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タグ:川崎フロンターレ





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スタメンをもう一度確認して

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前半キックオフ!


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山雅は立ち上がりから前線のプレスに出ます。いつものように近いボランチへのパスコースを切りながら寄せる3人のFW。川崎はプレスを受けているときは4バックで、4対3の数的優位を作りボールを回そうとしますが、立ち上がりは山雅のプレスの勢いが勝り、前半7分など高い位置でボールを奪うシーンが複数回見られました。

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山雅はボールを持ったらサイドに展開することを目指します。右WBの#3田中隼選手は連携を駆使して、左WBの#44高橋選手は自ら縦に仕掛け、タイプの異なる攻撃でサイドを崩そうとします。しかし、川崎は守備時にSBがサイドに釣られた時に、CBが出ていくのではなく、ボランチが中央とサイドの間のハーフスペースを埋めるという約束事があるようです。5バック気味にして、ハーフスペースに侵入しようとする山雅の選手の動きを阻害するともに、中に人数を固めてクロスを跳ね返そうとしてきました。


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川崎のビルドアップですが、前述の通り川崎は必ず数的優位を作ってビルドアップをしようとします。まず、山雅が前線からプレスに来た場合。川崎は4枚で回します。SBが下がってボールを受けようとするのですが、このとき川崎のSBには山雅のWBがついていきます。山雅はSHをCBの両サイド、CFの#20知念選手#31橋内選手がマンマークでマーク。SBにWBを上げるというプランで臨んでいたようですが、ここでWBの選手が釣りだされるとCBとの距離が空いてしまうんですよね。川崎はそこでSHにボールを受けさせて、サイド攻撃を始めようとしていたように見えました。開始位置が山雅よりも断然高いです。


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ただ、前線からプレスに行ってる間はあまり川崎にボールを出させていなかったので、まあ走らされてよくはないんですが、何とか機能していたように見受けられます。しかし、問題は前線からプレスに行かない時です。


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山雅は前線では#7前田選手#10レアンドロ・ペレイラ選手が中央に縦パスを通させないようポジションを取っています。このとき川崎はボランチの片方を下げ、3バックのような形でビルドアップをしてきます。このとき両SBが高く上がるのですが、これが山雅の守備を混乱に陥らせていました。


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山雅は守備時にはWBを下げた5-3-2のブロックを敷いて守ります。5バックはペナルティエリアの幅をカバーしているんですが、このときサイドがぽっかり空いてしまっているんですよね。中を固めて失点を防ぐというコンセプトなのですが、これを利用して川崎はSHが中に入り、SBを外に高く張り出します。ここで中に入ってきた川崎のSHは山雅のWBが見るので、外に開いたSBを見る選手が誰もいません。なので川崎は空いたSBにボールを入れてサイド攻撃を始めます。


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山雅のWBを釣りだせればCBとの距離が空きます。いわばハーフスペースが空くわけですが、川崎がボランチを下げて埋めてきたのに対し、山雅はCBが寄っていくものの中央を守る意識が強く、ハーフスペースをケアしきれていません。中央にいるSHやFWに斜めに動き出され、ハーフスペースを使われるシーンも試合を通じて多く見られ、山雅は川崎に多くチャンスを作られてしまっていました。


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さらに、この日の川崎は右サイドから攻めることが多かったのですが、川崎の右SB#27鈴木選手はもともとFWの選手。高い位置を取るのに慣れていて、ボールを引き出すのも上手く、山雅は対応に大分手を焼いていました。それに#27鈴木選手は中に入っていくこともあるのですが、その時には中の#14中村選手やボランチがサイドに出ていくんですよね。たぶんこれも川崎の約束事にあり、整備された流動的な動きと言えそうです。山雅はこちらもなかなか捕まえ切れていませんでした。


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これを防ぐためには前線からプレスに行って川崎のSBを下げるという手段が最も有効ですが、ただずっと行ってると疲れてしまうんですよね。90分持つようにペース配分をしなければいけないですし、行けない時間帯だって当然ある。でも、行かないとなると川崎の狙い通りにやられてしまいますし、山雅は試合を通してこの難しい問題に明確な解決策を掲示できていなかった印象です。


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また、山雅を悩ませていたもう一つの問題が#14中村選手です。この日#14中村選手は1.5列目にポジションを取っていました。山雅は守備時に川崎のFWとSHの3人を5人で見ていることが多く、#14中村選手が浮いてしまっています。また、#14中村選手は山雅のボランチとCBをはじめとした四角形の中央に入る動きが上手く、山雅は#14中村選手を捕まえ切れていませんでした。


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これを解決するにはアンカーを置く3-3-2-2みたいなフォーメーションにして、#14中村選手にアンカーの選手をマークさせるという案がありますが、でもこれを実行したら今度はアンカーの脇を突かれそうですよね。で、最終的には変わらず5-3-2になる。難しい問題です。


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この日初スタメンを飾った#10レアンドロ・ペレイラ選手。山雅の攻撃はこの選手にロングボールを当ててからの展開を目指していました。#10レアンドロ・ペレイラ選手は193㎝の長身を生かして#3奈良選手#5谷口選手にも競り勝っていましたが、その後が続きません。後ろにすらして#7前田選手が裏に走り込むという形が理想形なんでしょうが、川崎もカバーリングをしっかりしており、チャンスはなかなか生まれてくれません。また、川崎に押し下げられているため、ボールが入っても周囲との距離が遠くパスが繋がりません。#10レアンドロ・ペレイラ選手自体は決して悪いパフォーマンスではなかったと思いますが、周囲との連携はまだまだこれからですね。


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川崎の最大の特徴なんですが、攻→守への切り替えが速いんですよ。ボールを奪われたら近くの選手がすぐ守備に行って遅らせ、もう一人が寄せて奪う。また、パスコースの限定も絶妙で、山雅の選手に特定の方向にパスを出させて奪う。予測も正確ですし、山雅はなかなかペナルティエリアまでボールを運べません。守備の上手い#8阿部選手のスタメンも効いていましたね。


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また、山雅はビルドアップ時に3バックでボールを回すんですけど、川崎はこれにぴったり3人当ててくるんですよね。寄せも速くてタイトですし、山雅のCBは余裕をもってボールを扱うということができません。その結果蹴るのはアバウトなボールになり、川崎に拾われてカウンターを受けてしまうというシーンが多く見られました。ビルドアップでミスが多発してしまったのはこの日の課題の一つですね。


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川崎に一方的に押されながらも、山雅もなんとか耐えます。しかし、迎えた前半44分。#41家長選手が左サイド高い位置でボールを持ちます。事前のプレーでカードを1枚もらっていた#15エドゥアルド選手は強く寄せることができず、クロスを上げられてしまいます。このクロスは流れていきますが、逆サイドで拾ったのは#2登里選手#2登里選手の縦への突破を#3田中隼選手は防ぐことができず、クロスを上げられてしまいます。


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このとき#20知念選手が少し引いた位置にポジションを取っています。#31橋内選手はニアサイドの#14中村選手を見ていて、#15エドゥアルド選手はボールを見ていて#20知念選手がフリーになっていました。そして、#2登里選手のクロスを#20知念選手に合わせられて山雅は失点。#20知念選手のポジショニングが光った得点でしたが、前半を0-0で折り返したかった山雅にとってはこの上なく痛い時間帯での失点となってしまいました。





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そしてそのまま0-1で前半は終了。途中雪も降りだすなど寒かった前半。山雅としては攻撃の形を作れず、川崎にハーフスペースをいいように使われ劣勢に陥ってしまった45分でした。ちょっと形を変えていかないと後半も厳しいのではないかと思ってしまいます。なんとか跳ね返してほしいです。














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ハーフタイムにはガンズくん、ふろん太、カブレラがピッチを一周していました。かすかな癒しのひとときです。





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両チーム選手交代のないまま後半キックオフ!


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前半はほとんど攻め手のなかった山雅。後半が始まると#7前田選手#8セルジーニョ選手の左右を入れ替えてきました。川崎の#27鈴木選手が高めの位置を取っているので、その裏を#7前田選手のスピードでつきたいという考えでしょうか。


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この日の山雅のシャドーはピッチの縦半分をそれぞれ分担していて、反対のサイドに入ることはあまりありませんでした。ただ、川崎の素早い帰陣の前にサイドは数的不利になっていましたし、FWとシャドーの2人ともう一人のシャドー1人との距離が遠く、コンビネーションが発揮できません。時間が経つにつれて少しずつ逆サイドへの進出も増えていましたが、もっと自由に動けるように設計しても面白いのではないかと思います。


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#8セルジーニョ選手は下がり目の位置でボールを捌こうとします。2列目と中盤の間に入ってボールを受けようとしますが、#8阿部選手のプレスバックにより、なかなか前を向けません。ただでさえこの日のセルジーニョ選手は判断があまり速くなかったのですが、#8阿部選手ともう1人の2人に挟まれることで、ボールを奪われてしまっていました。


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後半19分。山雅は右サイドで前線からのプレスに出ます。しかし、プレスのかかりが遅く#3田中隼選手が上が手出来たスペースに、ボールを出されてしまいます。これを#20知念選手が受け、中に侵入。サポートに来た#41家長選手にボールを落とします。ここで#6守田英選手がペナルティエリアへ斜めに走ることで#35宮阪選手を連れ出し、バイタルエリアを開け、そこに#8阿部選手が侵入。#41家長選手はそこにパスを出し、#8阿部選手はペナルティアークからミドルシュート。これがバーを叩いてゴールインし、川崎が2点目を奪いました。#8阿部選手のシュート技術の高さはもちろん、山雅のプレスの穴を突く川崎の戦術と#6守田英選手のフリーランが決め手になった得点です。後半にかけて少しずつ攻める機会が増えてきていた山雅にとっては勢いをそがれる痛い失点ですね。





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後半22分。川崎が最初の選手交代を行います。#3奈良選手に替えて#7車屋選手を投入。CBの交代は少し不自然に感じたのですが、どうやら#3奈良選手の体調不良だったようですね。#7車屋選手はそのままCBに入りました。

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その直後には山雅も選手交代。#10レアンドロ・ペレイラ選手に替えて#17塚川選手を、#8セルジーニョ選手に替えて#20杉本選手を投入します。#17塚川選手はこれがJ1初出場になりますね。これにより前線の構成は#7前田選手のワントップに、#17塚川選手#20杉本選手の2シャドー。#17塚川選手には潰し屋ボランチとしてのイメージがあったのでやや意外でしたが、思えば岡山での1年目はシャドーでもよくプレーしていましたね。


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この二人の投入により山雅は守備時には5-4-1の陣形になりますが、それでも川崎の攻撃を止めることはできません。#41家長選手はキープ力がありますし、#14中村選手は相変わらず選手の間に入っていくのが上手く、#20知念選手は背後を取る動きが絶妙です。また、川崎は常にボールホルダーに対して二人以上がパスコースを作れるようにポジションを取っていて、山雅はカバーしきれずボールを回されてしまいます。山雅のディフェンスラインはどんどん下がっていってしまい、CBとボランチの間にスペースが生まれてしまっていました。ボールを奪う位置が低く前にボールを出そうとしても、川崎の適切なポジショニングの前にカットされてしまい、前線にボールが入らず1点も遠い状況です。


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この嫌な流れを断ち切るために後半30分。山雅は最後の選手交代を行います。#7前田選手に替えて#9高崎選手を投入。前線に再びポイントを復活させ、アバウトなロングボールでも収めようとしてきます。


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この日の入場者数は18,563人。ホーム開幕戦の18,922人よりはやや少ないですが、それでも満員に近い数字です。


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前線をフレッシュにしたことで山雅のプレスの勢いは復活し、敵陣でボールを奪う回数も増え、高い位置でプレーできるようにもなってきましたが、それでもゴールをこじ開けることはできません。川崎は後半43分に#14中村選手に替えて#11小林選手を、後半アディショナルタイム2分には#25田中碧選手に替えて、この日がJリーグ初出場の#44カイオ・セザール選手を投入し、試合を終えようとします。

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しかし、後半アディショナルタイムに入ると山雅は#15エドゥアルド選手を上げてパワープレーを敢行。CBとSBの間に入ってボールを受けたり、裏に抜け出したりとチャンスを二度ほど迎えます。しかし、そのどちらも決めることはできずに試合終了。川崎が2-0で勝利を収めました。山雅はこれでリーグ戦3連敗。しかもそのいずれにおいても得点を挙げられていません。J1の厳しさを痛感する結果です。


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この試合においては川崎のワイドに開く攻撃と、素早い攻→への切り替えが機能し、山雅はチャンスを作ることができませんでした。しかし、前線からのプレスで何度かボールを奪える機会もあったので、次はそのボールを確実につなぐことが課題になってきますね。ビルドアップも改善したいところです。


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完敗もサポーターは拍手で選手を迎え入れます。次は勝ってほしいという願望の表れですね。選手は力の差を感じたと思いますが、くじけずに練習を重ねていってほしいと思います。




















<ハイライト動画>








監督コメント(Jリーグ公式)

選手コメント(Jリーグ公式)

J1順位表(Jリーグ公式)

2019 明治安田生命 J1リーグ 第5節|試合結果(松本公式)

(ホームゲームイベント)2019明治安田生命 J1リーグ 第5節 松本山雅FC vs 川崎フロンターレ|フォトギャラリー(松本公式)

2019明治安田生命 J1リーグ 第5節 松本山雅FC 0-2 川崎フロンターレ|フォトギャラリー(松本公式)

2019/J1リーグ 第5節 vs.松本山雅FC|ゲーム記録(川崎公式)

封じられた山雅、3連敗 川崎に0―2(信濃毎日新聞)

【J1第5節 松本×川崎F】川崎がリーグ5戦目で待望の今季初勝利!知念・阿部のゴールと開幕戦以来の無失点で松本下す(ドメサカブログ)

【J1採点&寸評】松本0-2川崎|圧倒的な力量差。2得点に絡んだ川崎のCFは「7」(サッカーダイジェストWeb)


【松本】3戦連続無得点で痛恨の3連敗……FW前田大然が考える3つの改善案(サッカーダイジェストWeb)























この結果を受けて山雅は1勝1分3敗の14位に順位を落としてしまいました。次節負ければ高各県に転落してしまう可能性があるので、なんとしてでも勝たなければいけません。そんな次節は再びホームゲーム。4月6日(土)19:00からサンプロアルウィンでヴィッセル神戸との対戦です。イニエスタ選手やビジャ選手など世界的スターを擁する神戸はここまで3勝1分1敗の勝ち点10で4位と好調。山雅にとってはまた格上の相手ですが、4年前の初J1では神戸戦で降格が決まってしまったのでそのリベンジを果たしたいところ。チケットは完売しているので、行けない方はDAZNでの観戦をよければお願いします。


頑張れ!松本山雅FC!!



おしまい





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前編はこちら

後編はこちら





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山雅の車から覗くふろん太の目。いよいよこの日のメインイベントが始まります。


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一人ずつ下りてくるマスコット。


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カブレラは頭に川崎のマフラーを巻いていますね。


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ふろん太はお客さんに深々とお辞儀をしていて礼儀がいいです。


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そして車から降りてまずは3ショット。ここの「あそこ行こう」って指差しているガンズくんかっこいいですよね。


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まず3人は足湯コーナーへ。靴を履いているので当然足湯には入れませんが、足湯にいるお客さんにも挨拶です。タオルを貰うガンズくん。


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3ショットその②。ガンズくんとふろん太に挟まれたカブレラという凸凹さがいいです。


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ここからは3人とも別々にファンパークを一周して回ります。誰にもお客さんが殺到していましたね。2ショット写真を撮ったり、ハイタッチしてもらったり。凄い人気ぶりでした。


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遠くから撮るとこんな感じです。


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ご機嫌なカブレラ。


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風呂桶を鼻の上にのせてドヤるふろん太。口の下に手を当てる仕草が母性本能をくすぐります。


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ガンズくんは持っている風呂桶にプレゼントを貰っていました。


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カブレラをアップで。


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歩き方かわいい。


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風呂桶をアピールするガンズくん。貰ったプレゼントはアテンドの方に預けていました。


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手を振るふろん太。この日も肩の盛り上がりが絶好調ですね。


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この写真がこの日のベストショットだなって思うんですけど、小さい女の子から渡された似顔絵を見て涙組んでるんですよね。ガンズくん。色鉛筆で書かれたいて暖かみを感じますし、これはグッとくるなあ。尊い。


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風呂桶にボールを入れるフットパックというゲームに挑戦するガンズくん。入念にウォーミングアップをして、想像以上に小さいボールを蹴ります。ちょこんとインステップに当てましたが、残念ながら3球中1球も入りませんでした。惜しいところまではいったんですけどね。


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フットパックのブースにふろん太もやってきて2ショット写真を撮ります。タオルマフラーは4年前の初対戦時の物ですね。まだ残っていたとは。


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ガンズくんを抱き寄せるふろん太。2人は仲良し。


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安曇野のパネルから顔を出すふろん太。いじらしいですね。


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スマイル山雅農業プロジェクト(前編参照)のブースにやってきたカブレラ。癒されます。


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ガンズくんは川崎サポの男性にクッキーを買わせていました。なんて有能な営業マンなんでしょう。


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ふろん太もやってきて三度3ショット写真を撮ります。ガンズくんが二人の後ろに手を回しているのがいいですね。


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この日新発売の山雅チップスをオススメするふろん太とカブレラ。カブレラのちょっと傾いている体が絶妙です。


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ここでアテンドの方がそろそろ帰る時間だよと3人を促します。


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ガンズくんがサインをするところ。



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ふろん太からこの日発売のおそばを貰うガンズくん。美しい風景ですね。


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Jリーグ公式カメラに向けてポーズを取ります。


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楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、お別れの時間は近づいてきます。まず最初に車に戻ったのはふろん太。

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グラビアアイドルさながらのセクシーポーズを披露して照れます。


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なかなかやってこない二人が気になるふろん太。


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カブレラも戻ってきました。

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再びセクシーポーズを取るふろん太を隠すように立つカブレラ。周囲からも笑みがこぼれます。


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ガンズくんも戻ってきました。


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カブレラに手を差し伸べるガンズくん。この構図最高です。


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そして無事3人は車に乗り込み、私たちの前から去っていきました。小さくなっていくその姿を噛みしめるかのように立ちすくむ。30分以上の長い時間にわたるふれあい、お疲れ様でした。ありがとうございました。ふろん太とカブレラには、よければ来シーズンもアルウィンに来てもらいたいです。












マスコットとのふれあいも終わり時刻は13時10分。そろそろ選手のアップが始まる時間です。急いで、それでも走らないようアルウィンに戻ります。再び席に着くとピッチではボールパーソンや担架隊の紹介が行われていました。


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この日のマッチデ―プログラムは川崎から移籍してきた#15エドゥアルド選手。この日の意気込みを語っています。多くの選手が「山雅は守備の約束事が多い」というのは口にしていますが、#15エドゥアルド選手もそう感じたようでした。





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ピッチではGKがアップを始めています。


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川崎サポの数も多くなってきました。300人ほどはいるでしょうか。ブラジルの国旗が多いですね。9つプリントされた旗を見て、国旗がちょっと目玉っぽく見えてしまい少し不気味に感じてしまいました。


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ふろん太とカブレラもピッチにやってきています。






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山雅の選手たちもピッチに登場してアップを開始します。「今日こそは勝ってほしい」とサポーターの応援も試合前から熱がこもっていました。


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慣れない新加入選手のチャントに戸惑いながらも試合前の応援は一通り終了。スタメン発表まではまだ時間があり、小腹も少し空いてきたので、スタグルをもう一品いただくことにしました。席を離れ、足早にメインスタンド裏へと向かいます。


試合開始も迫っており迷っている時間はあまりありません。直感でsorayaさんの列に並びます。山雅の試合に出店し始めて今年で10年になる老舗のsorayaさんに。

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頼んだのは山賊黒酢バーガー(600円)。深みのある黒酢のタレが染み込んだ山賊焼きが美味しく、野菜の量も絶妙でした。焼きナスが黒酢によく合っていましたね。その場で立ったままいただいて、急いで席に戻ります。






では、ここで両チームのスタメンです。


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2連敗中という嫌なムードを断ち切りたい山雅は前節からスタメン4人を入れ替え。#3田中隼選手#5今井選手#10レアンドロ・ペレイラ選手#35宮阪選手が今シーズン初のスタメンです。注目は腰痛で出遅れていた#10レアンドロ・ペレイラ選手。2試合連続で無得点と苦しむ山雅を救うことはできるでしょうか。フォーメーションは変わらず3-4-2-1です。


一方の川崎は前節からスタメン3人を入れ替え。#2登里選手#8阿部選手が今シーズン初スタメンを果たし、怪我で日本代表を辞退した#6守田英選手もスタメン入りです。注目は昨シーズンJリーグMVPの#41家長選手。まだここまでノーゴールということで、今シーズン初ゴールを狙います。フォーメーションは4-2-3-1です。











時刻は13時50分。アルウィンでも選手紹介が始まりました。


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今年の選手紹介は去年よりも色味を押さえてシックなテイスト。そして、ユニフォーム柄であるボーダーを強調。コンクリート調の壁に入ったヒビがかっこいいです。去年の松本市の夜景を使った選手紹介もよかったですけど、こちらも静かに気分が高ぶっていっていいですね。


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メインスタンドにもバックスタンドにもこの日はお客さんがいっぱいです。入ったなぁ。


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山雅サポーターはタオルマフラーを掲げて選手を迎え入れます。


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一方の川崎ゴール裏は水色の旗で覆いつくされています。風の吹くアルウィンになびくその様子はまるで旗の海のよう。相手ながら思わず息を飲んでしまうほどの美しさでした。


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選手入場。ふろん太は川崎の選手の後ろに混ざり、山雅の選手とハイタッチをしていました。さらに、この後集合写真を撮ったのですが、アウェイでふろん太とカブレラがどちらとも写真に収まるのは実は珍しいことだったようです。


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円陣を組んで、

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解いて、


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前半キックオフ!




後編に続く


キング・オブ・エンブレム Vol.1
enem
ワンディエゴ丸出版社
2019-02-27



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2週間の中断を経て再開されたJ1リーグ。今シーズンJ2から昇格した松本山雅FCはここまで1勝1分2敗の勝ち点4で12位につけています。そして今節の相手は川崎フロンターレ。2連覇中の王者もここまでは3分1敗の勝ち点3で13位と苦しんでいます。両者浮上のきっかけをつかむためにもこの試合は落とせません。チケットも完売したこの一戦で山雅は2勝目を目指します。


では、観戦記を始めます。何卒よろしくお願いいたします。




中編はこちら

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さて、個人的にこの日が今シーズンのアルウィン初日でした。同県内なのになぜか前泊して、9時にシャトルバスに乗り込みます。バスの中ではずっと寝ていて、気がついた時にはアルウィンに到着していました。

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9時45分ごろ。今シーズン初アルウィンに到着です。芝生にも緑がちらほら見えてきて、春の訪れを感じさせますが、吹く風は冷たく、羽織るものが必要な天気でした。


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ファンパークもキックオフ4時間前とあって、まだ人はまばらです。ファンパークではこの日は”やまが温泉郷"と題して数々のイベントが開催されていました。対戦相手の川崎は"フロ"で有名なので、それにちなんでですかね。


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この日はアルウィンに足湯が登場。この写真は開始前。11時からのスタートでした。


時刻は10時を回ります。ここでファンパークに出店していたお店が一斉に販売を開始しました。早くついても正直特にやることがなかったので、まずは一通りどんなお店があるかをチェック。そのなかで気になったのが...


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CAFE caboさんの「スティックアップルパイ」(500円)です。信州産リンゴを100%使用したというこの一品。明らかに美味しそうなオーラを放っていますよね。即決で購入です。


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こちらのスティックアップルパイ。何層にも重ねられたパイ生地がサクサクしていますし、リンゴはしっとりとした甘さ。さらに目の前でメープルシロップと粉砂糖をかけてくれるのも嬉しいですね。ボリュームにも満足で、美味しくいただきました。


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その横にはガンズくんの絵が2枚。山雅はのんびり村DEスマイル山雅農業プロジェクト」という題で、青大豆を栽培しているらしく、こちらではそれを使ってゲームを楽しむことができました。青大豆を5粒貰って投げて、かごに入れるというゲームです。真ん中の小さいかごは相当広いので、誰でもクリアできる親切設計ですね。私は右上の小さいかごに投げ込んでやりましたけど。ゲームが終わるとスタッフの人から「育ててみてください」と青大豆が貰いました。



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松本周辺の温泉マップ。長野県は温泉地の数が全国2位とだけあって、中信エリアにも温泉地たくさんありますね。


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パンフレットも多数取り揃えられていました。


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さらに、フリスビーでビンゴをそろえるゲームや、


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卓球台も用意されています。温泉地の定番のイメージがある卓球。でも、屋外での卓球って風の影響をモロに受けるんですよね。球が軽いですし、弱く打った球が戻されるなんてこともありました。


あとは旅館とかによくある小規模なゲームコーナーもあれば完璧でしたね。UFOキャッチャーやルーレットで5を出すと景品がもらえるやつ(確率機というらしい)や、ワニワニパニック辺りがあればより温泉っぽい感じが出ていたと思います。あ、ワニワニパニックは製造している会社が倒産したみたいなんで、今あるのが壊れたらおしまいらしいですよ。







ファンパークを一通り見て回ってみても、時刻はまだ10時30分ぐらい。足湯の開始までにはまだ時間があります。なので、列に並ぶつもりはないけれど、一回アルウィンの方に行ってみることにしました。


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第4ゲートからサウスガーデンエリアに向かう途中に張られている幕も2019年仕様にリニューアルされていました。


そして、入場前ですが早くもスタグル二品目。今回チョイスしたのはサウスガーデンエリアに出店している



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タイ料理アーロイアロイさんの


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トムヤムラーメン(800円)です。タイの名物料理トムヤムクンに麺を突っ込んだメニューですが、一口目を口に瞬間にタイ!って感じがダイレクトに伝わってくるんですよ。辛さと酸っぱさ。エキゾチックな風味。いなばのタイカレーを思い浮かべてもらえると分かりやすいかと思います。で、見た目通り結構辛いですしね。美味しかったんですけど、人を選ぶ味だなーと思います。私もパクチー載せられてたらヤバかったかもしれないです。私パクチー食べられない畑の人間なので。






と、ここまで来て時刻は11時を回りました。足湯のお時間です。ファンパークに戻り、スタッフの方からタオルを受け取り、靴と靴下を脱いで足湯につかります。


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この日の足湯は穂高温泉郷から提供されたもの。リンゴを浮かべて長野っぽい雰囲気を醸し出してますね。効能はよく知りません。


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山雅のエンブレムがプリントされたアヒルも浮かんでいますね。私が入ったのは温泉の流入口に近いところだったので、時おり熱さの波がやってきて温まることができました。それでも手前と奥で8℃くらい差があるようでしたね。














足湯から出てホーム入場口第1ゲートに向かいます。


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時計の横には「SUNPRO ALWIN」のでかでかとした看板が出ています。


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第1ゲートの待機列。先行入場が間もなく始まります。さらに、このとき予告通りガンズくんが顔を出してくれました。


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ゲート内にいるガンズくんをゲートの外側から撮ります。川崎サポの方もいましたね。今日のガンズくんは甚平に風呂桶、頭にはタオルと風呂上がりのスタイル。隙があってゆるくてたいへんよろしいですね。手にはTEAM AS ONEの募金箱を持っています。


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と、ここでガンズくんが写真を撮っている私たちに近づいて来てくれました。



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サムズアップがかわいい。


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川崎サポに向かって風呂桶をアピールしています。ここの口の開き方絶妙じゃないですか?


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11時30分、先行入場が開始される前になると私たちから離れ、ふれあいに戻るガンズくん。


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入ってきた人にハイタッチをするなどしっかりマスコットとしての役割を果たしていました。


ガンズくんの写真を撮った後、私は一般入場の待機列に並ばずにアウェイ側。第2ゲートに行ってみることにしました。ふろん太やカブレラに会いたいと思ったので。


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川崎サポも長蛇の列をなしています。300人くらいはいたでしょうか。


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アウェイ側からだと風にたなびく旗を撮ることができますね。これは新しい発見でした。一番左にホームタウンの市章や村章が並んでいるのがいいです。


なお、ここではふろん太とカブレラに会うことはできませんでした。階段を上がったら会えるかもしれなかったけど、警備の人がいて上がる勇気がなかったのだ。






12時になって一般入場も開始され、私がアルウィンに入場したのはそれよりも10分遅れたぐらい。ゴール裏に向かいますが、椅子のある席はもう全部荷物が置かれていて、後ろの立見席にするしかありませんでした。後ろの立見席はテープで一人分が区切られていますけど、こちらもかなり埋まっていたんですよね。手すりにタオルマフラーが巻かれていて空いている場所を探すだけで一苦労です。それでもなんとか席を確保し、まずはメインスタンド側へ向かいました。


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川崎のバスを見つけたり、


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アウェイ側のコンコースに歓迎のじゅうたんが敷いてあるのを確認したりしました。あ、ちゃんと山雅のグッズは外していってますよ。


ただ、ここでもふろん太とカブレラには会えず。ゴール裏へ戻る途中にコンコースの下にカメラを向けている人が多くいましたけど、あれ下に2人がいたからなんですよね。選手が入って来るのを撮っているのかと思いました。








そして、ゴール裏に戻ったのも束の間。すぐアルウィンの外へと出ます。今一度ファンパークに到着。スマートフォンを手に今か今かとその瞬間を待ち構えていたところ、12時30分。とある車がファンパークに登場しました。


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車窓から覗くふろん太の目。そうです。マスコットとの触れ合いがファンパークで開催されたのです。個人的にこの日一番楽しみにしていたといっても過言ではないイベント。その模様は...


中編に続く





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まずは試合開始前に両チームのスタメンの確認です。

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川崎は#11レアンドロ・ダミアン選手#26マギーニョ選手という2人の新外国人選手がスタメン。#11小林選手を右サイドに、#41家長選手を左サイドに置く新布陣で臨みます。フォーメーションは4-2-3-1。


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一方の浦和も#14杉本選手#8エヴェルトン選手という二人の新加入選手を起用。3-3-2-2という攻撃的なフォーメーションでこの大一番に挑みます。


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前半キックオフ!


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キックオフから両者のカラーは鮮明に出ます。浦和はプレスをかけ始める位置をハーフウェイラインより内側に設定。まずは様子見という構えを見せてきます。ボールを奪われても近い選手がすぐさま取りに行くプレッシングではなく、まずは陣形を整えることを優先したリトリート戦術を採用。攻撃的なフォーメーションとは裏腹にかなり守備的な立ち上がりを見せます。


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浦和は守備時にはWBを下げて5-3-2のフォーメーションで守ります。最終ラインに人数をかけ、スペースを消してきます。これに川崎は2列目にいる#14中村選手#41家長選手を少し下がり目の位置でプレーさせ、中盤を厚くすることで対抗。#8エヴェルトン選手はバイタルエリアをケアしているので、守備時に浦和の中盤は#10柏木選手#7長澤選手の実質2枚。川崎は両ボランチと下がってきた2列目の選手3枚で数的優位を作ることができ、ボールを難なく回します。ボールを回して相手をずらし、そこでできた綻びを突こうとしていました。


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ロンドン五輪得点王の実績を引っ提げて川崎に加入した#9レアンドロ・ダミアン選手ですが、この日はサイドに流れるというよりも中央にとどまってプレーをしていました。#9レアンドロ・ダミアン選手が中央にいることで浦和のDFが2枚引き付けられますし、ディフェンスラインも押し下げていた。浦和としてはより距離を縮めて守りざるを得ず、それによってサイドが空くので川崎としてはそのスペースが使いどころになります。前半10分の#26マギーニョ選手のクロスはまさにそういった形で生まれたものでした。


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それに、#9レアンドロ・ダミアン選手が中央にいるということで、サイドを突破してクロスを上げれば#9レアンドロ・ダミアン選手が飛び込んでくれるという安心感も川崎は得ており、選手が思い切りのいいプレーをしていた印象がありました。


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その一方で川崎の2列目はかなり流動的に動き回ります。#14中村選手がサイドに流れたり、裏抜けをしたり、#11小林選手#41家長選手が逆サイドでプレーしていたりと自由にポジションを入れ替え、浦和の選手に的を絞らせないようにしていました。さらに#11小林選手#41家長選手は中央でプレーする機会も多く、二人が中に絞ることで#26マギーニョ選手#7車屋選手の上がりを促していました。特に#26マギーニョ選手は高い位置を取っていましたね。


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前半は川崎ペースで進んでいくわけですが、その最大の理由は川崎の前線からの守備にありました。浦和はビルドアップを3枚のCBで行ってきます。3CBが距離を近く取ってパスを回し、WBを高く上げます。川崎はこの3CBに前線の選手3枚を当ててきました。この3枚が激しくプレッシャーを仕掛け、浦和にロングボールを蹴らせるという仕組みです。


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通常ビルドアップというのは最終ラインに数的優位が生まれるものですが、川崎は浦和の両脇のCBにボールが入ったところを狙いどころにしていて、まず川崎SHが浦和のWBへのパスコースを消しながら、アプローチをかけます。そして、中央にいる選手(主に#9レアンドロ・ダミアン選手)がボランチの#8エヴェルトン選手へのパスコースを消すように立っており、浦和の両脇のCBはボールの出しどころがない状況に追いやられてしまっていました。


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これにより、浦和の両脇のCBのパスコースは#1西川選手と中央のCBに限定され、中央のCBに出すと、#9レアンドロ・ダミアン選手がまた一方を切って、同じことの繰り返しになってしまうため、#1西川選手にパスを出さざるを得ません。川崎の選手は#1西川選手にもプレスをかけていたので、#1西川選手も大きくボールを蹴ることが多くなっていました。


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しかし、こうして川崎の前線の選手がハイプレスで時間を稼いでいる間に、ディフェンスラインは万全の準備をしています。まず、ラインをハーフウェイライン付近まで高く上げ、しっかりとボールにセリに行ける体制を作ります。CBの#3奈良選手#5谷口選手は、#30興梠選手#14杉本選手との空中戦に多く勝利しており、浦和はなかなか前線でボールを握ることはできませんでした。


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その後も川崎ペースで試合は進み、前半32分には#14中村選手のFKから#7車屋選手のヘディングシュートを#5谷口選手が押し込みます。さらに、前半38分には#11小林選手のクロスを#9レアンドロ・ダミアン選手がダイビングヘッドで合わせますが、どちらも判定はオフサイドでノーゴール。浦和にとっては冷や汗を流す展開が続きます。


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ただ、浦和も黙ってはいません。前半中盤あたりから、川崎がディフェンスラインでボールを持った時に#27橋岡選手が中盤まで上がり、#3宇賀神選手がディフェンスラインに入る4-4-2のような陣形を取るシーンが多くなってきていました。これには中盤を数的同数にして、川崎のボール回しを阻害するという意図がありましたし、実際にまあまあ上手くいって川崎はなかなか前線までボールを運べなくなっています。


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さらに、川崎のSHが中央に入ってハーフスペースを空けようとする動きをしますが、浦和はそれに釣られずしっかりとWBをハーフスペースに置いています。こうして最終ラインを固めることで、川崎のSHがハーフスペースを空けて、そこに選手を走りながら入れることで攻撃を優位に進めようという狙いを防ぐことができていました。


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そうしてボールを奪い攻撃に出たい浦和でしたが、守備時に浦和の2トップはどちらも下がってしまっていて、前線に張っている人がいないのでターゲットとしてロングボールを当てることができずにいました。#30興梠選手#14杉本選手の連携、一方が下がったらもう一方がそのスペースを使うといったことも未整備でしたし、浦和はパスを細かくつないでゴールを目指す攻撃をせざるを得なくなっていました。


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そして、まさにここに川崎は狙いを絞っていました。ボールを奪われたらすぐに切り替えてプレスに行く。浦和のリトリート戦術とは反対のプレッシング戦術を取っていました。攻→守への切り替えが川崎は浦和よりも早く、浦和の攻撃を遅らせることに成功していましたね。


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さらに、浦和はボールを奪ったら両WBが高い位置を取ろうと走り出すので、CBの脇、それこそハーフスペースががら空きになってしまっています。前半25分の#11小林選手から#9レアンドロ・ダミアン選手へのクロスといったシーンはまさにそういったシーンでした。#6守田選手がボールを奪ってペナルティエリア前までドリブル。CBを引き付けてペナルティエリア角でフリーになっている#11小林選手にパス。惜しくも合いませんでしたが、#11小林選手のクロスの精度がもっとよければ1点もののシーンでした。


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また、川崎にとって大きかったのが#41家長選手の存在。キープ力があり簡単に倒れない、ボールを失わない#41家長選手がいることによってチームを押し上げる時間を作れたり、地震で突破してチャンスを作ったりと、昨シーズンJリーグMVPの実力を見せる活躍。対面の#27橋岡選手は完全に後手に回ってしまい、守備に追われ自らの長所を出せなくなっていましたね。


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アディショナルタイムの2分も過ぎ、ここで前半が終了。終始川崎ペースで進んだ印象でしたが、川崎は飛ばして入ってきたため、浦和にも後半巻き返すチャンスは十分あると思われます。その意味でも前半を無失点で終えられたのは浦和にとって大きいですね。
















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熱湯はいったん中断しハーフタイムに入ります。ピッチでは国歌も歌ったLittle Glee Monsterが歌を披露していましたが、私はトイレの列に並んでいたので最後の方しか聞けず。無念。


Little Glee Monsterのパフォーマンスの後はいよいよマスコット総選挙の結果発表です。コーナーフラッグ付近ではトップ3の3人、ベガッ太さんグランパスくんヴィヴィくんの3人が登場しました。3人とも緊張した面持ちは見せずにリラックスした様子を見せています。今年のマスコット総選挙第1位に輝いたのは...




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名古屋グランパスのグランパスくん!2位と4万票以上離しての優勝です。マスコット総選挙史上初の2連覇を果たしたグランパスくん。その偉業に誰もが畏敬の念を込めて師匠と呼ばざるを得ません。3連覇したら殿堂入りしてもいいと思います。その場合に出てくるのはグララになるのかな。


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なお、2位はヴィヴィくんです。ただ、アナウンサーがチーム名を「ヴァンフォーレン」と間違えていたんですよね。耳にしたときは幻聴かと思いましたけど、テレビで見たらちゃんと言ってました。幻聴じゃなかった。


そして、3位はベガッ太さん。去年は12位だったので9ランクアップです。古参の意地を見せつけましたね。


さて、見事1位に輝いたグランパスくん。彼の今シーズンの目標がこちら。

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これは現実的な目標。夏にも実現しそうです。


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マスコット総選挙も終わり、ビジョンに映されたデータによるとボール支配率は川崎優勢。走行距離は浦和の方が長く、川崎に走らされていると言えますね。スプリント回数は川崎が圧倒。出足の鋭さで前半は浦和を封じましたが、これが最後までできるかといえばそうでもないような気もします。


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浦和は後半開始とともに二人の選手を交代します。#8エヴェルトン選手に替えて#22阿部勇選手を、#14杉本選手に替えて#19アンドリュー・ナバウト選手を投入してきました。前半はこの二選手は周囲との呼吸が合わない場面も見受けられたため、戦術理解に一日の長がある既存選手を入れてチームの安定を図りたいという考えでしょうか。新戦力の融合はまだまだ道半ばですね。


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一方の川崎に選手の交代はなく、後半キックオフ!


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選手を交代してきた浦和ですが、相変わらずやり方は変えずフォーメーションも3-3-2-2のままです。プレスをかけ始める位置もそのままで、前半に引き続き川崎の攻撃を許してしまっています。浦和はハーフタイムを経ても川崎の流動的に動く2列目に対策はとれておらず、それが致命傷となってしまいました。


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後半7分。#14中村選手がボールを受け、少し下がり目の位置にいた#41家長選手に横パスを出します。ここで浦和の5バックは#11小林選手#9レアンドロ・ダミアン選手に引き付けられ、ディフェンスラインで横並びになってしまっています。#22阿部勇選手も中央にいたため、#41家長選手を見る選手がいませんでした。いわばここで#41家長選手をどフリーにした時点で勝負は決まっていたのです。


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#41家長選手はプレッシャーの少ない状態で精度の高いクロスを上げ、それに合わせたのは#9レアンドロ・ダミアン選手。ボールから逃げる動きでフリーになり、中に折り返します。これは#14中村選手には合いませんでしたが、浦和の選手のクリアが不十分になったところを#9レアンドロ・ダミアン選手が豪快に蹴りこみ、川崎が先制に成功します。#9レアンドロ・ダミアン選手はもちろん来日後初ゴール。ゴールパフォーマンスでは#11小林選手とのフュージョン(©DRAGON BALL)を披露していました。浦和にとっては前半の課題を修正できずに喫してしまった痛い失点でした。


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先制された浦和は、ここから攻撃モードに切り替えます。まず変わったのが前線にプレスをかける人数と位置。プレスのかけ始めをハーフウェイラインよりも前に設定しなおし、さらに2トップに加えて#10柏木選手もしくは#7長澤選手の3人で前線からプレッシャーをかけに行きました。


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前半、浦和の前線からのプレスは2人でした。これに数的優位を作るには川崎の方は3人いればいいわけで、2CB+SBの組み合わせなら逆サイドのSBが、2CB+ボランチなら両サイドのSBが高い位置を取ることができ、それが川崎の攻撃を優位に進めていました。


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それが浦和が3人かけてくるとなると、川崎は4人残さなければならず、ディフェンスライン全員が下がってビルドアップに参加することになります。川崎の両SBが高い位置を保てなくなり、浦和の両WBが高い位置を取ることができるようになっています。


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浦和は点を取られてから守備をプレッシングに切り替えます。素早い攻守の切り替えでボールを奪い、狙うは川崎のSBが上がったサイドの裏のスペースです。手間をかけずにそこにロングボールを送り#30興梠選手#21アンドリュー・ナバウト選手らが走りこむ攻撃を何度か見せてきました。ここで川崎のCBがサイドに引っ張り出されるわけですが、それで中が手薄になるかというとそんなことは全くなかった。川崎のボランチ、主に#6守田選手がCBが釣りだされてできたスペースをきちんと埋めているんです。浦和は前までボールを運べるようになったものの、川崎の強固な守備に阻まれフィニッシュまでなかなか持ち込むことができません。


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川崎の守備に阻まれ、後半シュートすら打てていない浦和は後半21分に2回目の選手交代を行います。#7長澤選手#27橋岡選手を下げて、#6山中選手#29柴戸選手を投入。攻撃的な選手を二人投入し攻撃の活性化を図ります。なお、#6山中選手は左WBに、#29柴戸選手はシャドーに、そして左WBをしていた#3宇賀神選手が右WBに入りました。


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一点を取ったあたりから川崎はやや守備的になってきます。前線からのプレスに行く人数を一人減らし、回数も減らして攻撃に備えるようにしていました。そのぶん浦和のディフェンスラインがボールを余裕をもってボールを回せるようになるわけですが、これはむしろ相手にボールを持たせているといった方がいいでしょう。ちゃんとディフェンスラインも下げて、後ろに人数を増やして跳ね返すべきところもきちんと跳ね返せています。


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後半25分。川崎が最初の選手交代を行います。疲れが見えてきた#14中村選手#26マギーニョ選手に替えて#19齋藤選手#17馬渡選手を投入。#14中村選手が下がっても#19齋藤選手がいるなんて川崎の選手層は厚いですね。それに#17馬渡選手は鳥取時代から知っているので個人的に応援している選手でもあります。二人はそれぞれ左SHと右SBに入り、左SHをしていた#41家長選手がトップ下に入りました。


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この日の入場者数は52,587人。過去のゼロックスでも2番目の大入りらしいです。川崎に浦和とどちらも関東圏でサポーターが来やすかったのが大きかったんですかね。


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川崎は#6守田選手に替えて#25田中選手#9レアンドロ・ダミアン選手に替えて#20知念選手を投入。浦和は#10柏木選手に替えて#11マルティノス選手を投入。両チーム選手を交代して試合はいよいよ終盤戦に突入していきます。


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先に選手の動きに疲れが見え始めたのはどちらかというと浦和。前半は知らされた影響からか足が止まる選手が少しずつ増えてきていました。ボールをもらうための動き出しも少なくなり、疲れで判断にも時間がかかり、川崎にボールを奪われてカウンターを受ける機会が多くなっていました。


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ただ、間もなく川崎の選手も疲れ始め、ライン間が開いて浦和にスペースを与えるようになってきています。前線がなかなか動けなくなり、その前を浦和にいいように使われるシーンが多くなっています。#20知念選手の投入はそれをケアするという意味もあったのでしょう。


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川崎が疲労してきたこともあり、浦和の時間帯が訪れます。両WBの#6山中選手#3宇賀神選手を両サイドに張らせる動きに川崎の守備陣は対応が後手に回ってしまっています。特にフレッシュな#6山中選手を使って攻めようという意図が浦和の攻撃から感じられましたね。これに対し川崎は#11小林選手#8阿部浩選手の右SH同士の交代という手を打ちます。この交代で両チームすべての交代枠を使い切りました。


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後半アディショナルタイムは5分。浦和は猛攻を仕掛けCKを獲得しますが、川崎はしのぎます。逆にクリアを#20知念選手がカウンターに持ち込み、川崎がCKを獲得。これをゆっくりやってタイムアップ。川崎が1-0で今シーズン初タイトルを手にしました。


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この試合は攻守全てにおいて川崎が浦和を上回っており、スコア以上の完成度の高さを見せつけました。前線からのアグレッシブな守備で主導権を握ることができたのが個人的には大きかったと思います。逆に浦和は試合の入りを少し失敗してしまって、それが尾を引いた感じですかね。でもシーズンではこの反省を生かして修正してくると思います。
















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今シーズン初のタイトルを獲得し、川崎サポもこの喜びようです。


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ヒーローインタビューはこの日決勝ゴールを挙げた#9レアンドロ・ダミアン選手#11小林選手#9レアンドロ・ダミアン選手は笑顔で手ごたえを口にし、キャプテンの#11小林選手はこれからのリーグ戦に向かって気を引き締めていました。


ここから大会は表彰式に入ります。

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まず優勝した川崎を代表して#11小林選手にFUJI XEROX SUPER CUPが授与され、


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優勝賞金の3000万円が村井チェアマンから渡され(これが今の川崎にとっては大金でなくなってしまったのが恐ろしいところ)、

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選手全員に優勝メダルが授与されたら、ついにその瞬間が訪れます。


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チームとサポーターの掛け声に合わせて#11小林選手がFUJI XEROX SUPER CUPを戴冠。ピッチにもスタンドにも喜びが広がります。川崎は今シーズン最初のタイトルを手に入れ、4冠に向けて好スタートを切りました。

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ピッチにはふろん太とカブレラも登場。ちなみに勝たないとカブレラの出番はなかったそうで本当によかった。


川崎との試合に敗れてしまった浦和ですが、FUJI XEROX SUPER CUPは準優勝も表彰があります。#5槙野選手が代表で賞金を受け取っていました。

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その額なんと2000万円。出場するだけで2000万円が確定しているのは大きいですね。去年一年頑張ったご褒美といったところでしょうか。


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浦和にももちろん準優勝メダルは送られましたが、試合に敗れたとあって浦和の選手の表情は堅いですね。ただ、この日の浦和からはまだいろいろ試しているような印象を受けたので、シーズンに入れば調子を上げてくるでしょう。


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さらに、この日の試合を裁いた家本政明主審、聳城巧副審、五十嵐泰之副審、中村太第四審には日本サッカー協会から記念メダルが授与されました。的確な判定でストレスの少ない試合運びを実現していて素晴らしかったです。お疲れさまでした。


以上で表彰式は終了。ぞろぞろと帰り始めるお客さんと同じように私もここで埼スタを後にしました。スタグルにマスコットにサッカー。どれをとっても今日は本当に楽しかったです。


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ありがとうございました!!






<ハイライト動画>





























監督コメント(Jリーグ公式)

選手コメント(Jリーグ公式)

ゲーム記録・速報(川崎公式)

オズワルド オリヴェイラ監督 川崎戦試合後会見(浦和公式)

FUJI XEROX SUPER CUP 2019 vs川崎「2019シーズン初陣は0-1で敗戦」(浦和公式)

















以上でFUJI XEROX SUPER CUP観戦記は終了です。長々とここまでお読みいただき本当にありがとうございました!今シーズンも弊ブログ「Subhuman」を何卒よろしくお願いいたします!!


おしまい





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グリーディング開始を心待ちにするマスコットマニアたち。周囲をきょろきょろ見渡しています。私もマスコットはどこから出てくるんだろうと周囲をぐるりと眺めてみますが、マスコットの出てくる気配はしません。ただ、そんな中外を歩く名物キャラクターを発見しました。


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炎のカリーパンでおなじみ山形からペッカくんの登場です。間近だと迫力がすごいし、耳が経っていないのも珍しい気がします。Jサポの間では有名なペッカくんですが、昨シーズン限りでの卒業を表明しており、見られるのもこれで最後かと思われましたが...



別にそんなことはなかった。マスコットにも単位ってあるんですね。今年も山形で頑張ってください。


時刻は予定の13時を過ぎましたが、なかなかマスコットたちは現れてくれません。これはやっぱり場外に行った方がよかったか...と思われた13時4分。場内をマスコットたちが歩くのを発見します。スロープの横からマスコットが登場すると知ったマスコットマニアたちは一斉に入口へと向かいます。その動きはさながらバッファローの群れのようでした。


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我先にとマスコットに群がるマスコットマニアたち。ただアテンドの方の呼びかけで自然と花道ができていきます。そのなかでまず先陣を切って登場したのはセレッソ大阪のロビーでした。マスコットとしてキャリアも長いロビーも、この日は緊張でおずおずしていましたね。


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続いてアップの横浜FMのマリノスケ。ハイタッチするところを撮らせていただきました。マリノスケの手はもふもふしていて柔らかかったです。なお、基本的にこれ以後のマスコットとは全員ハイタッチしています。


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ザスパクサツ群馬の湯友と栃木SCのトッキー。どちらも弾けるようないい笑顔です。


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カターレ富山のライカくんは正面に近い位置から撮れました。ちょこんとしたこじんまりさがあって可愛いですね。今年はUスタに来てね。


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こちらはジュビロ磐田のジュビロくん。間近で見るとかなりがっしりした体型です。大きい黒目がキュート。


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そして登場しました。AC長野パルセイロから我らがライオーです。キリリとしたおめめがかっこいい。どうですかこのハイタッチに慣れている感じ。韓流スターさながらです。ああ抱きしめたい。


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モンテディオ山形のディーオは一人一人に両手でハイタッチしていてとても丁寧。見た目の雄々しさとのギャップにやられます。


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ツエーゲン金沢からは今年はゲンゾーが参加。バックもゲンゾー柄というこだわりっぷりです。引退しなくてよかったね!!


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Jマスコット界随一のイケメン・ゼルビーもFC町田ゼルビアから参加です。いつ見ても勇ましいですね。マスコット総選挙では34位に終わりましたけど、もっと評価されてもいいと個人的に思います。その鋭い眼光はいずこを見つめているのでしょうか。


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この火の対戦チームである浦和レッズと川崎フロンターレからレディアふろん太ももちろん参加。元気に愛嬌を振りまいています。ふろん太はこの日はそれほど肩パッドが強調されてないですね。


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ジェフユナイテッド市原・千葉からは今年はユニティが登場。Jマスコット会でも一二を争うシンプルなデザインに胸がすく思いがします。肉球があああああ。


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Jマスコット一の手の平の大きさを誇るのは北海道コンサドーレ札幌のドーレくんです。その手の平は包容力満点。心がほだされるようで罪深いシマフクロウです。


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柏レイソルの太陽王子ことレイくん。ビビッドながらも柔らかさのある出で立ちで、この日も溌溂としたファンサービスを見せていました。


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ここから西日本のマスコットが続きます。ガイナーレ鳥取のガイナマンはこの日はちょっとチャラめ。君かわうぃーねといった声が聞こえてきそうです。袖のヒラヒラはスターの証。


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サンフレッチェ広島から参加のサンチェについては特にいうことがありません。復帰した野津田選手にフレッチェちゃんを取られないように頑張ってください。アビスパ福岡のアビーはこの日も針を持っての参加。攻撃力高めのスタイルでマスコットマニアの渦に飛び込んでいきます。


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ロアッソ熊本のイケウマことロアッソくんは知り合いらしきお姉さんを見つけて大喜びです。観てくださいよこの全力の触れ合い。推せる。


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Jマスコット界でも畜生うどんの名をほしいままにしている(他にいない)カマタマーレ讃岐のさぬぴー。ほっぺたを赤く染めて照れた様子を見せていてなんともかわいらしい。他のマスコットからの人気も高い坊やです。


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FC岐阜のギッフィー。Jリーグで一番踊れるマスコットです。試合後にギッフィーの様子をツイートしたところ本人からリプがもらえました。さすがは「全部やる」マスコット。


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力強いサムズアップは松本山雅FCのガンズくんです。ユニモバージョンアップされた修正版です。その懐に飛び込みたい。固くハグしてほしい。


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しんがりを務めるはギラヴァンツ北九州のギランさん。目に炎を宿していてこの日に向ける意気込みが尋常じゃないです。早速ステッカーを手当たり次第に配っていて、地道なPR活動に余念がありません。私も一枚もらいました。













これで一通り場内担当のマスコットを撮影&ハイタッチを終えました。エリア内はモフりが続いています。しかし、私はその身を翻して走り出しました。人が密集している埼スタ場外をぶつからないように小刻みな走りで向かったのは、場外に設けられたもう一つのマスコットたちとのふれあいエリア。今年のマスコットグリーディングは2か所に分かれていたので、より多くのマスコットと触れ合うためには慌ただしく動かなければなりませんでした。


場外のふれあいエリアに到着すると、ここでも多くのマスコットマニアたちがマスコットをモフって、一緒に写真を撮っていました。場外は三かするマスコットも少ないと聞いていましたが、そんなことは全くなく20人ほどの愛すべきマスコットたちが来てくれました。


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シャッキーンというポーズを取るのはアルビレックス新潟のアルビくん。あどけなさを残す風貌に頭上に輝く王冠。アルビくんかっこいいー!!


続いてはヴァンフォーレ甲府のヴァンくんと徳島ヴォルティスのヴォルタくんです。昨シーズンのゼロックスではJリーグ鳥の会に対抗してせえへんの会を結成し、乳首ドリルを披露していましたが今年は...


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人気のチョコレートプラネットのTT兄弟に便乗したVV兄弟を結成!Tシャツはもちろん靴もVという徹底ぶりです。芸人魂が熱くたぎってやがるぜ。


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(分かりにくいけど)同じV繋がりで東京ヴェルディのヴェルディくんも引き連れて、仙台の比類なきマスコット・ベガッ太さんのもとへ向かう3人。V、V、ブッブッV!ベガッ太さんも仲間に引きずり込もうとしますが...


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浅香唯さん好きのベガッ太さんはVV兄弟を知らなかったようでまさかの無反応。しょぼんとするヴァンくんとヴォルタくんがかわいいですね。よしよししたい。ヴェルディくんは未だに続けてるのもシュールです。


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京都サンガF.C.のコトノちゃんはこの日登場したマスコットの中で数少ない女性マスコット。整ったまつげが愛くるしい。女の子としてちゃんとかわいい。手にはヤサガラス様のぬいぐるみを渡されています。


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カメラ目線でポーズを決めるのはSC相模原のガミティ。めっちゃかっこよくないですか。キリリとした目が凛々しいです。「頑張るぞ!!」


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普段なかなか見ることのできないレアマスコットであるブラウブリッツ秋田のブラウゴン。ゼロックスには二年連続での参加です。カメラを向けるとこの通り、恥ずかしげな表情を見せてくれました。何この龍、めっちゃくっちゃかわいいんですけど。


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龍モチーフのマスコットとしてブラウゴンと双璧をなす水戸ホーリーホックのホーリーくん。白いあごひげが穏やかな印象を与えてくれます。


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こちらは昨シーズンデビューした藤枝MYFCの蹴っとばし小僧。会うのはデビューした時以来ですが、やっぱり怖い。見た目の怖さはJマスコット界一なので、このキャラのまま突っ走ってほしいと思います。


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サガン鳥栖のウィントス。実はこの時点では今シーズンの契約はまだ未定だったんですよね。ゼロックスの翌日に契約延長が発表されて。今年はアルウィンに来てくれないかなぁ。





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ラッパーみたいなポーズを取るのはファジアーノ岡山のファジ丸。ファジ丸ってこうあおって来るようなキャラでしたっけ...?表情も心なしか強気に見えます。


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オーレくんやたま媛ちゃんらを要する愛媛FCからは今年は伊予柑太が参加。その強面に似合ったポーズを決めています。ヤサガラス様みたい。でも目の奥に優しさを感じるので愛嬌があるのは不思議なところ。


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こちらは大宮アルディージャのアルディ。マスコットマニアたちに元気に手を振っています。その姿に貫録すら感じる。


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清水エスパルスのパルちゃんはこの日は大体の時間ベンチに座ってましたね。優雅に子供と戯れています。省エネ。


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海の神様なのにみんなからおじいちゃんとしか呼ばれないのは湘南ベルマーレのキングベルⅠ世。いつものようにおおらかな心でマスコットマニアに接していました。その髭に顔を埋めたい。


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マスコットマニアからお菓子をもらってうれしそうなのは横浜FCのフリ丸です。「え?くれるの?」という意外性のある表情がいいですね。


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Jリーグキングもこの日はゼロックス仕様です。うん、今年もいろいろあると思いますけど、来年またここで会いましょう。その日までお元気で。


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レノファ山口FCのレノ丸はマスコット総選挙の順位こそ落としてしまったものの、この日も大人気。ピンク色の頬が可憐です。あーその短い手足で小突かれたい。


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V・ファーレン長崎のヴィヴィくんです。ああかわいい。なんでそんなにかわいいの!私ヴィヴィくんの連帯保証人にだってなれるよ!!でもヴぃヴぃくんはみんなのヴぃヴぃくんだもんね。この思いは心の中にしまっておくよ。


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名古屋グランパスのグランパス師匠はもはや威厳すら感じさせるたたずまいで立っていました。これが王者の風格か。ひざまずきたくなります。そして頭を優しくなでてほしい。



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赤ちゃん(というにはちょっと大きすぎますね)を抱く鹿島アントラーズのしかお。どうですかこの優しい目。子ども好きなだけで推せます。


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Jリーグマスコット界の新鋭、いわてグルージャ盛岡のキヅールはやはりいつ見てもインパクトは抜群です。ペッカくんと座布団を仲良く半分こしていてとても和みます。


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両の拳を掲げて意気込んでみせるのはヴィッセル神戸のモーヴィ。鼻息も荒く今年にかける思いをアピールします。やってやるぞ!


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うああああああ!!!!!GAMBA BOYが!ガンバ大阪のGAMBA BOYがモフモフしてるううううううううううう!!!!!!!!今年はひつじ年だっけと思ったけどいのしし年!干支関係ない!!そんなことはいいから抱いて!!!!このくしゃくしゃな私を抱いてくれええええええ!!!!!!!


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大分トリニータのニータンもやっぱりかわいいなぁ。つぶらな瞳に吸い込まれそう。あぁニータンに押しつぶされたい...。


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今シーズンからJ2を戦うFC琉球からはジンベーニョが今年も参加。この何とも言えない表情が味ありますね。そのかわいいヒレで私の背中を優しくさすってほしいです。


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フリ丸とおじいちゃんの神奈川コンビ。なお今シーズンも対戦はない模様。両者が再び相まみえるのはいつの日か。


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遠くを指差すヴェルディくん。無限の彼方へ、さあ行くぞ!


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アルビくんとヤサガラス様の謎2ショット。なんなんでしょうこのなかよし感。ホッとします。















ここで時刻は13時17分。もう少しでマスコットのグリーディングもおしまいです。もう一度マスコットに会いたい。その一心が私を駆り立てます。走って再び場内へと戻りました。疲れる...。



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腰の低いゲンゾー。身を乗り出して話を聞こうとしています。


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ゼルビーのくちばしにつつかれたい。


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ユニティの肉球にずっと触っていたい。


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ライオーは普段よく合うんですけど、この日は諸先輩方にも負けないファンサービスをしていて、より輝いて見えました。健気でいじらしくて、その懐に飛び込みたい。優しく受け止めてほしい。


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ガイナマン3連発。この首の角度。ニヒルにほほ笑む口元。謎のポージング。すべてがツボにはまります。この日触れ合ってみて一番好きになったマスコットってガイナマンかもしれない。かっこかわいいよガイナマン。それとガイナマンはゼロックスの翌日の2月17日が誕生日だったそう。お誕生日おめでとうございます。





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子どもの顔を挟むライオー。500円上げるからちょっとそこ替わってくれないかな。


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湯友くんとジュビロくん。今までの写真もそうでしたけど、アップになっているのは基本ツーショット写真を撮っているときと考えてください。


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ノートにサインをするガンズくん。殺到するマスコットマニアにも嫌な顔一つすることなく応じます。好感度バリ高い。そして、この日はお手製のJ2シャーレを持参していましたね。シャーレを掲げるガンズくんの写真も撮りたかったな。


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手持ち無沙汰なトッキー。こういう瞬間もあります。


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この日のロビーはずっと入り口付近でサインに応じていました。真面目。


楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。マスコットたちとのお別れの時間が近づいてきてしまいました。終了時間を過ぎても熱心にファンサービスを行うマスコットたちも少しずつ出入り口に向かっていきます。その気配をいち早く察知した私はスロープへ歩を進めます。その結果出口付近のベストポジションを確保することができました。ハイタッチもギリギリできる好位置です。それでは斜め上から撮った引き上げるマスコットたちの姿をどうぞ。


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威圧感がすごい。


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さぬぴーは疲れて足取りもおぼつかない感じでした。そこまでしてくれるなんて感激です。


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ギッフィーは本当安定してかわいいよなぁ。


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入場時と同じように燃えるギランさんを最後にマスコットたちは撤収完了。短い時間でしたが本当にありがとうございました!!!!!


マスコットグリーディングも終わりスタジアム内からは国歌が聞こえてきます。あまり時間もない中でしたが、多くのマスコットと触れ合えて写真を撮れた。一定の満足感がありました。思わずロッキーのように両手を振り上げてガッツポーズをしてしまったほどです。来年はもっと触れ合うために(販売されればの話ですが)もふチケ買うぞ!



















以下、順不同で各チーム、各マスコットのツイートをいくつか紹介していきます。


































































階段を上って座席に戻るころにはとっくに国歌も終了。両チームの選手がアップを開始していました。

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浦和サポも川崎サポも近郊ということでかなりの大入りです。これだけいれば選手のモチベーションは否が応でも高まりますね。


ピッチ上に散らばる選手たち。いよいよ今年のJリーグの始まりを告げる笛が鳴ります。


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前半キックオフ!!






後編に続く


エルゴラッソ Jリーグプレーヤーズガイド2019
サッカー新聞 エルゴラッソ
スクワッド
2019-02-16



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