気付いた初枝がシャツをめくると、お腹にもたくさんの傷やあざがあった。深夜、治と信代がゆりをおんぶして団地へ返しに行くが、ゆりの両親が罵り合う声が外まで聞こえる。信代には、「産みたくて産んだわけじゃない」とわめく母親の元に、ゆりを残して帰ることはできなかった。

(映画「万引き家族」公式サイトより一部引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『万引き家族』感想【ちいさなかしこいにんげんのはなし】






「誰も知らない」「三度目の殺人」など、社会の不条理を鋭く切り取り、私たちに突きつけてきた是枝裕和監督。その最新作である「万引き家族」は、カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞したこともあって大きな話題を持って迎えられました。社会的には許されない「万引き」でつながる家族は、ときに本物の家族以上の繋がりで結ばれており、でもどこまで行っても他人。身寄りのない弱い人間が一つの集合体になろうとした姿が辛かったです。俳優さんも全員が抜群の演技を見せていましたが、個人的に印象に残ったのは、安藤サクラさん。終盤涙を流すシーンはしばらく脳裏に焼き付いて離れませんでした。名実ともに今年の邦画では屈指の作品ではないでしょうか。





万引き家族 豪華版Blu-ray(特典なし)
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第5位

劇場版ポケットモンスター みんなの物語



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―あらすじ―

人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、1年に1度だけ開催される“風祭り“が行われていた。
祭りの最終日には伝説のポケモン・ルギアが現れて、人々はそこで恵みの風をもらう約束を、昔から交わしていたという。

ポケモン初心者の女子高生、リサ。
嘘がやめられなくなってしまったホラ吹き男、カガチ。
自分に自信が持てない気弱な研究家、トリト。
ポケモンを毛嫌いする変わり者のお婆さん、ヒスイ。
森で一人佇む謎の少女、ラルゴ。

偶然、風祭りに参加していたサトシとピカチュウは、5人の仲間たちと出会う。それぞれが悩みを抱え、パートナーのポケモンと一歩を踏み出せない中、みんなが出会うことで運命の歯車が動き出す…。

ルギアとの約束は守られるのか?
そして、幻のポケモン・ゼラオラの正体とは??

今、人とポケモン、みんなの絆が奇跡を起こす―。

(ポケモン映画公式サイトより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』感想【人とポケモンは支え合って生きている】






前作「みんなの物語」で再スタートを切ったポケモン映画が、今年選んだのは群像劇。サトシを絶対的な主人公にするのではなく、リサ、トリト、カガチ、ヒスイ、ラルゴと多くの視点から物語を描くことで、今までのポケモン映画にはない新鮮さがありました。それぞれ問題を抱えた登場人物が「ポケモンパワー」に後押しされて奮起する姿には、昔ポケモンにハマっていた自分を重ね合わせてしまって思わず涙してしまいました。かつてポケモントレーナーだった多くの人たち、そして何らかの支えが心にあってそれをよりどころにして毎日頑張れているという人たちにはぜひとも観ていただきたい作品です。






 













第4位

志乃ちゃんは自分の名前が言えない



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―あらすじ―

高校一年生の志乃は上手く言葉を話せないことで周囲と馴染めずにいた。ひとりぼっちの学生生活を送るなか、ひょんなことから同級生の加代と友達になる。
音楽好きなのに音痴の加代は、思いがけず聴いた志乃の歌声に心を奪われバンドに誘う。
文化祭に向けて猛練習が始まった。そこに、志乃をからかった同級生の男子、菊池が参加することになり・・・。
(映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」公式HPより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』感想【私たちは自分の名前を言えるのか】





押見修造さんの同名漫画を原作に映画化したこの作品。青春時代の輝き、きらめき、そして痛みや苦しみが全てつまっていました。こんな青春送りたかったと心にクリーンヒットです。主人公の大島志乃は吃音症なのですが、別に吃音でない多くの人にも当てはまるアイデンティティー獲得の物語になっていて、しのかよの友情とキラキラ光る海の景色がとてつもなく眩しかった。映画を観終わったあとには、嫌いな自分のこともちょっと認めてみようと前向きな気持ちになれる気持ちのいい映画でした。主演の南沙良さんと藤田彩珠さんは報知映画賞の新人賞を受賞していて、これからの活躍が期待されますね。













以上、10位~4位の発表でした。いかがでしょうか。話題作や小規模公開作などいろいろありますね。どれもとてもいい映画です。


さて、トップ3発表の前にここでおまけのコーナー。今年の私的映画11位~20位を発表したいと思います。惜しくもランクインはなりませんでしたが、どれもベスト10に食い込んでもおかしくない面白さでした。


2018個人的映画ランキング11位~20位

第11位:映画ドラえもん のび太の宝島
第12位:ちはやふる―結び―
第13位:孤狼の血
第14位:タクシー運転手 約束は海を越えて
第15位:カメラを止めるな!
第16位:愛しのアイリーン
第17位:判決、ふたつの希望
第18位:累
第19位:アリー/スター誕生
第20位:IT/それが見えたら、終わり





では、いよいよベスト3の発表です!











第3位

勝手にふるえてろ



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―あらすじ―

24歳のOLヨシカは中学の同級生”イチ”へ10年間片思い中!過去のイチとの思い出を召喚したり、趣味である絶滅した動物について夜通し調べたり、博物館からアンモナイトを払い下げてもらったりと、1人忙しい毎日。そんなヨシカの前に会社の同僚で熱烈に愛してくれる”リアル恋愛”の彼氏”ニ”が突如現れた!!「人生初告られた!」とテンションがあがるも、いまいちニとの関係に乗り切れないヨシカ。全くタイプでない二への態度は冷たい。ある出来事をきっかけに「一目でいいから、今のイチにあって前のめりに死んでいこうと思ったんです」と思い立ち、同級生の名を騙り同窓会を計画。ついに再開の日が訪れるのだが…。

(映画「勝手にふるえてろ」公式サイトより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画「勝手にふるえてろ」感想 ~だれでもヨシカ~







公開自体は去年なのですが、観たのは今年の2月なので今年の映画としてランクイン。とにかく主演の松岡茉優さんが素晴らしかった。周囲の人に明るく話しかける、恋して舞い上がる、破れて傷ついて落ちていく。歌う!笑う!泣く!全編に渡って筆舌に尽くし難い演技を見せていて、圧倒されました。どんでん返しのストーリーも合わさって心にグサグサ刺さる。特に一人で生活しているところを固定カメラで撮ったシーンがやばかったです。私も彼女いない歴=年齢な人間なので、性別は違えどヨシカに起こっていることは他人事だとは思えませんでした。これは多くの人に見てもらいたいです。


















第2位

レディ・プレイヤー1



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―あらすじ―

2045年。多くの人々は荒廃した街に暮らす現実を送っていたが、若者たちには希望があった。それはVRの世界、「オアシス」。そこに入れば、誰もが理想の人生を楽しむことができる。

ある日、そのオアシスの創始者、ジェームズ・ハリデーが亡くなり、彼の遺言が発表された。”全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いたものに全財産56兆円と、この世界の全てを授けよう”。突然の宣告に世界中が湧き立ち、莫大な遺産を懸けた壮大な争奪戦が始まった。現実でパッとしない日常を送り、オアシスに自分の世界を求めていた17歳のウェイドもまた参加者の一人だ。

オアシスで出会った仲間たち、そして謎めいた美女アルテミスと協力し、争奪戦を勝ち残ろうとするウェイド。しかしそこに世界支配のため、全てを手に入れようとする巨大企業、IOI社も出現して…。3つの謎に隠されたメッセージの秘密とは?

アルテミスとの恋の運命や仲間たちとの絆も試されるウェイドは、謎を解き、IOI社の陰謀を阻止することはできるのか?現実の世界とオアシス。その両方で繰り広げられる冒険は、信じがたい次元へと発展していく――。想像を超えた戦いの末に勝利を手にするのは一体誰だ!?

(映画「レディ・プレイヤー1」公式サイトより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『レディ・プレイヤー1』感想【見る前に跳べ!】






GWに放たれた今年最強のエンタメ映画、それが「レディー・プレイヤー1」。デロリアン、ティラノサウルス、シャイニング、メカゴジラ、そしてガンダムと普通の人でも心躍らせ、その道のオタクなら心臓が爆発してしまうくらいのキャラクターが続々登場。ヒットメーカー、スティーブン・スピルバーグ監督の本領が見られます。ストーリーも仲間と力を合わせて試練を乗り越えるという、実に分かりやすい王道の物語。ベタベタな展開が心を熱くし、特にジャイアントロボが親指を立てながらマグマに沈んでいくシーンは涙なしには見れません。本当、最高の映画体験でした。

















第1位

ペンギン・ハイウェイ



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―あらすじ―

小学4年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録している男の子。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、「きっと将来は偉い人間になるだろう」と自分でも思っている。そんなアオヤマ君にとって、何より興味深いのは、通っている歯科医院の”お姉さん”。気さくで胸が大きくて、自由奔放でどこかミステリアス。アオヤマ君は、日々、お姉さんをめぐる研究も真面目に続けていた。

夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の町にペンギンが出現する。街の人たちが騒然とする中、海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか……。ペンギンへの謎を解くべく【ペンギン・ハイウェイ】」の研究を始めたアオヤマ君は、お姉さんがふいに投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。

「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」

一方、アオヤマ君と研究仲間のウチダ君は、クラスメイトのハマモトさんから森の奥にある草原に浮かんだ透明の大きな球体の存在を教えられる。ガキ大将のスズキ君たちに邪魔をされながらも、ペンギンと同時にその球体”海”の研究も進めていくアオヤマ君たち。やがてアオヤマ君は、”海”とペンギン、そしてお姉さんには何かつながりがあるのではないかと考えはじめる。

そんな折、お姉さんの体調に異変が起こり、同時に街は異常現象に見舞われる。街中に避難勧告が発令される中、アオヤマ君はある【一つの仮説】を持って走り出す!

果たして、お姉さんとペンギン、”海”の謎は解けるのか―!?

(映画「ペンギン・ハイウェイ」公式HPより引用)


感想はこちら↓
【ネタバレあり】映画『ペンギン・ハイウェイ』感想【マジでオススメ】






今年の個人的1位に輝いた「ペンギン・ハイウェイ」。実は最初はノーマークだったんですけど、評判がとてもよかったので急きょ観にいくことに。実際観てみて想像の10倍ぐらい素晴らしい映画でした。夏休み、少年が触れる大きな謎。いわゆる世界の特異点。そこに臆することなく実験を重ねていって近づいていくアオヤマ君の知的好奇心が私たちを童心に帰らせてくれます。ミステリアスなお姉さんとの不思議な関係も最高。夏の日差しが差し込む明るい画面が清々しさを増幅させていて、心に爽やかな印象を残してくれました。少年の成長物語として一級品で、これから夏が来るたび見返したくなる、損て素敵な映画です。


















以上でランキングの方は終了になります。いかがでしたでしょうか。実際に選んで見ると顕著な傾向が出てますね。少年少女が主人公の映画が多くて、「傷つきながら成長する物語」っていうのが私の好みなのかなと思います。「レディ・バード」と「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」なんてアプローチは違いますけどテーマは同じですし。他にも「ヒロアカ」や「ペンギン・ハイウェイ」なんかはそうですし、「ボヘミアン・ラプソディ」「万引き家族」「勝手にふるえてろ」あたりも成長の要素がある。きっと彼ら彼女らの成長の過程に自分の成長の過程を重ね合わせてみるのが好きなんでしょうね。私が映画を観るときの大きなポイントの一つに「感情移入」というものがあるので、それが色濃く反映されたランキングでした。上位に行くほど感情移入したと思っていただければ。


そして、いろいろ書いてきたブログもこれで今年最後のエントリーとなります。今年一年、決してアクセス数が多いとは言えないこんなインターネットの隅っこの弱小ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来年もサッカーに映画に楽しんで過ごしていきたいと考えてますので、よろしければ来年以降も懇意にしていただければ幸いです。


1年間ありがとうございました!!
よいお年を!!



おしまい



こんにちは。これです。今年も残すところあと3日。50時間ほどで年が変わることを考えると気持ちもはやってきます。来年もいい年にしたいですね。


さて、今回のブログも移籍ブログになります。なんとか今日中にまとめることができました。では、よろしくお願いします。




―今回のラインナップ―

・下川陽太選手が愛媛FCに期限付き移籍(山雅)
・岡佳樹選手がアスルクラロ沼津への期限付き移籍期間を延長(山雅)









松本山雅FC

・下川陽太選手が愛媛FCに期限付き移籍

下川陽太選手 愛媛FCへの期限付き移籍のお知らせ(松本公式)

下川 陽太選手 期限付き移籍で加入のお知らせ
(愛媛公式)

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【松本】流れ変えた渾身の激走。新人の下川陽太が掴んだ「プロ1勝目」(サカノワ)

【松本 vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:下川陽太に刺激を与える、ふたりの『田中』(J's GOAL)




ええええええええええええ。マジかよおおおおおおおおおお。昨日石原選手が移籍したのに続いて下川選手まで移籍してしまうなんて驚きです。石原選手が去って下川選手には期待していたのに。これで左WBが一気に手薄になってしまいました。補強の当てはあるんでしょうか。


下川選手は今シーズン大阪商業大学から加入。去年特別指定選手としてわずかな期間ながらも8試合に出場するなど活躍したので、即戦力として期待されての加入でした。実際開幕戦からスタメンを掴むと序盤戦は主力として出場。しかし、果敢な攻め上がりなど攻撃面では特徴を見せましたが、守備面での課題が露呈し、チームはその間一度も勝てず。サブに降格してしまいます。そんななかでも天皇杯の浦和戦でアシストを記録するなど調子を落とさずにいると、主力の移籍や負傷もあり再び出番が巡ってくるように。印象深いのは第25節の大宮戦でしょう。一人少ないなか後半から出場すると、相手を惑わすフリーランニングで永井選手の2点目をアシスト。久し振りの出場で見事活躍をしました。終盤戦には石原選手がシャドーで起用されることもあり、左WBで出場機会を経て、結果的に今シーズン11試合に出場しました。まだまだ伸び盛りで来年もいてほしいと思ったんですけどね。


移籍先の愛媛FCで今シーズン主に左WBを務めたのは前野貴徳選手や小暮大器選手など、特に前野選手はチームの核ともいえる活躍を見せていただけに、下川選手といえどポジションをつかみ取るのは容易ではありません。ただ、特指時代の去年の活躍を見せられれば下川選手にもチャンスはあるはず。ぜひとも競争を制して大きな経験を積んで帰ってきてください。











・岡佳樹選手がアスルクラロ沼津への期限付き移籍期間を延長

岡佳樹選手 アスルクラロ沼津への期限付き移籍期間延長のお知らせ(松本公式)

岡 佳樹選手、期限付き移籍期間延長のお知らせ
(沼津公式)

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昨シーズンルーキーイヤーながらもGWに突然試合に出場して私たちを驚かせてくれた岡選手。2年目となる今シーズンは沼津に期限付き移籍をしてシーズンを迎えました。ただ沼津でもなかなか競争を勝ち抜けず終盤戦に出場機会を増やしたものの、10試合出場1ゴールと物足りない成績に終わってしまいました。で、そのゴールを挙げたのがよりによってパルセイロ戦っていうね。うん。沼津に期限付き移籍期間を延長して迎える来シーズン。石田雅俊選手や青木翔大選手、畑潤基選手など前線の選手がごっそり抜けてしまった沼津の中で、前線の新たな柱となることが期待されます。185㎝という長身と裏への飛び出しを武器に得点を重ねていってください。もちろんパルセイロとの試合以外で。応援してます。





2019松本山雅FC(12月29日現在)

監督:反町康治(留任)
コーチ:長島裕明



契約更新

GK 村山智彦
GK ゴ・ドンミン
DF 浦田延尚
DF 飯田真輝
DF 橋内優也

DF ジョ・ジヌ
MF セルジーニョ
MF 中美慶哉
MF パウリーニョ
MF 安東輝
FW 前田大然
FW 永井龍



IN

GK 田中謙吾(←長野/完全移籍
DF 山本龍平(←四日市中央工業高校
DF 大野佑哉(←阪南大学
DF 服部康平(←栃木/完全移籍
MF 米原秀亮(←熊本/完全移籍
MF 町田也真人(←千葉/完全移籍
MF 高橋諒(←湘南/完全移籍

MF 塚川孝輝(←岡山/完全移籍
FW 榎本樹(←前橋育英高校

GK:3人 DF:7人 MF:8人 FW:3人 計:21人


OUT

GK 鈴木智幸(→東京V/完全移籍
GK 永井堅梧(→徳島/期限付き移籍
DF 星原健太(→契約満了/未定

DF アンダース・アプリン(→ゲイラン・インターナショナルFC/期限付き移籍期間満了 
DF 下川陽太(→愛媛FC/期限付き移籍 ←New!!
DF 安川有(→契約満了/未定 
DF 森本大貴(→相模原/期限付き移籍期間延長
MF 岩間雄大(→栃木/完全移籍
MF 志知孝明(→水戸/完全移籍
MF 石原崇兆(→仙台/完全移籍 
MF 岡本知剛(→熊本/完全移籍 

FW 三島康平(→熊本/完全移籍
FW ジネイ(→契約満了/未定
FW 岡佳樹(→沼津/期限付き移籍期間延長 ←New!!




去就未定

GK 守田達弥
DF 田中隼磨
DF 當間建文
DF 武藤友樹
DF 今井智基
MF 藤田息吹
MF 山田満夫
MF 岩上祐三
FW 高崎寛之
FW 山本大貴
FW 小松蓮


期限付き移籍中

DF 宮地元貴(沼津)

MF 宮阪政樹(大分)



GK:1人 DF:5人 MF:4人 FW:3人 計:13人


お読みいただきありがとうございました。


おしまい






こんにちは。これです。


では、2日連続の移籍ブログいってみましょう!




―今回のラインナップ―

・松原優吉選手が契約更新(パルセイロ)
・有永一生選手が契約更新(パルセイロ)
・ヴィッセル神戸から山口真司選手が完全移籍で加入(パルセイロ)
・坂本理保選手と望月ありさ選手がニッパツ横浜FCシーガルズに移籍(パルセイロレディース)
・西川明花選手が伊賀くノ一フットボールクラブに移籍(パルセイロレディース)
・本田美登里監督が続投(パルセイロレディース)
・堤喬也GKコーチが契約更新(パルセイロレディース)
・石原崇兆選手がベガルタ仙台に完全移籍(山雅)
・森本大貴選手がSC相模原への期限付き移籍期間を延長(山雅)
・塚川孝輝選手がファジアーノ岡山から完全移籍で加入(山雅)










AC長野パルセイロ

・松原優吉選手が契約更新

契約更新のお知らせ(長野公式)

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今シーズン松原選手は昨シーズンのケガから復活を果たします。やや出遅れたものの第6節の沼津戦で今シーズン初出場を果たしさっそくアシストを記録すると、そこから先はほとんどの試合に出場。左SBとは思えない高い位置を取りクロスを何本も供給し、Football LabのクロスCBPはチーム1位の9.86。ロングスローも変わらずチームの武器となりました。主力として27試合に出場して3ゴール6アシストを挙げ、チームを左サイドから活気づけましたね。第30節の沼津戦で3アシストを記録したのが記憶に新しいところです。


ここ最近契約未更新の選手の移籍が相次いでいたので、松原選手ももしかしたら移籍かと思われましたが、今回ちゃんと契約を更新してくれました。しかし、それと同時に左ひざ半月板を損傷し全治6ヶ月であることも発表。来シーズンはリハビリからのスタートになりますが、まずはじっくり焦らずケガを治して、またピッチで元気な姿を見せてもらえればと思います。来年もよろしくお願いします。









・有永一生選手が契約更新


契約更新のお知らせ(長野公式)

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【長野 vs 相模原】 ウォーミングアップコラム:「勝つことだけを考えてやるだけ」。有永一生は走って走って走り倒す!(J's GOAL)







関東学院大学から加入して今シーズンで8年目を迎えた有永選手。浅野監督時代はボランチで出場していましたが、阪倉監督になってからは右サイドハーフでプレーしました。どのポジションでも持ち前の運動量で走り回り、攻撃も守備も精力的にこなしていましたね。昨シーズンは5ゴールを挙げてチーム得点王に輝きましたが、今シーズンはリーグ戦27試合に出場して2ゴール1アシスト。堂安選手らとの競争を繰り広げながら、昨年同様多くの試合に出場しました。Jリーグ通算150試合出場も成し遂げましたね。


松原選手と同様に移籍が危惧されましたが、無事に今シーズンも契約更新。「たくさん走って一生懸命頑張ります!!」というコメント通り、来シーズンも走り回ってチームを助けることを期待してます。引き続き活躍のほどをよろしくお願いいたします。












・山口真司選手がヴィッセル神戸から完全移籍で加入

山口 真司選手 ヴィッセル神戸より完全移籍加入のお知らせ
(長野公式)

DF山口真司選手 AC長野パルセイロへ完全移籍のお知らせ
(神戸公式)


山口真司選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ
(大分公式)

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”貴重な”左利きのSB”としてクラブが大きな期待を寄せる下部組織育ちの左SB。左足から繰り出すクロスやパスの質は高く、好機を逃さないオーバラップも魅力だ”

”一昨季のルーキーイヤーは、出場機会こそ多くはなかったが、左足から前線に入れるクサビのパスの強度、精度の高さで魅了し、対人守備ではJトップクラスの外国籍アタッカーを聞止めるなど、何度も見せ場を作っている”


(2017エル・ゴラッソJリーグ選手名鑑)


松原選手の離脱、都並選手の契約満了によって手薄になった左SBに新戦力が加入しました。山口真司選手が神戸から完全移籍で加入です。イケメンですね。


神戸ユース出身の山口選手は2015年から神戸でプレー。天皇杯ではパルセイロとの試合にも出場していますね。2016年の後半には大分に育成型期限付き移籍をして、リーグ戦7試合に出場。短い出場時間ながら精度の高いクロスで3アシストを記録しています。ここでもUスタでの試合に出場していますね。そして、神戸に戻った昨シーズンはリーグ戦の出場はなし。大分に再び期限付き移籍をして迎えた今シーズンは右ひざの靱帯損傷の影響もあり、これまた出場はゼロ。そして、今回パルセイロへの完全移籍が発表されました。


パルセイロの左SBには現在負傷中の松原選手や遠藤選手、また今シーズンはボランチを務めた岩沼選手などがプレー可能ですが、山口選手には他の選手にはない左利きという大きな武器があります。左利きで左サイドのプレーだと、クロスを速いテンポで挙げられるという利点がありますしね。昨シーズンは2試合、今シーズンは出場と試合勘に不安を残す部分はありますが、パルセイロで再起を図ってほしい。パルセイロで2度目のJ2昇格を経験できるように頑張ってください。








2019AC長野パルセイロ(12月28日現在)


監督:横山雄次(新任)
ヘッドコーチ:大槻紘士(留任)

アシスタントコーチ:竹原靖和(新任)
フィジカルコーチ:中村圭介(留任)


契約更新

GK 阿部伸行 
GK 小澤章人

DF 松原優吉 ←New!!
DF 大島嵩弘
DF 内野貴志
DF 西口諒
DF 内田恭兵
DF 遠藤元一
MF 岩沼俊介

MF 東浩史
MF 明神智和 
MF 國領一平
MF 堂安憂
MF 新井純平
MF 有永一生 ←New!!
FW 津田知宏
FW 宇野沢祐次
FW 三上陽輔

FW 竹下玲王


IN

GK リュウ・ヌグラハ(←上田千曲高校
DF 吉村弦(←同志社大学
DF 池田樹雷人(←愛媛/育成型期限付き移籍
DF 山口真司(←神戸/完全移籍 ←New!!
MF 木村裕(←長崎/完全移籍
MF 妹尾直哉(←G大阪/完全移籍

FW 大城佑斗(←中京大学


GK:3人 DF:9人 MF:9人 FW:5人 計:26人


OUT

GK 田中謙吾(→松本/完全移籍 
DF 寺岡真弘(→北九州/完全移籍 
DF 都並優太(→契約満了/未定
MF 河合秀人(→琉球/完全移籍
MF 前田悠斗(→契約満了/未定 

FW 佐藤悠希(→契約満了/未定 
FW 岡本英也(→契約満了/未定 
FW 勝又慶典(→契約満了/未定 
FW 松村亮(→契約満了/未定 
FW 萬代宏樹(→契約満了/未定
















AC長野パルセイロレディース

・坂本理保選手、望月ありさ選手がニッパツ横浜FCシーガルズに移籍

移籍先決定のお知らせ(長野公式)

選手加入のお知らせ(横浜公式)

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パルセイロレディースを退団した坂本選手と望月選手はなでしこリーグ2部のニッパツ横浜FCシーガルズに移籍。今シーズン坂本選手はCBでクレバーな守備を、望月選手はGKで何度もビッグセーブを見せていて、二人ともまだまだ1部でできると思っていただけにこの移籍は意外です。シーガルズの監督は元パルセイロ強化部長の神野さんなのでそのツテですかね。


移籍先のシーガルズは今シーズン2部で9勝4分5敗の勝ち点31で2位。日体大FIELDS横浜との入れ替え戦に進みましたが、惜しくも敗れて1部昇格とはなりませんでした。この度加入する二人には、新潟レディースから加入する小原由梨愛選手とともに後ろからシーガルズを支えて1部昇格に貢献することが求められます。齋藤あかね選手や木下栞選手、中村ゆしか選手が加入したちふれASエルフェン埼玉などとの激しい戦いが予想されます。来シーズンのなでしこ2部は注目ですね。









・西川明花選手が伊賀フットボールクラブくノ一に移籍

移籍先決定のお知らせ(長野公式)

2019新加入選手のお知らせ(伊賀公式)

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今シーズンFWとしてリーグ16試合に出場し2ゴールを挙げた西川選手は伊賀フットボールクラブくノ一に移籍となりました。伊賀は今シーズンなでしこ2部で14勝2分2敗の勝ち点44と圧倒的な強さを見せ1年でなでしこ1部復帰を成し遂げています。つまり来年はライバルとして戦うことになりますね。同時に加入が発表された道上彩花選手らとの競争を制して、またUスタのピッチに立ってほしいところです。伊賀もパルセイロレディースと同じく厳しい戦いになるとは思いますが、負けじと頑張ってください。


ところで、伊賀の公式で「ヘディングとセンタリングに飛び込むプレーが得意です!」とプレーの特長が説明されていますが、こういうのはいいですね。パルセイロでもぜひとも採用していただきたいです。












・本田美登里監督が続投

本田 美登里監督 続投のお知らせ(長野公式)

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本田体制も今シーズンで6年目。新体制発表会では「5年間で築き上げたスタイルをベースに攻守において20UP!! 底力のある骨太のチームへ」リーグ、カップ、皇后杯3位以内を目指す」と宣言されていました。その結果は得点は昨シーズンの23得点から22得点に減少。守備は昨シーズンの16失点から27失点に増加。リーグ7位、カップ戦グループリーグ敗退、皇后杯準々決勝と何一つ成し遂げられず、攻撃的なサッカーの片りんは見せたものの、結果を残せず悔しいシーズンとなってしまいました。


不振に終わった成績を取ってもしかしたら退任するのかもしれないと考えていましたが、今回続投が正式決定。前々から続投するという報道は出ていましたが、実際に決まると安心します。今オフパルセイロレディースは多くの主力選手が退団し、来年はより一層若いチームになることが予想され、本田監督には難しいかじ取りが迫られますね。ただ、そこはチームの構築に定評のある本田監督。

大幅に選手が入れ替わりますが、この6年間積み上げてきた「らしさ」は貫き通しながらも、再度、選手の特性を可能な限り引き出し、磨き、まずは個で戦える選手を育てたいと考えています

というコメントを出しており、本田監督の下で若手が成長することを考えるとワクワク感が生まれてきますね。


さらに、コメントでは

チームが強くなることが大前提ですが、町クラブだからこそ身近に温かい関係が生まれ、個性的な価値観を生み出せるとも思っています。緑の芝のホームグラウンドで、パルセイロ・レディースの試合を見るだけでワクワクする高揚感を作り出せるよう、地域の皆様、ホームタウンを意識してこの職を継続させていただきます


とも宣言しています。今シーズンのパルセイロレディースのリーグ戦の観客動員数平均は2,350人。また、篠ノ井を中心にパルセイロレディースを応援しようという気運も生まれており、地域に根差してきているのを感じます。来年は結果・内容共に向上させてさらにパルセイロレディースを広めっていってほしいです。よろしくお願いします。











・堤喬也GKコーチが契約更新

コーチングスタッフ契約更新のお知らせ(長野公式)

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2013年に岡山湯郷Belleからやってきた堤コーチも来シーズンでもう6年目。今シーズンはなでしこリーグでも珍しいGK4人体制を下支えしてくれましたね。来年はGKも入れ替わりますが、堤コーチの指導でレベルアップさせて、失点を今シーズンの27失点から20失点以下にまで減らしてほしい。来年もよろしくお願いします。






2019AC長野パルセイロレディース(12月28日現在)

監督:本田美登里(留任)←New!!
GKコーチ:堤喬也(留任)←New!!


契約更新

GK 池ヶ谷夏美

GK 風間優華 

DF 野口美也
DF 鈴木
里奈 
DF 小泉玲奈 
DF 五嶋京香

MF 滝川結女
FW 三谷沙也加
FW 古舘知都 



IN

DF 大河内友貴(←常盤木学園高校 
MF 原海七(←INAC神戸レオンチーナ
MF 瀧澤千聖(←十文字高校
FW 中村恵実(←常盤木学園高校
FW 山岸夢歩(←開志学園JAPANサッカーカレッジ高等部


GK:2人 DF:5人 MF:3人 FW:4人 計:14人


OUT


GK 小髙愛理(→未定
GK 望月ありさ(→ニッパツ横浜FCシーガルズ ←New!!
DF 高橋奈々(→現役引退
DF 坂本理保(→ニッパツ横浜FCシーガルズ ←New!! 
DF 藤村茉由(→現役引退 
DF 池崎愛(→アンジュヴィオレ広島
MF 木下栞(→ちふれASエルフェン埼玉
MF 大宮玲央奈(→未定 

MF 齋藤あかね(→ちふれASエルフェン埼玉
MF 内田好美(→未定 
MF 神田若帆(→アンジュヴィオレ広島

MF 中村ゆしか(→ちふれASエルフェン埼玉
FW 西川明花(→伊賀フットボールクラブくノ一 ←New!!




去就未定

MF 國澤志乃
FW 中野真奈美
FW 横山久美
FW 鈴木陽

MF:1人 FW:3人 計:4人
















松本山雅FC

・石原崇兆選手がベガルタ仙台へ完全移籍

石原崇兆選手 ベガルタ仙台へ完全移籍のお知らせ(松本公式)

松本山雅FC 石原崇兆選手 完全移籍加入のお知らせ(仙台公式)

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【松本 vs 愛媛】 ウォーミングアップコラム:サイドでも、シャドーでも。石原崇兆が終盤戦のキーマンになる!(J’s GOAL)







あああああああ。マジかよおおおおおおおおおおお。J1に昇格したこのタイミングで移籍って辛いですね。思えば前回のJ1昇格時にも仙台には多々良敦斗選手を引き抜かれていますし、2回連続ですね。自チームの強化とライバルの弱体化を同時に図る合理的な補強です。引き抜かれた方からしたらたまったもんじゃないんですけどね。サポ人気もあった選手ですし、SNSから多くのサポーターが悲しんでいる様子が見受けられます。


石原選手は今シーズンも左WBのポジションをがっちり確保しリーグ戦41試合に出場し2ゴール5アシスト。第7節の大宮戦で1ゴール1アシストを記録してチームをシーズン初勝利に導いたのが印象深いですね。縦にガンガン仕掛け続け、カットインからゴールを脅かすなど攻撃面で存在感を発揮しました。Football Labの攻撃CBP71.00、ドリブルCBP15.64はいずれも2位以下を大きく引き離しチーム1位。クロスCBPでも15.98で岩上選手に続きリーグ2位。左サイドから山雅の攻撃を活性化させました。また、守備でも着実な成長を示しリーグ最少の34失点に貢献。山雅の在籍4年間で攻守ともに大きくスケールアップ。通算で130試合出場13ゴール13アシストという成績を残しました。全部13ですね。


一方、移籍先の仙台ではWBの中野嘉大選手や古林将太選手が流出。WBは補強ポイントの一つとして上がっていましたが、山雅でチームMVP級の活躍を見せた石原選手を引き抜くことに成功しました。石原選手は仙台では関口訓充選手や永戸勝也選手との競争になりますが、何とかその競争を勝ち抜いて試合に出場してほしいところ。石原選手はコメントで「またアルウィンでみなさんに会えるのを楽しみにしてます」と語っていますが、こちらもまた会えることを楽しみにしています。同課その時はお手柔らかにお願いします。仙台でも変わらずがんばってください。









・森本大貴選手がSC相模原への期限付き移籍期間を延長

森本大貴選手 SC相模原への期限付き移籍期間延長のお知らせ(松本公式)

森本大貴選手 期限付き移籍期間延長のお知らせ(相模原公式)

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今シーズン関東学院大学から加入した森本選手。シーズン前に反町監督にさっそくカミナリを落とされ、前途多難な滑り出しでした。新加入選手会見で飯田選手に挑戦状をたたきつけたものの、山雅では試合に絡むことができず。シーズン途中で相模原への育成型期限付き移籍が発表されました。移籍先の相模原ではさっそくCBとして定着すると、14試合に出場。闘志を前面に押し出したプレーで相模原のゴール前に立ちはだかり、また右SBも経験してプレーの幅を広げました。しかし、終盤戦には出場機会を失ってしまったのは少し懸念材料ですね。


今オフ山雅のレギュラーCB3人は全員契約更新。さらには服部選手や米原選手、また加入選手の噂もまだあり、森本選手にとってはなかなか難しい状況に。なのでもう1シーズン相模原で経験を積むというのは妥当な判断のように思えます。相模原でシーズンを通して試合に出て、大きくなって山雅に帰ってきてください。活躍を応援してます。









・塚川孝輝選手がファジアーノ岡山から完全移籍で加入

塚川孝輝選手 完全移籍加入のお知らせ(松本公式)

塚川孝輝選手 松本山雅FCへ移籍のお知らせ(岡山公式)

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体の強さを生かしてボールを奪取し、正確に攻撃に繋げていくボランチ。最終ラインでもプレーできる

(2017エル・ゴラッソJリーグ選手名鑑)

前線で体を張って思い切りよくプレーし、ボランチでは相手とガツガツ体をぶつけてボールを奪取

(2018エル・ゴラッソJリーグ選手名鑑)









岡山が誇る潰し屋系大型ボランチがJ1を戦う山雅に加入です。岡山からの加入は前回昇格時に3選手を引き抜いて以来ですね。あいも変わらずいい選手いますね。


流通経済大学から2017年に岡山に加入した塚川選手はルーキーイヤーから34試合に出場。激しいフィジカルコンタクトでボールを奪い中盤に安定をもたらすと、体の強さを買われシャドーの位置でもプレー。2ゴール3アシストを記録しました。そして迎えた今シーズンも主力として試合に出続けます。ボランチとシャドーの他にCBもこなしユーティリティ性を見せつけました。今シーズンの山雅戦で決めたゴールに象徴されるようにミドルシュートも持っており、打点の高いヘディングシュートとともに攻撃面でも違いをもたらすことができる、まだ24歳の超有望選手です。こういう選手を引き抜けるのもJ1に昇格したからですね。


塚川選手が山雅でどのポジションで使われるかは分かりませんが、本職でのボランチでの出場だと考えると主な競争相手はパウリーニョ選手となりそうです。中盤に攻守に圧倒的な存在感を発揮するパウリーニョ選手の壁は高いですが、塚川選手には184㎝というパウリーニョ選手にはない高さがあります。


この世界は結果が全てだと思うので、その結果に応えられるように自分の全てをぶつけたいと思います」(松本側コメント)

生半可な気持ちで決めたわけではありません」(岡山側コメント)



というコメントが表すように強い決意を持って山雅に加入した塚川選手。道のりは険しいですが、練習からアピールしていってレベルの高いポジション争いを繰り広げてほしいです。そして、山雅のJ1残留に力を貸してください。よろしくお願いします。








2019松本山雅FC(12月28日現在)

監督:反町康治(留任)
コーチ:長島裕明



契約更新

GK 村山智彦
GK ゴ・ドンミン
DF 浦田延尚
DF 飯田真輝
DF 橋内優也

DF ジョ・ジヌ
MF セルジーニョ
MF 中美慶哉
MF パウリーニョ
MF 安東輝
FW 前田大然
FW 永井龍



IN

GK 田中謙吾(←長野/完全移籍
DF 山本龍平(←四日市中央工業高校
DF 大野佑哉(←阪南大学
DF 服部康平(←栃木/完全移籍
MF 米原秀亮(←熊本/完全移籍
MF 町田也真人(←千葉/完全移籍
MF 高橋諒(←湘南/完全移籍

MF 塚川孝輝(←岡山/完全移籍 ←New!!
FW 榎本樹(←前橋育英高校

GK:3人 DF:7人 MF:8人 FW:3人 計:21人


OUT

GK 鈴木智幸(→東京V/完全移籍
GK 永井堅梧(→徳島/期限付き移籍
DF 星原健太(→契約満了/未定

DF アンダース・アプリン(→ゲイラン・インターナショナルFC/期限付き移籍期間満了 
DF 安川有(→契約満了/未定 
DF 森本大貴(→相模原/期限付き移籍期間延長 ←New!!
MF 岩間雄大(→栃木/完全移籍
MF 志知孝明(→水戸/完全移籍
MF 石原崇兆(→仙台/完全移籍 ←New!!
MF 岡本知剛(→熊本/完全移籍 

FW 三島康平(→熊本/完全移籍
FW ジネイ(→契約満了/未定




去就未定

GK 守田達弥
DF 田中隼磨
DF 當間建文
DF 下川陽太
DF 武藤友樹
DF 今井智基
MF 藤田息吹
MF 山田満夫
MF 岩上祐三
FW 高崎寛之
FW 山本大貴
FW 小松蓮


期限付き移籍中

DF 宮地元貴(沼津)

MF 宮阪政樹(大分)
FW 岡佳樹(沼津)



GK:1人 DF:6人 MF:4人 FW:4人 計:15人


お読みいただきありがとうございました。


おしまい


恋のディスクジョッキーMAKOIV+9(紙ジャケット仕様)
石野真子
ビクターエンタテインメント
2008-08-20



こんにちは。これです。いよいよ今年も一週間切りましたね。もうすぐ2019年。あっという間です。そろそろ2018映画ベスト10を決めなくては。


でも、その前に今回も映画の感想ブログをやりたいと思います。今回観に行った映画は「アリー/スター誕生」。レディー・ガガ主演でアカデミー賞有力候補とも目されている一作です。


では、感想を始めます。なお、1937年のオリジナル及び2本のリメイク作はいずれも未鑑賞なので、それも踏まえて読んでいただけるとありがたいです。では、拙い文章ですがよろしくお願いいたします。




―目次―

・レディー・ガガとブラッドリー・クーパー
・ストーリーと音楽について
・不満点
・「ボヘミアン・ラプソディ」との比較






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―あらすじ―

自分に自信がなく歌手の夢を諦めかけていたアリー。有名ミュージシャン=ジャクソンとの偶然の出会いが、彼女の人生を大きく変える。――「君の歌は奇跡だ」

ウエイトレスから一気にスターダムを駆け上がっていくアリー。激しく惹かれ合うジャクソンと、全米のステージで一緒に歌う幸せな日々を過ごすが、次第に自分を見失っていき…。

愛と成功のはざまで、最後に彼女が掴んだものとは――?


(映画「アリー/スター誕生」公式サイトより引用)




※ここからの内容は映画のネタバレを含みます。ご注意ください。












・レディー・ガガとブラッドリー・クーパー



今回、3回目のリメイクがなされた映画「スター誕生」。2018年版の主演はみなさんご存知レディー・ガガです。いくつもの名曲と奇抜なファッションで有名な彼女ですが、今回は映画に初主演。スターへの階段を上っていくアリーを演じていました。


正直観る前は舐めていたところもあったんですが、蓋を開けてみると歌唱シーンはもちろんのこと、普段のシーンでも抜群の演技を披露していました。興奮や悲しみをオーバーにし過ぎることなく表現していて、ジャクソンに恋するまなざしのいじらしさが可愛かったですね。個人的なお気に入りはジャクソンからギターの絃で作られた指輪を送られるシーン。あそこのアリーはただの恋する乙女でした。


それにやっぱりレディー・ガガってやっぱりオーラがあって、いるだけで画になりますし。まあそのオーラのせいで最初から「ああこれは売れるだろうなあ」感があって、「鼻が大きすぎてダメなの」って言われても、「何が?」ってなってしまったんですけどね。序盤のバイトのシーンなんて不釣り合いすぎて受けますよ。


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次にアリーを見出すロックスター・ジャクソンを演じたのは「アメリカン・スナイパー」などでおなじみ、ブラッドリー・クーパー。とにかくこの人の演技がこの映画では輝いてました。ロックスターながらも落ち着いたソリッドな演技は堂に入っていますし、ワイルドな風貌とも見事にマッチしています。そしてその最大の魅力は重厚に響く低音ボイス。あんな渋い声で「もう一度顔を見たかった」だの「君が必要だ」だの言われれば誰だって惚れるにきまってます。反則ですよもう。


さらに、ブラッドリー・クーパーはこの映画でその渋い表情に反して、弱々しい一面も見せてきます。両親を失った孤独をアルコールとドラッグで埋め合わせ、映画が進むにつれどんどんと依存は深まっていきます。その哀愁が物悲しい。仮面をかぶって弱々しい姿は見せないようにしていたジャクソンですが、アリーの前では素の自分を見せられるようになり、ついにはか細い声でアリーに泣きつくところまでいってしまいます。落ち着いていたジャクソンの姿はそこにはありませんでしたが、それでもかっこいいのは本当に何なんでしょうか。ズルいですよ。


そして、映画終盤でジャクソンはある到達点に辿り着くわけですが、ここでの演技がとてつもなく素晴らしかった。カメラは首から上を映さないでシーンを進めるわけですが、体だけでもうどんな顔をしてるのかが分かる。カメラがジャクソンの顔を捉えたときには、あまり表情は変わっていないんですが、確かに悲しさ辛さがにじみ出ています。さらに、そのあとの正面のショットはもう圧巻。ジャクソンの切ない決断をした表情に思わず吸い寄せられていってしまいます。抑えた演技ですがすごくエモーショナルで胸にくるものがありました。他にもブラッドリー・クーパーはいくつも素晴らしい演技を見せていて、もう「ガガよりクーパーを観ろ!」って感じです。




「アリー/スター誕生」では、この二人がコンビになってストーリーが進んでいくわけですが、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの相性は抜群。それぞれが互いの魅力を十二分に引き出して、映画の魅力を一段階も二段階も上に引き上げています。二人が一つのマイクに向かって歌う場面はまさに象徴的。この映画はこの二人のコンビではなければ成しえなかったはずで、これはぜひとも観てほしいなと思います。


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・ストーリーと音楽について



「アリー/スター誕生」では主演二人の好演も光りましたが、最大のストロングポイントとしてストーリーに紐づいた音楽を挙げないわけにはいかないでしょう。この映画の宣伝からして、音楽が推されていましたがそれも頷けます。


まず、映画はジャクソン率いるバンドの演奏「ブラック・アイ」で幕を開けます。テンポの良いロックンロールが強固なバンドサウンドに乗って鳴らされるわけですが、ここでのブラッドリー・クーパーの歌声がクールでセクシーでものすごく上手くて。一気に映画の世界に引き込まれて行きます。


ジャクソンがライブを終えて入ったのは場末のドラッグクラブ。ここでジャクソンとアリーが出会います。ここでアリーが歌ったのが「ラビアン・ローズ」。艶っぽいメロディとレディー・ガガのパワフルな歌声が合わさって妖艶な雰囲気を作り出していました。そのステージが終わったあとにジャクソンが出演者にせがまれて歌った「メイビ―・イッツ・タイム」も郷愁を感じさせるメロディに、過去を捨てたような歌詞が乗っかりジャクソンというキャラクターを雄弁に語っていきます。


二人は仲を深め、スーパーの駐車場でアリーが曲を口ずさみます。それをジャクソンがアレンジしたのが、この映画のテーマともなっている「シャロウ」。「幸せな時には つい望んでしまう 変わることを」二人が交互に歌ったのちに一斉に歌うところで感情の高ぶりを感じます。静かな演奏が二人の魂の歌声を引き立てていました。


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二人は一緒にツアーを回ることになり、ツアーは成功を収めアリーはソロデビューをすることになります。ここでジャクソンはアリーに「自分に嘘をつくな。すぐに見破られる」というアドバイスを送ります。しかし、テレビでアリーが披露したのはノリノリのダンスナンバー。一度は断ったダンサーを事務所の意向で再び入れたアリーに、ジャクソンは辟易する様子を見せていました。


アリーが音楽的な成功を収める一方で、ジャクソンは落ちぶれていきます。アリーという光に照らされ、どんどんと濃くなっていくジャクソンという影。その対比が辛い。映画のサイトで寺島しのぶさんが「才能は残酷だ」とコメントしてましたけど、まさにその通りだなって。あまりに強すぎる才能っていうのは他の才能を食べてしまうものなんだなぁって感じました。


その後、紆余曲折があり映画はいよいよラストシーンへ。最後にアリーが歌ったのはジャクソンが作った「アイル・ネヴァー・ラブ・アゲイン」というラブバラード。ここまでさんざ力強い歌声を響かせてきたアリーが最後はしっとりと情感を込めて歌いあげます。そしてフラッシュバックするジャクソンとの日々。「もう二度と愛さない」という歌詞がオーケストラの音色に乗せられて、観客を私たちを感動で包み込みます。悲しみから立ち上がろうとするアリーの強さが見れて、正直泣きそうになりました。すんでのところで留まりましたけど。




このように最初から最後まで「アリー/スター誕生」は素晴らしい音楽に彩られていました。他にも名曲、名シーンはたくさんありますし、ぜひともその目で確かめてもらえればと思います。


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・不満点



ここまで述べてきたように、「アリー/スター誕生」は全体的にはいい映画でした。しかし、不満点が全くなかったわけではありません。この映画を観て私が抱いた不満点。それは「話がトントン拍子で進みすぎる」ということです。


ジャクソンがクラブに入ってアリーを見初める。二人きりで話す。アリーをステージに上げる。あれよあれよという間にソロデビュー、とまっとうなシンデレラストーリーをやるのはいいのですが、それにしたってアリーが苦悩しなさすぎです。アリーの自信のなさもあまり描写されていませんし、テンポを重視しすぎて、アリーのキャラクターの掘り下げが不十分になってしまった印象を受けました。


「アリー/スター誕生」では、アリーの苦悩を引き受けていたのは言うまでもなくジャクソンです。親がいないという孤独、人気に翳りが見え始めたという焦り、アリーの成功への妬みなどで、酒とドラッグに溺れ、おしっこまで漏らすという失態ぶり。こういったジャクソンの苦悩は見ていてつらいものがありましたが、個人的にはやっぱり主人公であるアリーに苦悩してもらいたかったというのは、正直あります。終盤で十分苦悩していましたが、もっと途中でも苦悩ぶりを垣間見せてほしかったところ。そうすることでラストで受けるカタルシスも変わってきますしね。でも、ウィキペディアを見る限り、オリジナル版からおおもとのストーリは変わってないみたいですし、もしかしたら私とこの映画の相性があまりよくないのかもしれないですね。でも、そんな私でも最後のシーンは感動して泣きそうになりましたし、実際泣いたという人が大勢いることも何ら不思議ではありませんね。観て損はしない映画だと思います。


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・「ボヘミアン・ラプソディ」との比較


「アリー/スター誕生」は音楽映画としての側面も持っています。ここ最近でヒットした映画として思い浮かべられるのは「ボヘミアン・ラプソディ」ですよね。QUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いたこの作品は興行収入50億円を突破。大ヒット作となりました。ここでは最後に「ボヘミアン・ラプソディ」と「アリー/スター誕生」の比較を行ったうえで感想を締めさせていただきます。


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まず、「ボヘミアン・ラプソディ」と「アリー/スター誕生」は同じ音楽映画ですが、そのアプローチは全く異なります。「ボヘミアン」は曲が先にあって、曲に合わせて脚本を書いたいわば曲が主役の映画。一方「アリー」は脚本が先にあって、脚本に合わせて曲を書いたいわば脚本が主役の映画です。それぞれ好美はあると思いますが、個人的には「ボヘミアン」のアプローチの方が好きですね。脚本に合わせて曲を書いた「アリー」の音楽が映画にあっているのはむしろ当たり前。それよりかは「ボヘミアン」の音楽と脚本がばっちりかみ合った瞬間、まあ具体的に言えばライヴエイドですけど、の方が爆発力があったのでその分感動も大きかったというのが理由です。


さらに、先の項でも述べましたけど、アリーとフレディではやっぱり苦悩の差があったのかなと。程度としては(比べられるもんじゃないけど)アリーの方が重かったんですけど、かけられた時間はフレディの方が長かったと思います。そのぶんライヴエイドでの放出が大きかった。さらに、ジャクソンとQUEENのメンバー3人も同じく苦悩してましたけど、「ボヘミアン」ではメンバー3人ともがライヴエイドのステージに立っているわけで、ここで「アリー」と異なっています。「ボヘミアン」では4人分の苦悩がカタルシスとして解放されたというのも、私が「ボヘミアン」の方が好きな理由ですね。とはいえ「アリー/スター誕生」も全く悪い映画ではないです。それのことは私が保証しますので、どうか安心して映画館に足を運んでいけたらと思います。蛇足失礼しました。



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以上で感想は終了となります。「アリー/スター誕生」、主演二人の演技も、音楽も素晴らしいですし、感動する映画ではあるので年末年始に観てみてはいかがでしょうか。オススメです。


お読みいただきありがとうございました。


おしまい


アリー/スター誕生 サウンドトラック
レディー・ガガ
Universal Music =music=
2018-11-07




こんばんは。これです。今、長野は雪が降っています。今シーズン初の積雪を観測しそうな降りっぷりで、明日がちょっと心配です。


そんななかで今回のブログも移籍ブログになります。時間がかかって申し訳ありません。今回もなとぞお付き合いいただければと思います。では、始めます。




―今回のラインナップ―

・河合秀人選手がFC琉球に完全移籍(パルセイロ)
・三谷沙也加選手が契約更新(パルセイロレディース)
・髙橋諒選手が湘南ベルマーレから完全移籍加入(山雅)
・浦田延尚選手、飯田真輝選手、前田大然選手、村山智彦選手、橋内優也選手、永井龍選手が契約更新(山雅)
・鈴木智幸選手が東京ヴェルディに完全移籍(山雅)








AC長野パルセイロ

・河合秀人選手がFC琉球に完全移籍

河合 秀人選手 FC琉球へ完全移籍のお知らせ(長野公式)

河合 秀人選手 移籍加入のお知らせ(琉球公式)

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AC長野の新戦力・MF河合秀人 機敏な動き 得点力にも期待(信濃毎日新聞)

【長野 vs F東23】 ウォーミングアップコラム:サイドを駆ける新たな翼。長野・河合秀人が背負った使命(J's GOAL)







今シーズンガイナーレ鳥取から加入した河合選手。鳥取での2年間で58試合出場11ゴール2アシストという数字以上に、得意のドリブルでチャンスメイクをしていたので、得点力不足解消の切り札として加入しました。サポーターからの期待も大きかったですね。さっそく開幕戦から左SHで出場すると第2節の相模原戦では初得点を記録し、第7節のガンバ大阪U-23戦でも2点目。このままパルセイロのエースとなるかと思われましたが、そこからは沈黙。ドリブルで相手を抜く機会もだんだんと減少していき、26試合に出場したものの3ゴール2アシストに留まってしまい、鳥取時代の輝きは見せられず。これはもしかしたらパルセイロの使い方が悪かったのかもしれません。中でプレーするよりもサイドでプレーさせた方が持ち味が出たような気がしないでもないです。


そして、今オフにJ2に昇格するFC琉球に引き抜かれ個人昇格となりました。ステップアップのための移籍なら仕方がないですね。上のカテゴリーで自分の力を試したい、チャレンジしたいという思いは止められるものではありません。また、移籍先のFC琉球は今シーズン16ゴール4アシストを記録した富樫選手を岐阜に、7ゴール5アシストを記録した枝本選手を鹿児島にそれぞれ引き抜かれており、アタッカーの補強を必要としていました。河合選手は第12節の琉球戦でアシストをしており、その印象もあり白羽の矢が立った感じですね。移籍は寂しいですが、上のカテゴリーにステップアップする選手がパルセイロからも出てきたことは素直に喜ばしいことです。琉球の新たな攻撃の中心となってJ2の舞台で暴れてきてください。一年間ありがとうございました。











2019AC長野パルセイロ(12月27日現在)


監督:横山雄次(新任)
ヘッドコーチ:大槻紘士(留任)

アシスタントコーチ:竹原靖和(新任)
フィジカルコーチ:中村圭介(留任)


契約更新

GK 阿部伸行 
GK 小澤章人

DF 大島嵩弘
DF 内野貴志
DF 西口諒
DF 内田恭兵
DF 遠藤元一
MF 岩沼俊介

MF 東浩史
MF 明神智和 
MF 國領一平
MF 堂安憂
MF 新井純平
FW 津田知宏
FW 宇野沢祐次
FW 三上陽輔

FW 竹下玲王


IN

GK リュウ・ヌグラハ(←上田千曲高校
DF 吉村弦(←同志社大学
DF 池田樹雷人(←愛媛/育成型期限付き移籍
MF 木村裕(←長崎/完全移籍
MF 妹尾直哉(←G大阪/完全移籍

FW 大城佑斗(←中京大学


GK:3人 DF:7人 MF:8人 FW:5人 計:23人


OUT

GK 田中謙吾(→松本/完全移籍 
DF 寺岡真弘(→北九州/完全移籍 
DF 都並優太(→契約満了/未定
MF 河合秀人(→琉球/完全移籍 ←New!!
MF 前田悠斗(→契約満了/未定 

FW 佐藤悠希(→契約満了/未定 
FW 岡本英也(→契約満了/未定 
FW 勝又慶典(→契約満了/未定 
FW 松村亮(→契約満了/未定 
FW 萬代宏樹(→契約満了/未定





去就未定


DF 松原優吉
MF 有永一生


DF:1人 MF:1人 計:2人














AC長野パルセイロレディース

・三谷沙也加選手が契約更新

契約更新のお知らせ
(長野公式)

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なでしこFW、謎の「セクシーカズダンス?」反響 「なぜこんなことに…」と絶妙写真公開(Football ZONE WEB)

なでしこFW、流行りの“あごのせ動画”公開に反響 「恥じらい可愛い」「笑顔素敵」(ライブドアニュース)


今シーズン浦和レッズレディースから加入した三谷選手。新体制発表会では新ユニフォームのモデルを務めおっさんたちをメロメロにしていましたね。また、ピッチ外で取り上げられることも多く、本人もその度に驚いていた印象があります。


本業であるピッチではリーグ戦第4節セレッソ大阪堺レディース戦でパルセイロレディースでの初出場を飾ると、カップ戦にも4試合に出場。浦和レッズレディースはSBを務めていましたが、パルセイロレディースでは本職であるFWとして出場ができるようになります。しかし、今シーズンはケガに悩まされ結局リーグ戦の出場は1試合のみ。皇后杯には3試合に出場しましたが、最終戦も古巣の守備陣に完封され悔しいシーズンとなってしまいました。大量退団する前は正直来シーズンはいないかな...と思ってましたが、選手が少なくなった今三谷選手の契約更新は素直にありがたいですね。


ただ、試合に出れない中でも今シーズンはホームゴール裏コンコースに立って笑顔でグッズをアピールしており、毎回サインを求める行列ができるなど群を抜く人気ぶり。ピッチ外では大活躍のシーズンだったので、来年はもっとピッチで活躍している姿が見たい。くれぐれもケガに気を付けて頑張ってください。









2019AC長野パルセイロレディース(12月27日現在)


契約更新

GK 池ヶ谷夏美

GK 風間優華 

DF 野口美也
DF 鈴木
里奈 
DF 小泉玲奈 
DF 五嶋京香

MF 滝川結女
FW 三谷沙也加 ←New!!
FW 古舘知都 



IN

DF 大河内友貴(←常盤木学園高校 
MF 原海七(←INAC神戸レオンチーナ
MF 瀧澤千聖(←十文字高校
FW 中村恵実(←常盤木学園高校
FW 山岸夢歩(←開志学園JAPANサッカーカレッジ高等部


GK:2人 DF:5人 MF:3人 FW:4人 計:14人


OUT


GK 小髙愛理(→未定
GK 望月ありさ(→未定 
DF 高橋奈々(→現役引退
DF 坂本理保(→未定 
DF 藤村茉由(→現役引退 
DF 池崎愛(→アンジュヴィオレ広島
MF 木下栞(→ちふれASエルフェン埼玉
MF 大宮玲央奈(→未定 

MF 齋藤あかね(→ちふれASエルフェン埼玉
MF 内田好美(→未定 
MF 神田若帆(→アンジュヴィオレ広島

MF 中村ゆしか(→ちふれASエルフェン埼玉
FW 西川明花(→未定




去就未定

MF 國澤志乃
FW 中野真奈美
FW 横山久美
FW 鈴木陽

MF:1人 FW:3人 計:4人















松本山雅FC

・髙橋諒選手が湘南ベルマーレから完全移籍で加入

髙橋諒選手 完全移籍加入のお知らせ
(松本公式)

髙橋諒選手 松本山雅FCへ完全移籍のお知らせ(湘南公式)

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”アグレッシブなプレーを身上とする攻撃的SB。守備面や苦手な空中戦の克服は目下の課題だが、果敢な攻め上がりを支える脚力をベースに、縦への突破や左クロスで鋭さを見せる”

”小柄だがフィジカルコンタクトに強い点も魅力”

”自分の武器―ドリブル、運動量、左足”

(2017エル・ゴラッソJリーグ選手名鑑)


”独特なテンポから繰り出されるドリブルや高精度の左足のクロスが魅力のサイドアタッカーは、アグレッシブなプレーを身上としており湘南のスタイルにもマッチ”

”攻撃力は申し分ないだけに、曺貴裁監督の下でプレーすることで守備力を向上させることができれば化ける可能性もある”

(2018エル・ゴラッソJリーグ選手名鑑)


名古屋加入の明治大DF高橋諒、目標は長友佑都を越えて代表入り「見習う点はたくさんあるけど、負けたくない」(サッカーキング)




えっ、何このゴール上手っ。


明治大学出身の高橋選手は2016年に名古屋に加入。ルーキーイヤーながらリーグ戦12試合に出場。攻撃的な左SBとして鳴らしました。しかし、その翌年は出場機会に恵まれず、シーズン途中に湘南に移籍すると6試合出場1ゴール。湘南に完全移籍して迎えた今年でしたが、本人曰く「今シーズンは満足にサッカーができないくらいコンディション的にもメンタル的にも苦しい1年を過ごしてきました」とのこと。察するにケガの期間が長かったのかな。また左WBのライバルの杉岡選手の成長も大きく、10試合出場に留まってしまいました。ただ、限られた出場機会でも上のようなビューティフルゴールを決めており、ポテンシャルの高さが覗えますね。


そんな高橋選手ですが、おそらく山雅では得意の左WBを任されることになるでしょう。今シーズンの山雅の左WBは石原崇兆選手が41試合に出場し2ゴール5アシスト。持ち味のドリブルと主にセルジーニョ選手とのコンビネーションプレイで多く見せ場を作りました。さらには成長著しい下川選手も控えており、高橋選手がレギュラーを獲るのは簡単ではないですが、J1を戦う山雅に新しい風を吹かせてほしいところ。「J1の舞台は厳しい戦いになると思いますが、皆さんがワクワクするような試合、プレーをしてサッカーを楽しみたい」という意気込み通りの活躍を期待してます。


















・浦田延尚選手が契約更新

契約更新選手のお知らせ(松本公式)

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山雅の新戦力・DF浦田延尚 走力と攻撃参加、持ち味(信濃毎日新聞)

【ライターコラムfrom松本】8月4日、浦田延尚は「闘う」…天国の松田直樹さんへ勝利を捧げるために(サッカーキング)


【松本 vs 町田】 ウォーミングアップコラム:「サポーターの期待に応える義務がある」浦田延尚の決意(J's GOAL)









今シーズン愛媛から加入した浦田選手。開幕戦から3バックの左で早速ポジションを掴むと、球際の激しさと178㎝の慎重ながらも空中戦の強さを見せて、山雅の守備を支えます。さらに、前線にまで攻め上がっていく回数も多く、相手の脅威となっていました。第10節の山形戦でのゴールなんて流れの中からのゴールですからね。なぜそこにいる!?っていう感じです。2度負傷して離脱する期間はありましたが、リーグ戦30試合に出場し2ゴール。終盤は出場できなかったものの、間違いなく山雅のJ1昇格に大きな貢献をしてくれました。


そして、この度山雅との来シーズンの契約を更新。浦田選手にとっては2010年の横浜F・マリノス時代以来9年ぶりのJ1になりますかね。マリノスの時にはリーグ戦の出場はなかったようなので、山雅でリーグ戦初出場を果たしてほしいところ。服部選手や米原選手などライバルは増えましたが、来シーズンも今シーズンと変わらぬ活躍のほどを期待してます。





・飯田真輝選手が契約更新

契約更新選手のお知らせ(松本公式)

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【松本 vs 岡山】 ウォーミングアップコラム:「勝ちたいという思いを表現できるか」。飯田真輝、ホーム開幕戦への決意(J's GOAL)








山雅の守備の要・飯田選手は今シーズンも最終ラインでフル稼働。変わらない空中戦の強さでハイボールを跳ね返し続け、地上戦でも相手FWの守備の侵入を許さず。Football Labの守備CBPは338.43でチーム1位を記録しており、34失点という強固な守備の立役者となりました。さらには今シーズンもセットプレーから相手ゴールネットを揺らすなど攻撃でも活躍。特に第11節の愛媛戦での終了間際に追いつくゴールが印象に残ってます。頭ではなく足で決めた珍しさも含めてですね。


その活躍が認められ、9月にはJ2月間MVPにも選出。第41節の栃木戦の出場でJ2通算250試合出場を達成しました。契約を更新して迎える来シーズンは一度は跳ね返されたJ1での戦いとなります。服部選手などライバルも多いですが、来シーズンもCBの飯田選手が一番手でしょう。飯田選手の活躍が山雅のJ1残留のカギを握るといっても過言ではないです。来シーズンも変わらない活躍をお願いします。それと今Jリーグ277試合出場なので、来シーズンで通算300試合出場を達成して、またあの綺麗な奥さんから花束を贈ってもらえるようがんばってください。










・前田大然選手が契約更新

契約更新選手のお知らせ(松本公式)

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【松本 vs 新潟】 ウォーミングアップコラム:“スピードスター”前田大然の目標は高く(J's GOAL)

“超速FW“前田大然、スピードは今年も健在!「一人カウンター」を見たか(Qoly)

東京五輪世代の前田大然は、森保監督の特殊戦術の理解に自信あり
サッカー人生激変。スピードスター前田大然「高2のターニングポイント」
(Web Sportiva)


【松本】「大舞台の決勝でずっと負けてきた」前田大然が味わったサッカー人生初の瞬間とその先へ(サッカーダイジェストWeb)









今シーズン水戸への期限付き移籍から復帰した前田選手。シーズン序盤はチームが3-5-2の新システムを採用したこともあり出場時間をなかなか伸ばせずにいましたが、4月からスタメンに定着すると第12節の水戸戦で古巣相手にシーズン初ゴールを決めます。そこから先は大車輪の活躍。爆発的なスピードで相手DFを置き去りにしゴールに迫り、守備でも全力疾走、二度追い三度追いでディフェンスラインを助けます。相手のGKにプレスをかけに行き、ボール奪取まであとちょっとのところまでいったときにはアルウィンは大きく沸いていましたね。


前田選手は順調な活躍を続け、夏にはアジア大会を戦うU-23日本代表にも選出されます。しかし、そのアジア大会で負傷。試合に出れなくなり、それと同時に首位を走る山雅の勢いにも翳りが見えてきたことを考えると、前田選手は今シーズンのチームにとって替えの効かない選手の一人でした。そのケガの影響もあり今シーズンは29試合出場7ゴール1アシスト。数字こそ水戸時代から落としてしまいましたが、チームへの貢献度は計り知れないものがありました。


山雅がJ1で戦うにあたって前田選手の力は必要不可欠なので、今回の更新にはホッとしてます。引き抜かれなくてよかった。そのスピードはJ1でも十分に通用すると思いますので、来シーズンもアルウィンを盛り上げてくれることを期待しています。目指せ二桁得点。









・村山智彦選手が契約更新

契約更新選手のお知らせ
(松本公式)

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【松本 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:4年前を知る村山智彦は、大一番に全てを懸ける(J's GOAL)


昨シーズンの11月に左膝外側半月板損傷で全治6か月の重傷を負ってしまい、今シーズンはリハビリからのスタートになった村山選手。しかし、腐ることなくリハビリを愚直にやり続け、徐々に調子を上げていくと第27節の千葉戦で今シーズン初のベンチ入りを果たします。そして守田選手が負傷して出番が回ってきたシーズン終盤。第40節からゴールマウスに立つと、試合勘の欠如を感じさせないプレーを見せ、安定感の増したセービングでゴールに鍵を掛けました。村山選手が出場した3試合は無失点。まさに最後のところで山雅を踏ん張らせてくれました。


また、村山選手という実力のあるライバルがいたことで、守田選手がさらに大きく成長したのも事実。鈴木選手やゴ・ドンミン選手を含めたGK陣の競争が山雅の守備のレベルを大きく押し上げてくれました。契約更新した来シーズンは守田選手から制守護神の座を奪い返すぐらいの意気込みで臨んでくれればと思います。来シーズンも頑張ってください。








・橋内優也選手が契約更新

契約更新選手のお知らせ(松本公式)

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【松本 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:キャプテン橋内優也は、ディテールにこだわる
(J's GOAL)


【ライターコラムfrom松本】“死のロード”は6戦未勝利に…ゲームキャプテン橋内優也の苦悩とは(サッカーキング)

【ライターコラムfrom松本】好調のチームを支える「お父さん」…ベテランDF橋内優也が誓うJ1昇格への決意(サッカーキング)


松本を支えたキャプテン橋内優也。苦しんだ序盤戦と自身4度目のJ1挑戦に懸ける思い(GOAL.com)



徳島から移籍してきて2年目の今シーズン。橋内選手は開幕戦からいきなりゲームキャプテンに指名されます。3バックの中央に入った時はディフェンスラインを統率し、左右に入った時には滞空時間の高いヘディングや駆け引きの上手さで相手の攻撃を封殺。攻め上がるのが好きな他のCB二人に比べて、どんな時でもディフェンスラインに残っており、相手のカウンターを防いだことも数知れず。また、周囲の選手にも積極的に声をかけていくなどキャプテンとしての仕事をこなしていき、山雅をJ2優勝に導いてくれました。今シーズン中盤に負傷によりチームを離れた期間はあったものの、リーグ戦34試合に出場し、守備CBPはチーム2位の305.14を記録するなど、山雅の壁となってくれました。


そして契約更新して迎える来シーズンは自身二度目のJ1。前回2015年の徳島時代はホームで一度も勝てず最下位に沈んでしまっただけに、リベンジを果たそうと並々ならぬ決意で来シーズンを迎えることでしょう。山雅のJ1残留のためには橋内選手のクレバーな守備が必要不可欠ですので、来シーズンはどうかケガのないよう通年での活躍をお願いします。









・永井龍選手が契約更新

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松本永井「山雅で認められてないと」2発でほえた(日刊スポーツ)

【松本 vs 甲府】 ウォーミングアップコラム:次はアルウィンで、永井龍は咆える(J's GOAL)







今シーズン名古屋から加入した永井選手。シーズン序盤はスタメン出場を続けていて、第3節の東京V戦ではゴールも決め4ましたが、徐々に高崎選手に押され、出場機会を減らしてしまっています。しかし、そんななか迎えた第25節の大宮戦。一人退場しながらも2点を奪って勝利に導くという大活躍を見せます。ゴールを決めた後の方向にサポーターも大盛り上がり。DAZNで見ていた私も諸手を挙げて喜んでしまいました。特に2点目は今シーズンのベストゴールに上げるサポーターも多いと聞きます。


その後も途中出場で確かな存在感を示し、2度ケガで離脱する期間はあったものの24試合に出場し3ゴール。山雅のJ2優勝に貢献し、名古屋の時には「自分はチームに貢献していないから」と掲げなかったシャーレを天高く掲げる姿に一つのストーリーの完結を見た気がしました。永井選手の頑張りが報われた瞬間でしたね。


そして永井選手はこの度契約を更新して山雅での新たなストーリーをスタート。J1のDFは強固ですが、負けずにゴールを積み重ねていってもらえればと思います。それと、今シーズンはなかったアルウィンでの初ゴールも期待してます。高崎選手、そしてまだ見ぬ新たなライバルと切磋琢磨しながら頑張ってください。












・鈴木智幸選手が東京ヴェルディへ完全移籍


鈴木智幸選手 東京ヴェルディへ完全移籍のお知らせ(松本公式)

鈴木智幸選手移籍加入のお知らせ(東京V公式)

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今シーズンの出場はなかったものの、最年長選手として今シーズンの山雅のGK陣をまとめてくれた鈴木選手。11月に契約満了が発表されていてトライアウトにも参加していましたが、移籍先が見つかってよかったです。鈴木選手は2008~10年にも東京Vに所属していたようなので実に8年ぶりの復帰になりますね。


さて、今シーズンの東京Vは上福元直人選手が全試合に出場。ベストイレブン級の活躍を見せました。さらに柴崎貴広選手や武田博行選手など実績のあるGKも控えており、競争を勝ち抜くのは簡単ではありません。鈴木選手は持ち前の安定感とコーチングを武器にポジション争いに挑んでいくことでしょう。前回在籍時は試合出場はなかったみたいなので、まずは試合に出ることが目標になりますが、なんとかもう一花咲かせてほしい。頑張ってください。





2019松本山雅FC(12月27日現在)

監督:反町康治(留任)
コーチ:長島裕明



契約更新

GK 村山智彦 ←New!!
GK ゴ・ドンミン
DF 浦田延尚 ←New!!
DF 飯田真輝 ←New!!
DF 橋内優也 ←New!!

DF ジョ・ジヌ
MF セルジーニョ
MF 中美慶哉
MF パウリーニョ
MF 安東輝
FW 前田大然 ←New!!
FW 永井龍 ←New!!



IN

GK 田中謙吾(←長野/完全移籍
DF 山本龍平(←四日市中央工業高校
DF 大野佑哉(←阪南大学
DF 服部康平(←栃木/完全移籍
MF 米原秀亮(←熊本/完全移籍
MF 町田也真人(←千葉/完全移籍
MF 高橋諒(←湘南/完全移籍 ←New!!

FW 榎本樹(←前橋育英高校

GK:3人 DF:7人 MF:7人 FW:3人 計:20人


OUT

GK 鈴木智幸(→東京V/完全移籍 ←New!!
GK 永井堅梧(→徳島/期限付き移籍
DF 星原健太(→契約満了/未定

DF アンダース・アプリン(→ゲイラン・インターナショナルFC/期限付き移籍期間満了 
DF 安川有(→契約満了/未定 
MF 岩間雄大(→栃木/完全移籍
MF 志知孝明(→水戸/完全移籍
MF 岡本知剛(→熊本/完全移籍 

FW 三島康平(→熊本/完全移籍
FW ジネイ(→契約満了/未定




去就未定

GK 守田達弥
DF 田中隼磨
DF 當間建文
DF 下川陽太
DF 武藤友樹
DF 今井智基
MF 藤田息吹
MF 石原崇兆
MF 山田満夫
MF 岩上祐三
FW 高崎寛之
FW 山本大貴
FW 小松蓮


期限付き移籍中

DF 宮地元貴(沼津)

DF 森本大貴(相模原)
MF 宮阪政樹(大分)
FW 岡佳樹(沼津)



GK:1人 DF:7人 MF:5人 FW:4人 計:17人


お読みいただきありがとうございました。


おしまい


ピーター・パン (字幕版)
ボビー・ドリスコール
2013-11-26

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