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タグ:アルビレックス新潟レディース



前節、日体大FILEDS横浜に0-1で敗れてしまい、Plenusなでしこリーグカップの予選敗退が決定してしまったAC長野パルセイロレディース。ただそれでも、今シーズンまだ勝てていないホームで、浮上のきっかけをつかむ初勝利を手にしたいところです。


そんなパルセイロレディースの今節の対戦相手は、アルビレックス新潟レディース。今シーズンはここまで2回対戦し、いずれも敗れているという強敵です。リーグ戦に繋げるためにも勝ち星のほしいパルセイロレディース、その結果はいかに…?


では、観戦記を始めます。今回もよろしくお願いします。










まだまだ梅雨の続く曇り空のこの日。自転車をこいで15時過ぎにUスタに到着しました。駐車場にはかなり空きがありましたね。


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風もあり、選手の幟も大いに揺れています。


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この日も入り口を入ると、テープのアートがお出迎えしてくれました。


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その後ろには七夕も近いということで、イベントの一環として願い事を募集していました。7月13日のノジマステラ神奈川相模原戦で叶えてくれるようですね。お金が欲しいとかでもいいのかしら。それとも、審判にクソっていうような人がスタジアムに来なくなりますように、にしようかな。


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ホームゴール裏入り口には大橋営業担当の予想スタメンや


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クロスワード(パルワード)の問題が貼られていました。用紙は先程のホーム入場ゲート横にあるようです。他にはバックスタンドにも同様の問題がありましたね。


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ピッチの上では子供たちが歩いて行うサッカー、ウォーキングサッカーを繰り広げています。当日募集で誰でも参加OKでしたね。もう着いた頃には募集終わってましたけど。楽しそうでした。


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本日のマッチデープログラムは選手インタビューはなく、ホームタウンページのみ。木島平村のお米は、お米のオリンピックでかなり高い評価を受けているようです。


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グッズ売り場にはキャラクターとのコラボグッズを始め、豊富な種類のグッズが並んでいます。でも新発売の靴紐1000円はちょっとお高いかな...。


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ガチャガチャもいつも通り設置されています。セキュリティ緩いなー。


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また、この日は新たな試みとして、座席のブロックごとに番号が振られていました。目印になって分かりやすいですね。これはバックスタンドのものですが、ホームゴール裏はリンゴ、メインスタンドにはブドウが貼られていました。


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バックスタンドに出店している橙宴さんにも、この日は新メニューがお披露目。カレーソースのメンチ勝マフィン(500円)です。早速買ってみました。


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こちらカレーソースといっても、メンチカツ自体に味がついているわけではなく、下の玉ねぎをカレーソースで炒めているという仕様になっています。メンチカツが肉厚で美味しかったです。


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ゴール裏で時間を潰していると、ライオーが来てくれました。入場の時に会えないから今日はもう会えないかと思ってた。よかった。


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この日のカウントダウンNPは旗手運営担当が北九州に言ってしまったので、大橋営業担当とスタッフの満田さんの2人での進行です。


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ムービー付きで#5大河内選手の紹介をしたり、湘南乃風の「我楽多」を流していたりしました。


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また、7月限りでパルセイロレディースを退団する#6國澤選手も一緒に紹介。


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こちらもムービー付きでした。また、#6國澤選手が選んだ曲は映画「グレイテスト・ショーマン」から「The Greatest Show」。この曲前も誰かが流した気がしたんですけど、誰だったっけな。忘れました。




そこからはなにがあるというわけでもなく、ひたすらに空き時間。ツイッターを見たりしながら、過ごしていたら12時10分。GKがアップを開始しました。


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今日も#1池ヶ谷選手#30風間選手の2名です。そういえば今年からゴール裏に選手が来なくなったんですけど、なんでなんですかね?単純に人数が少ない?それとも私みたいに勝手に写真を撮る人がいるから嫌になった?もしそうだとしたら本当にごめんなさい。


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ピッチにフィールドプレイヤーも登場。その前には、この日もスタジアムにはエルレが流れていましたけど、スタッフに好きな人いるのかな。


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では、ここで両チームのスタメンです。


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パルセイロレディースは前節からスタメンを2人変更。W杯から戻ってきた#10横山選手が2トップの一角に入り、#5大河内選手がCBに入ります。フォーメーションは4-4-2。


一方の新潟レディースも直近の試合から二人スタメンを変更。#10上尾野辺選手#20山谷選手がスタメンを飾ります。フォーメーションは4‐4‐2ないし、#10上尾野辺選手をセカンドトップに据えた4‐4‐1‐1です。














選手紹介も済み、12時50分選手の入場です。

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この日のパルセイロレディースのサポーターは100人ほど。勝てていないのにもかかわらず、応援を続けていて頭が下がる思いです。


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一方の新潟レディースのサポーターは20人ほど。同日にトップチームの試合もあるのでやや少なめですね。しょうがない。


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選手入場が終わるとW杯の奮闘をたたえて、#10横山選手に花束が贈呈されました。


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プレゼンターは#10横山選手が"長野のオヤジ"と慕う井原運営部長です。


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#10横山選手もこの嬉しそうな表情。ただ、今回のW杯でゴールを決めることはできなかったので、東京五輪、ひいては次回のW杯に期待したいですね。


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円陣を組んで…


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前半キックオフ!


立ち上がりから新潟レディースがペースを握ります。この日の新潟レディースはサイドに人数を集め、数的優位を作って突破。中にクロスを上げるという方法を選択していました。しかし、パルセイロレディースも#3五嶋選手#5大河内選手のカバーリングが機能し、新潟レディースの攻撃を水際で防ぎます。


しかし、前半37分。左サイドでボールを拾った#18松原選手#14滝川選手が倒してしまったとして、新潟レディースにPKが与えられます。#18松原選手が突っかかってきたように見えましたけど、厳しい判定ですね。このPKを#10上尾野辺選手が確実に決め、新潟レディースが先制に成功します。


ただ、ここで嫌だったのが審判に向けて「ちゃんと見ろー」とか「クソ審判ー」とヤジを飛ばしていた人がいたこと。審判に文句言うからにはあなたは2019年の競技規則改正を全部言えるんですよね?DAZNでやっているJリーグジャッジリプレイは当然見てますよね?ルールを十分理解したうえで文句を言っているんですよね?私は理解してないから文句は言えません。もっと審判に対してリスペクトが必要だと思います。空気も悪くなりますし、次からは来ないでほしいとさえ思いますね。うん、こんなところで言ってないで、直接言えよ。


失点したパルセイロレディースですが、このままでは終わりません。前半44分に敵陣ゴール前中央でFKを獲得します。キッカーの#10横山選手は、#21高橋選手の逆を突いてゴール右にキック。これが見事決まり、パルセイロレディースが前半のうちに追いつきます。#10横山選手は流石代表選手といった活躍ですね。


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そして、このまま前半は1‐1で終了。両チームともに選手交代のないまま後半を迎えます。



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後半キックオフ!


後半になっても新潟レディースのペースは変わりません。それどころかさらにワンサイドゲームの様相を呈してきて、パルセイロレディースはシュートの雨を浴びます。しかし、この日は#1池ヶ谷選手が当たっていて、ファインセーブを連発。終盤の至近距離でのシュートも防いでいましたし、#10横山選手と並んでこの試合のMVPだと思います。


しかし、耐え続けていた後半30分。新潟レディースが左からのCKを獲得します。#10上尾野辺選手のボールに左足で合わせたのは#3中村選手#20大久保選手のマークを外し、フリーになっていました。そして、これが決まり新潟レディースが再び勝ち越します。ゴール前で頭ではなく足で合わせられるのはなかなかしんどいものがありますね。セットプレーの守備はこの日の反省点ですね。


それでもパルセイロレディースは諦めません。その直後の後半31分。敵陣中央で相手がクリアしたボールを#17瀧澤千選手が頭でつなぎます。これに反応したのが#10横山選手。ワンタッチで#21高橋選手の頭を越すループシュートを決め、この日2点目を決めました。一瞬のスキを逃さない#10横山選手の技術の高さが光りましたね。


その後はパルセイロレディースは#10横山選手の裏抜けに活路を見出し、前線にロングボールを送ります。実際あわやハットトリックかというシーンもあり、この攻撃は一定の効果を生んでいました。しかしゴールは奪えず、試合は終盤へ。#14滝川選手の負傷交代はありましたが、パルセイロレディースは新潟レディースの攻撃を最後まで耐え、2‐2で試合終了。ホーム初勝利こそ奪えなかったものの、復調の気配が感じられるドローとなりました。


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この日の入場者数は1,157人、ボランティア参加者は22名でした。もうちょっとお客さんが欲しいですね。


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試合後には#1池ヶ谷選手#5大河内選手がハイタッチを行っていました。引き分けでもやってくれるんですね。皆嬉しそうでした。













公式記録(なでしこリーグ)

順位表(なでしこリーグ)

2019プレナスなでしこリーグカップ1部 第9節 vs アルビレックス新潟レディース|試合結果(長野公式)

2019プレナスなでしこリーグカップ1部 第9節 vs アルビレックス新潟レディース|フォトギャラリー(長野公式)

7月6日AC長野戦|試合結果(新潟公式)

AC長野L 新潟とドロー(信濃毎日新聞)

















もうグループリーグ突破はなくなってしまったパルセイロレディースでしたが、まだカップ戦は1試合残っています。次節は7月13日17:00~。ホーム長野Uスタジアムでノジマステラ神奈川相模原との対戦です。ノジマはグループリーグ突破の可能性を残しており、高いモチベーションで臨むことが予想されますが、パルセイロレディースもホーム初勝利のために負けられません。また、#6國澤選手のラストマッチでもあるので、勝って送り出したいところですね。ぜひともUスタで応援のほどをよろしくお願いします。


頑張れ!AC長野パルセイロレディース!!


お読みいただきありがとうございました。


おしまい


我楽多
134RECORDINGS/TOY'S FACTORY
2018-06-13



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土曜日のトップチームに続いて日曜日のこの日もサッカー観戦。お目当てはAC長野パルセイロレディースのホーム開幕戦です。前節アウェイ・浦和駒場スタジアムで、浦和レッズレディースとの開幕戦を1-2で落としたパルセイロレディース。負けはしたものの、一気に若返ったチームの戦いは今後に期待を持たせるものだったのも確か。アルビレックス新潟レディースを迎えるホーム開幕戦でこそ勝利を狙います。










前日に続いて冬の寒さを感じられたこの日。夜中には雪が降ってピッチもうっすらと白くなっていた様子でした。10時15分ごろに駐車場に車を停めて、少し車内で過ごしてスタジアムに向かいます。


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レディースチームもタペストリーが今シーズン仕様にバージョンアップ。選手の上に描かれているのはその選手を雇用している企業様ですね。いつもありがとうございます。

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Uスタに到着したはいいものの、風が前日よりも強く吹いていて体感的にはより寒い。選手の幟も勢いよくなびいています。待機列も日陰で手袋をしている人が何人も見られました。


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グルメブースはトップチームよりもスタジアムの入り口に近い位置に配置されています。そんなに歩かせる必要ないですもんね。


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ライオーも前日に続いて登場してくれました。このポーズ可愛くていいなあ。


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また、この日はホーム開幕戦ということで特別企画としてホームタウンストリートが出店。長野市、須坂市、千曲市、飯綱町のブースが出店していて、名物グルメをいただくことができます。飯綱町のブースにまで行くとこのように観光パンフレットとボールペンを貰えました。


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時刻は10時45分を過ぎて先行入場が開始です。

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ピッチに雪の影響はないようで何よりです。Uスタの中に入ると風が弱くなって、陽射しが差してポカポカとした暖かさが感じられました。外とは大違いです。


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ゴール裏にはまずサポーターズクラブの特典引き換え所、

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選手の千社札シールが入ったガチャガチャ、

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グッズ売場がありました。タオルマフラーやレザージャケットなど暖かめのものが並ぶ、この日のグッズ売り場。せっかくなので買うのを先延ばしにしていたなでしこリーグの公式ガイドブックを購入しました。


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さらに先着50名限定のポスターもおまけで貰いました。


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ポスターはこんな感じです。ワクワクドキドキ。それとガイドブックはまだパルセイロレディースのページしか読めていないので、これから試合のある日に少しずつ読めていければと思います。


そんなこの日のマッチデ―プログラム。

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選手の顔と名前と試合案内、あとは広告のみのシンプルな構成です。こちらの方にはJAグリーン長野さ様の広告はあるんですね。トップチームの方にもまた出店してほしいです。リンゴ好きだったので。














一般入場が開始された11時ごろ。スタジアム内にいてもやることが!ない!という状況になったので、外に出てスタグルをいただくことにしました。


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入場前にざっと回ってみて気になっていたのがこちらの光志亭さん。安養寺ら~めんとでかでかと貼り出しているところをみるに佐久市からわざわざお越しくださったみたいですね。頭が下がる思いです。寒くて暖まりたかったということもあり、一品目が決定しました。


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3分ほど待って提供された安養寺ら~めん。味噌味のスープがまろやかで、チャーシュー、ネギ、味玉、メンマ、海苔とトッピングもオールスターです。さらにボリュームも思っていた以上にあり、800円に違わぬクオリティでした。


ちなみに、椅子はトップチームと同じくリンゴなどを出荷するときのプラスティックの箱に、自分でクッションを敷いて座ってくださいという仕様でした。ちゃんとした椅子の方がいいんじゃないかな...。








新潟レディースのサポーターも集まってきて賑わいを見せるホームタウンストリート。そのなかでも一際人を集めるテントがありました。寒い時期の恒例、きのこ汁の振舞いです。


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HOKTO様、長野都市ガス様、みすずコーポレーション様、八幡屋磯五郎様の協賛で供されるきのこ汁。振舞いのスタートは11時30分の予定でしたが、50人以上の人が並んでいたためか、10分以上前倒されて提供が開始されました。


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こちらのきのこ汁にネギと七味唐辛子をかけていただきます。きのこのコリコリした食感と味の染み込んだお揚げがたいへん美味しかったのですが、私の配られた分はちょっと汁が少なかったかな...。もっと暖まりたかったです。


きのこ汁を秒で食べ終えてホームタウンストリートを散策します。

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千曲市のブースには観光ポスターの他になにやら映画のポスターも貼られているではないですか。「4月の君、スピカ」。4月5日に公開の恋愛映画ではないですか。予告編見たことあります。写真を撮っていたら、市の人にこんなものを手渡されてしまいました。


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「4月の君、スピカ」のロケ地マップです。なんでもこの映画、全編千曲市で撮影されたようです。あれ、見る予定はなかったけど俄然気になってきたぞ。そうか、長野でロケしてるから千石劇場では珍しくタイムラグなしで公開されるのか。権堂でロケをしていた「砕け散るところを見せてあげる」(いつ発表になるんだろ)もそうですが、長野が舞台の映画は出来るだけチェックしたい思いがあるんですよね。あとは瀬々敬久監督の「楽園」もですか。とりあえず青春恋愛映画っていうのはあまり積極的には見ないジャンルなんですが、「4月の君、スピカ」は見てみたいと思います。




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先ほど観光パンフレットをいただいた飯綱町のブース。信濃地鶏の焼き鳥を販売していました。施しをもらったからには、こちらも何か返さねばなるまいと思い、焼き鳥をいただくことにしました。


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今回いただいたのはむね肉(600円)。塩コショウが効いていてビールが欲しくなる味でした。鶏肉自体も噛みごたえが美味しかったですしね。でももっとジューシーなもも肉にすればよかったかな...。


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ホームタウンストリートを後にして再びUスタ内に戻ります。外にいた時からなにやら音声が聞こえていて、何事かと思えば...



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事前番組・カウントダウンNPが今シーズンもしれっと始まっていました。HPには書いていませんでしたけど、今年もちゃんとやるんですね。一安心です。上の画面は#19巴月選手のプロフィールですね。ちなみにゲストはおらず大橋営業担当と旗手運営担当の二人での進行でした。今年選手少ないからね。しょうがないですね。


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#19巴月選手は渡辺商事に勤めていて、午前中はガソリンスタンドで働いているらしいです。大橋営業担当と同じ会社さんですね。どこの店舗かは聞き忘れました。


そして、カウントダウンNP恒例の音楽コーナー。一曲目はスキマスイッチの「全力少年」です。去年のUスタでも毎試合流れてました。


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パルセイロサッカースクールの紹介ムービーが流れた後の2曲目は湘南乃風の「応援歌」。さらにナオトインティライミの「Brave」も立て続けに流していました。ラジオか。


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ビジョンではカウントダウンNPをやっている頃。ホームゴール裏コンコースでは今シーズンもメンバー外の選手がグッズのPRに来ていました。


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先日怪我をしてしまった#13中村選手。でも普通に立っていたので大事ではなかったようです。


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ユニフォームにサインをする#9鈴木陽選手。髪色が少し明るくなっていました。松葉杖もついておらず、快復までもう少しといったところでしょうか。


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#8古舘選手。さらさらした髪がきれいです。


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#11三谷選手には今シーズンもとりわけ長い列ができていました。ほとんどサイン会状態です。そんななかでも一人一人に丁寧に対応していたのは好印象でした。


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ゴール裏コンコースから席に戻る間に選手チャント集も貰いました。そしてそのまま新チャントの練習。ネットにも載っていなかったのでこの日が初お披露目です。やはりまだまだ覚えきれず、この日は声もやや小さめでした。これからどんどん上げていければいいなと思います。




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ボールパーソン・担架隊・エスコートキッズが発表され、


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GKのアップが開始です。アップする#30風間選手初めて見るなあ。


スタジアムにELLEGARDENが流れる中(「Salamander」を選ぶのはセンスがいい)、フィールドプレイヤーの選手たちも登場しました。


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では、ここで両チームのスタメンです。




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パルセイロレディースは前節と同じスタメン。ベンチには#5大河内選手が今シーズン初めて入りました。フォーメーションは4-4-2。#14滝川選手が前、#10横山選手が後ろの縦関係の2トップのような形です。


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一方の新潟レディースも前節からスタメンの変更はなし。#16イ・ヒョンギョン選手#14瀧澤選手#18松原選手の3人の新加入選手がスタメンに入ります。フォーメーションはこちらも4-4-2。




アップが済んでしばらく間を置いた後、ビジョンでは選手紹介が始まります。


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今シーズンの選手紹介は黒をバックとしたクールな映像。プレーしている場面を映し、選手のアップというトップチームとほとんど同じ構成でした。髪の長い選手だと目が見えなくてちょっと怖かったかな。



ゴール裏では「南長野」チャントが歌われ、士気を高めます。そして今シーズン初の選手入場です。


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トップチームのホーム開幕戦と同様に、レディースのホーム開幕戦もホームタウンの市町村のフラッグが掲出されました。小川村のおやキングも2週連続の登場です。とてもいい取り組みなので毎試合やってほしいのですが、たぶんこの日限定なんでしょうか...。


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両チームのサポーターもタオルマフラーを掲げて選手を迎え入れます。パルセイロレディースゴール裏の二階にはビッグフラッグが掲出されていますね。新潟レディースのサポーターも40人くらいいて、想像以上の多さと声の圧力でした。


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選手が入場。もちろんボールスタンドはエリンギです。


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またトップチームと同様にこの日も加藤長野市長が始球式を務めてくれました。2回目ということで大分上達していましたね。


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円陣を組んで...


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前半キックオフ!





立ち上がりからパルセイロレディースは積極的に前線からプレスを仕掛けます。#10横山選手#14滝川選手がコースを限定して寄せていきますが、その後がなかなか決まらず、新潟レディースにいなされてしまう場面が多く見られたのは課題ですね。ただ、前から行くという姿勢が見れたのはよかったです。




パルセイロレディースの攻撃は裏への飛び出しが中心です。SHの#19巴月選手#17瀧澤選手は比較的外目にポジションを取り、新潟レディースのディフェンスを横に広げて、その裏に#10横山選手#14滝川選手を飛び出させるという攻撃が多用されていました。パスが合わずに#1平尾選手にキャッチされる場面が大半でしたが、何度もチャレンジを繰り返すことで新潟レディースのディフェンスラインをじりじりと下げていってましたね。




その一方で新潟レディースは#11佐伯選手#7園田選手のSHを中に絞らせてスペースを空け、SBの#18松原選手#20山谷選手のオーバーラップを促すというのを攻撃の中心においていました。パルセイロレディースのSBとCBが縦関係になったところに斜めにパスを通され、クロスを上げられていましたが、#2野口選手や#3五嶋選手がしっかり跳ね返していましたね。#3五嶋選手は156cmと身長はあまり高くないですが、新潟レディースがあまりハイボールを使ってこなかったこともあり、CBの跳ね返すという役割をちゃんと遂行出来ていた印象です。




互角の展開の中迎えた前半21分。パルセイロレディースは敵陣内でボールを奪われ、新潟レディースのカウンターを受けてしまいます。攻撃に多くの人数をかけていたこともあり、味方が戻る時間を稼ぐために遅らせるディフェンスを#2野口選手は行っていましたが、#10上尾野辺選手を止めきれず、ペナルティエリア前にまで侵入を許してしまいます。#10上尾野辺選手はパルセイロレディースのディフェンスを3人ほど引き付けておいて、中の#8大石選手にパス。これを#8大石選手が落ち着いて決め、新潟レディースが先制点を奪いました。パルセイロレディースにとっては2試合連続で先制されるという試合展開が続きます。






1点を失い、攻撃に出たいパルセイロレディースでしたが、ゴールキックなどのロングボールを前線で収めることができません。新潟レディースの選手の方がパルセイロレディースの選手よりも空中戦で優位に立っており、ロングボールを跳ね返される展開が続きます。




また、新潟レディースは攻→守への切り替えも早く、ボールを奪われたらすぐさまパルセイロレディースの選手に寄せることで、パスミスを誘い、ボールをカットしていきます。パルセイロレディースは奪ったボールをなかなか繋げず、攻撃に行けない時間帯が続きます。




しかし、徐々に新潟レディースのプレスにも慣れてきたのか、パルセイロレディースのカウンターが少しずつ機能するようになります。#10横山選手が前線でボールをキープして、#6國沢選手が3列目から飛び出すなど、攻撃の形が生まれ始めました。前半の終わりにかけて少しずつパルセイロレディースも盛り返していきますが、ゴールは奪えず前半は0-1で終了。新潟レディースとも一歩も引かずに戦えていましたが、ビハインドはビハインド。勝つために後半は絶対にゴールが必要になりますね。
















両チーム選手交代のないまま後半キックオフ!




後半はパルセイロレディースが積極的に攻撃に出始めます。新潟レディースのディフェンスラインが下がり始めたので縦パスが入るようになります。しかし、新潟レディースはマンツーマンで守備を行っているため、FWの選手にしっかりとマークがついていて前を向かせません。そうして、パルセイロレディースのFWが苦戦している間に、ボランチが挟みに行くため、ポストプレーも十全にできません。パルセイロレディースはシュートすら打てない時間帯が続きます。




しかし、その一方でディフェンスはラインを高く保っており、寄せも早くなってきています。SHのプレスバックも前半よりも効いていて、新潟レディースのサイドからの攻撃を封じています。#10上尾野辺選手がサイドに流れてCBが釣りだされても、ボランチの選手が下がって穴を作らせないように対応していましたしね。




ボールを持ちながら得点を奪えないパルセイロレディース。後半24分には#19巴月選手に替えて#18濱本選手を投入します。#18濱本選手をトップ下に入れ、#14滝川選手が左SHに入りました。




フレッシュな選手を入れてより攻撃の姿勢を強めたいパルセイロでしたが、縦へ縦への意識が強すぎて、中央突破一辺倒になってしまいます。両SHも中に入れることで密集を作り、シュートまで行けていた場面もあったのですが、それ以上に新潟レディースに読まれてボールをカットされる場面が増えてしまっていました。サイドをSBが上がってもあまり使わないんですよね。次からは中央突破だけだと相手も防ぎやすいので、サイド攻撃を織り交ぜた方がもっと怖い攻撃ができると思うんですがどうなんでしょう。




それに新潟レディースの選手って守備の連係が上手いんですよね。パスコースを消して、ボールを出させる方向を限定しておいて奪うっていう連携が。それにボールをカットできるようなポジショニングもさえてましたし、ここら辺は経験や練度の差が出てしまった感じですかね。ただ、パルセイロレディースもこの部分は練習を重ねるにつれて、自ずと向上してくると思うのでこれからに期待です。




この日の入場者数は2,275人。前日のトップチームの2,153人よりも多い数字となりました。まあ土曜日よりも日曜日の方が人を集めやすいですしね。それと同じ理由でボランティアスタッフも39人と前日の30人から増加。サンキューと縁起のいい数字ですね。ありがとうございます。





後半26分に#8大石選手に替えて#17石淵選手を、後半41分に#11佐伯選手に替えて#26武田選手を投入し、守備の強度を保とうとする新潟レディース。この守備を打ち破るために、パルセイロレディースは後半42分に#20大久保選手に替えて#4鈴木里選手を投入。前線にターゲットとなる#4鈴木里選手を置いてパワープレーの構えを見せます。




しかし、#4鈴木里選手にボールが入ることはあまりなく、運動量も落ちて攻撃の勢いも衰え、最後は新潟レディースに上手く時間を使われて0-1で試合終了。パルセイロレディースは前線からの守備やカウンター攻撃などで、新潟レディース相手に果敢に立ち向かっていきましたが、結果にはつながらず開幕2連敗を喫してしまいました。ただ、攻められている時間帯もあったので過度に悲観する必要はないと思います。このまま磨いていけば残留は出来るのではないでしょうか。そう思わせてくれる試合でした。



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ハイライト映像はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=_ZHBr1tCzXQ







日程・結果(なでしこリーグ公式)

公式記録(なでしこリーグ公式)

なでしこリーグ1部順位表(なでしこリーグ公式)

2019 Plenusなでしこリーグ1部 第2節 vs アルビレックス新潟レディース|試合後コメント(長野公式)

2019 Plenusなでしこリーグ1部 第2節 vs アルビレックス新潟レディース|フォトギャラリー
(長野公式)

3月24日AC長野戦試合結果(新潟公式)

AC長野L、開幕2連敗 ホーム初戦飾れず(信濃毎日新聞)














浦和レディース戦に続いて、新潟レディース戦も落としてしまったパルセイロレディース。少しずつ明るい兆しを見せてきてはいるものの、快方に向かうためには勝利が一番の薬です。次節は3月30日(土)13:00~、アウェイ・相模原ギオンスタジアムでノジマステラ神奈川相模原との対戦です。ノジマはここまで1勝1敗の勝ち点3で5位。勝って順位を逆転したいところですね。


そして、次のホーム戦はリーグカップを挟んでリーグ戦第4節。4月20日(土)の13:00から長野Uスタジアムで、日体大FIELDS横浜を迎え撃ちます。日体大は昨シーズンギリギリで残留したもののここまで苦戦が続いていて、パルセイロレディースと同様、開幕から勝ちがありません。なでしこリーグ1部残留のためには絶対に落とせない試合となりますね。私は行けませんが、ぜひパルセイロレディースの奮闘を見に来てください。お願いします。


頑張れ!AC長野パルセイロレディース!!



お読みいただきありがとうございました。


おしまい





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前節、優勝を決めた日テレ・ベレーザに1-2で惜敗し、6勝4分7敗の勝ち点22で7位に後退してしまったAC長野パルセイロレディース。シーズン最終戦のこの日は7勝3分7敗の勝ち点24で5位につけるアルビレックス新潟レディースと対戦です。前回対戦である開幕戦では2-1でパルセイロレディースが勝っており、それに続いてこの試合も勝って一つでも高い順位でシーズンを終えたいところです。


また、この試合には観客動員数3年連続日本一がかかっていて、4,518人を動員すればINAC神戸レオネッサを抜いてトップになれることもあり、試合と同じくらいの注目ポイントでもありました。パルセイロレディースはリーグ最終戦を勝利で飾れたのか。そして観客動員数日本一の行方は…。


では、観戦記スタートです。よろしくお願いします。















爽やかな秋晴れとなったこの日。臨時駐車場に車を停めて11時10分ごろに長野Uスタジアムに到着です。美濃部GMのフットボールブレインも参加したかったんですけど、私がふがいないせいで既に受け付けは終了していました。残念。

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いつものタペストリー。今日は活躍が期待されるこの3選手で。





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11時30分から提供開始のきのこ汁にはすでに長蛇の列ができていました。まだ20分もあるのに。


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新潟のかわいらしいタオルマフラーも掲げられています。一番左キャンディーみたいなのは笹団子ですかね。


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ゲート2を入ったところには長野市、そして千曲市のPRブースが出展。オリジナルの缶バッジを作成できるイベントを開催していました。


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シーズン最終戦ということもありパッチワークが華々しくお出迎えです。


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さらにこの日は篠ノ井のキャラクター「おしのさん」が久しぶりの登場です。久しぶり過ぎて前観たときいつだったのか忘れてしまいましたよ。相変わらず可憐ですね。手に持っているのは茶臼山動物園で販売されているレッサーパンダのパペットでしょうか。オレンジ色の法被を着たパルセイロバージョンです。


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その上には選手プロデュース弁当の告知。この日は数合わせバラエティーに富んだ4種類のお弁当がラインナップです。事前告知されていた#14滝川選手、#23鈴木陽選手、#26中村選手の3人の他に、サプライズで#10横山選手のプロデュース弁当も販売されていました。


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バックスタンドに貼られていた正解がこちら。おしゃんという言葉が絶妙に古い。私がバックスタンドに行ったのが11時20分頃で既にお弁当は全種類売り切れていましたね。この企画は来年も続けるんでしょうか。売れ行きは上々でしたけど、評判的なものがどうも見えてこないのでわかりません。個人的にはもう少し値段を抑えていただければなと思います。






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この日のグッズ売り場。一部で話題騒然の新グッズも売られています(左下)。


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軍手ィやパルガチャもいつも通り営業中。


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晴れ晴れした青空ですけど、反対にピッチは少し痛み気味で、ゴール前の芝がすぐ剥げる場面もありました。シーズン終盤でほとんど毎週試合してますし、しょうがないですね。


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この日のマッチデ―プログラム。観客動員数3年連続日本一を大いにPRしています。


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選手インタビューは#10横山選手。復帰後7試合で6ゴールというのはなかなかの数字だと思いますけど、まだ満足はしていないみたいですね。


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入り口ではスポンサーのホクト様からシイタケを貰いました。すごいボリュームで圧倒されます。


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と同時に千曲市の観光パンフレットも入手。戸倉上山田温泉の味のある絵がいいですね。


☆本日のスタグルタイム☆

この日のスタグルは一年間ありがとうございましたの意味も込めてバックスタンドは「橙宴」さんへ。

まずはこちら。

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橙con.からあげ(500円)。パリパリの皮としょうゆをベースとした王道の味付けのジューシーな鶏肉が美味しかったです。


さらにこの日は奮発してもう一品。

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中華そば(500円)。昔ながらの中華そばといった感じのさっぱりとしたしょうゆ味。シンプルでこちらも美味しかったです。海の家で出てきそうな雰囲気が嬉しい。



さて、ここで時刻は11時30分を過ぎ、きのこ汁の提供が始まります。勇んでスタジアムの外に出かけたのですが…

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トップチーム試合の際のグッズ売り場の辺りまで並んでいる。100人はいて、すごい列です。食べ物と無料に対する執念を垣間見た気がします。


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この日メンバーから外れた#23鈴木陽選手がきのこ汁を配っていました。おっさんたちはデレデレです。


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そして5分ほど並びきのこ汁をゲット。優しい味噌味が体を温めます。個人的にはきのこももちろんですけど、上に載ってるお揚げが好きで、これを楽しみに食べている感もあります。ホクト様、長野都市ガス様、みすずコーポレーション様、八幡屋磯五郎様ありがとうございました。


そしてきのこ汁の隣にはNTTブロードバンドプラットフォーム様の提供でこの日限りのフリーWi-Fiが利用できるようになっていました。無料という言葉に弱い私はこれまた利用することに。

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そしてフリーWi-Fiを使った最終戦ならではの企画「ベストゲームを決めようぜ!」。エントリーされた4試合からWi-Fiを使って、ベストだと思う試合に投票します。本当はこの日の試合がシーズンベストになればよかったんですけどね...。


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スマートフォンの設定からWi-Fiをオンにして「パルセイロフリーWi-Fi」を選びます。そして、メールアドレスによる登録を済ませ、Wi-Fiに接続。


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こちらがトップ画面。ベストゲームの投票の他にも選手情報や試合情報が見れたようです。


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私が投票したのは1-0で勝ったベレーザ戦。この4つの中からならこれしかないでしょう。他の人もそう考える人が多かったのか、このホーム開幕戦がシーズンベストマッチに選ばれました。コメントは試合後の発表とともに数件読まれていましたね。


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そして投票終了。プレゼントの発表に必要になるので投票番号は控えておいてくださいと言われましたが結局当たらずじまい。難しいですね。


きのこ汁を食べて、Wi-Fiによる投票を済ませた後は特にすることもなくなったのでスタジアム内に戻ります。オーロラビジョンでは、カウントダウンNPで#19藤村選手が大橋営業担当や旗手運営担当とトークをしていました。


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バックスタンド2階にはビッグフラッグが掲出されています。


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バックスタンド寄りのデッキには「今輝け‼ 23 鈴木陽」の横断幕。この日は#23鈴木陽選手プレイヤーズシートと題してデッキ席が販売され、#23鈴木陽選手プロデュース弁当を食べられたり、本人からサインを貰えたりといった特典がついてきていたようでした。この日はさらに#23鈴木陽選手は入場前に餅をついていたみたいですし、ケガはだいぶ良くなってきたみたいですね。


ホーム最終戦でも変わらずメンバー外の選手はこの日もホームゴール裏でグッズの宣伝です。

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#4鈴木里選手#30風間選手#16内田選手#21エリ・コタカ選手に加えて、


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#25マナ・サンシャイン・イケザキ選手
も加わっての記念撮影です。この中の何選手が来年もいるのでしょうか。笑顔ですがどこか寂しい感じもします。


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#20三谷選手にはこの日もサインや写真撮影を求める長い列ができていましたね。流石の人気です。


12時20分頃、選手のアップ開始です。まずはGKから。

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続いてフィールドプレイヤーの入場です。

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アップ開始前に組まれる円陣もリーグ戦ではこの日が最後です。


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では、この日のスタメンです。


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パルセイロレディースは前節からスタメン1人を変更。#15西川選手に代えて#5木下選手が左SHに入ります。フォーメーションは#10横山選手#14滝川選手の2トップの4-4-2。


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対する新潟レディースは1-0で千葉レディースに勝利した前節から選手の変更はなし。#10上尾野辺選手をアンカーに入れた4-1-4-1で臨みます。


12時50分。ホーム最終戦の選手入場が始まりました。

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パルセイロレディースサポーターの人数も心なしかいつもより多めです。


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対する新潟レディースサポーター。人数にして30人ほど。近いのでもう少し来るのかなとも思いましたけど、同日にトップチームの試合もあったので、仕方ないところもあります。


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入場を終えて円陣を組んだ後...

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前半キックオフ!


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パルセイロレディースはこの日もキープ力のある#10横山選手にボールを当てて、そこからの展開を目指します。これに対し新潟レディースは#10上尾野辺選手をアンカーに据えた4-1-4-1のフォーメーションで対抗します。#10横山選手がボールを持った時にCBの選手と協力してボールを挟みに行き、なかなかボールを出させません。また、ゴールキック時には新潟レディースは逆サイドのSHを下げて5バックのような形にします。後ろに人数を増やすことで競り合いの後のセカンドボールも多く拾い、パルセイロレディースの攻撃を封じていました。


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さらに新潟レディースは立ち上がりから前線へと積極的なプレスをかけます。パルセイロの4枚のディフェンスラインと同数の4枚でプレスをかけに行きます。このとき新潟レディースの選手たちは、ボランチへのパスコースを塞ぐようにプレスをかけています。パルセイロレディースとしては#9中野選手からの展開を封じられ、プレッシャーに負けてなかなか前にボールを運べなかったり、前線に大きくボールを蹴り出すしかなくなってしまっていました。しかし、前線では#6左山選手#9山谷選手が競り勝ち、#10上尾野辺選手にセカンドボールを拾われて、シュートまで結び付けることができません。


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競り合いで勝てないならばと#10横山選手#14滝川選手は裏を狙いますが、この日の新潟レディースはディフェンスラインを高く保ってきており、オフサイドを多く取ってきていました。また、ディフェンスラインを高く保つことで選手間の距離を短くし、連動したプレスを仕掛けることができています。


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一方この日のパルセイロレディースのディフェンスラインはやや低め。これは#11佐伯選手が繰り返し裏を狙う動きを見せていて、それを警戒して下げられていたというも側面もありますが、とにかくいつもより低かったです。ディフェンスラインが低くなっているならば、間延びさせないためにも前線からのプレスは控えて、ブロックを作って待ち構える守備を選択すべきでしたが、パルセイロレディースは前線から積極的にプレスをかけに行っていました。これにより前線と中盤、中盤とディフェンスラインの間が開いてしまい、新潟レディースの選手に寄せるのが遅れ、またスペースもそこかしこにできているのでカバーしきれず、新潟レディースの選手にボールを回されてしまいます。


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そして新潟レディースの選手が狙うのはパルセイロレディースのSBの裏。SHの選手が中に絞ってSBを引き連れてCBと縦関係にして元いたところにスペースを作り、そこに#11佐伯選手やインサイドハーフの選手がタイミングよく入ることで、サイドの高い位置でボールを受けることに成功していました。さらに4-1-4-1という攻撃的なフォーメーションを採用することによって、前線の人数を増やし、中に入る人数も常に複数人を確保しています。ただパルセイロレディースはボールを持っているサイドの選手に厳しく寄せることで、クロスを上げさせる前に奪ったり、入れられても集中力を保って跳ね返すなど得点を許しません。


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また、攻撃では少しずつ新潟レディースの前線からのプレッシャーにも慣れ始め、ボールを回せるようになっています。前線の#10横山選手#14滝川選手に当てる攻撃の他にSHの#5木下選手#11齋藤選手が外に目いっぱい開いてのサイド攻撃も織り交ぜるようになりました。


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新潟レディースはこれに5バックを作ることで対応します。ボールのあるサイドとは逆のSHが素早くSBの位置まで下がり、ディフェンスラインの選手が外に一枚ずつスライド。これにより、ディフェンスラインで数的優位を作り、サイドで抜かれてもすぐカバーリングができるようにして、パルセイロレディースの攻撃を抑えます。横幅もピッチの半分ほどの広さに抑えて、狭いエリアでの攻撃をパルセイロレディースに強いることでボールを奪いやすくしていました。


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同サイドのSHは上がるSBの選手を注視しているため、パルセイロレディースのSBが上がって攻撃の厚みをもたらすことができません。さらに中では#10上尾野辺選手がバイタルエリアをケア。ディフェンスラインに吸収されることはなく前に残っているので、パルセイロレディースのボランチの飛び出しにも対応されてしまいます。こうした新潟レディースの整理された守備の前にパルセイロレディースは前半シュート2本に抑えられてしまいました。


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その後は新潟レディースがボールを持つ時間が長くなります。攻撃の際に左SBの#24北川選手が高い位置を取ることが多くなり、積極的に#18五嶋選手の裏を狙ってきます。この日の右SHで起用された#5木下選手はもともとはCB、今年はボランチで出ることが多かった守備的な選手です。#24北川選手を抑えるため起用されたと思うのですが、SBの#18五嶋選手とのマークの受け渡しなどの連携があまりうまくいかず、#24北川選手に時間を与えてしまうことが多くなっていました。


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新潟レディースが攻める時間が長くなっていたなか、パルセイロレディースはカウンターに活路を見出します。前線の#10横山選手#14滝川選手にボールを当てるまではいいのですが、そこをサポートする選手がいません。#6國澤選手#9中野選手は守備に追われて低い位置にいるため、時間を作ってくれる#10横山選手のキープ力に頼りがちになってしまいました。ただ前述したように#10横山選手にボールが入ったときに新潟レディースは複数人で挟んでくるので、そこからボールが出てきません。後半戦に2勝2分4敗とパルセイロレディースの調子が落ちたのは#10横山選手と周囲の連携が整わなかったからだと思うのですが、とうとうリーグ最終戦までその課題は修正されることはありませんでした。


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そしてそのまま前半は0-0で終了。主に新潟レディースペースで試合は進み、パルセイロレディースにとっては攻撃面では#10横山選手を孤立させてしまったことが、守備面においてはラインが下がり過ぎて新潟レディースにスペースを与えてしまったことが課題として出てきたので、それをどう修正していくかが後半には試されます。リーグ最終戦でこのままでは終われないです。


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新潟レディース名物の円陣後ダッシュ。


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後半開始時に新潟レディースは選手交代。#31白井選手に代えて、ケガから復帰した#28八坂選手を投入します。前半でパルセイロレディースの右サイドが少しナイーブになっているとみるや、山崎監督はすぐ手を打ってきました。


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一方パルセイロレディースに選手交代はなく、後半キックオフ!


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パルセイロレディースは前半と比べて#10横山選手が下がり目の位置を取るようになっています。前線で潰されてボールを受けられないので下がって受けようという考えでしたが、それこそ新潟レディースの思うツボ。まず#10横山選手にはアンカーの#10上尾野辺選手がついていって自由にさせませんし、パルセイロレディースの攻撃の開始位置を下げさせることで、ディフェンスラインも高く保てています。さらに#10横山選手のところで挟んでボールを奪えればショートカウンターにつなげることもでき、新潟レディースにとってはおいしい展開になっていっていました。


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新潟レディースは後半早速#28八坂選手のいる左サイドを起点に攻めます。#28八坂選手が大きく外に動いて、その空いたスペースを#7園田選手#15阪口選手といったIHが使います。パルセイロレディースも同じような攻撃をしていましたが、両者で違ったのはボールの受け方。パルセイロレディースの場合はFWの#14滝川選手#10横山選手があらかじめ、CBとSBの間に入り止まってボールを貰いますが、新潟レディースの場合はボールが出る瞬間に走り出し、動きながらボールを貰っています。動きながらボールを貰うことで、ディフェンス側とすれば飛び込めば躱されるかもしれないというためらいが生まれ、プレッシャーが遅く緩くなってしまいます。よって新潟レディースの選手はスムーズにラストパス、シュートをすることができていました。


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後半15分、その左サイドから試合が動きます。#28八坂選手から左サイドに出ていた#10上尾野辺選手にボールが渡ります。ここでパルセイロレディースのディフェンスは満足に寄せることができず、技術力の高い#10上尾野辺選手にスルーパスを許してしまいます。これに反応したのが左SBの#24北川選手#18五嶋選手の裏を斜めの動きで陥れ、ボールを受けます。そして、ドリブルで前に運んだあと、ワンフェイクを入れて#18五嶋選手のプレッシャーを剥がしてクロスを上げます。


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これに合わせたのが#11佐伯選手。マークしていた#7坂本選手から離れる動きでフリーになります。このとき#7坂本選手はボールと中に入っていく#14小原選手に注意を奪われ、#11佐伯選手を見れていませんでした。また、左SBの#17小泉選手#14小原選手に釣られ、ファーサイドがぽっかり空いてしまいました。#14小原選手と連携してフリーになった#11佐伯選手は頭で合わせ、これが決まり新潟レディースが先制に成功しました。


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この日、新潟レディースは守備で素早く5バックを作っていましたが、パルセイロレディースは4バックのままです。新潟レディースならば逆サイドのSHが下がってファーサイドを埋めていそうなところですが、#11齋藤選手はカウンターに備えて、ディフェンスラインまで下がっていませんでした。どちらがいいということはありませんが、少なくともこのシーンは両チームの守備に対するコンセプトの違いがはっきり出てしまったシーンとも言えます。


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失点を喫してしまい、追いつかなければという意識が強くなってしまったパルセイロレディースは中へ中へと攻撃を急ぎます。#11齋藤選手#5木下選手が幅を取るポジションをしなくなり、中寄りのポジションを取るようになりました。ここで前半は上がることの少なかった#17小泉選手が何度かオーバーラップを見せますが、#11齋藤選手はこれを使いません。SBのオーバラップには相手の選手を引きつけて中の選手がプレーしやすくするという利点がありますが、新潟レディースの選手たちは中を固めて別に引きつけられていなかったので、シンプルに#17小泉選手を使ってもよかったと思います。しかし#11齋藤選手は人数がそろっている中を選び、その結果として複数人に寄せられて守られてしまっていました。新潟レディースは先制後、狭かった横幅をさらに狭くして来ていたので、もっとサイドを使う意識が欲しかったですね。


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後半25分、パルセイロレディースが最初の選手交代を行います。#5木下選手に代えてより攻撃に特徴のある#26中村選手を投入。#5木下選手はこの日は#24北川選手を抑えるために右SHで起用されたと思われますが、元々守備的な選手ということもありポジションも低めで、#24北川選手の上がりを抑えることができていませんでした。また直前にフリーでボールを受けたにもかかわらず、シュートまでいかなかったことも本田監督の心証を悪くしたのかもしれません。交代で入った#26中村選手はそのまま右SHに入りました。得点を奪いたいという思いの他に、#26中村選手に攻めさせて、#24北川選手の上がりを抑えたいという考えもあっての交代だと思われます。


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そしてこの時間帯辺りからパルセイロレディースのディフェンスラインは足が止まり始め、ラインの細かい上げ下げができなくなっていき、ラインは下がりっぱなしになってしまいます。得点を奪いに行きたい前線との距離が開いてしまい、陣形をコンパクトに保てなくなります。中盤に大きなスペースが生まれ、新潟レディースに自由なボール保持を許してしまい守勢に回り、攻撃に人数をかけることも難しくなってしまっていました。


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後半37分にはパルセイロレディースが二人目の選手交代。#11齋藤選手に代えて#15西川選を投入します。#11齋藤選手はこの日は持ち前のキープ力を発揮しようにもそもそもあまりボールを持てず、またサイドに開くのか、中に行ってFWのサポートをするのか少しどっちつかずだったように感じます。#15西川選手はそのまま左SHに入りました。


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この日のボランティア参加人数は41名。今年も一年ありがとうございました。そして気になる観客動員数は2,714人。今シーズン3番目の入りでしたが、目標としていた4,518人には届かず。観客動員数日本一はINACに明け渡してしまいました。


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後半も遅い時間帯になると、パルセイロレディースはディフェンスラインだけでなく、ボランチも足が止まり始めます。疲れてきたボランチをすっ飛ばしてロングボールを入れ、#10横山選手のキープ力や両サイドの#15西川選手#26中村選手のフレッシュさに懸けます。そこからCKを獲得して、ショートコーナーから#10横山選手がミドルシュートを打ちますが、これは#30平尾選手がセーブ。その後のCKも得点とはなりませんでした。


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試合終盤、後半44分と後半45分に新潟レディースは立て続けに選手交代を行います。#15阪口選手に代えて#13川崎選手を、#11佐伯選手に代えて#8大石選手を投入。前線からのプレッシャーを強化して、パルセイロレディースのロングボールを封じて逃げ切りを図ってきます。


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後半アディショナルタイムは3分。新潟レディースはフレッシュな#13川崎選手#8大石選手を使って最後まで2点目を奪いにいきます。パルセイロレディースとしてはカウンターから追いつきたいところでしたが、最後まで足の止まらない新潟レディースの守備に跳ね返され試合終了。パルセイロレディースは0-1で敗戦を喫してしまい、リーグ最終戦を勝利で飾ることができませんでした。


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シーズンを振り返ってパルセイロレディースは前半戦を4勝2分3敗で折り返したものの、後半戦に入って2勝2分5敗と失速。復帰した#10横山選手を上手く生かすことができず、後半戦だけで見ればセレッソ大阪堺レディースに次いで2番目に悪い成績になってしまいました。このままでは来年のなでしこリーグ1部残留も危うい状況で、オフシーズンの補強とシーズン前のチーム作りがより重要な意味を帯びてきますね。来年こそ上位進出を期待したいところです。


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試合終了後にはピッチにてシーズン最終戦セレモニーが行われました。堀江社長、本田監督、キャプテンの#7坂本選手の3人が挨拶です。


堀江社長:
「多くのファン・サポーターの皆様、またスポンサー企業や団体の皆様、ホームタウンの皆様、またこのホームゲームを支えて頂いたボランティアの皆様、本当に今シーズンは皆様の大きなご声援・ご支援いただきまして戦うことができました。厚く厚く御礼を申し上げます。成績につきましては皆さんの期待に応えられず、チームの目標である成績が挙げることができませんでした。カップ戦、リーグ戦とも一生懸命選手たちは戦いましたが、目標の結果を得ることができませんでした。レディースチームはまだ最後に皇后杯が残っております。ぜひともこのリーグ戦・カップ戦の悔しさを皇后杯にぶつけ、皆さんの期待に応えられるような成績を上げられることをチーム一丸となって戦うことを今シーズンの挨拶に代えて誓わせていただきます。今シーズンありがとうございました」


本田監督:
「ご来場の皆様、一年間本当にありがとうございました。残念ながら今日の結果を持って7位という、非常に私自身ふがいなく思っています。ただ、これだけ素晴らしいサポーターの皆さんに応援をしていただいて、こんなに素晴らしいスタジアムがあって、そして応援してくださるスポンサーの皆様、選手を雇用してくださる企業の皆様、ボランティアの皆様、グリーンキーパーの皆様、本当に多くの人に支えられているレディースだと思います。今日の試合を含めて皆さんと笑顔で終わりたかったなと思うんですけども、残念な結果ではありますけども、本当に皆さんの力があって我々ここまで成長することができました。30年前になでしこリーグがスタートしました。そのとき私現役の選手でした。そして30年後にこのパルセイロの監督をやらせていただいています。これ5年後、10年後もっともっとこのパルセイロレディースが成長していくように、皆さんの力をお借りしてまだまだ成長していけるチームになってほしいなと思います。1年間ありがとうございました。そしてまた今後ともよろしくお願いします」


#7坂本選手
「本日はたくさんの応援ありがとうございました。いつもものすごいパワーをくださるサポーターの皆様や、素晴らしいピッチを管理してくださる施設管理の皆様、また試合運営に多大なるご尽力をくださるボランティアスタッフの皆様やクラブスタッフの皆様、本当に多くの方々に支えられ、最後までできているのを実感しています。とくに対戦相手からも称賛されるこのスタジアムやサポーターの皆様の大声援は私たちの自慢であり、誇りです。リーグ戦では皆様の期待に応えることができず、情けない思いでいっぱいですが、今季最後の大会である皇后杯では、最後まで皆さんと一笑に笑っていられるようチーム一丸となって頑張りますので今後ともご声援よろしくお願いいたします。ありがとうございました」


セレモニー終了後は選手全員がゴール裏に挨拶に来てくれました。

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1年間お疲れ様でした!!


そしてその後は選手全員とゴール裏との記念撮影。

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その後はメインスタンドから観客が流れ込みピッチ上で選手との交流や記念撮影が続いたのでした。

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もう一度。お疲れ様でした!!













日程・結果(なでしこリーグ)

公式記録(なでしこリーグ)

順位表(なでしこリーグ)

【11/3 新潟L戦】監督・選手コメントをアップしました(長野公式)

2018Plenusなでしこリーグ1部第18節 vs アルビレックス新潟レディース|イメージギャラリー(長野公式)

レディース 2018プレナスなでしこリーグ1部 第18節 AC長野パルセイロ・レディース戦 試合結果
(新潟公式)

AC長野レディース 最終戦飾れず今季7位(信濃毎日新聞)











この日をもってリーグ戦は全日程を消化。パルセイロレディースは6勝4分8敗の勝ち点22と本意ではない成績で終えてしまいましたが、まだ皇后杯が残っています。パルセイロレディースは第2戦からの登場で、対戦相手は香川西高校との激闘を5-4で制した武庫川女子大学です。なでしこリーグ1部所属のプライドにかけてこの試合は負けられません。10月25日に佐久総合運動公園陸上競技場で13:30キックオフですので、ご都合のつく方はぜひとも観にいってはいかがでしょうか。



がんばれ!AC長野パルセイロレディース!!


おしまい




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