Subhuman

ものすごく薄くて、ありえないほど浅いブログ。 Twitter → @Ritalin_203

タグ:ギラヴァンツ北九州



一か月の中断期間を経て先週、再開したJ3リーグ。ここまで5勝7分け6敗の勝ち点22で13位につけるAC長野パルセイロの再開初戦の相手は、ここまで3勝5分け9敗の勝ち点14で16位に沈むギラヴァンツ北九州です。ただ北九州は柱谷(兄)監督に交代してからは1勝3分けと負けがなく、徐々に調子を上げてきています。ただパルセイロも目標とするJ2昇格に向けて、これ以上の足踏みは許されません。なんとしても勝ちをつかみ取りたい両チームがミクニワールドスタジアム北九州で火花を散らします。







両チームのスタメンはこちら



IMG_E6704


パルセイロは前節からスタメン4人を入れ替え。#4内野選手#7佐藤選手#15西口選手#16阿部選手が久しぶりのスタメンです。また、阪倉体制下ではボランチで出場していた#14東選手がFWに入り、代わりに本職はFWである#7佐藤選手#6岩沼選手とダブルボランチを組みます。システムは変わらず4-4-2。





対する北九州。

IMG_E6706

こちらは前節鹿児島と引き分けた試合と変わらないスタメン。#9ダヴィ選手#11池元選手がチーム3試合ぶりのゴールを狙います。システムはこちらも4-4-2。











前半キックオフ!


序盤はパルセイロが試合を支配します。前半4分、#14東選手#8河合選手のパス交換で左サイドを崩し、#8河合選手からのマイナスのクロスを受けた#14東選手がシュート。これは#21高橋選手にはじかれますが、そのこぼれ球を#15西口選手がシュート。これを#14東選手が触ってコースを変えますが、キーパー正面。得点にこそ至らなかったもののいい連携を見せていました。


この日前線で起用された#14東選手#30萬代選手と縦関係の2トップを形成し、少し下がってボールを受けたり、再度に良く流れたりと縦横無尽に動き回っていました。前半は北九州のボランチとCB、CBとSBの間にうまく入り、ボールを受けることで前線で起点となっていましたね。#14東選手が動き回って#30萬代選手は中央に張るという役割分担がなされていました。サイドに#30萬代選手が流れて、中に誰もいなくなるという問題に改善の兆しが見えてきました。


また、この日のパルセイロは前線と最終ラインの距離が開き過ぎないよう、陣形もコンパクトに保ちます。それにより、主に#6岩沼選手#7佐藤選手のダブルボランチがセカンドボールを拾うことができ、ポゼッション率を高めて、相手を自陣に押し込むことに成功していましたように感じます。


前半22分、パルセイロはCKを獲得します。珍しく#8河合選手がキッカーを務めたかと思えば、#8河合選手はショートコーナーを選択。ボールを受けた#6岩沼選手がクロスを上げると、そこに飛び込んできたのは#23堂安選手。ペナルティエリアの外から猛然と走り込み、完全フリーで右足で合わせますが、枠を捉えることはできず、ゴールとはなりませんでした。決まっていれば群馬戦を彷彿とさせるシーンだったんですけど。そしてファーとはいえゴール前をぽっかりと開けてしまうところに北九州の今の順位を感じます。


この日のパルセイロの両SHである#8河合選手#23堂安選手はよく、中に絞ったようなポジション、サイドと中央の間のいわゆるハーフスペースと呼ばれるポジションを取っていました。それにより空いたサイド高めのスペースをSBに使わせることで、パルセイロは厚みのあるサイド攻撃を可能にしていました。北九州の#15野口選手#8浦田選手の裏のスペースをパルセイロは試合を通して狙っていましたね。




また、前半のパルセイロはサイド攻撃に加え、今まであまりやってこなかった中央突破も見せるようになります。#30萬代選手が競ったボールを中央で#14東選手が拾い、比較的近くの、中央とサイドの間の、ハーフスペースと呼ばれるポジションに位置どった#8河合選手#23堂安選手、それに加えて#30萬代選手とのワンツーも多く使用するパス交換で相手を崩そうとする意図が見えました。北九州ががっつり中央を固めてきていたので、上手くいくシーンはそれほどみられませんでしたが、こうやって中央に意識を向けさせることで、サイド攻撃の威力はいつもより増してるように感じられました。中央・サイドとうまく織り交ぜた攻撃が前半パルセイロは出来ていたように思えます。また、北九州は#30萬代選手がボールを落とした時にディフェンスの選手がボールウォッチャーになってしまい隙が生まれるので、パルセイロは前半、その北九州の弱点を積極的に利用して責めることができていましたね。
 

対する北九州はこの日、ホームであるミクニワールドスタジアム北九州の荒れたピッチに苦しみ、思うようにパスをつなぐことができません。つなげないとみるやシンプルに#9ダヴィ選手#11池元選手にボールを当ててそこからの展開を目指しますが、そのロングボールは精度を欠き流れていったり、#4内野選手#5寺岡選手の両CBに跳ね返され続け、なかなかこの二人にボールが渡ることは前半はありませんでした。


アディショナルタイムの2分も両チームにゴールは生まれず、0-0で前半は終了。前半は概ねパルセイロが押す展開でしたね。前半のシュート数がパルセイロが7本で北九州が1本だったことがそれを物語っていると思います。#30萬代選手が落としたボールや、どちらのものでもないルーズボールを良く拾えていたことが押していた理由だと思います。しかし、北九州の人数をかけた守備や#21高橋選手の幾度ものセーブでゴールを割ることはできませんでした。前半攻めていたチームが後半になって、流れが変わって逆に攻められるということはサッカーでもよくあることですし、前半でゴールを決められなかったことがこの試合ではとても痛かったように感じました。


一方守備では前半パルセイロは、前線からプレスに行くことはせず、ブロックを作ることを優先するリトリートする守備を選択して印象です。北九州は中盤を省略してきたんですけど、それはピッチ状態に手間取っていたのに加え、4-4のブロックが作られていてボールを出すところがなかったというのも関係してると思います。前半のパルセイロはよく動いて、北九州の攻撃をロングボールのみに抑えることに成功していました。










両チーム選手交代はないまま、後半キックオフ!


後半に入ると前半とうって変わって北九州が主導権を握ります。#9ダヴィ選手#11池元選手を中心に前半は抑え気味にしていた前線からのプレスを敢行。パルセイロのディフェンスラインはプレッシャーを受けて余裕が削られ、前線に大きく蹴り出す回数が増えます。それを#2有薗選手#4川上選手らディフェンダーがきっちりと跳ね返し、パルセイロの前線にボールが渡ることを許しません。


さらに、攻撃ではパルセイロのディフェンダーが少し疲れてきたのもあり、#9ダヴィ選手がボールをキープすることができるようになります。それによって前線に為ができ他の選手が上がる時間を促していました。#9ダヴィ選手はその競り合いの強さでロングボールからシュートへの中継役にもなっていましたね。前半#30萬代選手が担っていた役割を後半の#9ダヴィ選手はパワーアップした形でこなしていました。


さらに#22藤原選手#30村松選手が積極的な攻撃参加で#9ダヴィ選手からボールを受けようとします。パルセイロは中に絞ってきたSHの選手がFWからのボールを受けようとしていたので、このあたり両チームで異なりますね。北九州のSHはパルセイロのSHよりも外にポジションを取っているように感じました。


それともう一つ北九州が攻めていた要因としてあると思うのがパルセイロの攻守の、特に攻→守への切り替えの遅さですね。奪われた後の最初のディフェンスが前半よりも遅くなっていたんですよね。プレッシャーに行く前にパスを出されて、またプレッシャーに行く前にパスを出されるの繰り返しで。さらに戻って4-4のブロックを作るのも前半より遅い。これは単純に前半飛ばして入ったことによるものだとは思いますが、まだ、守備ブロックが上手く整っていないところ、具体的に言えばボランチとCBとSBの真ん中にボールを入れられて、ボールをキープされるというシーンが後半は増えていました。それにプレッシャー自体も相変わらず緩い。相手に自由を与えるには十分な距離を取ってディフェンスをしていたので、毎回言ってるんですけど、もう一歩詰めてほしいなと思います。




後半19分、このいい流れをさらに確実なものにしようと北九州が先に動きます。#8安藤選手に代えて#19川島選手#11池元選手に代えて#25前田選手を投入します。結果的にこの采配が当たった形になってしまいました。


後半21分、北九州は#19川島選手が左サイドを上がってきた#8浦田選手にパスを出します。#8浦田選手は相手のプレッシャーが弱いと見るやクロスを上げ、それに中で合わせたのは#25前田選手。叩きつけるヘディングでゴールを奪いました。


この失点でパルセイロとしてはまず簡単にクロスを上げさせてしまったのがまずかったですね。ディフェンスに行ってた#15西口選手はボールを持っている#8浦田選手との距離を3メートルほど開けています。これではプレッシャーがかかっているとはいえず、#8浦田選手はほとんどノープレッシャーで精度の高いクロスを上げさせてしまっていました。というかその直前にも、跳ね返したとはいえ、右サイドから#15野口選手に簡単にクロスを上げさせてしまっていますし、サイドでの守備は大いに改善の余地がありそうです。中で跳ね返そうと割り切ってるなら話は別ですが、たぶんそうではないはず。


加えてまずかったのが#25前田選手をだれも見ていなかったことです。#5寺岡選手#4内野選手の意識は#9ダヴィ選手に向いており、そのどちらもが#25前田選手を見ていませんでした。#9ダヴィ選手を警戒しすぎていたことと、#25前田選手を入ってきたばかりで誰が見るかを決めていなかったことが重なった失点でした。上手く#5寺岡選手#2松原選手の間に上手くポジションをとっていた#25前田選手もよかったんですけどね。


先制をしたことで俄然勢いづく北九州。パルセイロはこの空気を変えようと、後半24分、#8河合選手に代えて#25有永選手を投入します。#8河合選手は前半は果敢にドリブルを仕掛けていましたけど、後半になって若干存在感が希薄になってしまっていましたし、テコ入れするには妥当なところだとは思います。#25有永選手#8河合選手のいた左SHではなく、右SHに入り、右SHにいた#23堂安選手が左SHに移りました。




その後のパルセイロは連係から右サイドに移った#23堂安選手が抜け出すなど惜しいシーンも作りましたが、後半28分、#14東選手が足をつってしまい、#10宇野沢選手と交代になりました。#14東選手は前半ボールを拾うために動きまくっていたので、その反動が来た形ですね。#10宇野沢選手はそのまま2トップの一角に入りました。


何とか1点をもぎ取りたいパルセイロですが、奪っても相手がすぐプレスをかけてくるので、後ろに下げるしかなく、攻撃のスピードが前半よりも鈍化していました。前半飛ばして入ったのでしょうがない部分もありましたが、攻守の切り替えのスピードは北九州の方が早く、あっという間に4-4のブロックを整えられ、パスを出せるところが少なくなっていました。


これをパルセイロは相手が手薄なサイド、主に自分たちから見て左サイドを重点的に攻めようとしますが、高い位置で#2松原選手#23堂安選手がボールを受けても、球離れが悪く、なかなかクロスにまでつなげられず、また上げられてもそのクロスは精度を欠くもので得点にはつながりませんでした。


後半39分にパルセイロは最後の選手交代を行います。#30萬代選手に代えて#9津田選手が投入されました。#9津田選手はパルセイロのチーム得点王ですし、#30萬代選手も疲れていたので、もっと早く投入してほしかったんですが、けが明けでまだコンディションが万全ではないんですかね。そのままFWのポジションに入りました。


残り時間が少なくなってきて焦るパルセイロ。ファウルも多くなってなかなか相手ゴール前までいけない時間が続きます。しかし、後半のアディショナルタイムに入ってからパルセイロは怒涛の攻撃を見せます。後半アディショナルタイム1分、#7佐藤選手#23堂安選手に縦パスを入れ、#23堂安選手#10宇野沢選手とのワンツーから抜け出し、チャンスを迎えますが、シュートは#21高橋選手に防がれ、決めきることはできません。#23堂安選手は右足に持ち替えて時間が無くなってしまったのが痛かったですね。


が、パルセイロはこの攻撃でスローインを獲得。#2松原選手がロングスローを入れ、これが相手にクリアされ、パルセイロにCKのチャンス。しかし、このCKとそのあともう一本あったCKのどちらも決めることができず、0-1で試合終了。パルセイロはリーグ再開初戦を白星で飾ることはできず、手痛い連敗を喫してしまいました。内容は悪くなく、十分勝てる試合だったので、この負けは悔やまれますね。これでパルセイロは5勝7分7敗の勝ち点22で順位を一つ落として14位になってしまいました。















<ハイライト動画>





監督コメント(Jリーグ公式)


選手コメント(Jリーグ公式)


【8/25vs北九州】監督・選手コメントをアップしました(長野公式)

2018明治安田生命J3リーグ第20節|試合結果(北九州公式)

AC長野は無得点で2連敗(信濃毎日新聞)





思えば、J3が中断に入って一か月。一か月待たされて、焦らされたことで、我々サポーターの期待が高まっていました。必ず勝ってここから巻き返すと信じていた。何かが変わってると思いたかった。でも、北九州の地で突き付けられたのはJ3で13位という現実。17チーム中13位ということは勝つよりも負ける方が多いということ。その当たり前を改めて思い知らされました。昇格圏内の2位の鹿児島とは勝ち点で12も開いてしまっており、もう今シーズンのJ2昇格は風前の灯火です。


ただ、試合は続きます。たとえ目標の達成が絶望的になっても目の前の試合には勝ちたい。それが相手のいるスポーツだと思います。そしてチームが試合に勝つためにはサポーターの応援が必要になってきます。


この日のミクニワールドスタジアム北九州には、Summer Festivalと称してイベントを多数用意するなど集客に力を入れた結果、13,312人とJ3では異例の大人数が集まりました。どこを見ても黄色と赤のストライプが目につき、それがパルセイロの選手に威圧感を与えていたことは想像に難くありません。思いを同じにした人たちが集まって生まれる圧倒的ホームの雰囲気に、後半パルセイロの選手は飲まれていたように感じました。


これを長野でも実現しましょう。長野Uスタジアムに一人でも多くの人数を集めて、ただならぬ気配を醸し出し、相手選手にはプレッシャーを、パルセイロの選手には勇気を与えましょう。パルセイロの次の試合は9月9日17時から、長野Uスタジアムで藤枝MYFCとの対戦です。藤枝も今シーズンは6勝3分け9敗の勝ち点21で15位に沈んでおり、不調から抜け出すための勝利が欲しいのはどちらも同じです。今シーズン開幕戦で敗れた雪辱を晴らすためにも、ご家族ご友人をお誘いのうえ、ぜひともスタジアムに来てください。一緒にパルセイロを応援しましょう。よろしくお願いします。




がんばれ!AC長野パルセイロ!!



おしまい



changes
Universal Music LLC
2016-09-28





こんばんは。これです。

前々節退場者を出しながらもFC東京U-23にかろうじて勝利したAC長野パルセイロ。休み番の前節を挟んだ今節はホーム長野Uスタジアムにギラヴァンツ北九州を迎え撃ちます。


IMG_2281

IMG_2282

IMG_2283

今日も晴天に恵まれ、春めいた陽気の中での試合となりました。


入り待ちの場所が前回のコンコース下から去年まで入り待ちを行っていたお馴染みのコンコース上に変更になったのでそちらへ向かいました。

するとそこにはライオーが獲物を狙う獅子のごとく待ち構えていましたとさ。

IMG_2292

IMG_2285

ライオー独特の3×3ポーズは今日も健在です。もゆさんのイラストが入った袋に貰い物をしまっていましたね。ちゃっかり。



IMG_2296

入り待ちの様子―

IMG_2300

ライオーも今か今かとバスが来るのを待っていました。



IMG_2302

来た。

入り待ちは結構盛り上がったりチャントの練習もしたりするので、入場したはいいものの暇で暇でやることが無かったり、気が向いたりしたらぜひ参加してみてくださいね。別に声を出さずに端っこにいても大丈夫ですので。







IMG_2294

IMG_2298

IMG_2295

スタジアムの外に出ると事前番組「パルナンデス」の放送が。大体宣伝ばっかりしてましたね。

IMG_2308

横にはバンドセットが。



IMG_2304

IMG_2305

あざとくしようと頑張るライオー。でも結局は捕食者、プレデターなので狙われてる感は否めません。かっこよくていいんですけどね。



IMG_2309


IMG_2310

グッズだ。買え。



IMG_2312


今日の選手プロデュース弁当は#5寺岡選手#9津田選手でした。大雑把に言うと#5寺岡選手のはチキン南蛮弁当、#9津田選手のはチャーハン弁当だったようです。2回目にして早くも売れ行きが落ちてきてましたけど大丈夫なんでしょうか。ちゃんと売り切れたのかな。売り場は前回よりも分かりやすくなってましたけど、もう少し入場口に近いところで売った方がいいような。







で、もう一回巣に帰る前のライオーを捕まえました。

IMG_2313

IMG_2316


IMG_2314

エイプリルフールということで箸も棒にもかからない微妙なウソが。よだれどうこうは登場したときから言われてましたし、ぶっちゃけ私もよだれだと思います。登場して2年以上経ちますが、キャラ設定は一般的な小学生男子に落ち着いたんですかね。もうちょっと個性が欲しいです。ギャップ萌えで徹底的に優しくしてみるのはどうでしょう。あえて毒を吐かない優しい感じで。



IMG_2322

コンコースではガラポン抽選会もやっていました。外れました。これ通年を通して飾って最終戦で抽選っていう形でもよかったような。もちょっと見ていたかったですね。



さっき「パルナンデス」の横にバンドセットが設置されていたことからも、今日はライブがあったんですよ。AC長野パルセイロ応援ソング「STAY FREE」を作ったDROP OUT PUNKSさんです。

IMG_2324

IMG_2326

最初にパルセイロのチャントである「攻めあがれ長野」、そしてオリジナル曲(LET'S GO LET'S ROCKというらしい)を演奏して会場を盛り上げたのち、「STAY FREE」へ。

IMG_2331


IMG_2333

気持ちのいいパンクロックがUスタジアム外周に響き渡ります。

IMG_2335

IMG_2339

「STAY FREE」中にはAC長野パルセイロコールやタオルマフラーを振り回したりとオーディエンスを煽る場面もあり、会場のボルテージはどんどんと上昇。そのままもう1曲演奏してライブはお開きとなりました。DROP OUT PUNKSは今年の4月で活動休止するみたいですけど、いつか活動再開してほしいですね。







IMG_2342
ゲートフラッグ



IMG_2343

IMG_2346

IMG_2349

色々やってもう1回入場するとパルセイロTVがナウオンエア。男子チームが日本リーグ2部に昇格を果たしたAC長野パルセイロバドミントンクラブの報告会が行われていました。今後の意気込みなどを語った後、「声の限り」のチャントを一緒に歌う。こういう同じ看板を背負った他スポーツとのチーム感がパルセイロの大きな強みですね。



★今日のスタグル★
IMG_2319

去年からホームゲームに出店している「煙の下」さんの唐揚げ(600円)。柔らかくてジューシー。お好みでチリソースやマヨネーズをかけていただくというスタイルです。



IMG_2352

こちらはUスタ初期から出店している「なから」さんのきのこそば。キノコがたっぷり入って400円というリーズナブルな値段なのでUスタに来たアウェイサポの方々にもお勧めです。ネギ・天かす・七味はお好みで。



ご飯を食べてマッチデ―プログラムを見ながら過ごしていると、選手のピッチ内アップが始まりました。


IMG_2355

IMG_2361

IMG_2365

IMG_2367

IMG_2376



アップが終わるとピッチではリスペクト宣言が。

IMG_2377



うろ覚えですが「心の花を満開に」みたいなことを言ってたと思います。



今日のスタメーン


IMG_2485

パルセイロは前節退場になり、今節は出場停止になった#8河合選手の代わりに#28松村選手が開幕戦以来のスタメンです。また#27竹下選手に代えて#10宇野沢選手が今シーズン初スタメンで入りました。
そして#2松原選手#11岡本選手#29前田選手が今シーズン初のベンチ入り。#2松原選手は選手紹介PVの時にも他の選手が蹴ったりしている中で、一人投げてました。サッカー選手なのに。

IMG_2484

北九州は前節の3バックを継続。0-2で敗北した前節からスタメン4人を入れ替えてきました。



IMG_2379



いよいよ選手の入場です。

IMG_2380

IMG_2381

IMG_2383

今日のパルセイロゴール裏はビックフラッグを2枚掲示して選手を鼓舞します。



IMG_2389

IMG_2390

IMG_2393

IMG_2395
前半キックオフ!



IMG_2396

IMG_2398


序盤は両チームともに静かな立ち上がり。 両チームとも多くロングボールを用いていました。そんな中少しずつ北九州に流れは傾き、CKやFKを与えてしまいましたが、得点は許さず時間だけが過ぎていきます。



IMG_2404

今日も北九州は前節に続いて3バックで臨んできました。パルセイロは2トップで3バックを2トップで見るとなると常にひとり余って有利になるので。でもその分右と左にCBの外側にスペースが生まれやすいんですけど、パルセイロはなかなかそこを突くことはできなかったですね。攻撃のスピードがいまいち上がらなくて。



IMG_2409

IMG_2412

今日のパルセイロは主に二つの攻撃パターンを用いていて。その一つが#10宇野沢選手#30萬代選手にボールを当ててそのセカンドボールを拾うっていう。でも距離感があまりよくなくてセカンドボールを拾うことはそんなにできませんでした。それにもしセカンドボールを拾えたとしても後ろ向いてしまってボールを下げてしまうってことが多かったですね。



IMG_2413

IMG_2414

で、もう一つがサイド攻撃なんですけど。まずSBやSHにボールを入れるんですね。問題はそこで次の動きが無くてそこで止まってしまうことなんですよ。迷って時間をかけてしまってるから、その間に相手が戻ってきて、どこにも出せずに結局CBに出してしまう。それでCBは逆のSBに出そうとするんですけども、そっちでも止まってまた戻してしまうっていうシーンが今日何度か見受けられました。まあ相手のポジショニングがよかったとかハイプレスを受けていたっていうのもあるんですけど。みんなサイドチェンジでSBにボールが入ったときにどうやって攻撃してるの?教えてプリーズ。



IMG_2416

それでデイフェンスラインでのボール回しが続いて、ボランチへの縦パスを入れたとしても前を向けずにまた戻してしまう。#25有永選手#23堂安選手にはもっと縦パスを入れてほしかった。相手の寄せが早かったのもあるんですけど。
で、ミドルサードまでボールを運ぶことはできるんですけど、アタッキングサードまでボールを運ぶことはなかなかできなくて。何とか打開しようとSB、ボランチ、SHの3人でボールを回したりするんですけど、動き出す人が居なかったり、動き出しのタイミングが合わなかったり、全然前に運べていませんでした。SBにボールが入ったときの得意な攻撃パターンを1個か2個作りましょうよ。仮に抜け出すことができたとしても偶発的で再現性が低すぎます。



IMG_2405

そういうのを打開するのがドリブルだったり意外性のあるプレーだと思うんですけど、今日はそういうプレーも全然なかったですね。特にドリブルが無くて、相手もパスだけに張ってればいいので、北九州としてもそんなに怖さは感じなかったと思います。#28松村選手も全然ドリブルしませんでしたし。もっと中に切れ込むドリブルを見たかったなあ。#8河合選手の不在を大きく感じた試合でした。たぶん来週はスタメンで出てくるんじゃないかな。ポジションを脅かすようないいプレーをした選手っていうのは残念ながらいなかったわけですし。

IMG_2402

前半39分に#8浦田選手の放ったシュートが#21小澤選手のファンブルを誘ってあわやゴールかというシーン以外は前半は守備は概ねよかったんじゃないでしょうか。しっかり跳ね返せていたし、体をぶつけて自由を奪うこともできていた。北九州もパルセイロと同じで調子が悪くて攻撃の形がなかなか見えてこなかったのも幸いでした。



IMG_2416

そんなこんなで特に何も動きはないまま前半は終了。正直どっちのチームにも得点の匂いというのはあまり感じられなかった前半でした。守備からきちっと入って無失点で終えられたのは良かったんですけど、こういうサッカーを続けてるとリピーター獲得できないぞっていう危機感はありました。ヤバいなって。



IMG_2417

北九州も前半はあまりうまくいっていない印象でしたが、サイド攻撃はパルセイロよりも確実性が高く、特に左WBの#8浦田選手のクロスが前半何本かあり、大きな武器となっていました。流石は世代別代表に選ばれるだけのことはありますね。守備も帰陣が早かったし、ボールを出させないポジショニングも光っていました。



IMG_2418

両チームとも決して上手くはいかず、けどまあそこまで悪かったわけでもないので選手交代は当然両チームともなくそのまま後半に突入しました。



IMG_2419

後半キックオフ!



IMG_2421

IMG_2422

後半になるとパルセイロの攻撃がうまく回るようになります。サイドでの距離感が改善され、少しずつアタッキングサードまで侵入することができるようになりました。しかし、そこで得たCKも相手のニアサイドにストーンとしている選手に跳ね返され、シュートまでは至りません。



IMG_2425

前半はとにかく足元で受ける選手が多く、スペースで受ける選手がいませんでした。その反省を生かして、後半には先ほどの上手くいかなかった二つのパターンの他に#10宇野沢選手#30萬代選手の裏抜けという攻撃パターンが加わり、特に#10宇野沢選手の裏抜けからは2回ほど大きなチャンスが生み出されました。しかし、#10宇野沢選手#30萬代選手#28松村選手と繫いでもシュートを打つことはできず、CKも生かすことはできませんでした。



IMG_2434

後半15分に北九州が#43本山選手に代えて昨年の最終戦でパルセイロ相手にゴールを決めた#20花井選手を投入した後にパルセイロも動きます。後半18分に#23堂安選手に代えて#14東選手を投入。#23堂安選手も悪くなかったとは思うんですけどちょっと積極性に欠けたかな。それとセットプレーがことごとくニアサイドで跳ね返されていたので、そこのテコ入れっていう意味もあったんですかね。
そして、#14東選手は右SHに入り、#7佐藤選手がボランチの位置に入りました。#7佐藤選手をボランチに入れるのは一昨年にもちょっとやってあまり結果が出なかった禁じ手だぞ...。大丈夫か...(大丈夫じゃなかった)



IMG_2435

IMG_2440

パルセイロはアタッキングサードまで侵入することはできるようにはなりましたが、北九州の懸命の守備もありシュートを打つまでには至りません。というか奇麗に崩そうとし過ぎなんですよね。もっとゴールが見えたらシュートを打ってもいいのにって思います。もっとシュートの意識を高く持ってほしかったし、完全にかわせなくてもいいから打ってほしかった。傍目から見て打てると思ったのにパスを選ぶのは、やってる選手から見るとやっぱ塞がれてて打てないってことなんですよね。でもやっぱりシュート打たなきゃ得点は入らないですよ。


IMG_2442

IMG_2445

それと今日残念だったのが審判へのブーイングが多かったこと。そんなに不利な判定はなかったと個人的には思います。ハンド見逃しでブーブー言ってましたけど、故意じゃなかったらハンドってハンドにならない場合がけっこう多いんですよ。手、腕が体から離れていない、体に着いた状態であればボールが当たってもハンドにならない場合がほとんどですし。
別に不満を持つなとは言わない。審判を大きな声でけなしたり、指笛を吹いたりして初めて来たひとがもう一回来たいと思うかっていう話ですよ。私だったら嫌ですね。熱くなるのはいいですけど、最低限の節度は持っていただきたい。ただでさえ審判っていうのは褒められることの少ない大変な職業ですし、J3の審判は副業でやってくれている人たちが大半なので、やってくれているというリスペクトの気持ちを持つことは大切です。



IMG_2447

本日の入場者数は3,506人。ホーム開幕戦と比べて300人くらい少なくなってしまいました。まあホーム開幕戦は人が集まりやすいっていうのもありますけど。そして35人のボランティアが運営を支えてくれました。いつもありがとうございます。



IMG_2457

IMG_2449

IMG_2450

後半は殆ど北九州の選手たちを自陣に釘付けにしておきながらもチャンスを逃し続けたパルセイロ。そのツケを後半43分に払わされます。
#14東選手のところでボールを奪われ、#25前田選手にまでボールが繋がり、左サイド奥深くまで侵入しそこからシュート。シュートは#3大島選手のブロックに遭いましたが、そのこぼれ球を猛然と走ってきた#18内藤選手が合わせてゴール。ここでポイントは#25前田選手の積極性ですね。角度が厳しいところからも自分でシュートを打っていった結果、ゴールが生まれましたもん。今日のパルセイロの選手だったらあそこでシュートは打たずに味方の上りを待っていたんじゃないかっていうことを考えるとやっぱりシュートを打たなきゃ何も始まらないですよ。シュートコースを塞いでいなかった#3大島選手やヘディングの前から#18内藤選手を全く見ていなかった守備陣にも責はありますが。




IMG_2465

IMG_2469


IMG_2474


後半のアディショナルタイムは3分。残り少ない時間だっていうのにパルセイロはなかなかボールを相手ゴール前へと運ぶことができません。
このまま試合終了かと思われた後半49分のことでした。#20都並選手に送ったクロスに#11岡本選手が合わせます。これはキーパーに弾かれますが、#11岡本選手は粘りボールを繫ぎ押し込んだのは途中出場していた#27竹下選手。土壇場でパルセイロが追い付きそのまま試合終了となりました。北九州側はこのゴールに抗議していましたが何だったんでしょう。ハンドやキーパーチャージ(のような何か)はなかったように見られますし、オフサイドっていう事ならキーパーの#21高橋選手の後ろに北九州の選手がもう一人いたのであてはまらないはずです。



IMG_2476

このゴールはゴール前に人数をかけたことによって生まれたものでした。もっと点を取るために普段からゴール前の人数を増やして圧力をかけていきたいところです。そしてそれを無駄にしないためにもクロスの精度をもっと上げなきゃいけない。今日あまりいいクロスが上がらなかったので。サイド攻撃は最後のクロスが生命線なので早いところ何とかしてほしいところです。
ともかくゴールは認められパルセイロは土壇場で勝ち点1を獲得しました。倒れ込む北九州の選手の姿が印象的です。

IMG_2478

IMG_2481

IMG_2483




土壇場で追いついたとはいえ内容的には収穫の乏しかったパルセイロ。4試合を終えて1勝2分1敗の勝ち点5で順位は9位となりました。そして次戦の相手はここまで4戦4勝の勝ち点12と負け知らずのアスルクラロ沼津です。沼津は今のJ3の中では明らかに一番強いチームでパルセイロにとっては格上の相手となります。正直今日の戦い方だと沼津に勝つのは厳しいので、この1週間でどんな練習、準備ができるかがカギになります。もう勝ち点差が7も開いてしまいましたが、なんとか勝って勝ち点差を4に詰めたいところです。相当ハードなミッションになるけど頑張れAC長野パルセイロ。

で、来週の沼津戦も長野Uスタジアムで行われるので、都合がつく方は是非ともスタジアムに足を運んでみてください。本当の本当によろしくお願いします。見捨てないで。見限らないで。


〈ハイライト動画〉


監督コメント(Jリーグ公式)

選手コメント(Jリーグ公式)

2018明治安田生命J3リーグ第5節の結果(長野公式)

明治安田生命J3リーグ第5節(北九州公式)

AC長野、諦めず勝ち点1 北九州と引き分け(信濃毎日新聞)


おしまい



このページのトップヘ